2014/06/19 - 2014/06/20
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Pontakaiさん
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1日目にも記したことですが、アユタヤは一日で自転車で周れる予定でいましたが、日本人村に行く中で時間損失。この地区の見るべきものの豊富さに気を取り直して、また一日目と同じ列車でアユタヤへ通いました。
2日目はまずは、ヤイ・チャンモンクン寺院から訪問することに、そして河を越えて再び中心地域へ、そこで文化センター、歴史センターを訪れました。更にプラ・シー・サンペット、ロカヤスター、ラチャブラーナと周りました。
ラチャブラーナ寺院は観光コースから外れているらしく、また現在修復工事中であるということもあってか観光客がおらず、それだけ管理も緩やかで、真っ暗な地下室にある壁画を見る(=撮影する)ことが出来ました。なんだかキトラ古墳の壁画を写真に撮ることができたような「お得感」を得ることができました。カメラがなければ、真っ暗で肉眼では何も見えなかったはずです。近々、管理が進めば、撮影禁止になるでしょうね。
なお、「騒客日重録」というブログにも少し、視点、表現を変えて関連したことを記して行く予定です。よろしかったらどうぞ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 自転車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
昨日とは反対に駅舎側で自転車を借りました。40BTでした。さっそく、線路に沿って昨日と同様の道を走ります。しばらく線路沿いに走ると線路を越える左折路と踏み切りがあります。そのまま道なりに右に走れば、昨日の日本人村の方向へ……今日は左折して、チャイモンコン寺院へ向います。
大きな道に沿って左側に曲がって行く大通りにチャイモンコンの文字を見つけたので、道路を横切ってから右の脇道に入りました。その道は写真のこのお寺の公園のような池に通じていました。裏街道でした。
一人旅はどうも正門よりも裏道へ迷い込むことが多い?ようです。こちらには全然人がいません。 -
この寺を有名にしているのはなんといっても涅槃像です。当日は小学生たちが修学旅行のような形で何台ものバスで観光に来ていました。
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こちらの黄金仏像の前では願い事がかなうようにと?真剣な顔で祈願している二人の姿がありました。現世ご利益宗教丸出しという感じです。
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主塔へは階段を上がって入ることができます。階段はかなり踏まれて磨り減っています。
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御神体本尊は寂びた金色の坐像でした。この塔の上からの景色はなかなかのものです。
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塔の上からの景色です。
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塔を囲む周囲には表情の異なる修行僧(菩薩?羅漢?)が座っています。橙色の袈裟は信者達が着せるとか……、金色がないから橙色なのかなぁ?でも金色よりはましです。
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塔の上からの境内の景色
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境内の裏側に回ってみると象やら軍鶏のような鶏の群像が無数に並べられています。お守りの役目を果たしているようです。
路上脇にずらっと闘鶏がならんでいると不気味な感じがします。大は人間よりもでかいものから小は膝小僧くらいまでの大きさのものまでずらりと並んでいます。ヒッチコックの世界を思わず連想してしまいました。
象さんはまぁ、何匹いてもね。もちろんこれらは彫像です。
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僧たちの学び舎か僧房(個人部屋)のようです。このように寺院の本体を囲むようにそこに勤める僧たちの部屋が周囲を囲んでいたことがうかがえます。
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観光バスや正式の入場者はこちらから入るようです。わたしは裏側から入っていたことが分かりました。
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チャイモンコン寺院からは再び街の中心部へと戻り、ローチャナ通りというメインストリートを走り、左手に官庁や大学を見ながらアユタヤ文化センターへ向います。
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アユタヤ文化センターには残念ながらわたしの関心を曳くものは何もありませんでした。建物自体があたらしく、展示物内容は寂しいものでした。
文化センターの建物に入り、冷房と屋外の高床式テラスで涼を取れたことで良しとしましょう。
展示物については、まぁ、猫に小判だったということにしておきましょう。この後、アユタヤ歴史センター博物館にも行きました。
歴史博物館では、民俗学的な考証や資料などが映像や音響付きで解説さsれていました。伝承音楽なども聴けるようになっていました。見学者はドイツ人の若者一組とわたしだけという寂しさでした。博物館内は撮影禁止です。 -
博物館を出た後は現在修復中で入れないワット・プラ・ラームを右手に見ながら「象の道」を走っていると、
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やって来ました象さんと観光客が……象の上から声をかけられました。「日本の方ですか?自転車借りられるんですか?」「ええ、安くて便利ですよ」「僕たちも借りよう」こんな会話が交わされました。
近くのエレファント村から象の観光用散歩コースとしてのルートを歩いているようです。 -
象の散歩と出会あった後はそのまま真っ直ぐ走って行くと左手にアユタヤ観光ガイドブックにはかならず載っている三体の墳墓(チェディと呼ぶらしい)となっているプラ・シー・サンペット寺院に着きます。
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ここもビルマの進行を受けた際徹底的に破壊されつくしたとか、その復元全体模型がありました。かつての壮大な伽藍や学窓苑が偲ばれます。
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今でこそ文化遺産という価値を認められていますが、時代の中では王朝のシンボルとして敵(ビルマ)には真っ先に破壊すべき対象とされていたのでしょう。
国力を注ぎ、その栄華を誇ったことに反比例して破壊が徹底されるという皮肉。力を入れすぎるとその反作用が及ぶ支配者の複雑な心理が投影しているようです。人間の歴史の持つ光と影であり、おもしろい皮肉な現実です。 -
そうした破壊仏のなかに一つ西洋人の女性の半裸身を連想させるような流麗な線をしたトルソ(首なし欠体像)がありました。なんだか却ってとてもそそられる感じを受けました。この墳墓苑のなかでは一番良かったです。仏陀様ごめんなさい。煩悩はなれられません!
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さて、次に向ったのはロカヤスターの涅槃仏。サンペットから西側に走り、小さな橋を渡りすぐ右折し、その川に沿ってしばらく走ると雑貨屋と食堂を兼ねたような家が数件ありました。そこで、涅槃像のポーズをとるとそこの道を左に曲がって行けと言われました。(と解釈)
しばらく走ると畑の中に橙色の袈裟衣を身に纏った寝そべった、つまり涅槃スタイルの像が忽然と姿を表わしました。それだけの世界でした。 -
ロカヤスターを見終わってからはPa Thon通りに沿ってマハタート寺院(菩提樹下の仏頭石のある寺院跡)まで走り、そこを北上しいくつかの遺跡を見ました。
その中で、一番予期しないものに出会え、かつ「大いに得をした」感じになったのが、ラーチャブラーナ寺院でした。
CheeKun通りに沿った場所にあるのですが、訪れている人は誰もいませんでした。道路から見ると修復中であることが分かるし、そこにそんなに素晴らしいものがあるなどとは誰も思わないところです。 -
現在修復工事中のこの塔に入ることができました。
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塔を取り巻くように一周していると小さな階段があり、そこから上にあがれるようになっていました。
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朽ちかけた階段を上り中に入ると壁には何かが描かれたような痕があるのですが、正体不明です。そして部屋の真ん中に写真のような正方形の対角線状の場所がありました。なんだろうと思ってみたものの、解説もなく、わかりません。
交差したところにあるのは捧げ物のようです。その数メートル下に壁画の書かれた小部屋があることがあとで分かりました。 -
一旦その部屋を出ると急階段が下に下りているのが眼に入りました。人一人がやっと通れる程度の狭い急な階段です。手すりがなければとても上下できません。
そこを下まで降り切ると四角い小部屋に通じていました。薄明かりが射していますが、ほとんど肉眼では何も見えません。そこで、カメラにフラッシュを点灯させて撮影すると…… -
こんな映像が撮れていました。なにがなんだかは分からないのですが、仏像の姿らしきものが金色に描かれているのが分かります。こうして4面の壁画を写真に収め、更に天井にもカメラを向けてみました。その絵はこのレポートの表紙絵図です。なにやら天空・宇宙が描かれているような感じです。あるいは曼荼羅の世界かなにかが描かれているのでしょうか?
仏教芸術の専門家の方ならあるていどの解読ができるのではないでしょうか?時代はさほどは古くないのでしょうから、日本や中国敦煌などの古代遺跡などとのつながりは望むべくもないでしょうが、当時の南方経由のいわゆる上座仏教の世界観とか宇宙観を表したものなどというところとは関係があるかもしれません。(たんなる勝手な推測です)
中世という大きな時代で見るとイタリアルネッサンスの教会建築に描かれたフレスコ画や下絵のシノピアなどとの関連も考えられるかもしれません。
壁画にとってはこのアユタヤの気象条件は劣悪そのものであったことは間違いありません。人間の管理を離れたらあっという間にカビだらけになり、剥落、劣化のみが待っているという残酷な世界です。恐らく今は比較的管理が緩やかですが、きっとこの壁画は近々撮影禁止になるのではないかなと思いました。
それにしても人知れず、ここの壁画をこうして目の当たりにすることができたのは、まったく予想していなかったことなので、「大いに得をした」感となりました。 -
そんな訳で、古跡に夢中になっているともう3時近くになっていました。3:35発の列車を逃すと次はバンコク到着が夜の8時過ぎになってしまうし、ミニバンバスで帰ると疲れてしまうしと考え、また気が向いたときに来ようと思い、来たときに渡った橋をまた逆方向に渡って(今度は間違いなく真ん中の橋道を走って)対岸の駅舎側にある貸し自転車屋に戻りました。
テーマを持ってゆっくり見始め出したら際限のないアユタヤ遺跡群の数々です。50箇所以上ある名所ポイントをじっくり見始めたら、キリがありません。世界文化遺産というものはそういうものを云うのでしょう。2日間通った価値のある旅となりました。 <了>
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