2012/12/12 - 2012/12/12
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ミズ旅撮る人さん
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これは、2012年12月にクリスマスマーケットを巡ることを目的に中欧(オーストリア・チェコ
・スロバキア・ハンガリー)を訪れた旅行記です。
12では、チェコの世界遺産チェスキークルムロフという、小さな中世の街を訪れます。
「クルムロフ」とはドイツ語で「ねじれた川の草地」という意味で、それに「チェスキー(チェコの)」が付きました。
同じような町にドイツのローテンブルクがあります。あちらはタウバー川のほとりに造られた
城壁に囲まれた街ですが、クルムロフはヴルタヴァ川に囲まれた巾着の中にある町です。
ローテンブルクよりいい点は、城が高い場所にあり、町全体を見渡すことが出来るので、
ひと目でこの町のファンになってしまうところです。
こじんまりとまとまった町なので、気に入った道をふらふら歩いても問題ありません。
町はほとんど商業施設で出来ているので、あまりここで生活している人はいないようです。
なので、八百屋とか衣料品店などの日常生活用品を売る店は見掛けませんでした。
生活感が無いのがちょっと物足りない気もしました。
そうはいっても、すばらしい町並みなのは折り紙つきで、訪れる価値は充分にあります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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-
まずは、チェスキークルムロフの地形がよくわかる地図をご覧ください。
ヴルタヴァ川が、見事に湾曲した部分に町が形成されています。そして、町の真ん中に川が流れていて、城側と一般市民側とに街が分割されているのがわかります。
ドイツのバンベルクの町も川を挟んで司教地区と市民地区とに分かれています。
支配する側とされる側との生活空間の区分け。中世のそういう時代が見えて来ます。 -
先ほどの地図で、一番上に「P1」とあった駐車場から城の上まで坂道を上ります。
チェスキークルムロフ城 城・宮殿
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坂道を上りきると城の外壁の上に出ます。ここからの眺めが最高なのです。
チェスキークルムロフを訪れる場合は、まずここからの景色をご覧になってから街中にアクセスすることをお勧めします。
左の建物は壁に日時計がついているので、教会かもしれません。 -
ヴルタヴァ川を挟んで左が城、右が市民の居住区です。
この町は、近代化の波に乗り遅れ、住民が減って一時期は廃墟のようになっていたそうです。
それが却って古い町並みを保存することとなり、今、それが一大観
光資源となっています。
ここで商売をしている人達は、外に暮らしていて、昼間はここに働きに来るそうです。
街並みはステキでも、やはり生活には不便なんですね。 -
市民居住区の全景です。川にはところどころに氷が張り、この真下辺りは行き捨て場のようです。
町全体にうすく雪が積もり、絶好の冬の風景です。 -
市民居住区の全景です。中央の少し高くなっているところにあるのが聖ヴィート教会です。
その手前辺りに中心となるスヴォルノスティ広場があります。
川から広場まではずっと上り坂になります。広場から教会までも上り坂で、教会から地域博物館に行くのも上り坂です。
城から一旦川まで降りて、そこからまた上るので、この町の散策は意外とアップダウンが急です。
足元はすべて石畳なので、それなりの靴で歩いた方が楽です。 -
町の観光が終わると、このピンクの店の前を通って、左端の橋を渡り駐車場へ向かうことになります。
この辺りは対岸の城が臨めるので、レストランやカフェが並びます。 -
左がチェスキークルムロフ城で、中央の奥はヴルタヴァ川の対岸、現代の町です。
そちらへは、地域博物館の先にあるホルニー橋で繋がっています。 -
聖ヴィート教会です。手前にあるクリーム色の建物の影で、下半分は見えません。
まるで城の塔と張り合っているかのような教会の尖塔です。聖ヴィート教会 寺院・教会
-
チェスキークルムロフ城は、ここから先、塔のある所まで続きます。
そして、背後には広大な庭園を持っています。
この場所は、城から隣の丘に回廊を渡し、繋げた先で、左半分の白と灰色の建物が回廊部分になります。チェスキークルムロフ城 城・宮殿
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渡り廊下を歩いています。左右の欄干には銅像が立っています。
チェスキークルムロフ城 城・宮殿
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チェスキークルムロフ城の中に入ります。中庭にはプラハでも目にしたスグラフィット技法で描かれた外壁がびっしりと埋めています。絵の部分はすっかりうすくなり、よくわかりません。
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城の中庭から別の中庭へ向かう通路です。観光客が二人歩いていました。
なかなか絵になる二人です。 -
こちらの中庭の方が、色彩がよく残っていて綺麗です。
またこの先の通路を抜けて行きます。
冬季は城の見学は出来ないので、中庭をただ通過するだけになります。 -
この坂の通路を下っていくと、塔のある中庭に出ます。
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大きな中庭に出ました。遠くに見えていた塔が目の前にあります。
塔のある建物は全面びっしりスグラフィット技法で埋め尽くされています。
ガイドは「だまし絵」と呼んでいました。城の塔 (城の博物館) 建造物
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塔に登ると対岸の町がよく見渡せてとてもよい景色だといいます。
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塔の建物は今迄で一番みごとなスグラフィット技法の壁です。
確かに見事ですが、これが全部漆喰の上に描いただけの絵だと思うとやはり「だまし絵」の名前のほうがしっくり来ます。 -
塔の建物の先から城の外に出て、仰ぎ見た塔です。
塔は3色に色分けされていました。下から緑・黄色・ピンク。あまりいい配色には見えませんが。 -
城から出て商店街に降りる階段です。本来の門はちょっと先にあるのですが、今回は中途からショートカットコースです。
この階段が急な上に凍っていて、かなり怖かったです。 -
ショートカットの階段は続きます。前方に聖ヴィート教会の尖塔が見えます。
これから川まで降りて、再びあの高さまで上ります。 -
さあ、商店街に下りて来ました。左の階段が城まで続いています。
本来の道は、右側で、城の外周をぐるっと周り、「赤い門」と呼ばれる正面の門から城に入ります。
この道は両側ともすべて商店かレストランです。 -
カフェテリアの看板です。随分と可愛らしいです。
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ヴルタヴァ川に掛かるラゼヴニッキィ橋です。この両岸はお土産屋さんがいっぱい。
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ラゼヴニッキィ橋の上から、今来た道を見上げます。
正面上部の白い壁の建物が日時計のあった壁です。あそこからこの町を見下ろしました。 -
ラゼヴニッキィ橋の反対の欄干から、市街地を見ます。
大きな黄色い建物の右にあるのがホテルルージェです。神学校だった建物をホテルにしていて、中世の服装をした従業員が給仕に当たるそうです。
この二つの建物の間に、市街地側の展望スポットがあります。 -
橋の欄干には、この十字架像と
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このおじさんがいます。5つ星のおじさん、そう聖ネポムツキーです。
チェコに来たら、一番覚えやすい聖人です。 -
スヴォルノスティ広場には熊がいました。
クリスマスマーケットの一角に氷で彫刻した熊が展示されていました。 -
スヴォルノスティ広場です。この周りにはレストランや土産物屋が並び、クリスマスマーケットも小規模ながら開かれていました。
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スヴォルノスティ広場から更に坂を登り、地域博物館の手前にある小さな公園へ入ると目の前に城が見えました。
ここが市街地側の展望スポットです。 -
レストランの看板がステキです。
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自由時間を利用して、先ほどショートカットしたせいで見られなかった商店街を見に行きました。
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チェコのマリオネットは有名です。チェコがドイツに支配され、ドイツ語を強要された時、唯一チェコ語で行うことが許されたのが人形劇だそうで、以来チェコではマリオネットが盛んなのだそうです。
左端の黒いもぐらは、全国的に有名なキャラクターだそうです。 -
城の下の商店街とエッゲンベルクの醸造所に続く道(右)が交差したところです。
何気ない交差点がいい雰囲気を醸し出しています。
醸造所の隣には地ビールのレストランもあり、チェコビールを堪能することが出来ます。 -
商店街を城の正面玄関に向かって登って行きます。
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これがチェスキークルムロフ城の赤い門です。
赤い門 建造物
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スヴォルノスティ広場に戻って来ました。クリスマスマーケットが申し訳程度に開いています。この広場は全体が斜めになっていて、露天が出しにくいということもあるのでしょう。
また、地元住民という人が殆どいないため、対象が観光客の土産物屋が中心といった内容です。スヴォルノステイ広場 広場・公園
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チェスキークルムロフの観光を終え、ヴルタヴァ川を渡って城側に来ました。
この町並みともお別れです。それにしても聖ヴィート教会はいい位置に建っていますね。
この教会にも行きましたが、中は撮影禁止だし、敷地は狭い丘の上で周りを建物に囲まれているので、眺望もなく、目立つ割には行っても期待するほどのことがありませんでした。 -
では、城の回廊をくぐって、外の世界へ戻りましょう。
次回は、いよいよ最後の訪問地ウィーンです。チェスキークルムロフ城 城・宮殿
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