タイ国鉄　最西端駅への旅　トラン県カンタンへ　2013年11月

2013/11/13 - 2013/11/14

今回は11/7〜12/2まで26日間のタイ旅行。タイ国鉄での南下旅も終盤に。最西端の駅カンタンを目指します。

11/7　東京→香港→バンコク
11/8　バンコク

11/9　バンコク→チュンポン　急行85列車
11/10　チュンポン→ラノーン
11/11　ラノーン→チュンポン
（バンコクから温泉の街ラノーンへ行ってみた）
http://4travel.jp/travelogue/10913238

11/12　チュンポン→スラターニ　特急39列車
　　　スラターニ→キリラッタニコム　普通489列車
（タイ国鉄　究極のローカル線　キリラッタニコム線に乘る）
http://4travel.jp/travelogue/10870328


11/13　スラターニ→カンタン　快速167列車
　　　　カンタン→トラン　　　快速168列車
11/14　トラン→バンコク（ドンムアン）ノックエア　DD7407


タイ北部への旅（11/15〜12/2）
（タイで人気の長距離バス　ナコンチャイエアで行くバンコク〜チェンマイ）
http://4travel.jp/travelogue/10865280
（イーペン祭開催中のチェンマイへ行ってみた）
http://4travel.jp/travelogue/10939115
(チェンマイからタートン経由でメーサロンに行ってみた）
http://4travel.jp/travelogue/10913208
（チュンマイからナーンへ行ってみた）
http://4travel.jp/travelogue/10913220
（ナーンからスコータイ経由でバンコク　そして帰国）
http://4travel.jp/travelogue/10913229

エリア トラン(タイ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 航空会社: ノック・エア
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨夜はタイ国鉄のキリラッタニコム線に乗車の為、スラターニで1泊し今日はタイ国鉄カンタン線にてカンタン・トランに向かう。乗車予定の6時23分発カンタン行き快速167列車は1時間50分遅れ(笑)とのこと。まずは朝ご飯を食べることにする。

朝靄に煙るスラターニ駅構内。

スラターニ駅前の食堂で食べたジョークサイカイ（卵入りお粥）35Bとパートンコー2個（油條）6Bで朝食。ここのお粥は出汁が効いていてかなりアローイ（美味しい）だ！塩気のあるパートンコーをちぎってお粥と一緒に食べると良い塩梅。卓上の中国茶は無料。南部タイは華人文化も意外と目立つ。

タイでは犬や猫もホームを自由に歩いています。7時22分に昨日乗車したキリラッタニコム線の列車が到着。大勢の学生が列車から降りて来ました。ここで昨日の列車の車掌さんと再会！ワイ（合掌）でご挨拶。

結局6時23分発のカンタン行き快速167列車がやってきたのは2時間32分遅れの8時55分。カンタンに行く列車はこれ1本なので仕方がない。

ここスラターニでもクラビ・プーケット方面に向かうであろう西洋人旅行者が大勢下車。

昨夜18時30分にバンコクを出発、夜を徹して走って来た快速167列車に乗車します。

窓口でカンタンまでと伝えて購入した切符をよく見ると2等…3等で良かったのだが外国人と見て2等の切符を出したのであろう。

乗車した2等座席車（2BSC48)は非冷房車。座席は意外と座り心地が良い。指定された8号車9番に座る…車内はスラターニで殆ど下車したようで10人もいない位にガラガラだ。

スラターニ駅を発車！
機関車+3等（荷物車扱い）+荷物車+3等（4〜6号車）+食堂車（7号車）+2等（8号車）+2等FAN寝台（9〜10号車）+2等AC寝台（11号車）の10両編成。

ナサン駅に到着…。

名は快速列車だが各駅停車のごとく南本線の各駅に停車して行く。

冷房はないが窓を全開にしておけば風が入り涼しい。今朝は早起きしたために物凄く眠気が襲ってくる。

定刻から2時間25分遅れの11時10分にトゥンソンJCに到着。客車への給水のため9分停車する。この駅では何故かアイスクリームの販売員が多数乗車して来た。

11時19分発車。ここで南本線（ハートヤイ方面）とカンタン支線（トラン・カンタン）が分岐する。

左へ進む線路が南本線（ハートヤイ方面）

カンタン支線に入ると列車の速度が落ちる。カパーン・クローンムアン・ヤンユアン・ファイヨート・ラムプーラー・トラン・カンタンと各駅に停車をして行く。

いきなり現れる駅もホームや駅舎がない…。車窓を楽しんでいると草をノンビリ食べる牛の親子や池で泳ぎまくる鴨に線路を横切ろうとする危ないヤギなどローカルムード満載で全く飽きてこない。

もうすぐトラン県の中心地トランに到着する…先程までは天気が良かったのに突然のスコールが来た。南国タイらしいひと時。

トラン駅に到着…。取りあえず終点まで乗り通すので今は下車せず。数少なかった乗客もここトランでまとまって下車。列車が2時間以上遅れているとトラン止まりに変更となる場合もあると聞いていたので心配していたが12分停車の後、13時02分ゆっくりと発車した。

トランを出ると次は終着駅のカンタン。途中駅はなく、この一駅間で20.7kmある。定刻11時20分を大きく遅れて13時28分にカンタン駅到着。これでタイ国鉄の南部はすべて乗車したことになる。

折り返しカンタン発バンコク行き快速168列車の定時発車は12時40分…すでに大きく遅れている。急いで荷物の取り卸し作業が行われる。

折り返し時間を利用してタイ最西端のカンタン駅を見学します。

辛子色が特徴的なこの駅舎はトラン県の観光名所のひとつになっています。

駅舎の中には鉄道文化財として色々なものが保存されています。これは硬券の収納箱。左下にあるものは日付印字機と思われる。初めてタイ旅行した1997年ごろにはまだ数多くの硬券が残っていました。

鉄道電話やカンテラにタブレット…古き良き時代の鉄道の記憶です。

ここカンタンは機関車の付け替えのための側線があります。その向こうには以前JR西日本から譲渡されたキハ58が静かに余生を送っていました。

1日に1本しか発着がないここカンタン駅ですが駅事務室内に発券端末機があり長距離列車の乗車券発売が可能です。

カンタン→トラン　快速168列車　3等で5B

バンコク行き快速168列車は1時間14分遅れの13時54分に発車。トランまでの一駅なので適当に空いている3等座席に腰を下ろす。

首都バンコクへの長い旅が再び始まる…。

14時19分トランに到着。バンコク行きの車内から下車したのは自分ひとりであった。1日中窓の開いた列車に乗っていたのでなんか鉄臭いなあ(笑)

ここトラン駅には1日2本列車がやってきます。

タイ人にトランと伝える時は『タラン』と発音すると通じます（カタカナ読みでトランと言うと通じないことが多い）

駅前のSriTrangHotelにチェックイン。ACダブルルームで640B

少し休憩してからホーナーリカー（時計台）に近いナイトマーケットへと出かける。

ナイトマーケットで夕食として色々と購入してホテルで食べる。

・カオパッガパオカイジアオ
・トートマンプラー
・センヤイのポピア（生春巻き）
・ナムタオフーイェン（冷豆乳）　　　　　　　4品で合計92B

朝7時30分に起床。ホテルから近い2か所のタラート（市場）を散策する。大量のレモングラス（タクラーイ）が販売中。

散策中に見つけた屋台で朝食を購入。

・ナムタオフー（豆乳）
・パートンコー（油條）
・サラパオ　2個　　　　　　合計27B　

緑色のサラパオが旨い（サンカヤーのクリーム）タイでの朝食はこの組み合わせが多い。

トラン駅前からサナームビン（空港）まではTukTukで移動。所要時間約15分で言い値の150Bを120Bにしてもらう（どうしても100Bにはならなかった）ダイハツのミゼットみたいなTukTukだ。

南下の旅はここトランで終わり…一旦バンコクに戻り今度は北部タイへの旅を開始します。チェンマイのイーペン祭りに間に合わせるため帰りは国内線を利用します。

トラン空港…以前利用したルーイ空港より少し大きい程度か。

トラン空港のカフェテリアにて、中国・海南島のお菓子が起源とされているトランの人気お土産のトランケーキを発見…迷わず購入する。

１ホールで65B　味が何種類かあるのだが今回はパンダンを選択。甘さ控えめでフワフワの食感。

トラン（TST）→バンコク・ドンムアン（DMK）　DD7407　737-800（HS-DBE)
片道1,841.80B（手数料込）

トランからは大好きなノックエアーを利用してバンコクまで戻ります。
11時49分に離陸。

ノックエアーはLCCながらお水とお菓子や菓子パンの無料サービスがある。ボリカンディマーク（サービスが良い）である。

1時間8分のFLIGHTでバンコク・ドンムアン空港に着陸。やはり飛行機は速い。ここバンコクで1泊後、今度はタイ北部の旅が始まる。