数年前から興味を持ち、ずっと行ってみたいと思っていた国・スリランカ。<br />しかしなんとなく「私にスリランカはまだ早い」みたいな気持ちがあったんですよね。スリランカの観光業界がまだ成熟していなくて、私のようにチケットや送迎の手配を旅行会社にお願いしているような旅行者だと、まだうまく周れないのではと…。そんなわけで数年スリランカのことはスルーしていましたｗ。<br /><br />しかし去年あたりからスリランカの情報をテレビや雑誌でよく目にするようになり、私の中でスリランカがぐんと近くなってきました。それでここにきて「これは行ってみるしかない！」となり、今年の旅先に決めたわけです。<br /><br />いつもは終日フリープランが多いのですが、今回は自動車移動と世界遺産等にははガイドがつく（お決まりの土産屋には連れまわされない）自由度の高いツアーを選択しました。さらに移動に時間がかかりそうなので例年より長い４泊６日で直行便を希望し、奮発して１泊はバワのホテルに泊まれるツアーに！<br />その分効率的な道順を考えて、行きたかった紅茶畑と世界遺産の街ゴール行きは諦めました。残念…。<br /><br />このツアーはいつも利用している大手ツアー会社ではなく、インドやスリランカ専門の旅行会社で見つけました。ここはツアーの種類も豊富だったし、スリランカに特化しているということで安心感もあったのですが、この選択が大正解だったのは確かです！<br /><br />旅先が決まると事前に４トラや色々な媒体からの情報収集を怠らない私ですが、今回のスリランカ旅は、情報収集では決して得られない人の優しさや縁をものすごく感じる旅でした。その国の印象は、その旅でかかわった人の印象で随分変わるんじゃないかと実感した旅です。

刺激と癒しのスリランカ旅行記（８）４～５日目コロンボ街歩き《前編》

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2014/06/21 - 2014/06/26

169位(同エリア554件中)

#街歩き

エリア

コロンボ(スリランカ)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

4日目コロンボ到着の夜。この日も夜は自由行動で、自分達で夕食を食べに行く予定でした。ゴールフェイスホテルの近くには色々お店がありそうだし、ガイドブックを見ればどこでも食事にありつけそう…ですが！ここでもやっぱりアンジェロ行きつけのお店に連れて行ってもらいました。
ガイドブックには載っていない店。わりと慎重派の私はこうゆうところに自分の意思ではフラッと入れないんだよね〜。

もはや「当然」のように「お抱え運転手」になっているWアンジェロの車で、スリランカのランドマークともいえる世界貿易センタービル方面へ。
センタービルの向かいにあるコロンボシティホテル。その入口にある露店が今夜の夕食です。
ダシの効いたスパイシーなごはんに野菜炒めと骨付きチキンが乗っているコチラ。これが…劇的に安く、劇的においしかったッ！メニュー名も値段もよく覚えてないんだけど、たぶん日本円で300円しないくらい。

ちなみに奥にうっすら見えているのはスリランカのローカルドリンクEGB。「エレファント・ジンジャー・ビア」の略ですが、アルコールは０％でジンジャーエールのような飲物です。私は気に入ってこの旅で何度か飲みました。
ちなみにちなみに、EGBのキャッチコピーは「NO FOOD, NO EGB」という、どこかで聞いたことのあるような言い回しｗ。
スリランカの熱風と、都会の喧騒を感じながらの夕食。

この日は写真をいっぱい撮りすぎて、ここで充電が切れてしまいました！
コロンボの夜景や、食事の後に寄った（露店の隣にある）ダッチホスピタルというおしゃれな商業施設の様子を写真に撮れなかったのが残念！
（ダッチホスピタルは翌日も行ったので後ほど詳しく載せますが、夜も屋外レストランでライブ演奏があったりして素敵なのでおすすめです！）

アンジェロ達とは食事の前にお別れして、帰りは海沿いにあるホテルまで海岸線を歩いて行くことにした私達。1キロくらいあったかな…海側は街灯がなく薄暗いのですが、多くの人が憩っているうえに警察官も多く、治安が良くて歩きやすかったです。海が荒くて波しぶきを浴びるけどねｗ。そのせいでムシムシしててけっこう疲れたしね＾＾；。

これでキャンディからコロンボまでやってきた長い1日も終わり。素敵なお部屋でぐっすり眠ります（ちょっと波の音が激しかった）。

ｚｚｚ…。
そしてスリランカ５日目の朝。

今日もエッグホッパー。改装中で部屋数が少ないせいかメニューの種類は少なめでしたが、朝食会場は重厚感のあるインテリアで素敵でした。
とうとう旅の最終日、この日の深夜便で日本に帰ります。寂しい〜ッ。旅の〆はスリランカの大都会コロンボで街歩き＆お買物を十分に楽しみますよ〜ッ。

あ、ちなみにこの日は夜、空港へ向かうので丸１日フリータイムの予定ですが、例のごとく早めにアンジェロが迎えに来て、自分達では行けなかった場所や最後に行っておきたい場所などを車で連れていってもらえることになりました。こんな提案をしてくれるなんて、アンジェロから見て私達の単独行動はかなりあぶなっかしく見えたのでしょうか。
ひとつ言えるのは「アンジェロのおもてなしは日本以上」だということ！
さぁそんなわけで夫と二人、コロンボ散策に行ってきます！さっそくホテルを出たところでスリーウィラーをつかまえました！
　
スリーウィラーは市民の足でもあるので、道にたくさん走っていていつでも捕まえられます。観光客を見かけると向こうから寄ってきますｗ。値段は基本交渉制。メーター付を掲げている車もあったけど、メーターを動かしてない＾＾；。まぁどこに行くにも１００〜３００ルピー程度だったのでそれでお願いしちゃっていましたが、実際（観光客以外）はもっと安いんだと思います。

スリーウィラーの運転手は案外道を知らなかったり、変なところで降ろされたり、「安い宝石店に連れてってやる」とか怪しい勧誘をされたりするけどｗなにはともあれ異国の街をオープンエアの車で駆け抜けるのは楽しい〜〜〜。
まずは買物の前に観光。ジェフリー・バワが設計したお寺、シーマ・マラカヤ寺院へ向かいました。

街中にあるベイラ湖という小さな池の上に建っているお寺です。バワ建築だけあって、すっきりとしたスタイリッシュな寺だねぇ〜。
お寺の隣には桟橋があってその先に湖上の公園があるんだけど、
朝っぱらからカップルがいちゃいちゃしていましたｗ。
お次はコロンボの下町・ペター地区へ行ってみようと、お寺の前にいたスリーウィラーに「（ペター地区にある）ダッチミュージアム（オランダ統治時代の博物館）に行きたい」と告げました。しかし到着したのは昨晩行った「ダッチ・ホスピタル」。ダッチ違い…しかも1本手前の道で降ろされ、けっこう歩かされた〜。

（写真に写ってるスリーウィラーは私達が乗ってきたものではありません。）
でもいいの！ここも行きたい場所だったから！

ダッチホスピタルはその名のとおり、オランダ統治時代の病院をリノベーションしたおしゃれな商業施設。ここにはスリランカを代表するおしゃれショップ「オデール」やかわいいテキスタイルグッズを売る「ベアフット」、「スパセイロン」といった有名店がテナントとして入っています。コロンボでの自由時間が少ない人は、ここに来れば買物の用が足りそう。私も実はゆうべここに寄った時、すでにベアフットでお買物をしていました！
私、下調べの段階で「ベアフット」のテキスタイルがすごく気に入っちゃって、この旅でベアフットに行くのをすごく楽しみにしていたんです！いろいろと買う気満々！なので買った荷物を分散するため、買物を昨日と今日の２回に分ける策略なのでしたｗ。今日はここで買わず本店へ行く予定です〜♪。
ダッチホスピタルを通り抜けると、ちょっと上品な感じの街並みになります。この辺はフォート地区と呼ばれ、高級ホテルと政府関係の建物が多いエリア。
少し歩くと国営デパート「カーギルス」があります。

歴史を感じる外観で、フォトジェニックではあるけど、
中はうす暗く閑散としていて、ここでの買物は期待しないほうがいいです。

フォート地区のお隣は、初めに行く予定だったペター地区。隣とはいえ少々距離があるのでここでまたスリーウィラーをつかまえます。今度こそ「ダッチミュージアムへ！！」
しかしダッチミュージアム、かなりマニアックなミュージアムだったみたいで（「歩き方」には載ってるんだけどね）運転手は「OK！」と言ったにもかかわらず色んな人に道を尋ねながら向かっていましたｗ。

ペター地区はフォート地区とはうってかわって乱雑で混沌とした商店街。悪くいうと治安が悪そう。

人がうじゃうじゃ。人の間を縫うようにスリーウィラーは走ります。
やっと着いたダッチミュージアム。これが…こんなところにあるの？！って感じの場所だし、オンボロで、期待を裏切る展示内容…逆にオモシロかったｗ。
（入場料の他に展示物の写真撮影は別料金を取られるので、中庭の写真のみ。）
そこからペター地区を少し歩いてみることに。

うわぁ〜、混沌ッ！
縞模様で有名なジャミ・ウル・アルファー・モスク。これ見たかったんだ〜。

雑多なペター地区を満喫しまして、またフォート地区へ戻ります。
あっちぃし、10時のお茶にしますよ〜♪♪♪
向かったのはスリランカ・ティーの一流メーカー「ディルマ」のティールーム。「ディルマt（ティ）ラウンジ」といいます。ここ、まだオープン間もなくネットやガイドブックにあまり載っていません。しかし私は旅前に買った紅茶の専門誌に載っていたので知ったんですよ＾＾。詳細な場所の情報もなく心配でしたがすぐに見つけられました。ここも寄りたかったお店です。

私が情報発信者になるべく、ここは写真を多めに載せたいと思います！
オサレ〜。
壁のカラフルなモザイク（に見えるもの）は、紅茶缶です。ディルマのｔ（ティ）シリーズ。
もちろん茶葉やグッズも販売しています。お茶の種類が豊富！
オサレなアイスティ。
スリランカにはアイスティの文化が無いので、完全に観光客＆若者向けのお店ですね。

ちなみにトップ画面の飲物は、夫が注文したアイスキャラメルミルクティです♪
カウンターにはいろんな種類の紅茶をテイスティングできるコーナーがあります。
アイスティもおいしかったけど、ここはやっぱりポットで紅茶を楽しんだほうが良かったかな。

お茶を飲んでくつろいでいると、日本語を話せる店員（おじさん）に声をかけられました。「日本のどこから来ましたか」と尋ねられたので埼玉だと答えると、そのおじさん茨城で十数年スリランカ料理店を営んでいたんだと教えてくれました（しかし経営が難しくなって国に戻ってきたんだって）。「日本は各国のレストランがひしめいていて競争が激しい」と嘆いておりました。
確かに、日本は何にしても選択肢が多すぎるよね。それはいいことなのかもしれませんが、もっとシンプルでもいいんじゃないかと海外へ行くと感じるメイプルです。

話が逸れてしまいましたね＾＾；。
コロンボ街歩きは暑さとの戦いなので、冷房ガンガンのティールームでゆっくりまったりさせていただきました。生き返った！
お茶した直後ですがこの後、これまたアンジェロから聞いていたお勧めのレストランでランチをとり、街歩き《午後の部》へと続きます〜。

ダッチホスピタル近くのオフィスビル最上階にある「akasa kade」というバッフェ方式のレストラン。そこからの景色です。15階くらいだったので眺望は良かった。
（右は貿易センタービル。左はゆうべ夕食を食べたシティホテル。）
ここはアンジェロには申し訳ないけどイ・マ・イ・チだったかなぁ〜。
デザートのゼリーやババロアがすごい色で昭和っぽかった。