2011/07/28 - 2011/07/29
10位(同エリア93件中)
かっちんさん
2011年夏に、広大な原野の開拓に活躍した別海村村営軌道と国鉄標津線跡が残されている奥行臼駅を訪ねました。
奥行臼(おくゆきうす)には、当時の線路や駅、レールバスなどが綺麗に保存されていて、別世界に来てしまったようです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
イチオシ
厚床駅(あっとこえき)
かつて、尾岱沼、野付半島へ行くには、根室本線厚床駅から標津線に乗り換えていました。
カニ族たちはみんなここで乗り換えました。
かっちんもそのひとりです。 -
旧標津線分岐 厚床駅
標津線は根室原野の開拓と産業の振興をはかるために昭和8年に厚床〜西別(今の別海)間に、昭和10年に中標津まで開通しました。
そして平成元年4月に鉄道が廃止され、バスに代わりました。 -
根室行きのディーゼルカー
厚床駅の待合室にいた人たちが根室行きに乗ります。 -
釧路行きが発車
かっちんが根室から乗って来た列車が去っていきます。
バイバイ。 -
厚床の駅舎
鉄道とバスの待合所となったお洒落な駅です。 -
酪農日本一の牧草地帯
別海行きのバスに乗った車窓です。 -
牧草ロールが点々とあります
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お帽子が黄色の消火栓
別海に到着しました。
根室市落石の消火栓は黄色でしたが、ここはお帽子だけ黄色です。 -
お食事処きらく
今日の宿は温泉があり、宿泊施設も綺麗な「べっかい郊楽苑」」。
でも、夕食が何かの事情で準備できないので、地元の食堂に入ります。 -
別海鮭丼
ご飯の上に、サーモンの刺身と、宝石のように輝いたいくらが載っています。
北海道の味を満喫できました。 -
ロールベーラーの車が走っています
干し草をロールケーキのような形に梱包する車です。
根室の風連湖の近くで見かけた干し草ロールの製造工程をこれから紹介します。 -
まずトラクターで干し草を刈り取ります
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後ろにつなげている緑色のロールベーラーが干し草を取り込みます
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干し草を圧縮・成型し、ロール状に仕上げてポンと吐き出します
この光景に圧倒され、しばらく見とれていました。 -
別海の夕陽
街路灯にも映り、幻想的な感じです。 -
夕陽
半熟タマゴの黄身みたいな色になりました。
では、おやすみなさい。 -
別海町の牛君がご挨拶
翌日、バスで別海町の奥行へ向かいます。
別海町は道内の市町村で6番目に面積が広いところです。 -
奥行臼(おきゆきうす)歴史の里
ここには、国鉄標津線の奥行臼駅と旧村営軌道の車両が保存されています。
めったに訪れる人はいませんが、昔の鉄道の時代を感じさせてくれるところで、お勧めです。 -
旧標津線の線路を見つけました
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イチオシ
娘がワクワクしながら歩いています
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駅が見えてきました
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イチオシ
奥行臼駅です
昭和8年に開通した標津線の奥行臼駅です。
奥行臼駅は、奥行、上風連地区の産業、生活、文化の発展に重要な役割を果たしました。 -
さらに進みます
ホームが二つあります。
右側の貨物引込線とホームは、廃止後に復元されています。 -
電柱が傾いています
電線も残っていて、廃線前そのままのようです。 -
列車で駅に入る気分です
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奥行臼の駅名板
隣の駅は、昨日バスに乗った厚床、宿泊した別海で、駅間距離が長いです。 -
線路は雑木林の中へ
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ポイントがあります
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腕木式信号機です
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振り返ってみます
この先は西別(別海)駅でした。 -
腕木式信号機やポイントを動かすワイヤーの支持板
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ホームに上がる石段
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駅長さんが、列車の侵入を待っているようです
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駅舎の玄関
昭和初期の建築様式の原形をとどめています。
現在は町指定の文化財になっています。 -
ポイントの装置が置かれています
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鉄道員用の共同風呂
屋根に煙突と湯気を逃がす天井窓が見えます。
春別駅で使用されていたものを移設しています。
では、もう一つの奥行臼駅へ。 -
旧別海村営軌道
村営軌道は明治43年から拓殖計画を推進するうえで、開拓地との物資の輸送を円滑に行うために敷設されました。
開拓者は無料で乗れました。
広大な別海には重要な交通機関だったのです。 -
イチオシ
村営軌道風連線
風連線は戦前の厚床〜風連までの殖民軌道がはじまりです。
地域住民の交通手段とともに、生活及び生活物資の輸送に大きく貢献しています。
道路網の整備により、昭和46年に廃止となりました。 -
レールバス(気動車)
正式には北海道開発局独自の用語で、自走客車といいます。 -
バスみたいですよね
釧路製作所で製造されたKSC-8形です。
エンジンは日野DS222を搭載しています。 -
レールバスの正面
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近づいて車内を覗いてみます
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レールバスの車内
定員は60名です。
座席と窓はバスそっくりです。
昭和46年はまだ学生時代、乗りに来たかったなあ。 -
内燃機関車
昭和37年の加藤製作所製の6tディーゼル機関車です。
後ろのミルクゴンドラ車に集乳缶が積まれ輸送していました。 -
機関車の正面
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イチオシ
原野の中から走ってきたようです
カッコイイですね。 -
奥行臼駅逓
駅逓とは、宿泊施設を備え、馬を飼育して人馬継立、さらに郵便業務を担う北海道独特の制度です。
奥行臼駅逓は、明治43年から昭和5年まで、別海・西別・別当賀の3方面の分岐点として賑わっていたところです。
奥行臼を訪れると、北海道の開拓時代の鉄道を思い浮かべることができます。
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この旅行記へのコメント (1)
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- ライオンさん 2020/03/10 08:52:37
- 開拓時代の鉄道が思い浮かぶ奥行臼駅(北海道)写真
- 京都アソシエイツ 奥といいます。この度本写真を貴方の承諾無しで機会学会誌に
掲載しまして、申し訳ございません。事後になりますが、写真使用料等につきまして
ご相談したく当方メールoku@kyotoass.comまでご連絡いただけますようよろしくお願いします。なお、本記事は富士山スカイライン登山鉄道として低床電池駆動LRVを
提唱するためのものです。私が川崎重工時代に開発した大型ニッケル水素電池と低床
LRV SWIMOもベースにしています。SWIMOは2008年に冬の北海道札幌で
試験走行を実施しています。登山鉄道は山梨長崎知事よりの依頼で検討しています。
よろしくお願いします。
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