美しい街に戦いは似合わない～ウクライナ6

2013/05/24 - 2013/05/31

観光最終日。
キエフでこれは外せない”ぺチェールスカ大修道院”へ。創設は1051年！

エリア キーウ (キエフ)(ウクライナ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

高さ96mの鐘楼は改装中で鐘が降ろしてあった。

例によって建物の中は撮影禁止。 　古〜い木造の階段を上る礼拝堂もある。

イースターの卵のオブジェ

“ウスペンスキー大聖堂”11世紀建立。　まばゆい！

敷地は広く、散歩気分で歩くのが良い

“カタコンベ” 歴代の修道士達の亡骸がこの建物の地下のトンネルに葬られている。
人一人がやっと通れる、暗く狭いトンネルの両脇に直に見える遺体は
衣を着ているが、たまにミイラ化した手などが出ているのもあり
お供えのロウソクを灯り代りに進む。前の人とはぐれると恐い。

ウク風クレープ“ブリヌイ”　甘いのを覚悟したら―あまりにも甘くなく拍子抜け。

修道院だから修道士も沢山いる。
片隅にある小さな礼拝堂に入り、見よう見まねで十字を切っていると
近くに居た修道士が「そんなやり方じゃだーめ、こうするんだよ」とレクチャーしてくれたら、
彼はスペイン語だった。全く通じないウクライナ語に囲まれていたこの数日
できる筈もないスペイン語がなんと、理解できた！神の御加護か??

↑星文様の屋根がすてき　　他、宝飾品の博物館などもある(撮影禁止よ)

たっぷりぺチェールスカ大修道院を散策し
ぶらぶら歩く地下鉄駅までの道沿いの公園には様々な記念碑が。

↑1933年の大飢饉犠牲者のモニュメント
資料館があり「見ていって」と入り口でウクでは珍しいキャッチをされた。
展示の説明はウク語で読めないが、作物不作による飢饉ではなく
旧ソ連の計画的飢餓で人口の1/4が犠牲になった―と後で知った。
犠牲者にロウソクを供えて―と言われ、供えてきた。まだまだ知らない事が沢山あるな―。

これは戦没者の記念碑(多分)

↑街角にある移動コーヒーカー。美味いぞ。
「他に何人かで来てるの?」と聞かれ「いや一人だ」と答えると残念そうにしてた。
団体客で一気に儲けたかったようだ。
　
今宵も劇場でオペラでも…と思ってたがまだまだ観たい所があるので諦める。
オペラ用にとっておいたウク金が余りそうなので何か買いたい…そうだ！マトリョーシカ！
今までお土産で人に買っていった事はあるが自分用のは無かったんだ。

1749年建立のアンドレイ教会付近にはザ・土産屋な露店が集まってる。
旧ソ連時代の軍隊グッズ流れ物(本物か?)の店もありマニアにはたまらない。
他より観光客慣れしているので英語も通じる。

日本人ウェルカムな兄さんの店で
大きめ10ピースマトリョーシカ450グリグナを300に値切ってみるが
一瞬変な空気になった気がしたので「うそうそ、冗談だって」と言うと
「え?いいよ300で」とあっさりまけてくれた。おぉ！ウクに来て初めてだ！

晩御飯に入ったレストラン。ビーフストロガノフをオーダー。
以前ロシアで食べた時、その量の多さにびっくりだったので
作法に反するかもしれないがメインだけにしておく。
と、来たら…少なっ！そして考えてたのと違う(どれが正解かは解らんが)

独立広場・ウクライナ独立記念碑

寿司屋があちこちにある。呼び込みの兄さんが怖いぞ。

明るいがもう20時、地下鉄でホテルに帰る。　↑ホテル最寄駅前のバスターミナル

あちこちで売っていた苺が気になってたので買っちゃう(実は夕飯が物足りなかった)
日本で売ってるパックの4倍位あって約\200！
後で食べたら―これが全く甘くない！完全に野菜だ。いっそマヨネーズでもつけたい…

↑ホテル遠景　　近くのスーパーでお金使い切り作戦。
いざレジに行くとちょっとだけオーバーしてしまったので
「じゃこれキャンセル」と言ったら、レジの人、やり方が解らないようだ。
もたついて私の後ろに長い列ができてしまった。レジ係は別の人を呼び、鍵を借りて操作してた。
いやきっと訂正できるボタンがあるはず…日本のレジとは違うのか? すまん、迷惑かけたね。

翌朝、トルコ経由で帰る。
↑空港にて。一般の働いてる人の弁当が気になり…隠し撮り

トルコからの便が遅れたため、成田からジェットスターで帰る予定が時刻ギリギリになり
ちょっとの遅刻も許されないLCCゆえ、もうダメだ…と悲観してたが
一応全力で走って行ったらなんとか乗せてくれた。ここでも、すまん。

↑トルコ・アタチュルク空港にて、エプロン内でバスが渋滞??

旅に出る前「ウクライナ」と検索すると必ず出てくる「ウクライナ21」
と呼ばれる凶悪犯罪にも遭わず、穏やかな国なのであった。
今騒がれている一部独立問題が平和的に解決するのを望みます。
　
　終わり