まだまだあります世界遺産　＆　カジノリベンジの日：香港マカオ３・４日目

2014/04/30 - 2014/05/03

ＧＷ香港マカオ一人旅の３日目。
世界遺産ツアーで回りきれなかった遺産を自力で回った。ツアーで回った世界遺産は１５か所。マカオの世界遺産は全３０か所。まだ半分だぁ。マカオ半島に集中している世界遺産を回る回る！
そして締めはマカオ名物カジノ！　昨夜はやられたが、今日は教会や神社をこれだけ回ったんだから、ご利益あるでしょ！！

香港・マカオ旅行記　第１弾：　http://4travel.jp/travelogue/10884543
香港・マカオ旅行記　第２弾：　http://4travel.jp/travelogue/10885139

エリア マカオ(マカオ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 1.5
• ショッピング: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

前旅行記は世界遺産オプションツアーが終わったところでジ・エンド。ここからは自分の足と地図だけで残りの世界遺産を回るぞ！
まずはツアーのバスでタイパ島からマカオ半島に帰ってくる途中、西湾大橋の上からパチリ。グランドリスボアの威容が見える。

そのグランドリスボアにほど近いJTBの支店近くでおろしてもらい、南に向かった。これは現在のマカオ特別行政区政府、かつての総督府だ。

マカオ特別行政区政府總部 現代・近代建築

コロニアル風の建物は１９世紀中ごろの建築。もちろん現役の役所なので中には入れない。世界遺産でもない。

マカオ特別行政区政府總部 現代・近代建築

総督府から坂を１００ｍほど登れば、聖ローレンス教会に着く。

聖ローレンス教会 寺院・教会

ガイドブックにば１６世紀の中ごろの建築で、新古典様式の教会は「マカオ一荘厳」と謳われている。もちろん世界遺産。１６こ目〜。

聖ローレンス教会 寺院・教会

ここは内部が素晴らしい。壁は外壁と同じパステルイエロー、天井はターコイズグリーンと言ったらよいだろうか。祭壇もシャンデリアも窓も、どれも美しい。

聖ローレンス教会 寺院・教会

ステンドグラスは華美ではなく、控え目ながら際立つ美しさだ。

聖ローレンス教会 寺院・教会

聖ローレンス教会から更に南に歩く。３００ｍほど登っていくと、リラウ広場に到着。
ここはちょっと世界遺産とは分からなかったなぁ。地図と何回も見比べて、「えっ、ここ？」っていう感じだったもの。はい、でも１７こ目ゲットです。

リラウ広場 (亞婆井前地) 広場・公園

リラウ広場からすぐに鄭家屋敷に着く。１８こ目。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

19世紀の中国の思想家：鄭感應の屋敷だ。鄭は孫文らに影響を与えたという。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

レンガつくりの広大な中華風屋敷だ。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

鄭家屋敷から更に南下して媽閣廟方向にさらに２００ｍ。港務局大楼に出る。１９こ目。

港務局大樓 現代・近代建築

ここも海事及水務局という現役の役所の建物。かつては兵舎だった建物だ。

港務局大樓 現代・近代建築

インド風とでも言うのだろうか。連なる窓が美しい。

港務局大樓 現代・近代建築

これは飾り物かな。当時も今もここ（ロビー）には必要ないでしょ。
ここからセナド方向へ戻ろうかとも思ったのだが、今来た道を戻るのもなんなので、タクシーでも捕まえたかったのだが、この辺にはタクシーは皆無。仕方がなくそのまま媽閣廟まで歩いた。

港務局大樓 現代・近代建築

媽閣廟でタクシーはすぐつかまった。夕闇も迫ってきて、そろそろ世界遺産巡りから、もう一つのメインエベント、カジノの時間かな。
まず向かったのはウィン。２０年前にはなかったラスベガス風カジノのはしり。と言ってもアメリカ風半分、中国風半分。メインロビーの天井には十二支が舞う。

ウィン マカオ カジノ カジノ・ギャンブル

その下には星座を示す天球。これが毎時ちょうどに割れて、下から巨大な龍が現れるという、まるっきし中国の出し物。
そんなのを横目で見ながらカジノに突入。ここではブラックジャックの卓が２つだけあって、１席空いていたので軽く揉んでやった。（どっちが！）

ウィン マカオ カジノ カジノ・ギャンブル

夜も更けてネオンが映える時間だ。ウィンで軽くやらかして、すっかり暗くなった頃、夜景を見に再びセナド広場に向かった。

ウィンからセナドまでは５００ｍくらいかなぁ。カジノのネオンを横目にセナドを目指す。見てよ、このいかにも！というネオン。リスボア、後で行くからな！

カジノ　リスボア カジノ・ギャンブル

そしてこれが夜のセナド広場。
あぁぁ、写真じゃ伝わらないかなぁ。夜景の美しさって。

セナド広場 広場・公園

ここは周囲の建物と石畳とライティングが見事にコラボしているんだよね。

セナド広場 広場・公園

民政総署も窓のライティングがきれいだし。

セナド広場 広場・公園

淡く光に浮き上がる石畳がきれいだし。

セナド広場 広場・公園

セナド広場 広場・公園

周囲のショップも違和感なく溶け込んでいる。

セナド広場 広場・公園

光に導かれて聖ドミニコ教会にたどり着いた。

聖ドミニコ教会 寺院・教会

聖ドミニコ教会 寺院・教会

教会の後ろの闇に浮き上がる姿がいいよね。

聖ドミニコ教会 寺院・教会

けっこうな時間なのだが人並みがとぎれない、
おれはそろそろカジノリベンジの時間かな。

目指すはグランドリスボア。昼間にみてもハデな建物だが、夜はもっとハデ。
写真にするとあんまり伝わらないなぁ。生のネオンはもっとハデハデなんだけどなぁ。

グランドリスボア カジノ カジノ・ギャンブル

まぁ結局、今夜もやられましたがな、予定通り。だいたいマカオのカジノは面白くない、中国客が殺気立ってて。テーブルも中国客向けの大小とバカラばっかり。俺はブラックジャックかルーレットをやりたかったんだけどな。

グランドリスボア カジノ カジノ・ギャンブル

ツアーガイドのＫｅｉさんも「中国人はマカオにきても２４時間カジノにいる」って言っていたけど、そのまんまだったね。１時になろうが２時になろうが、一向に客は減らないんだから。
で、ゲームの方はしょうがないので大小をやった。これねぇ、オッズがよくない（すなわちプレーヤーに不利）なのよ、どう計算しても。テーブルで確率計算していたら、ディラーが変な目で見ていやがった。そんなこんなで結局負け〜！！

グランドリスボア カジノ カジノ・ギャンブル

くやしまぎれにグランドリスボアで食べたブリトー。マカオでメキシカンを食べるとは思わなかった。
今日のところは、これくらいで勘弁してやるか！
ホテル行こっ。

クリスタルラウンジ & デリ (水晶廊) デリ

このホテルがハズレだったなぁ。Fu Hua Guang Dong Hotelというマカオ市街地からはタクシーじゃないと行けないホテルなのだが、予約サイトの写真のよさとそこそこの価格に惹かれて予約した。
そのせま〜い部屋。

フー フア ホテル ホテル

場所は雑多なビル街の中で、長屋のようにビルが続いている一部。窓を開けると隣のビルのキタナイ屋根が続いている。
予約サイトの写真だと丘の上のきれいなリゾートホテルに見える。
見事にだまされた。

フー フア ホテル ホテル

まあ、寝るだけの部屋と割り切ろう。
翌朝は荷物を部屋に残して、７時過ぎから残りの世界遺産制覇を目指す。（えらいっ！）

マカオも東アジアの御多分に漏れず、スクーター天国。ここのバイクは前側にもナンバープレートがある。

ちいさな公園の一角に謎の遊具を発見。色も形も中華風だ。

朝食はマカオのマック。

ここでソーセージ＆エッグを注文。
えっ、これ？

ソーセージマフィンの具がなにやら麺の上に乗っかっている。その麺がまた。中途半端にマカロニっぽい。米中伊の合作料理。
やるな、マカオマック。

マックのお向かいの床屋の屋根では、猫が背伸び。

で、たどり着いたのはカモンエス広場。世界遺産２０こ目。

カモンエス広場 広場・公園

あっ、さっきの遊具だ。なるほどあれはお年寄り向けのアスレチック器具だったのね。

カモンエス広場 広場・公園

広場の注意書きがおもしろいよ。一番下はどう見ても「ふとん干しお断り」だよね。

カモンエス広場 広場・公園

たぶんいわれがあるんだろうけど、ちと分からなかった。このあたりがガイド付きだとよかったんだけどな。

カモンエス広場 広場・公園

広場のあちこちで、おばちゃん達が朝の運動。ここでは太極拳ならぬラジカセかけて踊ってます。
竹の子族みたい。

カモンエス広場 広場・公園

カモンエス広場のお隣にプロテスタント墓地があって、ここも世界遺産、２１こ目。

プロテスタント墓地 寺院・教会

墓碑の一つ一つに故人のプロフィールが書かれている。この人は１８５０年に４３歳でなくなった米国海軍人らしい。

プロテスタント墓地 寺院・教会

墓地に隣接する教会はとても質素で、だれもいなかった。

プロテスタント墓地 寺院・教会

ここからモンテの砦を目指してセントポール天主堂方向に歩く。

街の家々にはこんな祠が。
やはりここは中国なんだなぁ。

ナーチャ廟を再びかすめて。

ナーチャ廟 寺院・教会

セントポール天主堂に出た。モンテの砦はこの上だ。

聖ポール天主堂跡 (大三巴牌坊) 史跡・遺跡

お散歩するマカオ犬。朝はさすがに犬を多く見た。

モンテの砦までは階段が続く。たいした高さじゃないんだが、連日のオーバーワークで、もうヘロヘロで〜す。

モンテの砦 (大炮台) 史跡・遺跡

砦の大砲のすぐ下まで何とかたどり着いた。２２こ目！
モンテの砦はついこの間の１９６０年代にポルトガル軍が撤退するまで、軍事施設として現役だったという。まさかこの大砲はぶっぱなす気はなかったろうけど。

モンテの砦 (大炮台) 史跡・遺跡

お〜っ、大砲がにっくきリスボアを狙っているではないか！
打っちゃえ打っちゃえ。壊しちまえ！

モンテの砦 (大炮台) 史跡・遺跡

こんだけ大砲が並んでいれば、いくら近代的グランドリスボアといえども、太刀打ちできまい。ざまぁ見ろだ！

モンテの砦 (大炮台) 史跡・遺跡

大砲にはちゃんと製造メーカーのマークがあって、製造年月日も刻まれている。１８６５年製らしい。

モンテの砦 (大炮台) 史跡・遺跡

敷地の中にマカオ博物館がある。

マカオ博物館 (澳門博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

時間はまだ９時で、開館の１０時までには時間があり、今回はパス。

マカオ博物館 (澳門博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

モンテの砦はまさにマカオ中を見渡せる。
そろそろ出発の準備に取りかからなければならない。いったんホテルに戻る。

マカオのパーキングメータ。ほとんど時間オーバーしてます。
ホテルからフェリーターミナルまで行くのに、また一悶着あったんだけど、もういいや（詳しくは口コミ欄へ）

とにもかくにもターミナルについた。JALはここでバゲージチェックインができる。身軽になってまだフェリー出航まで１時間半ほどある。で、何する？
「決まってるだろ。ここはマカオだぞ！目の前にいいホテルがあるじゃん！」（悪魔くん）
「あなたは世界遺産を巡りにきたのでしょ？心清らかに、海を眺めて旅を振り返りなさい。」（天使くん）

マカオ 外港フェリーターミナル 駅

で、どうなったか･･･
言わずもがな、ですね。
ハイ、行っちゃいました。またまた。
ハイ、やられちゃいました。またまた。
ターミナルから歩いて行ける（これがいけないんだよ！）オセアナスホテルでマシンのルーレットを見つけて軽く・・・
「あんたもいい年をして、懲りない男だねぇ。」

ちなみにこれは一昨日、マカオに着いた夜のフェリーターミナルの写真。奥の青いネオンがオセアナスホテル。
最後の一滴まで抜いてくれます・・・

海立方 カジノ オシアナス カジノ・ギャンブル

さらば、世界遺産よ。結局、２２こでこと切れてしまった。
さらばカジノよ。よくもたっぷりと俺の生き血を吸ってくれたな。

どっちにしてもリベンジが必要だ！

友誼大橋が涙でかすむぜ。

香港までの途中、海の真ん中に何やら橋のような一直線のものを建造していた。でも橋を架けるような陸地は見あたらない。
なにこれ？　たぶんここも干拓するための工事じゃないかな？

PS
　後で調べたら香港〜マカオを結ぶ橋の工事だった。いつ開通するやら・・・

などと言っているうちに香港空港に到着。改めてJALにチェックイン。

香港新空港はとにかくでかい。施設はショップとレストランくらいで、特別なものはないのだが。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

右を向けはこの広さ。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

左を向いてもこの広さ。
恐れ入りました！

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

最後の食事は、この正斗っていうフードコートの店。

正斗粥麺専家 (機場店) アジア料理

海鮮ビーフン。なにげに旨い。

正斗粥麺専家 (機場店) アジア料理

ショップはまぁ、どこも似たり寄ったりかな。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

今回はよく歩いたよなぁ。それでも廻り切れなかった。
いろんな相手にリベンジを誓い、香港を後にした。

香港・マカオ旅行記　第１弾：　http://4travel.jp/travelogue/10884543
香港・マカオ旅行記　第２弾：　http://4travel.jp/travelogue/10885139

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港