2014/04/10 - 2014/04/11
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たびたびさん
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さすがに二日間の歩き詰でちょっとしんどくなってきたので、三日目は谷中を軽く散策。四日目は、向島で締めることにしました。ポイントがあるようなないような。まあ、ないんですが。。
結局、だらだら歩きとしか言いようのない四日間になりました。スカイツリーの周辺は、スカイツリーが出来たことで、初めて注目が集まっているエリア。渋いと言えば渋いのですが、そういうレベルの観光エリアかなあと思いました。
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日暮里駅から、谷中に入ります。朝遅い出発だったので、もう昼ごはん。
松寿庵は、赤穂浪士ゆかりの寺、観音寺の門前にあるそばとうどんのお店です。 -
七福神うどんをいただきました。海老とか鶏肉とか具材を盛り合わせて七福神になぞらえたもの。見た目もきれいだし、ちょっと甘めの出汁が名物っぽい仕上がり。谷中らしい、ちょっといいお店です。
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街歩きを始めたら、外壁にたくさんの絵馬が架かっている家を発見。縁側では、おばちゃんが近所の人と楽しげにおしゃべりしていました。500円で絵馬を描くことができるようでしたが、ほかには、ちゃんとした日本料理のお店でもあるよう。今さらながら、谷中にはいろんな店があることを実感させられます。
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こちらの岡埜栄泉は、創業明治33年の東京を代表する和菓子屋さん。虎の門の岡埜栄泉の豆大福は、京都ふたばの豆大福に匹敵する都内では唯一の豆大福だと思うのですが、こちら谷中の岡埜栄泉がいかがでしょうか。
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少し大きめのどっしりした姿。柔らかなお餅に少し固めの豆がけっこう大胆に浮き上がっていますね。ここまではほぼ完ぺき。餡子も、うーん悪くはないんですが、ずば抜けた感じまではないかなあ。ちょっと、レベルを上げ過ぎていたきらいはあるのですが、予想の範囲内かなと思います。
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あられの看板に気付いて、嵯峨の家にも寄ってみました。あられと言っても、内容は手焼きせんべいのお店。谷中には、手焼きせんべいのお店は何軒もありますが、街歩きしながら食べれるので、それなりに需要は多いのでしょう。
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イチオシ
この見た目の美しさは素晴らしいですね。やっぱり老舗の煎餅です。
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展示場は、旧吉田屋酒店を保存したもの。谷中の街歩きの途中にあって、自由に出入りできるし、ちょっとしたベンチもあるので、休憩所くらいにしか思ってませんでした。
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ただ、改めて中を見ると、当時使われていた帳場の様子もよく保存されているし、大きな徳利などもけっこう見応えがある。ちょっといい施設です。
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喜久月では、ゆず餅というのをいただきました。
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求肥のお菓子ですが、食べるとスパッと噛み切れて、柚子の黄色い色が鮮やかです。柚子の香りはほんのり系ですが、この色合いの鮮やかさがインパクトのある印象になる。全体としての楽しみ方を考えたお菓子ですね。
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こちらの玉林寺は、天正15年創建の曹洞宗の寺。
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門前には本堂裏側にそびえる巨木のスダジイが見どころと紹介されていましたが、
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イチオシ
境内に入ると「横綱 千代の富士像」。千代の富士は、北海道松前郡福島町出身の第58代横綱。国民栄誉賞も受けている名横綱です。
三女が夭逝し、この寺に眠っているそうです。 -
天三味は、谷中と言ってももう根津駅に近い辺り。下り坂の途中にある和菓子屋さんです。品数は少ないようですが、それもご主人のこだわりでしょうか。とにかく、出来立ての生菓子が並びます。
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草餅をいただきましたが、ふかふか。餡子の甘さとのバランスがいいように感じました。
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パンドゥミーペーカリーカフェは、もう根津駅もすぐそばです。パン屋さんとカフェが合わさったお店なんですが、どっちかというとカフェなんですかねえ。ただ、朝飯のパンを買おうと思って、寄ってみました。
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と、ごまパンにチーズがしっかり乗ったパンが目に入って、これをチョイス。ただ、見た目はとっても良かったんですが、もう少ししっとり感があるか、ハード系に徹するか、どっちかにしてほしいような感じです。
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笹屋菓子舗は、隣りです。京都にも笹屋という名前の和菓子屋さんはいくつかありますが、その本家は笹屋伊織。ここは、関係あるのかないのか、どうでしょう。
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いただいたのは、桜餅。桜の葉っぱの香りのついた小麦粉の餅がふかふかして、これがけっこういけてました。
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今日はこれくらいで、もう帰りましょう。
谷中銀座から夜店通りに出て、左折してすぐのところ。店頭でテキパキ働く女将さんがいましたが、これは池田屋蒲鉾店。 -
食べ歩きのお勧めは、ごうぼう天だそうで、それをいただきました。ぷりぷりした天ぷらは凄くおいしいんですが、ちょっと小さいかなあ。欲を言えば、コストパーフォーマンスはもう少し希望したいです。
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谷中銀座に戻ってきて、これは明富夢。鉄腕アトムのアトムだそうですが、それはそれとして。富士山の熔岩を使った窯で焼いたというのが売りのパン。
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高菜漬けのピザパンを買いました。チーズとけっこう相性も良くて、塩味がアクセントになってます。谷中銀座の真ん中だし、ちょっと買い食いするにはいいお店です。
結局この日は、ちょこちょこ買い食いの日になったようです。まあ、体は休まったでしょう。 -
で、最後の夕飯は麺や葵。日暮里駅の隣りのビル、ステーションポートタワーの3階です。薬屋さんとかオフィスもあるエリアで、食堂のある場所としてはイマイチな感じなのですが、けっこう評判がよさそうなので訪ねてみました。ちょっと太めの麺に魚介スープのつけ麺。麺もスープもまあこれくらいならあるでしょうという感じだったのですが、何でしょう。そのバランスがずば抜けているような。スルスルッといただいてしまいまして、私的には、新宿の風雲児よりうまいと思いました。
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さて、いよいよ最終日です。
今日は、堀切駅から歩き始めます。墨堤通りの綾瀬橋を渡って、向島へと進みます。 -
まずは、多聞寺です。
隅田川七福神めぐりというのがあって、墨田区の観光パンフレットにも、目玉のコースとして紹介されています。
特に目当てもあったわけでもないので、これも意識しながら向島を散策してみることにします。七つの施設は、三囲神社、弘福寺、長命寺、向島百花園、白鬚神社、多聞寺です。 -
多聞寺は、真言宗智山派の寺院。
本尊は、隅田川七福神の一つにもなっている毘沙門天。茅葺の山門が目立ちますが、区内最古の現存建造物で、墨田区の指定文化財。 -
境内はよく整備されていて、これは六地蔵ですね。
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よだれかけのようなのを付けてもらっています。
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天気も良くて、新緑の紅葉もきれいです。
また、入口入ったすぐのところには東京大空襲で被災した浅草国際劇場の鉄骨などもさりげなくありました。 -
今度は梅若公園です。白髭橋にほど近い墨堤通り沿い。
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公園の中には、梅若塚。子と母の愛情を描いた謡曲「隅田川」ゆかりの塚なんです。
京都の北白川に住んでいた吉田少将惟房卿の一子、梅若丸は7歳の時父に死別し、比叡山の稚児となります。12歳の時、危険を感じ下山したが、その際に人買いに騙されて東国へ下ります。やがて、隅田川まで来た時、重病になって隅田川に投げ込まれますが、運よく助けられ、歌を残して息絶えます。梅若塚は、その梅若丸を悼むものです。 -
イチオシ
ほかに、高さ約7mの榎本武揚像もあります。函館戦争で有名な榎本武揚は、向島ゆかりの人物。牛嶋学校の扁額や墨堤植桜之碑の篆額などを揮毫しています。
碑は、大隈重信や大倉喜八郎、渋沢栄一など政財界の代表的な人物の協力のもとに建立されたということです。 -
墨堤通りをさらに進むと、大きな鳥居です。これは、隅田川神社の参道のよう。では、こちらを入って行きましょう。
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入ると、そこは、東白鬚公園。公園は、墨田区の北端、隅田川に沿うような南北に細長い公園です。公園の東側には、13階建の高層住宅が並んでいて、隅田川と高層住宅に挟まれたような感じ。墨堤通りから入るには、この高層住宅を抜けないといけないので、この道を来たのは正解だったようです。
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隅田川神社は、源頼朝が創建したものと伝えられ、かつては浮島神社とも言って、「水神さん」として親しまれてきた神社。
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イチオシ
隅田川一帯の守り神として、川で働く人たちの信仰を集めていました。
そして、ちょっといいのは境内の見事な八重桜。 -
大玉の花が
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とっても豪華です。
思いがけず、遅いお花見となりました。 -
と、こちらは山吹ですね。
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イチオシ
春は、あちこち花が咲いて、心が和みます。
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東白鬚公園を出て、
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白鬚橋は、隅田川にかかる橋で、明治通りにあたります。橋の名前は、東岸にある白鬚神社に因みます。
元は、大正3年に架けられた木橋だったようですが、関東大震災後に、現在の橋に架け替えられました。
橋ができる前、この辺りは「橋場の渡し」、「白鬚の渡し」という渡船場があった場所。伊勢物語での東下りでは、主人公の在原業平が「言問」の歌を詠んだのはこの渡しとされています。 -
再び、墨堤通りです。このカタヤマは、人気のステーキ屋さんのようで、平日のお昼なのに、店内は満席でした。
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日替わりランチをいただきましたが、濃厚な味わいのカニコロッケにカラッと揚げてサクサクの白身魚のフライとか、とっても美味。ステーキは食べませんでしたが、そっちもきっとかなりのものなんでしょう。場所は観光客にとってはけっして便利な場所とはいえないと思いますが、浅草から足を延ばした時は、頭に入れておくべき食堂だと思います
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元気が出たところで、再び、散策を再開。
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この公園にも、花。
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もう、つつじも咲いてます。
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そして、これは岐雲園跡というのですが、外国奉行として幕末の外交に尽し、早くから開国政策を唱えていた幕臣岩瀬忠震が晩年を過ごしたというところ。
将軍世継ぎ問題で井伊直弼と対立し、職を免ぜられた岩瀬忠震は、所有していた
魯岐雲の画巻と引き換えに姫路藩の家老高須書山からこの隠居所を手に入れたということです。 -
続いて、セイコー時計資料館にも寄ってみます。
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セイコーは、日本を代表する時計メーカーですが、そのセイコーが運営する時計の博物館がこんなところにあったんですね。
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古今東西の時計のコレクションの展示も見応えがありますが、
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セイコーの歴史、創業者服部金太郎の、顧客対応や一歩先を行く物語もとても面白く感じました。
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続いて、白髭神社。隅田川の七福神、寿老神を祀る神社です。
慈恵大師円仁が関東に下向した際、白髭大明神の分霊を当地に祀ったのが始まり。 -
イチオシ
境内には、こちらも見事な八重桜があって、まさに満開。
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隅田川神社の八重桜も見事でしたが、こっちの八重桜もいいですね。
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山玉向島講社の碑は、境内。
山玉向島講社というのは、かつて向島地域にあった富士講の一つ。江戸時代後期に成立したと考えられ、大正期には講員が100名以上だったとか。碑は、その山玉向島講社の人々が明治31年に建立したもの。富士山の世界遺産登録もこうした信仰の広がりが評価されたものですね。 -
隅田川の方に出てきました。スカイツリーはどこからでも見えますね。
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こちらは、対鴎荘跡。
ちなみに、対鴎荘は、三条実美の別邸。隅田川畔の橋場一帯は風光明眉な地であり、著名人の屋敷が軒を連ねていた場所だったようです。
「征韓論」をめぐって対立が続き、太政大臣であった実美は心労で倒れ、この別邸で静養していたのですが、明治天皇がこれを気遣い、邸を訪れたということです。 -
向かいの石浜神社は、浅草名所七福神の寿老神をお祀りしている神社。聖武天皇の勅願によって創建。源頼朝が奥州藤原氏征討の際も、当社に祈願しています。
江戸時代には「隅田名勝八景」「江戸名所図会」などにも紹介されていたそうですが、今でも境内は明るくて清々しい雰囲気です。 -
こちらでは、芝さくらが咲いていました。
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ここからは浅草の北エリアです。
橋場不動尊は、創建は、天平宝字4年(760年)。とんでもない古い歴史ですが、現在は、比叡山延暦寺の末寺です。
本尊の不動明王像は、「江戸名所図会」にも紹介され、東大寺の開山、良弁僧都の手によるもののようですが、秘仏となっていて拝観することができません。 -
お化け地蔵は、浅草の北エリア。曹洞宗寺院の松吟寺の境内にあります。といっても、ちょっとした空地のような感覚ですが。。
ここには、もともと総泉寺という寺のお化け地蔵があり、それが残されたものということです。お化けというのは大きいことを言っているのだと思いますが、まあそこまでではないかもしれません。 -
平賀源内の墓は讃岐にあるのですが、こちらにもあるようで、それも国史跡に指定されているのには驚きました。
平賀源内は、江戸で殺傷事件を起こし、小伝馬町の牢内で獄死。その後、こちらにあったた総泉寺に葬られたのだそうです。 -
玉姫稲荷神社は、昔このあたりに住んでいた砂尾長者という金持ちの一人娘が恋に破れて鏡が池に身を投げて命を絶ちます。その玉姫を祭ったことから玉姫稲荷と呼ばれるようになったと言われます。
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もうすぐ境内で「こんこん靴市」という靴・ハンドバッグ・ベルトなどの市が開かれるようです。
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妙亀塚というのも、謡曲隅田川の「梅若伝説」ゆかりの塚。
改めてですが、「梅若伝説」は、人買にさらわれた子梅若を探し求める母の物語。梅若が隅田川で命を落としたことを知った母は、髪をおろして妙亀尼と称し庵をむすんだということです。
墨堤通りの梅若塚と対応しています。 -
安藤東野は、下野那須郡黒羽出身の江戸時代中期の儒学者。父の死により江戸に移って、後に安藤家に養われます。その後、柳沢吉安に仕え、荻生徂徠に就いて詩文を学びます。将軍綱吉がたまたま柳沢邸に来た時、講義したとも。墓は、福寿院の境内から少し離れた場所に独立してありました。
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パンフレットに載っているお寺もチェックしておきましょう。
保元寺です。 -
高麗の金銅仏が目玉だったのですが、ちょっとよく分からず。
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本性寺は、法華宗のお寺です。
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長昌寺は、浅草寺座主を務めた寂海法印が、日蓮上人の弟子日常との宗論に敗れ、名を日寂と改め、妙昌寺として開山したのが始まり。
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譜代大名酒井忠勝によって中興され、正観世音像が庶民の信仰を集めました。
なお、銅鐘は境内にあります。
うーん、これでおしまい。最後まで、だらだらだったかも。お疲れ様でした。
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