2014/06/30 - 2014/07/02
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Prof.Chickenさん
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セルビアに入り、顔立ちが変わった気がします。彫りが深いというか、上まぶたが眉に近いところで妙に深く刻まれてて、一見すると怖いけど、おおらかで優しい人たちです。
セルビアというとどうしてもNATOの空爆、2014年5月の洪水と、物騒なイメージがありましたが、いやもう上品な街です。
たまたま夜景の抜群なホテルに泊まってしまい、ベオグラードの夜は僕のものになりました(^_^;)
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よくわからないまま飛び乗ったトラムの9番。どうも下りるべきところを1つ乗り越したようです。そしたらトラムの運ちゃん、最初からお金取る気はなかったらしく、「外人でよくわからないんだろ?この駅はバスの停留所でもあるから、困ったらバスに乗れよ!」なんて言ってタダで下ろしてくれました。
セルビアの人、超優しい。
間違ったおかげで観光名所に着きました。聖サヴァ教会だそうです。ギリシャ正教(セルビア正教と言うべきかな)の色ですよね。 -
このラジュニチ(バーベキュー。ちなみにこれは豚肉)を食べた店のウエイトレスさんに洪水のことを聞きました。
5月末にセルビア・ボスニアで100年に一度レベルの洪水(川の氾濫)があり、大きな被害が出ました。その後日本のネットで、実は東日本大震災の時、セルビアからヨーロッパでも上位の募金額が寄せられていたことが話題になりました。恩返しするなら今だ、という記事を、僕も目にしていたのです。
ベオグラードは被害がなく、彼女の家もサヴァ川に近いけど大丈夫だったそうです。で、彼女いわく。
「私たちは組織的に生活を作れているから、そう心配しなくてもいいの。組織的っていうのは、まず社会が動くし、警察や軍隊が不十分なことがあっても助け合いができてる、って意味だけど。最初は学生が運動したりミュージシャンが集まったり、理容師が無償で髪を切ってたけど、今は何もないでしょ。
90年代のこともあって、私たちの国が心配されやすいのはわかるけど、私たちはヨーロッパの1国で、むしろ他の国より安定した生活ができてる国だって自負があるの。」
確かに、ベオグラードでは全く物乞いを見かけなくなりました。たいてい老人が地下鉄の出口とかにいるのに。
「でしょ?お金はきっとありがたいし役に立つし、募金なら[センター]でもやってるけど、むしろイメージとしてセルビアの暮らしの良さの方をアナウンスして欲しいと思うの。…とにかくあなたは心配しなくて大丈夫!」
あくまでも被災しなかった人間の一意見だけど、と彼女は言ってました。でも実際、募金箱は[センター]にあったたった1個しか見ませんでした。現地は、そんな感じです。
通りすがりの僕には、ベオグラードは市民が健全に暮らしている安全で美しい街だと感じられました。それ以上のことは、今はわかりませんが。
…でもね、ネットで色々読んで、現地でも募金したいなあ、と思っていたんですよ。もし募金箱が見つかったらさせてもらおうとは思ってました。で、見つけたのが…。 -
コレ(^_^;)
1.5m×1m×3mはありますかね(^_^;) でか過ぎて逆にわからなかった。[センター]というのはどこかの施設ではなく、街の中心、国立博物館の近くのことでした。
で、募金しましたが、当初の予定の5分の1くらいにしておきました。それ以上だとさっきの彼女の話を無視するようで。
以上現地からでした。(被災地からではありません。念のため) -
募金箱を別角度から。
きっと最初はこのぐらいの大きさが必要だったんだろうと思います。うん。きっとそうだ。 -
戦場カメラマン、セルビアを行く。
これは90年代のNATO軍による空爆の跡を、あえて残しているものと思われます。ガイドブックにも「空爆通り」などという呼称があります。建物の前を通る時は瓦礫よけ?の仮設の廂の下を通ります。トラムやバスがどんどん通る、普通の道にあります。
相手に言うことを聞かせるために、これほどの街の真ん中を爆撃するというやり方が、なぜまかり通ったのかがわかりません。 -
廃墟の向こうに青空が見える、という点に重点を置いて見てください。
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とある街角です。なんか右の方がカラフルだな〜っと思ったら…
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なんと、たくさんの傘が!
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どなたかのネット情報で知りました。日本が贈った友好のバスが今なお現役稼働中。
でも、街には連結器みたいなので2台分くっつけた新しいバスがいっぱい走ってて、日本バスはいかにもボロく見え始めています。新しいの贈るってのはもう、ないのかな? -
カレメグダン公園、という昔の城塞跡にある公園の高台から。サヴァ川です。どうです?洪水のイメージ、僕にはないんですが…
後日飛行機で上から見たら、パラグアイのような川の蛇行っぷりで、ここは農地がやられたな、という箇所も見えました。ただ、びっくりするほど真っ平らな農地が広がってるんですよセルビアって。僕の飛行ルートでは被害域はわずかでした。 -
僕の後ろを横に流れているのがドナウ川、手前に向かって斜めに流れてきているのがサヴァ川です。
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これがセルビア料理ムツカリツァ。豚肉シチューですね。トマト、赤パプリカ、あと大豆が溶け込んでます。650ディナール=780円。ライスは僕の希望でつけてもらいました。
おじさんが「ドブロ、ドブロ!」と連呼している店です。ドブロ=good、だから、「うちのはうまいよ〜」と訳しておきましょう(^_^;)
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