2014/08/22 - 2014/08/22
319位(同エリア874件中)
ドクター白鳥さん
- ドクター白鳥さんTOP
- 旅行記488冊
- クチコミ3件
- Q&A回答0件
- 267,799アクセス
- フォロワー12人
朝9時にMVに到着。
30分かかって、プリペイドしてあったオーディオガイドを借りるところまでこぎつけ、ready to go.
事務長と集合時間を決め、ランダムウォークに出る。
学生のころから数えると、多分4,5回目のMVだが、いくつかの美術館の集合体だけに、いまいち馴染んだ感がない。
今回は、丸一日滞在し、MV理解の基礎値を上げるのが目的。
この旅行記はラファエロの間の前半まで。
ラファエロの部屋の後半とボルジャの居室、
ピナコテカ
はそれぞれ別に旅行記あり。
写真の青銅像、なかなかいけてませんか?
どこにあるか、わかります?
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
イチオシ
まずはピオ・クレメンティーノ美術館。
大体スルーしがち。
彫像に関心を持てるようになったのは、最近になってから。
最初にして最高の作品とVMが称するのが、このアポクシュオメノス。
洗浄する、というギリシア語由来。
パンクラティオン(レスリング)の拳闘士が、肌かき器で油と汗を落としているところ。 -
これは有名。
ベルヴェデーレのトルソ。
ミケランジェロが手本にしたという。
オリジナルのブロンズは、マルクス・アントニウスが愛するクレオパトラに贈ったもの。 -
-
ユピテルに扮したクラウディウス帝。
-
-
ブロンズのヘラクレス。
ブロンズ像がほとんど残っていない理由は、金属が不足する時代にとかされてしまったから、だが、この像は残った。
雷に打たれ、埋められたFCSと彫られた板でふたをされ、埋められたため、オリジナルのまま残った。
雷に打たれるという神の罰をうけたのは縁起が悪い、という。 -
-
聖ヘレナの石棺。
赤斑岩、皇帝の石。
コンスタンティヌス1世(頭像がカピトリーノ美術館の庭に、ロンプラの表紙写真だった)の母。 -
-
コンスタンティアーナの石棺。
上記とともに、アレクサンドリア製。
コンスタンティヌス大帝の娘。
ノメンターナ街道沿いのコンスタンティアーナの霊廟から。 -
グレゴリアーノ・エトルリア美術館。
-
イチオシ
表紙写真。
トーディのマルス。
これも雷に打たれ埋められたのだろう。
オルヴィエート製。 -
ギリシアの陶器もいろいろと名品ぞろいだが、暑いし反射で光るし、消化しきれない。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
馬車の彫刻、
団体で人だまりになっていて、みんなで暇つぶしに写真とってました。 -
タピストリーの回廊。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
地図の回廊はよく写真に撮られています。
ここの天井は、その土地土地の逸話に応じたお話になっていて、いちいち見ている人は、今までのところ皆無です。
回廊の左右がイタリア半島の東西に対応している。地図もそのように配置。 -
-
地図のギャラリー南側、出口にあたる。
-
蜂の紋章と言えば、バルベリーニでしたか?
-
ふたたびタピストリーが。
-
-
-
-
-
-
床のモザイク、あちこちに。
-
ここらへんより、フラアンジェリコのニッコリーナ礼拝堂など見学したいのだが、どうも今回もわからないまま終了した。
このあたりまでで、2時間以上経過しており、人混み、暑い、座るところがない、の三重苦にやられているので、人の波に乗っていると、通り過ぎてしまうのだろう。
次回の課題だ。 -
-
-
-
ここからラファエロの間。
教皇宮殿に、一般的には教皇の名前で呼ばれない部屋群がどーんとあるわけだから、大したもんだ。
まあ、しかし教皇に忠実に仕えていたために、宗教的意図を超える絵画を残せなかったともいえる。 -
一番広いが、ラファエロの死後の完成、ジュリオ・ロマーノがペンニの協力を得て完成。
-
-
-
-
ジュリオ・ロマーノ。
-
ヘリオドロスの間、
ユリウス2世の私的謁見の間。 -
ヘリオドロスの神殿からの追放、
旧約聖書
エルサレムの神殿に盗みに入ったヘリオドロスが追放されるところ。 -
教皇ユリウス2世、
教皇領を簒奪するものは追放するぞ、という政治的な主題におきかえている。 -
-
聖ペテロの解放、
ペテロをつないでいた鎖はサンピエトロインヴィンコリ教会にある。
ユリウス2世は、教皇になる前、そこの司教だった。
超自然の光。 -
曙と超自然の光。
-
松明の光、
この上には写真では切れているが月の光。
複数の光源が素晴らしい効果を生んでいる。 -
大教皇レオとアッチィラの会談、
このフレスコの作成中にユリウス2世は亡くなり、レオの顔は新教皇レオ10世の顔に描かれた。 -
ボルセーナのミサ、
聖体の中にキリストが実在することに疑問を抱いていたボヘミア人の司祭が、ミサをあげている最中、ホスチア(聖体)から血が流れているのを見た、という奇跡。
右でひざまずくのががユリウス2世。
右下はユリウス2世が創設したスイス人傭兵隊。 -
-
-
ヴォルト天井は、ブラマンテ風。
-
ブラマンテに対するラファエロの一種のご機嫌とりなのかも。
-
同時にシスティーナで天井画を製作中だったミケランジェロはラファエロを忌み嫌ったが、鍵を持っていた管理者のブラマンテが「ミケランジェロのやり方がわかるように」内緒で礼拝堂に入れたという。
ヴァザールによる話なので、噂話。 -
聖体の論議、
「ホスチア(聖体・真ん中の丸いパンですね)にキリストの肉体が宿るか?」という16世紀の議論だそうです。
「そんなわけない」と言い切ったのがルターです。宗教改革に続く。 -
-
黒い頭巾はアレクサンドル6世に処刑されたサヴォナローラ。
拡大すると、右の群集の後ろの方に発見できます。 -
パルナッソス、
詩への讃歌ですね。
左下のメモ用紙に名前が記されているのはサッフォー。
写真では切れているがその隣はペトラルカ。 -
赤いマントのダンテと話しているのはヴェルギリウス。
その前は盲目のホメロス。 -
あとは、ボルジャ家の居室、に続く。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ドクター白鳥さんの関連旅行記
バチカン(バチカン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
79