2014/08/29 - 2014/09/05
7位(同エリア185件中)
おま。さん
ボンジュー!
今回の旅は、憧れの地・モロッコ。
色彩に愛された街たちを6泊8日で駆け巡る。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
-++- narration
マラケシュでの任務はすべて完了した。
ダンテ隊長と合流し、名無しのダンテ隊は次なる目的地へ向かう。
-++-
ボンジュー!
今日は8時半出発なので、まだ暗いうちから朝食。
さて、ダンテ氏は迷わずに来たかな?
ロビーに降りると、ソファーに男性がいた。
ダンテ氏のような気もするが、
目が合ったのに、特にリアクションがない。
・・・違う人かな?
確証もないので、声を掛けるわけにもいかず、
荷物を次々と床に並べる。
ダンテ氏であれば、きっと手伝ってくれるだろうが、
無言でソファーに座っている。
そのとき・・・
ボチャ!
荷物がひとつ、池に落ちた。
しかも、充電器などが入っている荷物。
急いで荷物を引き揚げると、
荷物からは、水が流れるように落ちる。
すると、いよいよ謎の男が立ち上がった。
サングラスを池に落としてまで、
両手で落ちた荷物の水を切ってくれる。
「スウィミング・バッグ?(笑)」
謎の男のジョークに、ただイエスとしか答えられない自分。
しかし、この男がダンテ氏という確証を得た。
その頃、リアドの主人はというと、
どこかからタオルを持ってきてくれた。
そして、丹念にスウィミング・バッグを拭いてくれている。
これぞまさに、至れり、尽くせり。 -
幸いにも、スウィミング・バッグの中身は無事だった。
アクシデントは続く。
カード決済しようとしたら、機械に拒否られたのである。
カードが悪いのか、はたまた通信状態が悪いのか。
2度、3度と試してみるが、結果は同じ。
仕方なく現金決済にしたのだが、
旅もまだ序盤なのに、残額が心配になってくる。 -
旧市街を抜け、更に新市街を抜けると、
次第に街の景色は消えていく。
気が付けば、荒野である。
そして、平坦だった風景も、いつしか立体となり、
道も心地よい曲線を描く。
ね、ねむい・・・
なぜ、車は眠くなるのだろう? -
遠くに村が見える。
風景に溶けてしまいそうな家々。
窓を開け、思わず写真を撮りまくる。
「何がいいのかわからん。」
こんなことを言うのは、相方さん。
次の目的地・アイト・ベン・ハッドゥは、こんな景色。
これのデラックス・バージョンだというのに。 -
途中の休憩所。
ダンテ氏のテンションが急上昇する。
会社の同僚に偶然会ったらしい。
この偶然が、これから起こる悲劇を呼び寄せるとは、
このときは気づく余地もなかった。 -
道中、何気ない場所で車が停車する。
疲れてもないのに、休憩タイム。
ダンテ氏はというと、さっきから電話してる。
もしかして、電話待ち?
それにしても、長い。 -
アイト・ベン・ハッドゥが見えてきた。
まずは、小高い丘から遠目で鑑賞。
モロッコで最も美しい村と呼ばれるだけある!
そして、なぜか相方さんも感動している。
さっき「何がいいのかわからん」と言ったばかりなのに。 -
それにしても、活気のないお土産屋さん。
それもそのはず、う●こ中。 -
その頃、ダンテ氏はベンチで呆然中。
しつこくされるのは嫌いだけど、
放置されるのも、ほんのり嫌いなの。 -
アイト・ベン・ハッドゥ手前のレストランに移動。
「昼食は先? 後?」
はっきり言ってどちらでもよかったが、
なんとなく後にする。
階段を下りると、どこかで見た男の姿があった。
休憩所で偶然会った、ダンテ氏の同僚・モハメド氏である。
ここでは、モハメド氏が連れている日本人夫婦と一緒に観光するらしい。
(仮に、トモエさんとホセさんと呼ぶ)
更には、案内役のおじいちゃんが出没。
しゃべるたびに歯の隙間からふぁ〜ふぁ〜息が漏れる。
メンツが揃った。
早速おじいちゃんがふぁ〜ふぁ〜と説明を始めたのだが、
相方さんが、帽子を取りに白プラドへ行く。
相方さんが戻り、再びふぁ〜ふぁ〜させたところで、
今度はホセさんがモジモジし始める。
トモエさんによると、
カメラのフィルムを車に忘れたらしい。
「取りに行かなくていい」とホセさんは言うが、
ご立派なカメラをぶら下げ、今どきフィルムというこだわりよう。
世界遺産を目の前にして、いいわけがない。
「どうぞどうぞ」と
珍しくも、相方さんが気の利いたパスを出すと、
ホセさんは猛ダッシュで走り出した。 -
フィルムを手にしたホセさんは、水を得た魚。
さっきのモジ男はもういなかった。
おじいちゃんだけが、常に先を急ごうとしている。 -
まずは、水のない川を越える。
「ここで映画の撮影ぐわぁ・・・」
映画の撮影はわかったけど、
具体的に何ていう映画なの?
「マイくぇル・ダグラすぅ」
で、何て映画なのさ! -
期待してた答えは、この写真の場所。
わかります? -
正解は・・・
映画「グラディエイター」のコロッセオがあった場所。
セットはすべて解体されて、何もなくなっているが。
ちなみに、トモエさん夫妻は・・・
「旅行までに観るつもりだったけど、見られなかった」とさ。
ちなみに、相方さんは・・・
改めて観ようだなんて、考えもしなかっただろう。 -
イチオシ
そんなことお構いなしに、おじいちゃんは先を急ぐ。
それに着いていく、相方さんと自分。
そして、どんどん小さくなるトモエさん夫妻。 -
大切なフィルムを取りに行くのをあれだけ遠慮したのに、
団体行動に対しては、まったくの無配慮。
たぶん、悪気はないのです。
マイペースなだけ。 -
ここで、本日のファッション・チェック☆
本日のおじいちゃんのファッションは、
白いハッジ(帽子)に、上下ダークグレーのスーツ。
スーツは敢えてのウール100%で、
上下の色・柄が若干異なるというクズシを入れる。
まさに、ファッション上級者。 -
と、つまらないことを考えていたら、
自分も遅れる。 -
イチオシ
いかにもチップ目的なターバンさんだったが、
思わず一緒に写真を撮る。
そして、チップを渡そうとすると、
「えっ、そんなはずじゃ」とばかりの表情。
じゃあ、何目的なのさ? -
いよいよ頂上が見えてきた。
モスクみたく神聖な場所かと思いきや、
ここは単なる食糧庫。 -
そんな傍らで、アサドとアリが急接近。
しかし、あと10cmがなかなか縮められないでいる。 -
そして、謎の中国人。
モロッコ雑貨の仕入れが目的らしい。 -
いつの間にか、トモエさん夫妻に先を越される。
-
しまった!
アイト・ベン・ハッドゥの魅力を伝えていない。
どうしよう・・・ -
どうしよう・・・
-
イチオシ
あっ!!
-
という間に、観光が終了。
おじいちゃんとはこれでお別れ。
おじいちゃん、こう見えて、53歳。 -
レストランに戻り、昼食タイム。
ハリラがなかったので、
ベジタブルスープと鶏肉のタジンにした。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 前日光さん 2014/10/18 11:06:17
- エエッ!
- おま。さん、こんにちは。
それにしても、おじいちゃんって言うから…70歳くらいだろうと思ったら、53歳はないよう〜(/_;)
じゃあ、私はどうなるわけ?ん?もしかして、おばあちゃん?(ちなみにまだ孫はいない!)
ま、いいんですけどぉ〜(-_-)
ユニークな人たちと出会って、すぐ別れちゃうんですねぇ〜、それが旅というもの。
戻ってからまた連絡撮り合って…なんてしないところがおま。さん!だわ。
ターバン男と相方さんのツーショット、きまってますねぇ!(^^)!
このターバン氏、写真撮られるのに慣れてるポーズですよねぇ〜
ゴム草履がいいなぁ〜(~o~)
岩山や砂地の、どことなく荒廃した感じは、なかなかによいと思います。
もっと若くて体力があったら行ってみたいけど、もう無理だろうなぁ〜
おま。ワールドで、その辺は堪能させていただきますね。
前日光
- おま。さん からの返信 2014/10/20 09:47:42
- RE: エエッ!
- スミマセン。
「53歳」はウソです。
話の流れで、なんとなく書いてしまいました。
実際は、年齢不詳(単に聞いてないだけ)です。
モロッコは個性的な国なので、
そんなこと言わずに、是非行ってもらいたいです。
無理のない日程で。
おま。
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