2014/07/21 - 2014/07/21
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amadeoさん
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「芙蓉鎮」とは劉暁慶、姜文主演の中国映画で、中国で初めて文革を暗に批判した映画として有名である。また中国語学習者であれば、「城南旧事」とともに、古典的な中国映画として見た(半強制的に見せられた?)ことがある人が多いのではないかと思う。
内容はともかく、この映画そのものに自分はかなり魅せられた。
もともと湖南省湘西土家苗族にある玉村という場所が舞台になったのであるが、観光地化が進み、映画の名前を取って2007年、本当に「芙蓉鎮」という名前に改名された。
今回、張家界の近くにその「芙蓉鎮」があることに気付き、立ち寄った。初めて映画を見たとき、この場所に自分が来れるなんて思ってもみなかった。
しかし残念ながら、ここへ来るまで3回ほど、行く価値がないことを指摘され、実際、行ってみて確かにそ言われるのも納得した。
でも個人的には行って満足した。
〔今回の旅程(2015年)〕
7/19(土) 羽田→上海虹橋
7/20(日) 春秋航空 上海虹橋→懐化
懐化→鳳凰
http://4travel.jp/travelogue/10912909
★7/21(月) 鳳凰→芙蓉鎮
芙蓉鎮→張家界
7/22(火) 張家界(天子山、楊家界)
7/23(水) 張家界(袁家界、天子山)
7/24(木) 張家界(天門山)
7/25(金) 武当山→十堰
7/26(土) 十堰→襄陽→武漢→
7/27(日) 上海 帰国
上海浦東→成田
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝6:30にホテルをチェックアウトし、川沿いを少し散策した。
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鳳凰大橋からの風景。
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鳳凰大橋を渡り、南華門近くからタクシーでバスターミナルへ(6元)。
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朝食用に屋台が開いている店が3軒あり、右側の店に入った。
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豆乳と油条1本で3.5元。
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バスは8:00発で、行き先は猛洞河というところ。
鳳凰から芙蓉鎮方面へいくバスでは一番早い。
8:00になっても自分1人しか乗車しておらず、いやな予感がしたが、8:15に乗客は自分1人と、あと切符確認の中年女性1名だけを乗せて出発した。 -
1時間ほどして吉首駅前に到着。ここから夫婦らしい2名連れとピチギャル3名が乗ってきた。
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芙蓉鎮手前にある芙蓉大橋。
もうすぐ到着と言うとき、切符確認の女性から、このまま猛洞河へ行かないか?と言われた。この辺では「漂流」が有名な観光地らしい。他の乗客もみんな行くし、芙蓉鎮は帰りに寄ればいい、と言われた。
、芙蓉鎮は1時間もあれば十分だし、今日、鳳凰へ戻らないのであれば、十分時間は有る、まさか芙蓉鎮だけで一日潰すのか?見たいな事を言われた。
だけど自分は「芙蓉鎮」へ行くことが主目的で、別な場所へ行って時間が無くなることを心配して断った。 -
11:30前に芙蓉鎮バスターミナルへ着き、荷物を預け、公交車(2元)へ乗り、芙蓉鎮へ。
入口付近。
ここだけでついに来た!という感じがした。
しかし荷物預けた時も、公交車の運転手からも、ここは門票100元かかり、そんな価値はない、と否定的なことを言われた。 -
映画の中の「胡玉音」扮する劉暁慶の写真。
彼女は映画「西太后」「続・西太后」にも主演・西太后役で出ていた。
(おしんの西太后ではない。) -
映画「芙蓉鎮」主演女優・劉暁慶は2013年、日本のTV番組で中国の美魔女として紹介されていたみたいで、そのとき61歳くらいであったらしい。
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早速、門票100元を払い、入場する。
公交車の運転手から、抜け道(逃票)を教えてあげるから30元よこせ!と言われたが、自分としては、ここは純粋に100元でも払いたかった。 -
「土王橋」を渡る。
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一昨年前、貴州省遵義へ行った時もこのような酒甕がたくさんあった。
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土司の居城入口。
この辺一帯は以前「渓州」と呼ばれ、910〜1728年までの800年近くの間、彭氏という土家族の土司が支配していた。 -
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玉座ならぬ「土司座」?
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土司の寝室らしい。
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彭氏が支配を始めた910年は唐が滅亡し、五代十国時代に入っている。
その後の歴代中央政権は、こういう辺境地は土司を操り、間接統治していたらしい。
しかし清雍正時代になり、中央政府直轄化政策(改土帰流)であっけなく統治終了したらしい。
清朝全盛期の八旗には太刀打ちできなかったのであろうか? -
暫く歩くと滝へ出た。
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石跳?
ネットが張られていて、風情が全くない。 -
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鎮民の生活通りは商店街化されていた。
それにしても何か活気がない。 -
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DVDが売られていた。
1枚15元。
しかも日本語の説明が書いてあり、日本語吹き替え版であった。
※帰国後見たら163分ノーカット版、日本語と中文字幕が併記されており、語学学習者には非常に有りがたいと思う代物であった。
中国人の観光客がこれを手に取り、「何で日本語が書いてあるの?」と怒り気味であった。 -
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映画では王秋赦のボロ家があったと思われる場所。
映画では最後、崩れてなくなっていたが、当然今もない。 -
当時と同じで今も非常に汚なかった。
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昼食の時間なので、この店に入ってみた。
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もちろん「米豆腐」を注文して食べてみた(10元)。
らっきょ型の米豆腐で映画のとはイメージが全く違う・・。
味はというと・・・・
豆腐の食感はない。
すいとんを更に薄くしたような。
一応無理して全部食べてみたが、リピートしたいとは思わない。 -
満足度を得られないまま、再び散策開始。
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映画の中での宿敵・李国香の住居。
李国香に下った貧農・王秋赦はここへ通いつめ、李国香と危険な情事を繰り広げていた。 -
王秋赦が出入りしていた窓。
彼はシャワーも浴びず、明け方、ここから抜け出し、足を滑らせ骨折した。 -
ここは「観音閣」という建物で、中は神聖な宗教的場所であった・・
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ほとんど手が着けられていない状態で「米豆腐」が捨てられていた・・・。
捨てた人の気持ちが分からないわけでもない。
映画のイメージとのギャップに・・大変残念である。 -
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ここでは映画と同じ四角い「米豆腐」が売っていたので、もう一度チャレンジしてみた。
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お店のロケーションもいい。
滝を観賞しながら食べた。
「米豆腐」の食感はらっきょでも四角でも同じであるが、こちらのはスープが美味しかった。しかも一杯5元。
ちなみに映画の中ではこれよりもっとてんこ盛りで一杯1角で売られていた(1963年)。
この倍あるとして(10元分)、当時の価格と比べると100倍になっている。 -
この日、気温は30℃超えていて暑かったが、ここの場所は涼しかった。
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暫く休憩した。
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この風景をボッーと眺めているだけで、心も休まり、かなり気持ちよかった。
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折角なので、もう1杯チャレンジした。
もう一生食べる機会はないと思う。 -
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鳳凰古城にもこういうのがあった。
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ここは映画の中で胡玉音が米豆腐で稼いだお金で立てた新居らしい。
そのような説明があった。
つまり米豆腐御殿!? -
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初めて「芙蓉鎮」の映画を見て、胡玉音が文革で迫害され泣いているシーンを見て、何でこんなに悲しく泣けるのだろうか?と演技の上手さにもらい泣きしてしまった覚えがある。
とても印象深かった。 -
それから「西太后」「続・西太后」(原題:火暁圓明園、睡廉聴政)を見て、「芙蓉姐だ!」と分かった。いわば真逆の立場の役を演じる彼女を見て、女優の真髄を感じた。
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しかしその後、彼女は「中国で私ほど有名な女優はいない」的な発言をし、バッシングを受けた。
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化粧品販売など、多方面のビジネス展開もし、成功を収めたが、脱税容疑で指名手配され、香港へ出国する途中の羅湖口岸で捕まってしまった。
2000万元ほど追徴金を支払ったらしい。 -
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教会もある。
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※個人的な感想〔情報〕
・ここへ来るのであれば、秋〜冬の方が雰囲気がきっといい。
・近くに「紅石林」他、観光地が数箇所あるので、タクシーをチャーターしてまとめて観光したほうがいい。
・「米豆腐」には過剰な期待はすべからず。 -
14:30にバスターミナルへ戻ってきた。
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17:00のバスで張家界へ移動する予定であったが、15:30発があったので、それに乗ることにした。
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近くに市場があったので、時間潰しに見学。
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中国ではよく目にする、お馴染みの光景。
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15:30定刻通りにバスは芙蓉鎮を出発し、16:30過ぎには張家界市内へ着いた。
写真は市内から天門山行くのロープウェイ。 -
「歩き方」で市内からロープウェイが出ていることは知っていたが、イメージがつかめなかった。こう形で郊外の山まで繋がっているんだと分かった。それにしても規模が凄い!
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張家界のバスターミナルは、張家界鉄道駅の隣。
駅前は広いが、何か無駄に広かった。
明日の天子山行きのバスのチケットを買おうとしたら、武陵源行き、森林公園行き同様、朝6時から「流水班」でバスが出ており、チケットは車内で販売との貼り紙がしてあった。
その後、予約していたホテルまで歩いて向かった。
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