スコットランド・イングランド・ウェールズ縦断ドライブ（その７）～コンウィ、カナ－ヴォン、カーディフ

2014/08/02 - 2014/08/10

　2014夏休みは8/2-8/10の日程で12年ぶりにイギリスに行きました。前から行ってみたかったスコットランドやウェールズ、今まで行きそびれていた湖水地方、一度見てみたかったミリタリータトゥーと欲張った旅程を組み、短い日程で約2000kmのイギリス縦断ドライブとなりました。前回は私も運転したのですが、今回の運転手はダンナのみ。ちなみに、前回のイギリス南部の旅行記はこちら（http://4travel.jp/travelogue/10267368）。

　7日目はウェールズ縦断です。コンウィ観光後、カナーヴォンを観光し、ウェールズの一般道約300kmを南下して、宿泊はカーディフです。
　最終日の8日目は早めにロンドンに行って買い物の予定でしたが、大渋滞に巻き込まれ、ロンドンは通過しただけで飛行場に戻る羽目になりました。帰りの飛行機では弟家族（ただし弟は日本でお留守番）と一緒になり、楽しく帰国しました。

＜旅程＞（◆は本旅行記）
◇8/2(Sat)：羽田→フランクフルト→エジンバラ（泊）
◇8/3(Sun)：エジンバラ→セントアンドリュース→グレンタレット蒸留所→パース（泊）
◇8/4(Mon)：パース→スペイサイド→インヴァネス（泊）
◇8/5(Tue)：インヴァネス→フォートウィリアム→湖水地方（泊）
◇8/6(Wen)：湖水地方→マンチェスター（泊）
◇8/7(Thu)：マンチェスター→リバプール→チェスター→コンウィ（泊）
◆8/8(Fri)：コンウィ→カナーヴォン→カーディフ（泊）
◆8/9(Sat)：カーディフ→ロンドン→羽田（＋１）
◆8/10(Sun)：帰国

＜飛行機＞　（マイレージ予約）
8/2(Sat) NH203 羽田 0:55 -> 6:05 フランクフルト
　 　　　 LH962 フランクフルト 11:55 -> 12:55 エジンバラ
8/9(Sat) NH278 ロンドン 19:35 -> 15:15(+1) 羽田　

＜ホテル＞
8/2(Sat)：エジンバラ
　Radisson Blu Edinburgh
　（expediaで予約、ダブル37,691円、P有料￡12.5）
8/3(Sun)：パース
　Mercure Perth Hotel
　（booking.comで予約、クラシックツイン￡63.75、P無料）
8/4(Mon)：インヴァネス
　Drumnadrochit Hotel
　（Hotels.comで予約、クラシックツイン・朝食付14,362円、P無料）
8/5(Tue)：湖水地方（ニアソーリー）
　Sawrey House Hotel
　（ホテルに直接予約、クラシックツイン・二食付き￡150 、P無料）
8/6(Wen)：マンチェスター
　Ramada Manchester Salford Quays, Salford
　（expediaで予約、スタンダードツイン11,214円、P有料￡6.5）
8/7(Thu)：コンウィ
　The Castle Hotel
　（booking.comで予約、クラブツイン・朝食付￡144、P無料）
8/8(Fri)：カーディフ
　The St David's Hotel & Spa, Cardiff
　（expediaで予約、クラシックキングハーバービュー15,680円、P有料￡15）

＜その他の予約情報＞
・レンタカー（Enterprise、282.72 Euro）
　02-Aug 15:00 エジンバラ空港　-> 09-Aug 15:00 ヒースロー空港
　Opel Astra 4 door or similar compact 4 door Automatic

・ミリタリータトゥー（￡124.00/2p）
　　Tattoo 2014
　　Saturday 02-Aug-2014 10:30 PM
　　Section 9　R12-R13　Standard

エリア イギリス

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

クラッシックなホテルで迎える8/8(金)、7日目の朝です。

朝食は最後のフルイングリッシュブレックファーストです。メニューはどこでもだいたい同じですが、朝食の味はどこで食べても美味しかったです。朝から卵とソーセージと生姜焼き並みの肉の厚さのベーコンを食べてるわけですから、お昼を食べたくならないのは当然ですね。

さあ、コンウィの街の朝の散策に出かけましょう。

ちなみに、夜の城壁散歩は旅行記その６（http://4travel.jp/travelogue/10923983）を参照ください。

夜は城壁に行ったので、今度はコンウィ川の方向に行きます。

城壁をくぐって、町側を見るとこんな感じ

川というより海です。河口ですから。

ギネスにも登録されている世界で一番小さな家です。

＜スモーレストハウス（Smallest House in Great Britain)の情報＞
　Lower Gate St Conwy
　£1 for adults
　10AM until late - longer opening hours can be agreed upon by prior arrangement for parties and school trips.
　http://thesmallesthouseingreatbritain.co.uk/

まだオープンしていないので、外から写真だけ。
さっき朝食ルームで一緒になったカップルも散歩に出かけたようで、同じように写真を撮ってました。

子供が釣りを始めました。

何が釣れるのかと思ったら、カニです。

コンウィ城です。世界遺産ですが、結局お城の中は見学しませんでした。

＜コンウィ城（Conwy Castle）の情報＞
　Coast Road - A55, Conwy, Snowdonia National Park, Wales
　1 July - 31 August 2014　Daily 9.30am - 6.00pm
　　Last admission 30 minutes before closing
　Adult - £6.75

ムール貝ですかあ？

お土産屋さんです。騎士とドラゴンの小さなフィギュアを買いました。

町の中心にあるセントメアリー教会です。

ホテルに戻ってチェックアウトし、11時頃カナーヴォンに向けて出発します。

カナーヴォンには30分程で到着です。

45分しか停められませんが、カナーヴォン城の目の前のパーキングに停めました。標識がウェールズ語が上になっています。

ウェールズではどこの標識もウェールズ語が上です。13世紀にイングランドに制圧されて以来、18世紀まで公式の場で使用が禁止されていたという、古代ケルト語から派生したウェールズ語。英語とは全く異なる言葉なんですね。

世界遺産のカナーヴォン城です。コンウィ城と同じく、ウェールズ征服を象徴するエドワード1世が建てたお城です。

＜カナーヴォン城 (Caernarfon Castle)の情報＞
　Castle Ditch Caernarfon, Gwynedd LL55 2AY
　http://www.caernarfon-castle.co.uk/
　1 July - 31 August 2014 Daily 9.30am - 6.00pm
　Last admission 30 minutes before closing
　Adult - £6.75

チャールズ皇太子の戴冠式の様子です。ここで1969年にプリンス ・オブ・ウェールズに叙せられました。

塔の１つに上ってみます。

かなり高く、遠くまで見渡せ、見張り台の役割を担っていることがわかります。　

街も見渡せます。

川も海も見渡せます。

別の塔の上から戴冠式の場所を見下ろします。
さっき上ったのは、写真左手の一際高い塔です。

また別の塔に移動します。

同じような景色とはいえ、上りたくなるのが心情!?　しかし、けっこう足腰に堪えます。

さあ、そろそろ退散しないと45分を過ぎてしまいます。

以前、オックスフォードで油断して違反キップを切られたことがあるので、注意しなくてはなりません。

車を出したら、ちょうどセイオント川に架かる橋が移動し始めました。跳ね橋でなくスライド式です。

そして船が通ります。いいタイミングに出会いました。

橋はすっかり元に戻りました。

カナーヴォンを12:30頃出発し、スノードニア国立公園を経由するために、A4086でスランベリスの方を目指します。30分程でバタン湖が見えてきました。

スノードン登山鉄道の駅は観光客でいっぱいです。

スレートの切り出しで裸になっている山や崖を越えて行きます。

イギリスはスレートが多いのでしょうか。湖水地方のホニスター峠と同じような光景です。

13:30頃、景色のいい場所で休憩します。GARMIN君に従い、A4086からA498に入った辺りです。

この辺りはピンクや黄色のヒースも咲き始めています。

自然が好きでないと退屈な光景かもしれませんが、イギリスの国立公園はどこも美しいです。

コッツウォルズのボートンオンザウォーターのような可愛らしい村、ベズゲレルトという村です。

蒸気機関車です！！　って写真はほとんどわかりませんね〜。

A498からA4085を通り二級国道のB4410の細い道を通ってA487に入る手前のバス停に公衆トイレがあり、トイレ休憩しました。2時過ぎです。

建物は後で調べたら、Oakeley Arms Hotel　でした。

その後の道のり長かった〜。ひたすらA470を南下し、途中一度トイレ休憩した後は、ブレコンビーコンズ国立公園も通り過ぎて約4H、6時頃にようやくカーディフの街に入りました。

既に入場できる時間は過ぎていますが、カーディフ城を外観のみ見学。

＜カーディフ城 (Cardiff Castle)の情報＞
　9:00-18:00、£12
　Castle St., Cardiff, Wales CF10 3RB
　www.cardiffcastle.com

クロックタワー

入口からの覗いたノーマンキープ

目抜き通り

ラグビーW杯ファイナルが行われたミレニアムスタジアム

ほんの少しカーディフの町を歩き、カーディフ湾沿いに建つ本日のホテルにチェックインしました。

＜セントデヴィッドホテル＆スパの情報＞
　The St David's Hotel & Spa, Cardiff
　Havannah Street, Cardiff, Wales, CF10 5SD イギリス
　(expediaで予約、クラシックルームキングサイズベッドハーバービュー15,680円、P有料£15）

お部屋からハーバーが見えます。金曜日とあってウオーターフロントはとても賑わっており、ここまで騒がしさが聞こえてきます。

我々も海を眺めながら、部屋食です。

9時頃、夕焼けに染まって来ました。素敵な最後の晩です。

そして、すっかり夜になりました。おやすみなさい。

翌8/9(土)、最終日の朝です。今度は朝日が見えます。

9時頃にチェックアウトし、高速で250km先のロンドンに向かいます。

11:30頃にドライブインで休憩。ついでにお昼を食べてしまいます。

ロンドン近くになって渋滞に巻き込まれました。

それでも無理をしてロンドン市内まで車で行ってしまいます。が、ほとんど動けない状態です。

ピカデリーサーカスを目指していたのですが、既に2時過ぎています。車を停める場所を探すのも難しそうだし、買い物は諦めて、飛行場に引き返すことにしました。

トラファルガースクエアの横を通ります。

車窓観光状態です。車がほとんど動かないので、ぶれずに写真が撮れます...。

なんとか渋滞のロンドン市内を抜け、4時近くに空港でレンタカーを返却することができました。車でロンドンに向かわずに、空港の駐車場に停めて電車で行けば良かったです。

19:35発のANA278便の出発までにはまだ時間がたっぷりあります。

ということで、紳士靴を買いたくてロンドンまで行ったのに渋滞に巻き込まれて結局買えず、空港でもいいものが見つからず、疲労困憊のドライバーのために、UAのラウンジでゆっくりと休みます。

帰りの飛行機では弟家族（ただし弟は日本でお留守番）と一緒の予定です。子供達が毎年イギリスに短期留学しています。今年は小4のお姉ちゃんは寄宿型、小1のお兄ちゃんは通学型、3歳の弟はお母さんと一緒に過ごしたそうです。可愛い甥姪に会えるのが楽しみです。が、早々とラウンジに行ってしまい、搭乗前には会うことができませんでした。

でも、機内の座席はすぐ近くで会うことができました♪
羽田には弟が迎えに来ており、弟とも会うことができました。

イギリスは弟夫婦が新婚生活を送った場所です。私の最初のイギリスは卒業旅行で、欧州周遊のためイギリスはロンドンのみという短い日程でしたが、前回の旅行では弟夫婦のお宅にお世話になり、ゆっくりと旅することができました。今回はドライバーひとりで約2000kmと長距離ドライブでしたが、イギリスらしい風景を存分に楽しむことができました。