ご縁の国島根<2>玉造温泉でごくらく、ごくらく～

2014/04/17 - 2014/04/19

伊勢神宮、出雲大社の遷宮が行われた2013年。
伊勢神宮には行けたけれど、出雲大社には行けなかった……。
年は明けてしまったが、ぴかぴかのお社を見に行きたい！
どうやら遷宮翌年は「おかげ年」と言うらしいし。

あまりいいツアーがなかったのと、ツアーで行った伊勢神宮は集合時間に間に合うようよく走ったので今回は母とのんびり行くことにしました。

足立美術館をのんびり見た後は本日のお宿、玉造温泉へ～。

【日程】
●1日目：羽田空港→米子空港→足立美術館→玉造温泉
○2日目：玉造温泉→出雲大社→しんじ湖温泉
○3日目：しんじ湖温泉→八重垣神社→佐太神社→松山市内観光→出雲空港→羽田空港

●が今回の旅行記です。
本日は4月17日(木)です。

エリア 玉造温泉(島根)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 近畿日本ツーリスト

松江駅からバスに揺られ、玉造温泉まできました。

降りるバス停がわからず、ちょっとヒヤヒヤ。

バスで来たのは縁結びパーフェクトチケットがあるから。
JRで行こうかとも思ったけれど、駅から温泉街まではちょっと距離がありそうだったからバスで正解だったかな。

降りたのは足湯がある姫神広場。
降りる人がいたのでついて行ったのですが、これが正解。

足湯、入ってみたかったな〜。

本日のお宿は「佳翠苑　皆美」
バス停降りたらすぐ目の前でした。

玉造温泉 佳翠苑 皆美 宿・ホテル

久々にちゃんとした温泉旅館へきました。
ちょっと緊張〜。

宿帳を書きながらロビーでお茶をいただきます。

りんごのジュレと福来(ふくぎ)茶。
りんごに生姜で作ったジュレがかかってて、さっぱりしたお味。
福来茶は素朴な感じのお味。
なんでも隠岐の島に自生するクロモジのことを島では「ふくぎ」と呼び昔から胃腸を整える健康茶として飲用されているそうです。

広々としたお部屋です。

お風呂もユニットバスではなくてきちんとしたもの。
大浴場へ行ったので入ってないですが。

ちなみにこの日はたまたまメーカーの営業さん(？)が来ていたそうで、綾鷹のペットボトルをいただきました♪
なんか得した気分！

お茶請けのお菓子がたくさん！

影に隠れてますが、うさぎのフィナンシェもありました。
これ、美味しかったです〜。

荷物を部屋に置いたら、再び外へ。
宿の人に聞いたら社務所が19時までやっている、ということで「玉作湯神社」へ急ぎます。

途中、玉湯川にあるまがたまで出来た小島を発見。
真ん中にある青めのうの原石にさわると幸せになるとか！？

足下に注意しながら、側へ。
一応、撫でてきました〜。

川沿いの桜はほとんどが散ってましたが、これだけ唯一咲いてました。

満開の時期は綺麗だったろうな〜。

宿から写真を撮りながらのんびり歩くこと15分くらいかな。

「玉作湯神社」到着。

玉作湯神社 寺・神社・教会

最初の鳥居をくぐったところに社務所がありましたが、閉まってました。
「御用の方は家の方へ」みたいなことが書いてあったのでずうずうしくもお邪魔して。

入り口には見事な八重桜のお生花がいけられてました。

只今お生花をならってる母とほれぼれ見とれてました。
あれはお家の方がいけてるのでしょうか？

あの枝ぶりのを集めるのも大変そうですが。

御朱印帳を預け、階段をえんやこら上って本殿へ。

灯篭に灯りがともってます。

本殿にも灯りが。
きちんとお参りします。

こちらが話題(?)の願い石ですね。

下の社務所の所に叶い石が売ってました。
女性のグループが一組、叶い石を願い石にくっつけてました。

私もやろうかな、と思いましたがそんなに沢山お守り持っててもな〜と今回は願い石にお参りするだけにします。

たまなびのHPによれば
古代からこの地方は“まがたま”の生産が盛んだったことから“玉作信仰”も盛んだったそうです。ある日、そんな村人の前に山からまぁるい自然石が現れたのです。だれかが削ったわけでもなく初めからまぁるい自然石が山から現れることは普通ありえない（自然石は川などの水流か人の手によって丸くなるらしい）事から、村人は「石の神様の御神体が現れた」とたいそう喜び神社にお奉りしたそうです。そして、いい原石が発掘されたりいい“まがたま”が出来た時にはこの石に奉納したり、この石に触れながらお願い事をしていたのだとか。
この自然石は現在も玉作湯神社の境内に奉られています。山から湧き出す“御神水”と一緒に奉られているのは、人々に触れやすい所にお奉りするためなのです。

ならば元々は先ほどの石が信仰されていたってこと？？

境内には土俵もありました。

御朱印帳を受け取って、神社を後にします。

御朱印にもまがたま〜！

赤い橋と鳥居を一枚に収めるとよい。ということでパシャリ。
カメラを置く台もあり、仲良く撮ってるカップルも。

神社の側にある「清巌寺」も行ってみたかったけれど、もうすぐ19時。
あきらめます。

湯閼伽の井戸。

鯉のエサがあり、鯉(恋)を引き寄せる。
ってことらしいですが……。

鯉はいました。

マンホールもまがたま〜。

橋にもまがたま〜。

川沿いには神話のオブジェクトがあります。
せんとくんの生みの親、籔内佐斗司さんが作者なので顔が確かに似ている！

「大国主命の妻問い神話」

「恋山神話」

「佐太大神誕生神話」

「根の国訪問神話」

「八十神の迫害神話」

オブジェの側に神話の説明版があったけれど、夕飯の時間が迫っていてゆっくり読む暇がない。。。

バタバタと宿に戻って夕飯です。
夕飯はお部屋ではなくお食事処で。

まずは先付けの胡麻豆ふと前菜の味覚盛り込み。

吸物替わりの出雲恵比寿　大黒　縁起仕立て　十六島岩海苔　鯛　海老餅

この十六島海苔が美味しかった!!
磯の香りがすごい。出汁もたっぷり出てる感じです。

十六島の厳冬の荒海の岩場で地元の女性たちが命がけで手摘みした岩海苔だそうです。
天然の海苔の中では最高級だそうでこの一杯もけっこうなお値段だそうで。

御造り。

ここで給仕がベテランっぽい仲居さんから研修中の若い男性に。
「鮪と鰤(だったと思う)と貝柱です。」
うん、間違ってないけど、何の貝の貝柱でしょうか〜？

たぶんホタテ。

メインは選べます。

私はお肉。

お肉より付け合わせの洋風茶碗蒸しが印象強いな〜。
生クリームが入ってるのかな？
これはこれで美味しかったです。

母は海老を焼いたもの。

殻ごといただきます。
……ちょっと口の中で刺さったケド。

春二題　海老山菜道明寺　菜の花と絹竹浸し
留肴　もずく

ここらへんでかなりお腹いっぱい。

もずくはものすごーく細いものでした。
するするっと食べられる感じ。

名物　鯛の蜆味噌茶漬け

皆美の名物といえば「鯛茶漬け」ですが、こちらでは真鯛を蜆エキスたっぷりなお味噌で漬け、蜆のだしでお茶漬けにしていただきます。

ピリ辛ですが良いお味。
お腹いっぱいなのに食べてしまった。
美味しかった〜。

デザート。

小さなケーキは選べます。
今回はラズベリーのにしました。
黒糖のプリンが美味しかったな〜。

食事が終わって、宿の方とちょっとお話をしました。
色々と明日からのプランについてアドバイスをいただき、助かりました。

お腹もいっぱいになったので再び温泉街を歩こうと思います。

宿にあった提灯。
無料で貸し出してくれて風情もあっていいんでしょうが、今回は借りずに行きます。

湯のマークにもまがたま？？

パラパラと雨が降ってきたので傘を借りて行きます。
ちなみに温泉街と言っても温泉饅頭を売ってるような土産物屋さんなどはほとんどなく、のんび〜りとした町です。

「因幡の白兎神話」

こういうのを作って少し盛り上げようとしてるんでしょうね。

「八俣大蛇退治神話」

さすがに因幡の白兎と大蛇の話は聞いたことあります。

橋にあったこのまがたまはロウソクになってるっぽいですね〜。

夜の温泉街へ出てきたのはさっき見きれなかったのと、夜に現れるうさぎを探しに。
5羽いるらしいですが。
これも温泉街を盛り上げようとしてるんでしょうか？

公衆トイレにまず1羽。

2羽目は姫神広場に。

うさぎ探しの2組女性と情報交換してさらに探します。

彼女たちは浴衣に提灯持ってて、風情がありました。
でも寒くないのかな？
雨もだんだん強くなってきました。
傘、持ってないし大丈夫だったでしょうか…。

神話の像も見ながら。

「三種の神器」

そういえば20年ぶりの式年遷宮が行われた伊勢神宮へ天皇陛下が剣とまたがまを携行された、とニュースでやってましたね。
出雲大社には携行されていらっしゃらないのでしょうか？？

あ、高円宮典子様がお嫁に来ますね。

3羽目。

湯薬師広場にいました。

ここは玉造温泉の源泉が湧き出ていて、側で売ってるスプレーボトルに入れれば美肌の湯がテイクアウト出来ちゃう☆というスポットです。

川沿いをぐるっと一周しましたが、3羽しか見つけられませんでした。
宿の人情報では青めのうがあるまがたまのところにいる、とのことでしたが今日は(？)いませんでした。

ちなみに雨が降ってるため川が増水していて、青めのうに触れるには川の中に入って……って感じ。
夕方に触れてラッキーでした♪

宿の売店でお土産に十六島海苔や福来茶などを買って、温泉へ。

最上階の展望風呂と1階の露天風呂があります。
展望風呂は夜より朝がおススメらしいので1階のお風呂へ。
でも露天風呂も雨のせいでイマイチでした。

お湯はいいお湯だったので満足です！

明日はいよいよ出雲大社へ〜。
つづく。