９か国目です。体調不良もあって飛行機を使いましたが、上空から見たセルビア・ボスニア、良かったです。しかも久々のプロペラ機^_^<br /><br />写真はサラエヴォの旧市街、バシチャルシァと呼ばれるところです。紛争以後の住み分けでムスリム人居住区になっていて、コーランの響き渡る街になっています。

東欧・バルカン旅行その９ボスニア・ヘルツェゴビナここだけオスマン帝国？サラエヴォ：ヘルツェゴビナの街モスタル

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2014/07/02 - 2014/07/04

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#街歩き

エリア

サラエヴォ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

団体観光客いっぱい来てました。白人５〜６グループ、中国か韓国１グループ。ベオグラードには悪いけど、観光に来るならこっちですね。

しかも「抜ける」タイプの旅人にちょうどいいというか、朝にサラエヴォに来たなら夕方にモスタルに抜けてても十分なんじゃないでしょうか。

写真右側に鳩が集まってますが、鳩を一気に飛ばせて写真を撮る記念写真屋がいました。あと、たぶんマリオとルイージのコスプレらしき不気味なおっさんたちも(^_^;)
セビリ（水飲み場）をクローズアップ。この真後ろにはサッカーのユニフォーム屋が並びます。なるほどボスニア・ヘルツェゴビナが世界に誇るものと言えばサッカー。元日本代表監督イビチャ・オシムもボスニアの人ですもんね。
煙を出していたので温泉かな？と思ったら、ブルサ・ベジスタンといって、トルコから来る絹の取引所だったようです。
サラエヴォといえば第一次世界大戦の始まりとなった街。ラテン橋、と呼ばれる橋の向こうに、なにやら記念館が見えますね。オーストリア皇太子フランツ・フェルディナンドの顔でしょうか。
ここか！事件現場。てっきり橋の上で撃たれたと思ってました。

バシチャルシァに戻って、ボスニア料理のチェパプを食べてます。挽肉を俵型にした一種のハンバーグです。だいぶ塩辛い。

この店はハーフサイズを出してくれる店なのでありがたかったです。３ＢＫＭ（ボスニア・ヘルツェゴビナ・コンベルティビルナ・マルカ）=213円です。

通貨単位が長すぎ！意味は、「ドイツマルクといつでも１：１で交換してあげるよ」ということだそうですが、もうドイツマルク、存在してないですよね(^_^;)
２つの国を持つ、ということで言えば、ボスニア・ヘルツェゴビナなんかはまさにそうで、ムスリム人のボスニア・ヘルツェゴビナ連邦（51％）とセルビア人のスルプスカ共和国（49％）に分かれています。

（北の方がボスニアで、南がヘルツェゴビナ、というのとはまた違って、ボスニア紛争の結果の取り決めでそうなったものです）

サラエヴォにおいてもどこからか住み分けの境界になっていて、僕は確かめていませんが、この坂の上の方はもうスルプスカ共和国のはずなんですよね。

ボスニア紛争については色々な手段で調べてみてください。
アヴァズ・ツイスト・タワーの３６階から見たサラエヴォです。たった１ＢＫＭ=71円で登らせてくれるのが太っ腹。
戦場カメラマン、ボスニアを行く。

僕がいるあたりは「スナイパー通り」と言われたところで、ここに立っていれば無差別に撃たれて殺されたそうです。今はこんなに青い空。

左にある黄色いホテル「ホリデイ・イン」に、各国の記者が宿泊していて、紛争をリアルタイムで報道していたとのことです。

探せばもっと生々しい痕跡もあったのかもしれませんが、僕はただ空が青いな、と思っただけで、トラムの３番でホテルに帰りました。
南へと移動。Konjicという街を過ぎると、こんな感じの水の色をした湖や川が続きます。
ヘルツェゴビナの街、モスタルに到着！この橋が街のシンボルです。
戦場カメラマン、ヘルツェゴビナを行く。

この街もムスリム人とクロアチア人とで街を分け合って住んでいるので、過去に色々あったことでしょう。建て替えの済んでいない建物もあります。

戦場カメラマンシリーズがこれで最後になることを祈ります。