奈良　唐招提寺　うちわまき　女一人見物

2014/05/19 - 2014/05/19

５月はおでかけするには良い季節なのでどこかでお祭りしていないかな〜と調べていたら『うちわまき』が検索ヒット。

なにこれめっちゃ面白そう。

というわけで行ってきました。

エリア 奈良市(奈良)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

唐招提寺というと鑑真大和上で有名ですが、5月19日は覚盛上人の法要ということで「うちわまき」というのは上人の肌に止まった蚊をたたこうとする弟子に対して「自分の血を与えるのも菩薩行である」とおっしゃった故事によるものだとされています。

礼堂に並ぶうちわ絵。とてもきれいです。

うちわまきは国宝の鼓楼の2階の部分からまかれます。
国宝って飾ってあるだけで触れちゃダメっていうイメージがありましたが、こういう使われ方を今でもされているのってすごいな〜って思います。
登ってみたいなぁ。

有名人たちが描いたうちわの作品が鼓楼の四方をズラリと囲んでいました。

そんな中で見つけたかわいい犬の絵。小川国亜起という日本画家の方の作品です。

さて、うちわまきの整理券を9時にもらい、15時のうちわまきまでの時間をどう過ごそうか考えていたのですが、唐招提寺の駐車場の隣にあるお土産屋さんでいろんな雑貨が売られていたので買いまくりました。

奈良の雑貨はかわいいですね。
ご当地マスキングテープは種類が豊富でした。
鳥獣戯画のマスキングテープもあったので、使い所がないけれど思わず購入しちゃいました。
奈良といえばせんとくん。もちろんたくさんのグッズが売られていましたが、しかまろくんという新たなゆるキャラがいたのでそちらをお土産に購入しました。

あと、とてもいいお天気だったのでアイスを購入。しかし風邪で味覚がマヒしていてあまり味わうことができなかったのが残念でした。
それでもかすかにほうじ茶を感じることはできました。
今度は万全な体調で挑みたいと思います。

同じくお土産屋さんに売っていた鹿サイダー。ラベルがかわいかったので、家に飾ってあります。

13時からある中興忌梵網会（ちゅうこうきぼんもうえ）まで奈良駅の近くで時間をつぶし、雑貨を買いあさり（笑）戻ってくると舞楽の準備がほぼ完成していました。

晴天だったので真っ白な舞台が一際眩しいです。

五色旗も風になびいてとてもきれいです。

神前式などでお馴染のヒュオ〜という雅な音楽が流れ出し、いよいよ舞楽の始まりです。この間、講堂の中ではお経が読まれ法要が始まります。

この舞楽、全体を通して1時間近くあるので、5月とはいえ暑い日差しの中で立ってみているのはなかなか体力を消耗します。隣で見ていた高齢の方は途中ギブアップして去って行かれました。

ゆっくりとした動作で、でもとても力強い舞が続きます。

朱色がとても美しいです。

所作が細かいです。

鬼・・・なのでしょうか？
舞楽の説明はなかったので、どういったものを表現されているのかはわからなかったです。知っていたらもっと面白いのにな〜。

さて法要も終わり、いったん鼓楼のそばから観客全員が離れ、整理券を持つ人だけが順番に並びうちわまきへと赴きます。

こちら黄色と青色の整理券。
色の違いは鼓楼の南側から取るか西側から取るかの違いです。
それぞれ200名ずつに分かれ、更に50名ずつに分けられうちわを取ります。

うちわを取った人は速やかに離れ、取れていない人が残っていく方式なので全員にうちわが行き届くようになっています。
そして空中でキャッチできず、落ちて破れてしまってもそれは仕方がない物として拾って持ち帰るというルールもあるため、みんなきれいな物を狙って一生懸命腕を伸ばします。

うちわまきのルール説明をするお坊さん。
鐘の音とともにうちわがまかれます。

このうちわ、柄の部分が長くうちわの部分もハート型でかわいらしいのでなんだか魔法ステッキのようにも見えます。

予測不可能な動きをするうちわ。
落ちて人に踏まれないうちにサッと拾ったのできれいでした。

うちわまきで拾ったうちわと金堂を記念撮影。
月曜日だったので朝の8時半に並んでも120人ぐらいの所だった（整理券に並んでいると人数確認のためお寺の人が数を数えに来ていました）ので無事にうちわをゲット。
去年の日曜日は8時前でも400人を越していたそうなので今年に来ることができてよかったです。