2010/09/08 - 2010/09/08
465位(同エリア526件中)
やっピーさん
大阪のホテルで一泊し、今日は早朝からの移動となりました。なぜなら“こだま”での移動だから…。
JR西日本が出している『こだま往復きっぷ』を使用し、瀬戸内海沿岸を目指すのであります。
この切符、事前購入が条件だけどすごく安い!新大阪〜広島の往復も、1万円ちょっと(しかも指定席)でできてしまうからありがたいものです。
台風の影響も心配でしたが、幸い行き違いとなったためにほとんど影響はなし!初めて乗る500系新幹線(編成が短くなっててちょっと違和感あったけど)に乗車し、いざ瀬戸内のんびり旅に出発です!!
新大阪から2時間半、山陽新幹線・三原駅に到着。共に旅をする友人と2人で喋ったりしていればあっという間の時間でした。
今回はここでレンタカーを借りることに。なんと、前述の往復きっぷを購入すれば、レンタカーも1日2000円で借りることができ、すごくお得!
駅前のマツダレンタカー(なぜか駅レンじゃない)で、これまたなぜか日産マーチを借り受け、いざ瀬戸内のんびりドライブに出発!
今まで、ただ通り過ぎることはあっても、まじまじと観光したことのない瀬戸内海沿岸だけに期待は高まりますなぁ…。
まずは三原からクルマで30分ちょい、福山を経由して瀬戸内の代表的な景勝地・鞆の浦へ。
静かで、なんとも懐かしい雰囲気漂う港町。ここは、かの坂本龍馬がいろは丸で遭難した際に立ち寄った街でもあるのだ。
すれ違いも困難な道をすり抜けてクルマを駐車。まずはその『いろは丸展示館』を見学。遭難したときの詳しい時系列や、幕末の歴史を深く知ることができました。
今まさに旬である坂本龍馬。一昨年は長崎、昨年は高知、そして今年は京都と鞆の浦…。この時期にそんなゆかりの地をいろいろ回れて、幸せなもんです!
展示館のあとは、ちょっと街を散歩。瀬戸内海に浮かぶ島々を見ながら、のどかでなんともレトロな街をてくてく歩く。海沿いはたくさん旅したけど、こんなに懐かしさ&スローな雰囲気が融合する場所は初めてかも?
街並みもきれいに残されており、騒がしさもなくただ潮風と心地よい波の音が静かに響く鞆の浦…。なんとも風流な場所でした。。。
再びレンタカーを走らせ、次は瀬戸内の代表的な観光地・尾道へ。しかしその前に、尾道と言って絶対外せないアレを食しに市内へ繰り出す!
そう、尾道ラーメンである!今回は市内でも行列ができるという『つたふじ』という店へ。平日でしかも14時くらいなのに15名ほどの行列…。20分待って、ようやく店内に入れました。
綺麗とは言えない狭い店内。店主も無愛想でガンコなイメージでしたが、出てきたラーメンは文句ない美味でした。
豚の油膜が張られており冷めないスープ、麺は中細で硬め。しかしあっさりとしたスープで、ほんのわずかに魚のダシも効いている。スープも飲み干せるほどのラーメンでした!
価格も非常に安価なのに、ちゃんとラーメンへのこだわりが感じ取れたので並ぶ価値はあったでしょう!尾道ラーメンは初めてでしたが、初っ端からいい店を見つけられたのかもしれません。
ただし…店のおやじさんが無口で少々ぶっきらぼうなので、こーゆー系が苦手な方はご承知置きを。。。
ラーメンで汗をかいた後は、尾道の高台にある『千光寺公園』へ。ここ尾道は、多数の映画のロケ地にもなった“坂の港町”であり、その風景を展望するためにここに来たのだ!
展望台に登れば、眼下には瀬戸内海と瀬戸内の島々、そして尾道の街…。しまなみ海道の数々の橋も、間近に望むことができた。
なんとも時を忘れるような美しい風景。これほど穏やかな海を、高い位置から望める場所って、なかなか無いだろう…。
公園には『俳句投稿ポスト』なるものもあり、俺も調子に乗って一句投稿してきましたよ。
“尾道や あぁ尾道や 尾道や”(笑)
さて、次は今日のメインイベント(ドライブ)である『しまなみ海道』を渡ることにする!
尾道〜愛媛・今治までの約60kmのしまなみ海道ですが、さすがにスケジュール&金銭的に全部渡るわけにはいかず、今回は途中の島までとなりましたが…。
高速料金はかなり高いけど、それと引き換えに美しい風景と貴重なドライブが楽しめる…そんなしまなみ海道だと感じました!
本州から向島〜因島〜生口島と渡り、この生口島のICで降りることに。何百とある瀬戸内の島のひとつ、今回はこの生口島を旅します。。。
周囲20km程度の小さい島ですが、やはり“島”のもつ独特なのんびりした雰囲気は大好き!昨年の石垣島同様、この島もゆっくりした時間が流れていました。
途中、アイスクリーム屋さんでお隣“伯方島”の伯方の塩&生口島名産の“レモン”を使ったアイスを食して、しばしクールダウン。塩とレモン、いい組み合わせです!
さらに所々でクルマを停めて海岸を散策したり、のんびり瀬戸内海と島々を眺めたり…と。帰りたくなくなるような、ゆったりした風景が広がっていました。
半分ほど島を廻ったところで、大きな橋が出現。これがしまなみ海道に架かる橋のひとつで愛媛・広島県をまたぐ“多々羅大橋”だ。
クルマで行けば10分足らず、しかし料金は800円…。だがこのしまなみ海道、実は徒歩や自転車・原付でも渡ることができるのだ!
一瞬考えたけど、せっかくの機会!徒歩でちょっぴり“四国”に足を踏み入れようかな!?
急な坂道を登れば、歩行者用の橋の入口へ。徒歩は無料だが自転車・原付は100円だとか(笑)ちゃんと簡易型の料金所(無人)もあったし…。
美しい瀬戸内海と大きな橋、そして数多くの島々。風景はもう言葉で表せないようなもの…。しかし高所恐怖症&体力不足な俺は、ちょっぴりキツかった!?
途中。橋の橋脚から頭上200mに伸びる柱の部分で手を叩いたり叫んだりすると、その音が反響する“多々羅の鳴き竜”という現象も体験できて面白かった!
だけどいかんせん予想以上に大きい橋。クルマを停めてから上に上がるまで1km半、そこから橋の中心まで歩いても2km。往復すると6km近くも歩いてしまいました。
ホントは対岸の大三島の土を踏みたかったけど、体力と時間の制約があり断念。でもちゃんと一瞬だけ“愛媛県(四国)”の県境をまたいできましたよ!
でもまさかの貴重な体験ができたので、身体の疲れも一瞬で吹き飛んじゃいました!帰りは綺麗な夕日に見送られながら、初めてのしまなみ海道ハーフドライブは思い出深いものとなりました。。。
また訪れたい!しまなみ海道!!
すっかり夕闇に包まれたので、クルマを三原駅に返却。さぁ今夜は広島を目指します!
実はこの広島も通過してばかりで、マトモに来るのは高校の修学旅行以来。中国地方最大の都市だけに、なんとも賑やかな場所でした!
細かい観光は明日にするとして、やっぱり広島に来たらお好み焼きは外せない!…ということで、これも初めてな広島電鉄の路面電車に乗って、繁華街である紙屋町&八丁堀界隈に繰り出す。
今回やってきたのは『へんくつや』というお好み焼きの店。広島なのに、なぜか阪神ファンのいかついおっちゃんがやってる店でした。。。
しかしお好み焼きは正真正銘の広島焼!大阪とは違い、具それぞれが分かれているので実に味わい深い。ボリュームも満点で、ビールも後々苦しくなってくるほどでした!
香ばしい鉄板の匂いとソースの甘み。2人で3枚を平らげましたよ…。いやぁウマかった!俺的にはお好み焼きは広島のほうが好みなので、今回まさにそのご当地で食べられてよかったよかった!
店のまわりにも多数のお好み焼き屋があり、まさに広島の代名詞・お好み焼きと言ってもいいでしょうな!!
帰りは腹を減らすために、原爆ドーム〜旧広島市民球場界隈を散歩してからホテルに戻りました。
夜の原爆ドーム、そしてつい先日閉鎖されたばかりの市民球場。どちらも異様な雰囲気を醸し出していました。特に原爆ドームは、広島の街をずーっと黙って見つめ続けている貴重な世界遺産であり、神聖な場所なのかもしれません。
決して忘れてはならないこの場所は、また明日ゆっくり訪れることとします…。
非常に中身の濃い一日でしたが、たくさんの瀬戸内・広島の名所を余すことなく回ることができ、久々にお腹も心もいっぱいの旅となりました!
美しい風景、のんびりした時間、そしてウマいメシ…。つい通過してしまうことが多かった、この山陽・瀬戸内エリアの魅力をしっかり発見してから帰ろうと思います!!
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