2014/05/04 - 2014/05/06
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mistralさん
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5月4日、フェズのリアドを後にして、メディナを歩き回る。
15時過ぎ、フェズを出発。
16時半、メクネスの簡単な観光
20時半、カサブランカ着
5月5日、カサブランカの観光後
空港へ
15:05 トルコ航空 618便でイスタンブールへ
21:40 イスタンブール着
5月6日、
01:00 トルコ航空 052便 イスタンブール発
18:30 成田着
(表紙写真はフェズのタンネリ なめし革染色職人街の様子)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
-
リアドをチェックアウトし同行のお二人と合流。
フェズ観光の一日が始まった。
フェズはモロッコ最初のイスラム王朝の都だった。
最初に造られた古い町はフェズ・エル・バリ、
13世紀のマリーン朝の時代に造られた町は
フェズ・エル・ジュッデッドと呼ばれる。
最初に訪れた王宮は
マリーン朝(13〜15世紀)のスルタンの居城だった。
現在はモロッコ国王がフェズに滞在の折に使われる。 -
門に向かっての写真撮影はOKだが
左手側に向けての撮影はダメだと言われた。
王様の居室がある為なのか? -
-
ゼッリージュ(モザイクタイル)の
美しいアラベスク模様がここでも
見られる。 -
今回の旅のあちこちで見られたイスラムの
アラベスク模様。
その歴史について:
イスラム教の教義が、偶像崇拝を禁止するもの
だったため、アラベスクと呼ばれる抽象的で
平面的な装飾模様が発展してきた。
線と形と色による調和を求め、その文様を平面の
隅々まで広げ、イスラム建築をおおいつくした。
途方もない手間のかかる装飾。 -
扉の繊細な飾り。
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高台にあがり
フェズの市街を一望に。 -
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郊外にある
陶器の工房を見学した。 -
足でろくろを回して
制作している。 -
こちらでは絵付けの
作業中。 -
カットしたタイルを
裏返しに並べていき
モルタルを流して
最後にひっくり返すと -
このような素晴らしい作品が出来上がる。
このような大作も
どこでも郵送してくれるようだが、
どこにでも設置できるわけではないし・・・
それより食器など手軽に購入できるものも
たくさんあって、
観光客はそちらが目当てのようで
お店はにぎわっていた。 -
工房から車で移動。
メディナの入口にあるブー・ジュルード門へ。
1913年の建造。
フェズ・ブルーと呼ばれる
綺麗なコバルト・ブルーのタイルで
造られている。 -
門の間からは
2つのミナレットが見える。
シディ・ルッザース・モスクと
ブー・イナニア・マドラサ。 -
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中に入って
振り返って見ると
門の色はグリーン。 -
たまたま門のアーチ越しに
三日月の形の看板が見えた。
三日月は薬局の目印と聞いていた。
Pharmacieとあるから
確かにそのようだ。 -
-
門を入って
すぐの賑わい。 -
ここで
ナツメヤシを買った。
大きさ別に並んでいる。 -
カーペット屋さんやら
-
雑貨屋さん
-
スパイス屋さん
-
次々と
いろいろなお店の間を
通り抜け -
こんな路地を横目で
ながめながら -
だんだんどこを見学したのかも
わからなくなってしまったが、
ここは
ザウィア・ムーレイ・イドリス廟。
9世紀初めにフェズのメディナを建造した
ムーレイ・イドリス2世のお墓がある。
フェズの守護聖人として今でも篤い信仰の
対象となっている聖域で、
異教徒は入場できない。 -
周囲には
お供え物売り場などがあり
イスラムの人々が入場していた。 -
このあと
神学校を見学したが・・・
どこがどこか特定できない。 -
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昼食の
レストランの入口は
やはりこんな狭さ。
中はかっての邸宅のようだ。 -
たくさんの小皿からなる
サラダ。 -
ここで初めて
クスクスに出会った。
上にマトンとビーフと野菜が
のったお料理。 -
マラケシュからずっとお約束だった
スカーフ工房と直売店へと
入っていく。
入口はこんな狭さ。 -
現地でシルクと呼んでいるのは
サボテンの繊維を使った織物。 -
写真中央に下がっているのが
繊維を取るサボテン。 -
機織りの様子。
-
4人がそれぞれスカーフを
巻いていただき、
大騒ぎをしながら
写真を撮ったりしていたら、
最後にガイド氏にも
試着をとお兄さんが・・・ -
そして出来上がりを撮ったのが
この写真。
ガイド氏のターバン姿はさすが板についている! -
サボテン繊維の混入具合で
柔らかかったり
サラッとした風合いになったり、
スカーフは色味も豊富で買い物を
楽しんだ。 -
スーク・ダッバーギーン(タンネリ)
を見渡せる革製品のお店に入った。
タンネリはフェズ川のほとりにある
なめし革染色の職人街。 -
-
丸い染色桶が並ぶ作業場。
染め方は中世そのままで
手仕事で
人が桶の中に入り
染め上げていく。 -
タンネリの周辺の
民家の屋根に点々と
白く見えるのは
BSアンテナ。 -
-
フェズを後にし
メクネスに着いたのは16時半ごろ。
メクネスの最盛期は17世紀、
アラウィー朝のムーレイ・イスマイルの時代。
彼は古い建物を取り壊し、新たにモスクなど
数多くの建造物を建設。
しかし首都としての機能は半世紀続いただけで
やがて衰退していった。 -
マンスール門。
-
ムーレイ・イスマイル廟へ入る。
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中庭を通りぬけ
-
最後に突き当りの所、
靴をぬいで入場すると
ムーレイ・イスマイルが眠る部屋を
覗くことができる。 -
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メクネスを後にして
一路カサブランカへ。 -
カサブランカのホテルに着いたのは
20時半。
旅を共にした
ガイド氏、ドライバー氏とは
これでお別れとなった。
心地良く安全に旅ができたのは
お二人のおかげだった。 -
5月5日 朝9時半
ホテル出発。
最初の日に私たちをマラケシュまで
連れていってくれた青年がホテルまで
来てくれた。
ところがカサブランカのガイドをするのは
彼はまだライセンスを持っていないので
別のガイドがするとのこと。 -
-
ガイド氏は82歳とのことで、驚いた。
観光に向かう前に
トルコ航空のリ・コンファームの必要から
(成田でリ・コンファームではないが発着時刻の
確認を含めて、してほしいと言われたため)
オフィスを探して、ガイドさんと街を歩いていたら
たまたまカフェのテラスに坐っていた、朝迎えに来た
例の青年がそれに気づき、
お茶をきりあげてオフィス探しも協力してくれた。 -
トルコ航空のオフィスでの用事も済み、
向かったのはハッサン2世モスク。
1993年に完成した
モロッコ最大、世界で7番目に
大きいモスクとのこと。 -
モロッコ全土から
職人1000人を動員して
造られたモスクは
その細部のどこをとっても
最高の技術力の結集が
感じられる。 -
-
-
コーランの一節「神の座は大水の上にある」より
ハッサン2世は「海の上にモスクを作りたい」との願いから
大西洋に突き出た形で設計された。
海側から見ると、本当に海の上にモスクが建っているように
見えるそうだ。 -
-
-
大西洋に面した9ヘクタールの
敷地にモスクは建っている。 -
小さくて見にくいが
ミナレットの上にある
3つの玉は
現生、来生、神の世を
現わしているそうだ。
このあとメディナの入口を
ちょっと見学。 -
空港に向かう前にちょっとした事件があった。
82歳のガイド氏が、用事があるからと
途中で車から降りようとしたらしい。
私たちはそのやり取りはわからなかったが、
ドライバー氏が会社へ通報し、
しばらくその場に車が停まっていたが
やがて、朝ホテルまで来てくれた青年が
会社からかけつけてくれた。
職務放棄!
そんなことが起こるなんて。
これもモロッコ。 -
青年曰く、
今日のガイド氏との契約は
私たちを空港まで送り届けるまでと
なっていたのにと、かなり憤慨した様子。
結局、その青年が空港までついてきてくれて
チェックインまでを手伝ってくれた。
私たちにとっては彼の方がわかりやすい英語でラッキーだったし、
初日に彼と別れた後の、モロッコの旅を報告したりして
しばらく彼と楽しい時を過ごすことができた。 -
モロッコの旅行記の最終章まできて
今回の旅は、旅先での出会いもテーマと
なっていったことを、感じている。 -
今まで、自身を含めて、あまり人物を登場させてこなかったが、
旅行記を進めるにつれて、どうしても人物の登場が必要となって
いった。
ちょっと不思議な感覚!
モロッコの地で出会い、多くを語り、共に同じ空気を吸い、
同じ時を共有した人たち。
それは個人の旅でも、ツアーでも体験できなかったこと。
思い出深い旅となったことはもちろんだが、
更にディープなモロッコを味わってみたい
と今、感じている。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- みちるさん 2015/04/13 15:04:23
- こんにちは
- mistralさん、はじめまして、こんにちは
mistralさんの長い旅行記、拝見し終わったところです。
ツアーじゃなくて、個人でガイドさんを雇って、回られたのですね。
余計思い出深い旅となられましたね。
ガイドさんが、人の集まるところでは、足早に歩かれたというのは、やはり人に絡まれないようにとの心遣いでしたね。
私達も、先頭にガイドさん、17名、添乗員とサンドして、スークに行くときなどは、買い物はなし、スリに注意、人にカメラ向けないとの注意を聞きつつ、足早に通り過ぎたものでした。
治安が悪くなってるので、しょうがないですね。
お写真拝見して、同じ所があったりして、感動が甦ってきます。
砂漠のホテルは、同じでした、とても素敵でしたね。
- mistralさん からの返信 2015/04/13 21:42:58
- RE: こんにちは
- みちるさん
こんばんわ。
> mistralさんの長い旅行記、拝見し終わったところです。
たくさん投票をいただき、有難うございました。
> ツアーじゃなくて、個人でガイドさんを雇って、回られたのですね。
> 余計思い出深い旅となられましたね。
旅から帰って、旅行記を仕上げて、それで旅も一段落・・・ですね。
みちるさんの旅行記も拝見してきました。
今日はアイト・ベン・ハドゥ。
着々と進められていますね〜
>
> ガイドさんが、人の集まるところでは、足早に歩かれたというのは、やはり人に絡まれないようにとの心遣いでしたね。
> 私達も、先頭にガイドさん、17名、添乗員とサンドして、スークに行くときなどは、買い物はなし、スリに注意、人にカメラ向けないとの注意を聞きつつ、足早に通り過ぎたものでした。
一枚写真を撮っただけで、人が飛んでくるのには、驚きですね〜
あんまり、そんな経験はしなかったような気が・・・
ただ、スークでは人に向けて写真は撮らないようには注意されました。
> 治安が悪くなってるので、しょうがないですね。
> お写真拝見して、同じ所があったりして、感動が甦ってきます。
> 砂漠のホテルは、同じでした、とても素敵でしたね。
そうですね〜
同じ場所の写真が出てくると、一層懐かしくなりますね。
続きを楽しみにしております。
mistral
-
- わんぱく大将さん 2014/07/28 09:02:14
- 職務放棄
- mistralさん
一緒に歩いてる感覚で楽しませていただきました。 染めの作業場、昔入ったことがありますが、私は人より鼻がきくので、もう、はきそうでした。
鼻にミントを詰めろと言われも、ミント自体がだめなので。。。
流石にターバンは現地の人、似あってらした。
職務放棄したガイド氏。 普通のエージェントならガイド料渡しませんね。どんな理由があったか知りませんが。 お客さんを助けず、船から降りたようなものですよ。
トルコ航空、いまだにリコンファームさせるようにしてるんですね。
あの時代もなくなったと思ってたのですが。。。 NYの帰りBAにリコンファームで私の席は落とされ、おかげでCクラスにということもありましたが。
大将
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