2014/06/28 - 2014/06/30
110位(同エリア484件中)
ちょんたさん
前の日は、尾道の演奏会で若手4人のソリストによるオペラを堪能。この日は夜までに伊東へたどり着けばよいのですが、まったくの無計画。
演奏会後にホテルに帰って、さてどうしようかと二人で地図を見たり、スマホで検索。結局、せっかく瀬戸内海が目の前なので、船の旅をしよう!と言うことになりました。
午後2時ごろまでに戻ってこられそうなところで良さそうなところは、生口島に決定。平山郁夫美術館があるというのです。
お天気に恵まれて、瀬戸内海に来た〜というワクワク感いっぱいの旅となりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まずは2日間お世話になった「グリーンヒルホテル』の前で。
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舟を待つあいだに、今日の地図を頭に入れて…と。
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この平山郁夫美術館に行くのですよ。
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帰りの時間が気になるので、時刻表も写しました。
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さぁ、船が来ます。
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船着き場のわきにあるんですね。私たちの泊まったホテル。近くて便利です。
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この黄色くて可愛らしい船で渡ります。
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舟の中に、こんなパンフレットが置いてありました。
スゴイですね〜、子供のためのオーケストラの団員募集です。
そう言えば今回聴きに行った村上公太さんも尾道駅の目の前にある向島の出身で、そこで聴いたオペラに感動して歌の道に進むことを決意したと言っていました。
どこで人生が決まるかわかりません、素敵な出会いがありますよう…。 -
ゆったりとした船内。でも、デッキはありません。
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窓ガラス越しにしか撮影できないのが、ちょっと残念ですが…。
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しぶき(?)が…写っている。
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30分ほどして着きました、生口島の船着き場です。
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お魚が泳いでいました。
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良い景色ですね〜、瀬戸内海です。
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電信柱が邪魔ですが…。
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ひなびた風情…。
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これはおしゃれな敷石ですね。
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驚くことに「ベル・カントホール」と言う名称の町立ホール(今は尾道市になったようですが。)があるのです。
「ベル・カント」とは、イタリア語で「美しい声」と言う意味なので(あっていますよね?)よほど響きにこだわったホールなのでしょう。
中を見たかったのですが、あいにく月曜日で見られませんでした。
今度はぜひ音楽会を聴いてみたいものです。 -
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さて、ほどなく平山郁夫美術館に着きました。
八ヶ岳にある平山郁夫シルクロード美術館とは趣が全く違いこちらは純和風の建物です。 -
三笠宮お手植えの木がありました。
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門からのアプローチもゆったりとしていますね。
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これは、岐阜にある「薄墨桜」から枝分けしたものだそうです。
どんな風にお花が咲くのでしょう…。桜の季節に行くのもまた良いかもしれません。 -
窓が広くて、とても開放的でした。
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ロビーまでは写真もOKとのこと。
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平山さんが行ったところの地図。
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ロビーに飾られてあるリトグラフ。
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奥様と歩まれた歴史が書かれていました。
面白いことに、東京美術学校を出られた時には奥様が首席、平山さんが2番だったそうです!!
でも、一家に画家が二人はいらないという思いで、平山さんをずっと支え続けた奥様・・・頭が下がります。 -
こちらの美術館で面白いと思ったのは、このようにして書かれた下絵が同じところに展示されていることでしょうか。
これによって、どのようにこの絵を描いていったのかが分かりましたし、却って、この下絵のほうが筆致などや顔の表情づけが繊細に描かれているような気がしました。 -
火事で焼失してしまった法隆寺の壁画の模写も平山さんが担当していたそうです。
大きさの比較に友人に立ってもらいました。
随分大きなものだったのですね。
美しい障壁画…。もったいない…。 -
素敵なラウンジで、旅行先とは思えないほどくつろいでしまいました。
出てくる器はウェッジウッドですもの。
もっとも、私たちはレモンジュースでしたが…。砂糖壺もウェッジウッドが置いてありました。 -
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これが特産のレモンを使ったレモンジュース。
流石に酸っぱくてビタミンCをたっぷり補給した感じです。 -
殆ど隣にあるような耕三寺に向かいました。
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こちらを建立した方がお母様のために建てられたという孝行息子のお手本の様なお寺です。
新しいのでしょう。正直に言うと、ありがたみはあまり感じられないお寺・・・かしら。 -
入ったところに丁度蓮がいい感じに咲いていました。
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それにしても広い敷地です。
一体どんな方だったのでしょう、うちの息子などは逆立ちしてもこんなことは考えられないでしょうから、本当にそういう意味では奇特な方です。 -
これは何を模したのか???
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こちらは、今度は陽明門のようです。
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今度はどことなく中国風???
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歩けるわけではありませんが、苔むした階段。日本人の特性か、こういう古びたものの方に目が行ってしまいます。
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いきなり「未来」になりました。
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なんとまぁ〜今度はイタリアからの大理石が敷き詰められています。
それにしても明るいこと!!
お寺と言うことを忘れてしまいそうです。 -
どんどん歩いていくと、右手に先ほど見た大きなな仏像も見えますが、遠くに瀬戸内海が見えました。
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私たちのほかには男性2人だけが歩いているだけです。
撮ってくださるというのでお願いしました。 -
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こんな山の上にこれだけの大理石を持ち上げるだけで大変だったことでしょうね〜。
ミケランジェロの彫刻を思い出します。 -
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は〜〜い、この景色独り占め!!
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大きな彫刻の下から、コンニチハ!!
この写真をFBのプロフィール写真に使ったら、「細く見えます」と言うコメントが入りました。
「見える」と言うことは喜んでよいのやら、微妙な感じ。 -
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そろそろお昼を食べないといけない時間になりましたので、急いで降りてきて見つけた「タコ飯」のお店。
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地元のお料理を食べて帰らなければね〜、来た甲斐がないというものです。
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とても柔らかくて美味しかったですよ。ごちそうさまでした。
お店の中で、おうちのお嬢さんでしょうか、テストの結果報告をしていてそのやり取りがとてもほほえましく、ほっこりしてしまいました。 -
さて、食べ終わって、あと50分ほどあるわね〜と船着き場に向かっていた時にふと見た矢印が向上寺への道しるべ。何でも国宝の三重塔があるというのです。
友人は行かないというのですが、せっかくなので行ってみました。
が、450mと言うところで心が折れそうになったのですが、登りかけたのを途中で止めることができない私。
時間は気になるし、たった一人しかいない人けのない山道のかなり急な階段を心臓が口から出るのではないかと言うぐらい大変な思いをしてたどり着いたところにあったこの標識。
平山さんがここから描いたと描かれていました。
と言うことは、先ほど買った絵ハガキそのものの景色がここから見えるというのです!!
平山さんもこんな思いをして登ってきてここから見たのかしら…と思うと、涙が出るぐらい嬉しくなりました!! -
こちらがその絵ハガキと同じ角度の三重塔です。
流石に国宝だけあって、この古さが何とも言えません。
でも、こんな山の上に、訪れる人も殆ど無さそうですが、よく建ち続けているものですね。 -
何百年も変わらない瀬戸内海。
平山さんも見た景色…。 -
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バスの時間も気になったので、急ぎ足で帰りました。
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ここはレモンが有名なんですね。
レモンアイランド・・・良いネイミングです。 -
帰りも同じ船、船長さんも同じ人。
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のんびりと釣り糸を垂れる人…。何が釣れるのでしょう?
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因島。こちらは現代の息吹が感じられます。
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昨日の演奏会が開かれたしまなみ交流館を駅への歩道橋の上から眺めました。手前には神社があったのですね。
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美味しそうな喫茶店。今度入りましょう。
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福山の新幹線駅前に福山城があるんですね。
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帰りは名古屋までのぞみで、その後はこだまでのんびりと帰るしかありませんでした。
東京から尾道よりも帰りに伊東までたどり着くほうがとっても時間がかかった気がします。
急ぎ足で訪れた尾道と瀬戸内海の島でしたが、とってものんびりした気持ちになれたのは、この空気感なのでしょうか。でも、文化を大事に守っているようで、また訪れたくなりました。
後から気がついたのですが、平山さんの名前を冠している美術館は二つしかないのですが、そのどちらも私と友人で期せずして訪れ、それがまたなぜか村上公太さんつながりと言うのも面白いことです。
昨年は八ヶ岳の村上さんと廣瀬さんの友人たちの演奏会に行き、その帰りにシルクロード美術館に寄りましたし、今年は同じく尾道の演奏会に来て、全く偶然に瀬戸田の美術館に来ることができました。何かご縁があるのでしょうか…??
これにてオシマイ。
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