大学路（テハンノ）で舞台を観る (●´ー｀●) ソウルの街歩き【後編】２０１４

2014/05/13 - 2014/05/16

実質２日半のショートトリップ。
初日の夜は 定番になった感じがする
「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」へ。
まる１日観光ができる最後の日は
お土産を買いにソウル駅直結で便の良い
大型スーパー「ロッテマート」で
家人の買い物にお付き合い。
ホテルに一旦戻って休憩の後
ソウル最後の夜は大学路（テハンノ）
にある『芸術広場劇場』で午後８時開演の
ミュージカル「ファラン」を観に行きました。

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機

初日は夕方というより夜と言った方が良い
時間にホテルにチェックインしましたが
夕食は何処で食べようか？と迷うことなく
やっぱりソウルへやって来たからにはと
定番になった感じがする
「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」
に行く為だけに
地下鉄に乗ってやって来ました。

安い・早い　
なんと言っても
う・ま・い (●´ー｀●)
２人でビール２本込みで
W２９.０００(2,800円程)

遅い時間でしたから
並ぶことなくテーブルにつく
ことができましたが
食べ終わってホテルに帰ろうと
と東大門の前に戻って来たのが
もう、２３：２０分。

間もなく終電。
もし、乗り遅れたら東大門の周囲から
タクシーを拾うのは大変です。
それに初めてソウルを訪れた時
ガイドさんから「東大門の周囲から
夜タクシーを拾うと観光客はボラレル
ことが多いので気をつけてください」
と言われましたっけ。(；´ｪ｀)
危ない・危ない今夜は滑り込みセーフ！

また別の日
地下鉄でソウル駅直結で
便の良い大型スーパー「ロッテマート」
で家人の買い物にお付き合い。
というかポーターに徹します。(；´ｪ｀)

「ロッテマート」
この時・ここぞというばかりに
カートに食料等を入れてゆくのを
ジッと見ているばかりの「あの街から」
レジに並んでいる人たちを見れば
皆さん購買欲が旺盛になるようで
大人買いをする人・人・人
店員の方の商品の補充も大忙し！
やれやれ。一旦ホテルへ戻って休憩。

この夜は、Pm８：００開演の
ミュージカル「ファラン」を観に行きました。

地下鉄で「大学路（テハンノ）」へ。

地下鉄４号線恵化（へファ）駅２番出口から出てきました。
「大学路（テハンノ）」は初めて訪れました。
Pm７：３０ごろでもう薄暗くなり始めた時間でした。
地上に出た所から
これまで訪れた明洞や狎鴎亭(アックジョン)
東大門とは全く違う雰囲気。
だけど街は同じ様に にぎわっていました。

ガイドブックで大学路を見てみたところ
『劇場や画廊が集まる文化の香り高い
街。かってこのエリアにソウル大学があり
大学路（テハンノ）の名前もそれに由来する。』
とのことでしたが確かに、すれ違う人・すれ違う人
学生風の若者が多い。

５００mほど直進し左角を曲がってまもなく
右手に看板を掲げているビルがありました。
ここまで地下鉄駅出口の大通りから５〜６分
『芸術広場劇場』はありました。

劇場ビルの回りはコンビニがあるだけで
あとは街灯が灯っているだけ。
３〜４階建ての住宅街にあるビル。
全く目だだない。かろうじて看板が目に入りました。
そこがまた演劇通ぽい劇場の良いところかな。

ハングル文字が読めないので
これが劇場の表記なのかも
分からないし人の気配も感じないのですが
とにかく入って行きました。
１階奥にチケットブースがあり
窓口に並んでいる人を見てひと安心。
というか、もう大部分の観客の方は
入場した後ということが
この後わかりました。(；´ｪ｀)

このビルに３〜４つの劇場が入っていて
それぞれ演目ごとの窓口に並びます。
ここでもまた　ハングル文字が読めないので(；´ｪ｀)
どの窓口の列かわかりませんでしたが
ネット予約のタブレットを見せたら
チケットと無事交換することができました。

さて、そのミュージカル『ファラン』
ネットの紹介文に
〜新感覚の韓流・パフォーマンスが
2013年９月大学路(テハンノ)に劇場を移して
再登場したミュージカル『ファラン』
新羅時代に実存したとされる青年組織ファラン。
葛藤を重ねながら成長していく過程を
歌と踊りをふんだんに描きます。
との紹介文から
あぁこれなら、言葉がわからなくっても
歌や踊りは楽しめそうだ。
と選んでみました。

カーテンコールが始まると観客では
なンと女子が一眼レフを取り出し
一斉にシャッターを切りはじめました。

なンか気持ちの良いお約束
といった感じでした。

舞台を観る楽しみの１つに
舞台装置や照明がありますが
今回は正面に５枚の板がクルクル回る
仕掛けがあるだけのシンプルなもの。

５人の役者は衣装が変わったり場面ごと
その扉を出たり入ったり。

回転式扉が閉まった状態になると
スクリーンの役目を果たし
そこに場面場面の風景が映し出され
照明と相まって

雪の荒野も道場も
観客をイメージの世界へと(＾∀＾)
連れていってくれます。

総勢５名のミュージカルですが
剣舞やブレークダンスからバック転まで
１人・１人の踊りがうまい。

それより感激したのが歌のうまさ。
コーラスを歌っても
１人・１人がソロで歌っても
舌を巻くうまさです。(＾∀＾)
しかも、劇中激しく踊り動いた直後の芝居でも
もちろん息切れなんてなくその後また
パワー全開の声で歌いあげるのです。

このまま大劇場に立たせて公演が出来るのでは
と思えるほどです。
２時間ほぼ出ずっぱりでこれほどの歌・踊りの
激しいパフォーマンスが
連日よく持つなぁ〜と思ったら
ダブルキャスト（何組かで交代？）で
演じているいうことですが
ということは、こんな風に歌い踊れる役者が
何組も居るということか。
韓国の演劇界の層の厚さやレベルの高さ
を知った夜でもありました。
これが見終えた本音の感想です。

☆分割した右の画像は
皆さんに配っていたバラの１輪
家人がもらったことだし
わたしは良いですと手を振ったら
彼はどうぞ受け取ってください。（多分(；´ｪ｀)
と手で示してくれ、
そのファンサービスに(＾∀＾)。

２００席程の小劇場でどの席からでも
舞台と一体感を感じながら
観ることができそうです。(＾∀＾)
前から３列目の真ん中のチケットを用意してもらえ感謝です。

出口に出てきたら
先ほどまでリーダー（キパラン）役を
演じた俳優さんが観客の１人１人に
真っ赤なバラ１輪を手渡ししていました。
私が手に持っていたカメラを見た彼は
並んでいたもう１人の役者さんに
「こちらの方が写すそうだよ。ハイ！カメラ目線で」
（多分こんな風に言ってくれたようです。）
と声がけしてくれ(●´ー｀●)
Vサインまでサービスしてくれました。

もう家人は「歌といい踊りといい
あのサービス精神といい
これはもうファンになるわ」
とご満悦のよう。(；´ｪ｀)

細長いロビーには、本日のキャストや
これまで１０００回を超えた
この演目の代々のポスターそして
パンフレットとCDの販売コーナーがありました。

チケットは
日本からネット予約２枚で７,０００円。
（今日現在は為替ルートの関係か１人３,６００円に）
こんな楽しい舞台が１人３,５００円で観ることができる
うらやましい環境です。
それにしても、我が国の観劇やコンサートチケットは
どうしてあんなに高いのだろう。
NYのブロードウェイやパリのオペラ座の舞台を
観た旅行記でも書いたことだけれどね。

NYのブロードウェイ観劇編
http://4travel.jp/travelogue/10700442

パリのオペラ座のバレイ鑑賞編
http://4travel.jp/travelogue/10741811

さて、終演後。

ミュージカルを観る前に
食事をしたら連日の街歩きの
疲れもあり居眠りでもしたら
と夕食はまだでしたので
お腹が空いてきました。

ダンスと歌に引き込まれ
あっという間の２時間で
空腹も忘れていたのでしたが。

地図で見ると東大門から
北側、昌徳宮にも近い
大学路（テハンノ）の街。

Pm１０：００はゆうに回っていましたが
街はにぎやか。

居酒屋もあれば

おしゃれなカフェも
まだまだ営業中みたいだ。

シネコンもあり、ほんと賑やか。
えっ「ゴジラ」のハリウッド版が
もうロードショーしているう。
日本では、この後（２ヶ月後の７月２５日
からの公開予定です。）

大学路(テハンノ)には
劇場が沢山あるとガイドブックに
書いてありましたが、演劇や
コンサートのポスターが
あちらこちらに目につきました。

食事をするのに
良さそうな店を探しながら
夜の大学路を散策してみました。

治安の不安はあまり感じませんでした。

屋台も並んでいます。

楽しそうです。

同じ通りにカフェも居酒屋も
混在していて楽しい街だ。

店先に透明のビニールシートが
あり通りから店内が見え
地元のサラリーマン風の人たちで
混んでいた店に入ってみました。

食べながら２人の会話は
今夜観た「ファラン」は
どんな物語だった？というものでした。
韓国語が分からない２人が観て
果たしてどれ程、理解できたのか
(；´ｪ｀)

私は、劇中「オンマ・アッパー・ケンチャナ」
（母さん・父さん・大丈夫か？）
と度々会話に出てきたことと
楯を持った剣舞やアクションシーン
から故郷を遠く離れた兵士の物語と思って観た。
と説を言い
家人は、とある劇団養成所に入った５人。
個性の強い５人。
リーダー格の人は厳しい人。
サブリーダーはスキルは高いが
協調性が無い人。
５人目のファランは何をやってもうまくやれない人。

皆で練習を積んで１流になろうと思う
リーダーの熱意が空回りしてまとまらない。
そんな時に、サブリーダーの家族に不幸があり
他のメンバーにお互いに思いやりが生まれ
出来の悪いファランを皆ですくい上げ
チームはまとまって行く。
という２つの説(；´ｪ｀)。

帰国後、ウイキペデアで
「ファラン」を検索したところ
ファランは新羅に実存した
とされている男巫（みこ）青年組織。
貴人の子弟の社交クラブのような集団であり
教育的機能を帯びた青年組織で
新羅滅亡後も様々な形で
花郎（ファラン）の跡が確認できるそうで

互いに道義を磨き歌や楽器を嗜（たしな）み
山紫水明をめぐり歩き交流をふかめ
それぞれの良し悪しがわかると特に秀でた者を
朝廷に臣下として推薦したのだという。
それゆえ
ファランから優れた士官や兵士が輩出されたという。
またファランとなる者の多くは貴人の子弟であり
庶民はみなこれを尊び仕えたとのことです。

２人の説は見事に外れてしまいました。
(●´ー｀●)

ところで今夜の食事代は
〆てW３４,０００(およそ３,３００円程）
ビール２本にサムギョプサルに
プルコギを追加してこの料金。
さすが学生街。

雰囲気も良いし
また来てみたい街になりました。

旅先というのに、この夜も終電で
ホテルに戻りました。

さすが劇場街
地下鉄の構内には
ミュージカルの広告板が並んでいました。

あっという間に最終日。
ホテルに鞄を預けまたまた街歩き。

先生の引率で

ソウル広場の近く
徳寿宮（トッスグン）の
大漢門

もう観光客がいっぱい。

一昨日入ったカフェに行こうと
して見つからず(；´ｪ｀)
フリーWi-Fiの文字に惹かれ
入った店ですが(＾∀＾)でした。

珈琲もパンもうまかったなぁ。

さて、昌徳宮へ行った日の夕刻
の地下鉄「安国・アングク」駅
を出た所。
ここから歩いて直ぐ「昌徳宮」
はありますが

昌徳宮の集合時間まで
余裕があったので
隣の公園から見えた建物へ
行ってみました。

もう今日は閉館時間かと
思ったら只今工事中で
開館はまだ先みたいです。
が、近代的な建物と
レトロなところがコラボした
美術館かな。
次回にでも来てみたい
所になりました。

さて、そうこうしているうちに
ホテルの前から高速バスで
仁川空港に戻って来ました。

チエックインも済んだので
のんびり空港ビルを散策。
ここでも韓国の伝統音楽を奏でいる
ところに出会いました。

夕方便まで時間はまだ余裕だし
今回まだ食べていなかったものを
食べよう。ということにして
私は、サバ定食（鯖とスンドウフチゲ）

家人は冷麺を。
辛さは選べ麺はテーブルへ運ばれてきてから
ハサミで切ってくれました。
「あっさり薄味でうまい」と言っておりました。

帰りにジェツトに乗り込む前には
また来たいなぁと思う楽しい旅でした。

ソウルの街は
我々同樣の一般の人々は
これまでとなんら
変わりはなくどの場面でも
皆さんに優しく接してもらいました。

あっという間のソウルの４日間。
街歩きの光景を思い出しながら
機上の人となりました。

今回のソウルの旅は前後編の他
「希望という名の光を」編
http://4travel.jp/travelogue/10892685
と
「満月の宵の宮殿・特別観覧」編
http://4travel.jp/travelogue/10892547
もあります。(*・∀・)

この旅行記へのコメント （2）

• 讃岐おばさんさん 2014/06/16 22:53:18

  ソウルの達人と呼ばせてください！

  こんばんは〜
  ハングル文字、買い物してレシートを見ても理解できません。
  仕組みが分かれば簡単だそうですが。
  
  それにしても、美味しそうなお店をうまくチョイスしていますね。
  私がソウルへ行くのはまだまだ不透明ですが、その時には参考にさせてください。
  
  台湾つながりの友人は韓国の演劇のファンです。
  もう、どっぷり浸かっていますよ。
  日本のミュージカルファンだったのに、凄い様変わりです。
  で、納得しました、なるほど。
  劇場や映画館をめぐる旅も良いでしょうね。
  
  　　　　　　　　讃岐おばさん

  あの街からさん からの返信 2014/06/17 00:22:56

  RE: 韓国のミュージカルは言葉がわからなくっても歌声と踊りに魅せられました

  今晩は　というかミッドナイトですね　
  讃岐おばさんと会話するのは
  讃岐おばさんのもう１つのプログを見た後に飛んで行くことが
  ほとんどなので土曜日曜の午前なのですが
  今夜は、ありがとうをこめて深夜になりました。
  
  先ず、「ソウルの達人」をそのまま頷いたら
  4Tのソウルファンからえぇ〜っ！って声が聞こえそうです。
  何しろ４Tの海外人気都市のランキングは
  １位〜ソウル　　２位〜台北　　３位〜バンコック
  ４位〜ホノルル　５位〜パリ　　６位〜香港　　７位〜バンコック
  となっていますから、ソウルの達人は　ずらりそろっていそうです。
  
  ハングル文字は、私もさっぱりで、
  でも一見するとシンプルですが
  まるでデザイン文字にも見えます。
  読めもしないのに村上春樹の本のハングル文字版を
  買ってきたりしてインテリアに飾っておいてます（笑）。
  今度ソウルに行った時には、幼稚園か小学生用の
  日本なら５０音の一覧表のポスターの様なものを
  探して買ってこようか（笑）思ってます。
  旅をして現地の言葉や文字がわかると
  コミニュケーションも取りやすいし楽しさが倍増するように思います。
  
  > それにしても、美味しそうなお店をうまくチョイスしていますね。
  
  このところW(ウオン）高で格安感は薄れてきていますが
  それでも、まだ、ソウルで美味しいものを食べてもあぁ安いなと感じます。
  おしゃれな店もディープな店もどちらも味わえて
  食１つとっても楽しい街です。
  
  > 私がソウルへ行くのはまだまだ不透明ですが、その時には参考にさせてください。
  
  私が、台北へ今度行くときに「讃岐おばさん」の旅行記を
  参考にして行きたいと思っているように、
  ソウルへ行く時に私の旅行記が
  なにか１つでも参考になればとても嬉しいです。
  
  > 台湾つながりの友人は韓国の演劇のファンです。
  > もう、どっぷり浸かっていますよ。
  > 日本のミュージカルファンだったのに、凄い様変わりです。
  > で、納得しました、なるほど。
  > 劇場や映画館をめぐる旅も良いでしょうね。
  
  讃岐おばさんもコーラスやお茶等のお友達大勢いらして
  良いですね。楽しさが伝わってきます。
  今回、韓国の俳優の層の厚さを知らせれた感じがしました。
  家人は、ソウルへ行く少し前友達と武道館の「イルディーボ」のコンサートに
  行ってきたみたいなのですが、あの夜、夕食の話の中で
  『今夜の彼らの１人１人の歌に「イルディーボ」の声の様に魅せられたわ』
  と言っていました。
  ソウルの旅から、舞台を観るという事は、韓国グルメを外せない
  と同様に思っています。
  今夜はありがとうございます。
  　　また　休日にゆっくり飛んで行きます。
  　　　　　　　　　　　　　　あの街から