美濃､男ふたり旅

2013/06/22 - 2013/06/23

〔旅のテーマ〕
信長､秀吉､家康ゆかりの地を訪ねる｡
関ヶ原古戦場を歩く｡

〔同行者〕
友人(高校､大学の同級生･33）

〔日程〕

一日目(6月22日)
■ＪＲ岐阜駅(岐阜市･合流場所)
■岐阜都ホテル(同･宿泊先)
■川原町地区(同)
■ぎふ長良川鵜飼(同)
■柳ヶ瀬地区(同)

二日目(6月23日)
■岐阜城(岐阜市)
■墨俣一夜城(大垣市)
■大垣城(同)
■関ケ原町歴史民俗資料館(関ヶ原町)
■関ヶ原古戦場跡(同)
■関ヶ原ウォーランド(同)

エリア 岐阜

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー タクシー 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

半休を取得し､新横浜駅へ｡15時ごろ発車の｢のぞみ号｣に乗車=写真=｡

新横浜駅 駅

16時20分ごろ､名古屋駅に到着=写真=｡東海道線に乗り換え､先発隊=同行者･友人(33)=との合流場所である岐阜駅へ｡17時ごろ同駅に到着し､レンタカーの先発隊と無事合流｡

名古屋駅 駅

レンタカーで約15分｡今回の宿泊先｢岐阜都ホテル｣=写真=にチェックイン｡岐阜を代表するという同ホテル､館内はとてもリッチな雰囲気｡

都ホテル 岐阜長良川 宿・ホテル

同行者と相部屋ではないため､シングルベッドルームを二部屋予約していたが､それぞれツインベッドルーム=写真=にランクアップされる｡

都ホテル 岐阜長良川 宿・ホテル

ホテルから長良川や金華山･岐阜城を望むことができた｡

長良川 (中流域) 自然・景勝地

17時半過ぎ､ホテルの対岸にあり､ぎふ長良川鵜飼観覧船の乗船場や古い町並みなどが残る川原町地区へ出発｡写真は長良川に架かる長良橋からの風景｡

長良川鵜飼観覧船 乗り物

徒歩約10分､乗船場に到着｡乗船場では､伝統衣装をまとった鵜匠によって､18時15分に出船する乗船客向けのレクチャーが行われていた=写真=｡

ぎふ長良川の鵜飼 祭り・イベント

私たちは19時15分出船組のため､管理事務所の窓口で料金を支払った後､同地区の古い町並みを散策=写真=｡

同地区からほど近い岐阜公園へ｡その後､公園近くのコンビニでビールやつまみなどを購入｡写真は公園内に建つ｢若き日の信長像｣(北村西望作)｡

岐阜公園 公園・植物園

乗船場付近で電話予約していた仕出し弁当もピックアップし､18時50分ごろ､乗り合いの観覧船に乗船=写真=｡

長良川鵜飼観覧船 乗り物

｢このあと満席になるから先に食べておいた方がいいよ｣という船頭のおじいさんのアドバイスにより､出船前に先ほどピックアップした実に豪華な｢鵜飼弁当｣(2,500円/税込)をいただく=写真=｡弁当を食べ終えたあたりで同船はほば満席となり､定刻をやや過ぎて出船｡

長良川鵜飼観覧船 乗り物

船首で操船する船頭のおじいさん｡

長良川鵜飼観覧船 乗り物

出船すること約30分､少し上流に上ったところで船は停止し､花火鑑賞｡

長良川鵜飼観覧船 乗り物

花火鑑賞後､鵜飼見学｡

Wikipediaによると､長良川鵜飼（ながらがわうかい）とは、岐阜県岐阜市の長良川で毎年5月11日から10月15日まで行われる鵜飼である。中秋の名月と増水時を除く毎夜行われる。中秋の名月に行われないのは、満月の月明かりにより篝火に鮎が集まりにくいためといわれるが、他の満月の際には催されるので、これは伝統的な公休と言える。

1300年ほど前から行われており起源は漁としての鵜飼だが、現在は古典漁法を今に伝える観光としての鵜飼である。そのうち宮内庁の御料場で行われる8回の鵜飼は「御料鵜飼」と呼ばれ、獲れた鮎は皇居へ献上されるのみならず、明治神宮や伊勢神宮へも奉納される。

長良川における鵜飼は日本で唯一皇室御用の鵜飼であり、長良川の鵜匠は職名を宮内庁式部職鵜匠といい、長良川の鵜飼用具一式122点は国の重要有形民俗文化財、長良川鵜飼漁法は岐阜県指定重要無形民俗文化財である。また、鵜匠家に伝承する鮎鮓製造技術、長良川鵜飼観覧船造船技術、長良川鵜飼観覧船操船技術は岐阜市指定無形民俗文化財となっている｡

ぎふ長良川の鵜飼 祭り・イベント

月夜にライトアップされた岐阜城天守｡

岐阜城 名所・史跡

20時半前には下船し､タクシーで柳ヶ瀬地区へ=写真=｡美川憲一のヒット曲｢柳ケ瀬ブルース｣に象徴されるように､かつて中部地方有数の歓楽街･繁華街といわれた同地区だが､週末の夜にもかかわらず人がまばらのシャッター通りという惨状を目の当たりにして衝撃を受ける｡その後､タクシーの運転手さんに紹介されたカラオケスナック｢うらら｣に約二時間滞在｡

｢一貫楼本店｣にて締めの一杯｡

昔ながらといった感じのラーメンをおいしくいただく=写真=｡その後､タクシーでホテルへ戻り就寝｡

二日目｡ホテルの朝食バイキングをおいしくいただく｡

都ホテル 岐阜長良川 宿・ホテル

8時半ごろホテルをチェックアウト｡レンタカーで数分の岐阜公園内にある金華山ロープウェーの山麓駅へ｡乗車後数十秒で眼下に岐阜市街が広がった=写真=｡

ぎふ金華山ロープウェー 乗り物

数分で山頂駅に到着｡天守に向かう山道=写真=には､麓から徒歩で登ってきたであろうハイカーがたくさんいた｡

ぎふ金華山ロープウェー 乗り物

徒歩約10分､岐阜城天守に到着=写真=｡1956(昭和31)年に完成したRC造の復興天守､内部は織田信長や斎藤道三らに関する資料館になっていた｡

岐阜城 名所・史跡

天守最上階から北西方向を望む｡

同じく西方を望む｡

岐阜城 名所・史跡

同じく南東方向を望む｡

岐阜城 名所・史跡

同じく北方を望む｡

岐阜城 名所・史跡

山頂駅近くにあった｢リス村｣｡

ぎふ金華山リス村 動物園・水族館

ロープウェーで下山後､岐阜公園内の信長居館跡などを散策｡

岐阜公園 公園・植物園

同公園内にある岐阜市歴史博物館=写真=はギフトショップのみ見学｡

岐阜市歴史博物館 美術館・博物館

同館内にあった織田信長像｡

岐阜市歴史博物館 美術館・博物館

岐阜公園から約30分､10時半ごろ､墨俣一夜城に到着=写真=｡史実によると立派な天守などは存在しなかったといわれる同城､墨俣歴史資料館などが入る模擬天守は1991年に建設｡

墨俣一夜城 美術館・博物館

天守最上階から岐阜城=写真中央=を望む｡

墨俣一夜城 美術館・博物館

墨俣一夜城を背にし､レンタカーに手を掛けてポーズをとる同行者｡

墨俣一夜城 美術館・博物館

墨俣一夜城から約30分､正午前に大垣城に到着=写真=｡同城の天守は戦前､国宝(旧法)に指定されていたが､1945年の空襲で焼失｡59年にRC造で再建された｡

大垣城 名所・史跡

天守最上階から大垣市中心部を望む｡

大垣城 名所・史跡

天守を背にして建つ戸田家･大垣藩初代藩主､戸田氏鉄像｡

大垣城 名所・史跡

市街化によって城郭の大部分が失われた同城､本丸を囲んでいた水堀もこんな惨めな姿に=写真=｡さらに同城前にはソープランドもあった｡その後､同城近くにある｢奥の細道むすびの地記念館｣なども見学｡

大垣城 名所・史跡

大垣城から約10分､13時半ごろ､県道31号沿いの｢マクドナルド大垣静里店｣で昼食=写真=｡

同店から約30分､14時半ごろ､｢関ヶ原町歴史民俗資料館｣に到着=写真=｡関ヶ原の戦いに関する展示が中心の同館､老若男女でややにぎわった雰囲気｡

同館からすぐの場所にある徳川家康最後陣跡｡

関ケ原古戦場 決戦地 名所・史跡

同陣跡から約5分の場所にある､馬防柵などが再現された笹尾山麓の石田三成陣跡｡

関ケ原古戦場 決戦地 名所・史跡

同陣跡の傍らでは歴史アイドルらによるイベントが行われていた｡

関ケ原古戦場 決戦地 名所・史跡

喧騒を尻目に､笹尾山を登り､中腹の展望台から古戦場を望む｡

関ケ原古戦場 決戦地 名所・史跡

小早川秀秋が着陣していた松尾山方面を望む｡

関ケ原古戦場 決戦地 名所・史跡

笹尾山のイベント会場周辺には甲冑姿の男女も｡交通整理などしていた市民ボランティア氏をパチリ=写真=｡

関ケ原古戦場 決戦地 名所・史跡

笹尾山から約15分､16時ごろ､｢関ヶ原ウォーランド｣に到着=写真=｡

関ケ原ウォーランド 美術館・博物館

コンクリート像などで関ヶ原の戦いを再現する同園､写真は首級を上げる瞬間の可児才蔵｡

関ケ原ウォーランド 美術館・博物館

可児才蔵に討たれる瞬間､無念そうな顔をする武将｡

関ケ原ウォーランド 美術館・博物館

自らの裏切り行為に何を思うのか､吉川広家｡

関ケ原ウォーランド 美術館・博物館

関ヶ原ウォーランドから名神高速道や東海北陸自動車道などを通り約45分｡18時前に｢ジャパンレンタカー岐阜アカナベ店｣(岐阜市)でレンタカーを返却し､同店の送迎車で岐阜駅へ=写真=｡東海道線に乗り､名古屋駅で東海道新幹線に乗り換え､21時ごろ､新横浜駅に到着し解散｡

【旅の感想】
柳ヶ瀬の惨状は､日本経済の現状を知る上での貴重な体験となった｡そして､戦国ファンとして､念願の関ヶ原の古戦場訪問が叶ってよかった｡

岐阜駅 駅