2014/08/22 - 2014/08/22
154位(同エリア872件中)
ドクター白鳥さん
- ドクター白鳥さんTOP
- 旅行記488冊
- クチコミ3件
- Q&A回答0件
- 269,257アクセス
- フォロワー12人
ヴァティカン宮殿を抜け、システィーナ手前のバルで休憩後、システィーナで2時間ほど過ごす。
残り時間をピナコテカに。
ピナコテカだけは、普通の絵画館、として座るスペースもある。
それまでは、あまり座るところすらないので、いかにばてないように休憩するかが、ヴァティカン見学のカギだと思う。
適当な所に座って休憩すると注意されることもあるので、係員のいすが空いていれば拝借するのが現実的。
さすがに、見学で疲れることは承知だろうから、それで文句を言われることはない。バルも混んでいる上いすは少ないので、若い人は床や階段でごろごろしている。
たまにはピーニャの中庭に戻るのも選択肢。ただしそこも暑い。
今日は丸一日ヴァティカン美術館だ。
サンピエトロに行く余裕もない。
ここはあらためて、2時間くらいかけて再訪したい。
夕食は、オールアバウトの酒井さん記事で見たカーサ・ボーヌス・パストールに。よき羊飼いの家、だ。
聖年に作られた巡礼者のための宿泊施設だが、食事だけでもOKと。
ここは実は行くのが大変だったけど、それだけのことも。
一般的には、デノーラさんおすすめの、ラ・ベランダ,
なんと、ピントリッキオの美しいフレスコ画が天井を覆っているヴァチィカン所有のレストランがよさそう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
この100選のサインがあちらこちらに。
-
どうやらベーコンも教皇様に許されているらしい。
-
ここからピナコテカに。
フィリッポリッピ。 -
聖母の戴冠、天使、諸聖人、寄進者たち。
左から光が差し込むのは、チェンニーニの指示。
チェンチーニは、1400年ごろジョット以来の構図、技法などをまとめた指南書を出した評論家のはしりみたいな人。
色大理石の台座が統一感を与えている。 -
ゴッツォリはフランジェリコの弟子。
メディチ家宮殿でおなじみ。 -
-
メロッツォ、大人気、
奏楽の天使たち,
全員集合! -
-
-
-
-
-
-
-
街歩きで外観だけ見たアポストーリ教会の後陣を改築した時にはがされたものなので、そもそもは見上げてみる。
-
ラファエロ、
キリストの変容。
彼の絶筆。 -
てんかん発作でしょうか?
悪魔に取りつかれた若者の治癒。
ビヨンボに対抗するため書き加えられたという。 -
フォリーニョの聖母。
屋敷が隕石または落雷の被害にあわなかった感謝のため奉納。 -
アラチェーリ教会の主祭壇画。
発注者フォリーニョ家の当主、シズスモンドはユリウス2世の秘書。
背景はフォリーニョの町。 -
-
碑文プレートに描く文章を伝える前に、シジスモンドは死亡。
それで空白。
レオ10世の甥、のちのクレメンス7世が、ミケランジェロの弟子ビヨンボとラファエロを巧みに競わせ、あらたな宗教画の境地を切り開いた。
まだ動的な構図とはいえないが、お互いの視線や指さしで関係性を高めている。 -
オッディの祭壇画。
-
物語りは下から上に。
聖母マリアの墓に駆け付けた使徒たちは、お墓が空で百合などの花が咲いているのを発見。
驚いたのち、天上を見上げ、キリストに戴冠される聖母を目撃する。
ケルビムの頭部と奏楽の天使に囲まれる。
下半分はのちに描かれ、合わされたため、より動的な人物が描かれる。 -
-
上半分の人物はおとなしめ。
-
下半分の方が表情がある。
-
この下絵はロンドンのV&A博物館にありました。
昨年のロンドン編に出ているかな?
V&A博物館では主役の一つだが、この部屋ではわき役になりがちのタピストリ。
それだけ教皇様の持ち物がすごい、ということだろう。
聖ペテロの、奇跡の釣り。
ラファエロの下絵は女王陛下の持ち物ですが、やはり完成したタペストリの方がいいですね。 -
こちらは雷に撃たれた聖パウロでしょう。
いずれもレオ10世の注文した、フランドル製。
タペストリに関心を持てるようになったのは、この下絵を見てから。
まあ、タペストリに関心がないと、山鉾も楽しめないな。
山鉾のタピストリの由来も、かなり解明されてきているようだ。
NHKのBSで以前放送。 -
ダヴィンチの謎めいた未完成品。
-
ラファエロのお父さんの絵と比較すると、興味深い。
-
コレッジョの小品、
数年前パルマで彼の素晴らしい作品を堪能しました。 -
ダヴィンチヤマンテーニャの影響を受け、官能的な絵画も描き、バロックへの橋渡しをした画家のひとり。
-
ジャンベリーニ、
香油の塗油。
先日見てきたペーザロの祭壇画の頂部分。 -
下から見上げる構図。
祭壇画と同様、夏の午後の空が描かれている。 -
バロッチはウルビーノにもたくさんありました。
-
エジプトへの逃避途上の休息。
-
優美な受胎告知。
-
窓の外はアペニン山中の風景でしょう。
-
カラヴァッジョ。
この部屋がヴァチカン・ピナコテカの最後のハイライト。
カーテンひらひらやめてくれ、という私の意見が通り?(前回のローマ、ヴァティカン訪問記を参照 この間に絵を見る目がずいぶん肥えたと思う)今回は、シェードの外窓が使われている。 -
十字架降下。
サンタマリアインヴァリチェッラ教会の礼拝堂。
聖母とマグダラのマリア、さらにニコデモが描かれるのは定番、だが、いわゆるリアル。
カラヴァッジョは聖母マリアを老母として描くことがしばしば。
ミケランジェロの若すぎるピエタと対照的。
ニコデモの緊張した脚が見どころの一つ。 -
動転した女。
異例の構図。 -
ローマでのレーニの名声を確立した絵。
-
聖ペテロの磔刑。
ポポロのカラヴァッジョの祭壇画に触発されているが、ラファエロ風に左右対称に描いている。
顔をはっきり描かないのは、聖人の苦しみをレスペクトして、と言う。
あえて絵に奥行きを与えていないのは、無理して言えばマネに先立つこと数世紀。 -
-
ドメニキーノ、
あちこちで目にします。
一般にはボルゲーゼの「狩りをする女神ディアナ」が記憶に残りやすい。 -
聖ヒエロニムスの最後の聖体拝領。
-
ペルジーノ、
ラファエロの最初の師匠。
十人委員会の祭壇画。 -
メロッツォ同様、ウルビーノの宮廷画家出身。
-
こちらはラファエロのお父さん、
なんとなく不思議な感じの絵が多い。 -
これが聖ジェロームですからねえ。
そこらへんの優しいおじいさん風。 -
動物の絵で有名。
-
お題はアダムとイブですけど、
すでにこのころからお題と書きたいものは別ですね。 -
サンピエトロ経由で、カーサ・ボーヌス・パストールに向かう。
オールアバウトの酒井さんが、ヴァチィカンの宿泊施設だが、食事だけでもいい、安いしお勧め、と紹介しているところ。 -
酒井さんの記事では、ヴァティカンから近い感じがするが、いくら歩いても到達しない。
街路名はあっているし、途中のホテルで聞いてもこの先だ、というから迷ったわけではない。 -
登り坂を30分、ようやく到達。
ここも7時から、というので、バルでビールを買って、30分ほど待つ。
時間になると、ドイツ語圏の子供ずれ大家族が集まってくる。
宗教改革の大本山の国。
つまり、カトリックでなくてもOKなのだろう。
食事だけなら、「エクステルナ外来者」と言えばよい。 -
ワインとお水は含まれて、前菜、プリモ、サラダ、セカンド、フルーツ山盛りとでて、ひとり16.5E.
確かに安い。
お隣の、米国人女性二人組と話が弾んで、最初白だったのが、赤ワインのボトルまでおかわりして、料金は変わらなかった。
異文化交流もできて、来たかいがあった。
帰りは目の前がバス停で、ヴェネチア広場までバスが出ていたから、レセプションでチケット購入(このあたり記憶が、、、)帰還。 -
コロッセオに面したB&Bなので、路には迷わす帰れるな。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ドクター白鳥さんの関連旅行記
バチカン(バチカン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
57