南ドイツのクリスマスマーケットに進撃の旅【2日目】ネルトリンゲンで進撃の巨人の世界にようこそ

2013/12/19 - 2013/12/19

2013年、「進撃の巨人」にまんまとはまり、その熱が高じて噂の町・ネルトリンゲン訪問を決意。
ドイツ2日目、ついに行ってまいります、ネルトリンゲン！


【行程】
　1日目：羽田〜パリ(CDG)〜ミュンヘン　http://4travel.jp/travelogue/10893194
★2日目：ネルトリンゲン
　3日目午前：ローテンブルク　http://4travel.jp/travelogue/10895854
　3日目午後：ニュルンベルク　http://4travel.jp/travelogue/10895961
　4日目：ノイシュヴァンシュタイン城＆ヴィース教会、バート・テルツ
　　　　　　http://4travel.jp/travelogue/10899582
　5日目：ミュンヘン　http://4travel.jp/travelogue/10899900
　6日目：ミュンヘン〜ヘルシンキ〜成田　http://4travel.jp/travelogue/10900233
（7日目：成田着）

【旅行期間】
　2013/12/18(水)〜2013/12/24(火)（5泊7日）

【便】
　往：JL041　 （01:30羽田→06:20CDG）
　　　AF1722　（10:15CDG→11:45ミュンヘン）
　復：AY2804　（10:35ミュンヘン→14:10ヘルシンキ）
　　　JL414　 （17:25ヘルシンキ→10:10成田）

【宿泊先】
　LEONARDO HOTEL&RESIDENTZ MUNICH（5泊）

【費用】
　■出発前に手配＆支払い済み
　　航空券（サーチャージ等諸経費込）：130,220円/1人
　　ホテル：42,600円/1室2名
　　ICE料金（ミュンヘン→ニュルンベルク・1等車）：39ユーロ/2人
　　オプショナルツアー（4日目）：11,760円/1人

　■現地諸経費（食費・交通費・各種入場料・お土産代など）
　　100,000円未満…のはず。
　　出発前のレートは1ユーロ＝146〜7円くらいでした。

エリア ネルトリンゲン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ぐっすり眠って2日目の朝。
今日はいよいよこの旅の目的地・ネルトリンゲンに向かいます。

朝食ももりもりいただきます。

最寄駅の自動券売機でバイエルンチケットを買って、中央駅に向かいます。
バイエルンチケットは、州内の快速電車が乗り放題になるチケットで、2人で27ユーロ（1人なら22ユーロくらいだったかな）。
平日は9:00からじゃないと使えないので、あらかじめDBホームページで調べていた電車を使います。

さて、ミュンヘンからネルトリンゲンまでは、ドナウヴェルト乗り換えで片道約2時間。

9:36ミュンヘン中央駅〜10:56ドナウヴェルトまではRE（地域快速列車）、
11:03ドナウヴェルト〜11:36ネルトリンゲンまではRB（普通列車）です。

来ました！
この電車に乗って、まずはドナウヴェルトまで。

ゆったりしたお席で道中快適です。
車内にお手洗いもあるので、余計な心配もいりません。

この時期、窓の外には荒涼とした風景が広がります。
霜は降りてますが、雪はありません。

夏に来ると緑が綺麗なんだろうな。

定刻どおり。
乗換も楽々できて、とうとう着きました！

ネルトリンゲンです。

ネルトリンゲン駅 駅

駅にあるこの地図を見ただけで興奮する。

壁に囲まれてるー！

駅で街の案内パンフを貰って行きます。
街中のインフォメーションセンターでも入手できます。

ネルトリンゲンの駅は、ローカル臭漂う小さな駅です。
ここで下車した人は数人のみ、観光客らしき人は私達2人だけ。

城壁で囲まれた街まで、5分程度歩きます。

ところでこの日、ミュンヘンは晴れていたんですが、道中雲行きが怪しくなり、ネルトリンゲンに着いたころには、ご覧の通り、雨です。。

しかし憧れの地を前にして落ち込んではいられません。

門をくぐって、いざ、壁内へ！

ライムリンガー門 建造物

街全体でクリスマスをお祝いしよう、という空気が伝わってきます。

ネルトリンゲン旧市街 建造物

雑貨屋さんで５ユーロで折り畳み傘を購入しつつ、街の中央を目指します。

途中見つけたお家の壁にかかったプレート。
ネルトリンゲンの歴史（？）を紹介しているんでしょうか。

ネルトリンゲン旧市街 建造物

中央部付近のお花屋さん。
飾り付けがクリスマスモード入ってます。

ネルトリンゲン旧市街 建造物

軒先で売られていたキャンドルたち。
かわいい〜！
女子はこういうのに弱い。

日本でもありそうだけど目に付かないのに、なぜかドイツだと目に留まります。

こじんまりした街なので、すぐに中央部に到着。
聖ゲオルク教会と、教会の塔・通称「ダニエル」がこの町のシンボルのようです。

教会前の広場には、クリスマスマーケットも立っています。

聖ゲオルク教会の塔 (ネルトリンゲン) 寺院・教会

はちみつを売る屋台。
蜜蝋もかわいい！

ネルトリンゲン旧市街 建造物

この街での【目的その１・ダニエルに上る】。

聖ゲオルク教会の塔 (ネルトリンゲン) 寺院・教会

こんな風に現在地が表示されている。
これが８カ所くらいにあります。

RPG気分。

結構狭くて急な階段。

途中階には、ツリーと天使の羽根が飾られています。

お、これは教会の鐘ですね。

ゴール直前の階にはトイレあり。

さながらセープポイントのよう。

細い階段をひたすら上がって約10分、ようやく辿り着きました。
扉のベルの音を聞いて、塔の番人のおじさんが出て来ます。

「地球の歩き方」では2.5ユーロと紹介されてますが、3ユーロになってました。
明らかに張り替えた痕跡が残る・・・。

台の上には寄せ書きノートもあって、直近のページを捲るとやはり
Attack on titan!
とか
進撃しに来ました
などのコメントが見受けられます。

この街の人はここが聖地巡礼の地になっていることを知っているんだろうか。。。
（多分知らない。）


キリスト聖誕シーンを再現した「クリッペ」も飾られてます。
窓の外の風景にわくわく♪

お金を払ったら、
いよいよ・・・・・・・

来たーーーーー！！
この風景が見たかった！

調査兵団がヒュンヒュン飛んでてもおかしくない。
しばし感動で無言になる。

ネルトリンゲンの街が城壁に囲まれていることがよく分かる。

巨人が群がるあのシーンを思い出す。

聖ゲオルク教会の塔 (ネルトリンゲン) 寺院・教会

ちなみに通路は結構細くて、一方通行になってます。
クリスマスシーズンだからか、四方にもみの木（らしき針葉樹）が飾られてます。

一時間くらい塔の上で盛り上がってました。
ちょうど誰も来なかったので貸切状態！
うわー、大満足です！

帰り際に階段で次のお客さんとすれ違いました。
がんばれ階段上り。

ダニエルからの風景を満喫して地上に戻ったら、唐突に寒さを思い出して、温まりがてらランチできる場所を探すことに。

教会の前の広場には、小さなメリーゴーランドが出てました。

等身大クリッペ発見。

そして本物のヤギ。
戯れる地元の兄弟。

昨日のディナーに引き続き、「地球の歩き方」を頼りに、ランチするお店を決定。
Zum Hubeleです。

奥の席、なんだか楽しそう！
私達は手前の席に案内されました。

私達のほかには、近所の人達のグループがお食事してました。
観光客向けというより、地元の人が集うような、和やかで家庭的な雰囲気のお店です。

とりあえず温かいものをオーダー。
カフェオレでほっと一息つきます。

いやー、やっぱりドイツの冬は冷えますね。

お店のおじさんには英語があまり通じなくて、メニューもドイツ語表記のみでした。
遠い島国発行のガイドブック頼りに来られてさぞや迷惑かと思いきや、嫌そうな顔もせず、むしろ楽しそうに一生懸命、簡単な英語でメニューの説明をしてくれました。
私達も「地球の歩き方」の料理名ページを頼りに、おじさんと意思疎通を図ります。

結果、ヴィーナー・シュニュツェル（ウィーン風カツレツ）きのこソース掛け、付け合わせにフライドポテト、そしてサラダを注文。
きのこソースのことをイェーガーソースと言うと「地球の歩き方」に紹介されていたので、せっかくなので選んでみました。
（※進撃の巨人の主人公の名前がエレン・イェーガー）

お店の雰囲気どおり、ドイツの家庭料理といった優しいお味で空腹が満たされました。
ごちそうさま！


食事後、おじさんに雑貨屋さんの場所を教えてもらいました。
おじさんは、ここもオススメだよ！　というクリスタル専門のお店も紹介してくれる。
おじさんの優しさでドイツ人への好感がぐんぐん上がります。

雑貨屋さんはどうやら、さっき上ったダニエルの近くにあるらしい。

途中、私の心にヒットする可愛い飾り付けの建物を発見。

お目当てのお店はこちら、souvenir-geschenke。
この街での【目的その２・お買いもの】。

これこれ、このお家の置物が欲しかったの！
リヒトホイザー（ライトハイス）で、中にキャンドルを灯して楽しめます。

3サイズくらいあって、その一つ一つが違う作りになっているので、選ぶのも大変。だけど楽しい！
お店のマダムもああでもないこうでもないと言って、組み合わせをアドバイスしてくれました。

ガイドブックには「ライク」というメーカーのリヒトホイザーがよく紹介されていますが、ここで売ってるのはそれよりも素朴な作りで、お値段もお手頃。
個人的にはここで売ってる手作り感を感じられるリヒトホイザーが好みです。

ところで、ネルトリンゲンはブタに救われた街とのことで、街中のお店の至るところでブタの置物に出会います。

左下は宝石屋さんの前にいたブタさん。
お店のカラーが出てますね。

さて、【目的その３・壁に上る】。

今まで街の中心部にいたので、適当に壁に向かって歩けば、壁に上れる門に着きます。
ということで、バルディンガー門から上ります。

階段を上るとこんな感じになっていて、街を取り囲む壁の上は、ぐるっと一周歩けるようになってます。
多分。（時間の関係で1/4ほどしか歩きませんでした）

ちょっと歩いてみます。

気分はさながら駐屯兵団。

街のシンボル・ダニエルがよく見えます。

窓から見た壁外の様子。
絵になります。

壁は屋根のあるところとないところがあります。
この屋根のないところは、そんなに高くありません。

民家に可愛い標識発見。

にゃー

素敵な雰囲気。

ネルトリンゲン旧市街 建造物

壁はまだまだ続く。

バルディンガー門 建造物

ダニエルを臨む。

ネルトリンゲン旧市街 建造物

そろそろ日も落ちて来たので、街の中心部に戻ります。

ネルトリンゲンを模した指輪がディスプレイされたショーウィンドウ。

途中見かけた本屋さんで、ポストカードをいくつか買います。

クリスマスマーケットもライトアップ。
賑わいを見せ始めています。

マルクト広場 (ネルトリンゲン) 広場・公園

明かりが灯ると雰囲気も増しますね。
右側の大きな建物は「ブロート・タンツハウス」です。

タンツハウス 建造物

ところで、気になっていたんですが、この大きなツリー･･･

根元はこうなってます！

広場前のミュラーを物色していたら、いつの間にか外は真っ暗になっていました。

ダニエルの上もライトアップされてますね。

ネルトリンゲンの街ともそろそろお別れです。

ネルトリンゲン旧市街 建造物

本当は今日、ネルトリンゲンの後、乗換駅のドナウヴェルトを観光する計画でしたが、ネルトリンゲンの雰囲気が良すぎて一日この街にいました。
観光客の姿は（少なくともアジア系は）私達以外には見受けられず、地元の人の日常に入り込ませてもらったような、そんな一日でした。

塔から下りた後は曇りに変わったものの、あいにく天気に恵まれなかったので、次は青空のもと、青々とした緑の季節にまた来てみたいです。

さて、これからまた2時間かけてミュンヘンに戻ります。

ダイニンガー門 建造物