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成瀬記念講堂は、明治39年(1906)、田辺淳吉の設計、清水組の施工で建てられた西洋風講堂建築です。旧日本女子大学豊明図書館兼講堂。<br />大正12年の関東大震災で、外壁の煉瓦壁が損傷したため、現在のような木造外壁に改修されました。今も残っている基礎部分の煉瓦構造、木組みトラス、ラテン十字架の平面、二層の屋上小塔などは当時のままだそうです。西洋教会堂の基本形式に大ホール様式を加えた設計になっています。田辺淳吉は、飛鳥山の澁澤史料館の木造の「晩香盧」、鉄筋コンクリート造と煉瓦造りの「青淵文庫」、深谷の煉瓦造りの「誠之堂」等を設計しています。講堂は、昭和36年(1961)に改修工事が完了しています。

成瀬記念講堂 ~ 樟渓館 

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2014/06/25 - 2014/06/25

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belledune

belleduneさん

成瀬記念講堂は、明治39年(1906)、田辺淳吉の設計、清水組の施工で建てられた西洋風講堂建築です。旧日本女子大学豊明図書館兼講堂。
大正12年の関東大震災で、外壁の煉瓦壁が損傷したため、現在のような木造外壁に改修されました。今も残っている基礎部分の煉瓦構造、木組みトラス、ラテン十字架の平面、二層の屋上小塔などは当時のままだそうです。西洋教会堂の基本形式に大ホール様式を加えた設計になっています。田辺淳吉は、飛鳥山の澁澤史料館の木造の「晩香盧」、鉄筋コンクリート造と煉瓦造りの「青淵文庫」、深谷の煉瓦造りの「誠之堂」等を設計しています。講堂は、昭和36年(1961)に改修工事が完了しています。

旅行の満足度
4.5

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  • 目白通りの正門を入ると、目白駅からのバス停があり、なかなか講堂を正面から撮ることが出来ません。

    目白通りの正門を入ると、目白駅からのバス停があり、なかなか講堂を正面から撮ることが出来ません。

  • 講堂の側面に廻ります。

    講堂の側面に廻ります。

  • 創建当時は煉瓦壁だったのですが、震災後、板壁になりました。窓枠の細工が良い。

    創建当時は煉瓦壁だったのですが、震災後、板壁になりました。窓枠の細工が良い。

  • トランセプトにステンドグラスがあるのですが、直ぐ傍に百年館低層部、高層部の2棟が迫っているため、良く見れません。

    トランセプトにステンドグラスがあるのですが、直ぐ傍に百年館低層部、高層部の2棟が迫っているため、良く見れません。

  • 側面半地下に煉瓦構造部分が見えました。

    側面半地下に煉瓦構造部分が見えました。

  • こちらが、正面入り口です。

    こちらが、正面入り口です。

  • 内部は自由に見学出来るので、一人静かに見ることが出来ました。右手にトイレがあります。右手は2階への階段です。

    内部は自由に見学出来るので、一人静かに見ることが出来ました。右手にトイレがあります。右手は2階への階段です。

  • 正面入り口を入った玄関ホールです。奥の階段は2階へ。

    正面入り口を入った玄関ホールです。奥の階段は2階へ。

  • 講堂の中へ入ります。照明が付いていなかったので、扉脇にあるスイッチを一つずつ点けてみました。全て点けてしまうと、照明が明るすぎて、上手く撮れません。今日は、雨模様なので、外光が期待出来ません。

    講堂の中へ入ります。照明が付いていなかったので、扉脇にあるスイッチを一つずつ点けてみました。全て点けてしまうと、照明が明るすぎて、上手く撮れません。今日は、雨模様なので、外光が期待出来ません。

  • 後部座席辺りの梁です。

    後部座席辺りの梁です。

  • 木組みトラスが見事です。

    木組みトラスが見事です。

  • 両脇に2階座席があるので、こんな感じになっています。

    両脇に2階座席があるので、こんな感じになっています。

  • こんな講堂でお話を聞くことが出来るなんて羨ましいです。私は、中・高と女子だけの学校に行きましたが、禅宗だったので、キリスト教徒は未だに無縁です。

    こんな講堂でお話を聞くことが出来るなんて羨ましいです。私は、中・高と女子だけの学校に行きましたが、禅宗だったので、キリスト教徒は未だに無縁です。

  • さっき、外側から見た素敵な窓です。

    さっき、外側から見た素敵な窓です。

  • こちらが、トランセプト(翼廊)のステンドグラス、やはり中から見ないと美しくないものですね。

    こちらが、トランセプト(翼廊)のステンドグラス、やはり中から見ないと美しくないものですね。

  • 壇の前から入り口方向を見たところです。2階の上部にも窓があります。

    壇の前から入り口方向を見たところです。2階の上部にも窓があります。

  • 壇の前から脇の2階席を見たところです。

    壇の前から脇の2階席を見たところです。

  • 丁度ラテン十字架のクロスするところに立っています。

    丁度ラテン十字架のクロスするところに立っています。

  • 少し明るくなって来たので、内部のトラスが良く見えます。

    少し明るくなって来たので、内部のトラスが良く見えます。

  • 前方の扉

    前方の扉

  • 壇上の上部

    壇上の上部

  • 脇の2階席の支柱

    脇の2階席の支柱

  • 入り口上の2階席の上部

    入り口上の2階席の上部

  • 内部の階段を上がって、2階席へ来ました。2階からだと梁が良く見えます。

    内部の階段を上がって、2階席へ来ました。2階からだと梁が良く見えます。

  • 2階から見た正面壇上

    2階から見た正面壇上

  • 2階の側面席からは梁の部分が良く見えます。照明を全て消して退出しました。

    2階の側面席からは梁の部分が良く見えます。照明を全て消して退出しました。

  • また雨が降ってきました。こちらが樟渓館です。大正15年(1915)に佐藤功一の設計で建てられた鉄筋造3階建てです。総合大学の予科である高等学部の教室として使用されていました。

    また雨が降ってきました。こちらが樟渓館です。大正15年(1915)に佐藤功一の設計で建てられた鉄筋造3階建てです。総合大学の予科である高等学部の教室として使用されていました。

  • 当時内部には、教室、階段教室、図書館、教師室などがあり、「新館」と呼ばれていました。戦後、麻生正蔵第二代学長の雅号から「樟渓館」と改称されました。昭和4年(1930)、大学本科の校舎として使用されました。その後、1950年から増築、補修を数回行い、現在はクラブ活動室として利用されています。内部は新しく改装されていましたので、入り口と外観だけ撮りました。

    当時内部には、教室、階段教室、図書館、教師室などがあり、「新館」と呼ばれていました。戦後、麻生正蔵第二代学長の雅号から「樟渓館」と改称されました。昭和4年(1930)、大学本科の校舎として使用されました。その後、1950年から増築、補修を数回行い、現在はクラブ活動室として利用されています。内部は新しく改装されていましたので、入り口と外観だけ撮りました。

  • 内部から見たところです。扉に付いた磨りガラス窓が可愛らしい。

    内部から見たところです。扉に付いた磨りガラス窓が可愛らしい。

  • 煉瓦で縁取りしてあるドア部分

    煉瓦で縁取りしてあるドア部分

  • 竣工当時は受付窓口だったのでしょう。

    竣工当時は受付窓口だったのでしょう。

  • 外観です。横に増築されていったと思われます。

    外観です。横に増築されていったと思われます。

  • ここから見ると増築されたところが直線になっていないのが分かります。正面玄関辺りからこちらへ増築されたらしい。

    ここから見ると増築されたところが直線になっていないのが分かります。正面玄関辺りからこちらへ増築されたらしい。

  • この建物は、不忍通り側にありますが、通りを渡ると体育館地区、寮地区が広がっています。その寮地区に、昭和2年(1927)開寮の「明桂寮」があります。この建物も佐藤功一の設計でしたが、老朽化のため、1993年に閉寮となってしまいましたが、現在一部復元されているらしいのですが、寮生以外は寮地区へは入れません。

    この建物は、不忍通り側にありますが、通りを渡ると体育館地区、寮地区が広がっています。その寮地区に、昭和2年(1927)開寮の「明桂寮」があります。この建物も佐藤功一の設計でしたが、老朽化のため、1993年に閉寮となってしまいましたが、現在一部復元されているらしいのですが、寮生以外は寮地区へは入れません。

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この旅行記へのコメント (1)

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  • アルデバランさん 2014/11/07 21:33:03
    我輩もぜひ…
    belleduneさん こんにちわ

    ハンマービームの成瀬講堂、行かれたんですね
    思わずポチッ!
    いつかぜひ見たいと思ってましたが、中の様子や外観の写真を見て
    ますます見てみたくなりました、すぐ近くの東京カテドラルと抱き合わせで行ってみようと思います。
    年頃になった娘には「結婚式は東京カテドラル聖マリア大聖堂でしなさい」と言いましたが、残念ながら相手がいないようです(^^;

    それにしても大変な数の建築物を訪ねており、ビックリです…

    アルデバラン

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