2014/04/18 - 2014/04/20
9位(同エリア182件中)
のまどさん
イースターの3連休を利用してノルマンディに行ってきました。海岸のホテルがどこも満室だったのでルーアンに宿を取りましたが、二度目の訪問でも十分楽しめました。
大聖堂、大時計、旧市場などの名所、無料の美術館もドラクロワ、モネなどの作品が展示されていて一見の価値ありです。ルーアン郊外のリヨン・ラ・フォレとモネの庭も見学し、わずか2日間でしたが天気にも恵まれ充実した週末になりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
フランスに行く際は職場から車で直行します。南に1時間半も走ればもう国境です。そして、我々のこだわりはバッファロー・グリルというステーキのチェーン店の近くにモーテルを押さえることです。
http://www.buffalo-grill.fr/
店とその経営によって質がまちまちですが、スタンダードに則っているので安心感があります。仕事で疲れた頭で店を探す手間が省けます。
今回はアミアン郊外、その名も「理想の村通り」に所在の店。いつも頼むのはクラシックステーキのミディアム、ベアルネーズソースにフリッツ(フライド・ポテト)を付けます。ホテルが目の先なので心置きなくワインが飲めます。 -
翌日。
更に南下します。菜の花畑が地平線いっぱいに広がる光景に春を実感します。 -
ノルマンディの一般道は風光明媚です。至る所に古城や遺跡の看板があります。
最初の目的地はリヨン・ラ・フォレ(Lyons la Foret)。ノルマンディの由来は8世紀から11世紀にヨーロッパに脅威をもたらしたノルマン人(現在ノルウェー)にあります。この記念碑は英国ノルマン王朝で、ノルマンディを配下に治めたヘンリー1世のものです。 -
街中はノルマンディ特有の木の梁を擁した家屋が並んでいます。
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この屋敷でラヴェルは『クープランの墓』と『展覧会の絵』を作曲したようです。都会の喧騒から離れた自然の中で作曲に専念できたことでしょう。
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第二次世界大戦で活躍し、パリの空港の名前になっているド・ゴール将軍はここに眠っています。
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イチオシ
ルーアン到着。
大多数のヨーロッパの街は中心に教会や聖堂があります。
ルーアン大聖堂は4世紀という大変早い時期から建設が始まったようです。16世紀に完成したようですが、その後宗教戦争や第二次世界大戦で破壊されてしまったという受難がありました。 -
塔の高さは151メートル。
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聖書の場面を描写したステンドグラスも美しい。
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高い天井。宗教的な規格に合わせるのでどの聖堂も似通っていますが、この聖堂で特徴的なのは、
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イチオシ
この「書庫への階段」です。あたかも中世から時間が止まったようです。
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次は大時計。
稼働したのは1389年。最初の設計者の技術不足で二人目に引き継いだり、24時間表示の計画が実施できなかったり、完成したら設計時の2倍の大きさだったりと前途多難のプロジェクトだったようです。
明るいルネサンス様式の雄姿を見ながら、中島みゆきの『地上の星』をバックに流れるフレーズや田口トモロヲの語り台詞などを考えてみます。(←妄想、しかもネタが古い) -
アーチの下には彫刻。歴史場面を描いているのでしょうか。
大時計台 モニュメント・記念碑
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イースター向けの花が売られています。
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恐らく有機野菜の店。ブラッド・オレンジと白アスパラはこちらでは春の味覚です。
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マカロンはルーアンの名物のようです。
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旧市場にやって来ました。
カニに目が奪われます。安いので買いたいのですが・・・ヴィユ マルシェ(古市場)広場 広場・公園
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市場の一角にあるのがジャンヌ・ダルク教会。
ジャンヌ・ダルクは百年戦争で劣勢にあったフランスに大逆転勝利をもたらした英雄。わずか17歳今で言えば女子高生が田舎から立ち上がり、王の信頼を得て祖国を救ったという事実は奇跡です。 -
『神の声を聞くジャンヌ・ダルク』(ルーアン美術館所蔵)
ジャンヌは一見少年と見まごうほどがたいが良かったと言われている。事実だとすると、代々の女優が演じた華奢で凛としたジャンヌ像より、ミラ・ジョヴォヴィッチが演じた鬼気迫った精悍な像の方が近いかもしれない。
ただこの映画、ダスティン・ホフマン扮する想像上の男とジャンヌの対話で咀嚼できなくなり、空がぱかっと割れて剣が下りてきたシーンで「どうした、ベッソン(監督)!」と思わず叫んでしまうほど、のまどには理解できませんでした。 -
『尋問を受けるジャンヌ・ダルク』
快進撃の末、彼女は敵に捕らわれる。尋問を受け裁判で魔女と宣告され、火刑に処せられて19歳で命を閉じる。ルーアン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ジャンヌの刑が執行されたのは十字架が立っている場所。
もしジャンヌが男として生まれていたら、敵に捕らわれ味方に裏切られたとしても、屈辱的な尋問を受けず魔女というレッテルを貼られて火刑という極めて残虐な死に方をせずに済んだのかもしれない。
彼女の死の25年後に判決は取り消されて無罪となり、20世紀初頭にカトリック教会より聖人に認定されました。 -
おや、何かをモーレツに慈しむ人がいました。しかも、共産党事務所の前って…
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ルーアンの伝統的な街並み。奥ゆかしさがありますよね。
でも、よく見ると、 -
壁、傾いていませんか?
梁の様子から床も曲がって見えます。 -
私の目の錯覚ではありませんよね。
一体どうしてこうなったのか解明したいところですが、説明する資料にめぐり合えないので何とも落ち着きません。ご存知の方います? -
これはわざとでしょ。
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あらら、これじゃ暮らせませんね、なんて騙されませんよ!
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聖マクルー教会の周りに数軒レストランがあります。
La Walsheim
http://www.tripadvisor.com/Restaurant_Review-g187191-d1330503-Reviews-La_Walsheim-Rouen_Seine_Maritime_Haute_Normandie_Normandy.html
有名なところなので、どうなるか最初から分かっていたのですが。
カキとエスカルゴ、珍しいボルドーの白ワインは絶品。メインにがっかり、フロアが大きすぎてスタッフの手が回っていないという後味の悪いレストランでした。 -
翌日。
ルーアン美術館。無料ですが一見の価値はあると思います。 -
解読不可能な絵の中心に円柱を置くと、
あら不思議円柱の中にきれいな絵が浮き上がります。 -
ミュージカルも開演していました。演目はレミゼ。なんちって。
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『数合わせ(拙訳)』
動を捉えた静。フェルメールの世界のようで好きです。
作者はチャールズ・チャップリン。あの喜劇王の。いえ、同姓同名のフランス人画家です。ルーアン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ジャンヌ・ダルクの塔。開館時間が合わずに登れませんでした。
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昼食はクレープ屋さんに入りました。
http://www.tripadvisor.com/Restaurant_Review-g187191-d1329496-Reviews-Le_Phare-Rouen_Seine_Maritime_Haute_Normandie_Normandy.html
古い家屋の雰囲気を残していて、年齢不詳の女性が親切に給仕してくれたのですが、メインのガレット(そば粉のクレープ)の原価計算ができてしまう自分が悲しくなりました。でも、デザートのクレープはおいしくてお得感がありました。
さて、モネの庭を見にジヴェルニーに移動します。 -
予めインターネットでチケットを買っておいたので、プリントアウトしてそれを見せれば長蛇の列に並ばずにすっと入れます。
モネはご存じのとおり印象派の巨匠で、同じく印象派のマネとの関係が結構面白いです。仲が良かったのは名前が似ているためでしょう。(←違うと思う)モネの邸宅と庭園 博物館・美術館・ギャラリー
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86歳という長寿を全うしました。最初の妻を若くして亡くした以外は比較的幸せな画家だったのではないでしょうか。特に同時代のゴッホなどと比べると。(←また極端な)
豊かな口髭にふくよかな体、こんな恰好で庭いじりをする写真をよく見ます。 -
花畑の向こうにモネの家があります。
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汽車の窓から見初めたジヴェルニー村。後妻とその連れ子と自身の子供たちを引き連れて43歳の時から生涯を閉じるまでモネはここに住みます。
家の中を見学する際はおしくら饅頭状態ですが、日本の版画や彼の作品が壁に掲げられ、愛らしい家具に囲まれて夏の暮らしなど最高だったんだろうなと思わせてくれます。 -
モネの愛したジヴェルニーは作品に多く登場します。たとえば、
-
『コクリコの咲くジヴェルニーの野』(ルーアン美術館)
庭を描いた作品ではないので、ちょっとこじつけですが。 -
色とりどり多種多様なチューリップが咲き乱れていました。
-
次の季節の花を準備しているようです。
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邸宅のある庭と睡蓮の池は道路で隔てられていて、地下道を通ります。
ウィキペディアによると「(最初に)道路沿いの家を買った」とあるので、池の部分は後から買い足したのでしょう。敷地が道路建設で分断されたということではないようです。
睡蓮の池は彼の夢見た日本庭園を再現したかったようです。日本の植物は入手できなかったので、アフリカや中近東から取り寄せたとのこと。 -
イチオシ
芸術への情熱と異国への憧憬の賜物。蓮が少ないですが圧巻です。ここを描いた作品は、
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『睡蓮』(オルセー美術館所蔵)
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『睡蓮』(オランジェリー美術館所蔵)
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イチオシ
池の主のように佇む太鼓橋は浮世絵から着想を得た。
この橋は出入り禁止にするべきです。そうしたらもっと雰囲気を堪能できて、きれいな写真が撮れるはず。 -
『睡蓮の池、バラ色の調和』(オルセー美術館所蔵)
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太鼓橋の裏に2艘の小船。静かで素敵な雰囲気です。訪れた時に撮った庭の写真を後で見ているとモネの絵のように見えてくるのが不思議です。モネの穏やかなタッチで描かれるダイナミックな作品はそれだけ脳裏に残りやすいのでしょう。
またフランス旅行がまじかに控えています。肝臓に気を付けます(苦笑)
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この旅行記へのコメント (5)
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- 讃岐おばさんさん 2014/12/06 11:24:45
- はじめまして!
- いろんな国の旅行記を拝見させてもらってとっても楽しいです。
来年1月に初めてのフランスへツアーで行きます。
4日目にモンサンミッシェルからの帰りに港街オンフルール散策があり、次に古都ルーアン観光があります。
ノートルダム大聖堂に入場観光、旧市場広場を下車観光のあとフリータイムになっています。
ツアーですが私は1人参加なので少々不安なのですが、市場近くでお勧めの場所をご存じでしたらと思って、図々しくコメントをさせていただきました。
私も写真を撮るのが好きなので、初めてのフランス旅行を楽しみにしています。
讃岐おばさん
- のまどさん からの返信 2014/12/07 00:49:35
- RE: はじめまして!
- 讃岐おばさんさん、初めまして。
拙旅行記を色々と読んで下さり、またコメントいただきありがとうございます。
> 来年1月に初めてのフランスへツアーで行きます。
初フランス、楽しみですね。この冬のヨーロッパは寒波が来るかもしれませんので、服装はどうぞ温かめに準備されますように。
> ツアーですが私は1人参加なので少々不安なのですが、市場近くでお勧めの場所をご存じでしたらと思って、図々しくコメントをさせていただきました。
ルーアンはさほど大きな町ではないので迷うことはないと思います。市場からルネサンス式の時計までは観光ルートで、脇道にはコロンバージュ様式の家屋がたくさんあり、日本人女性が好むようなお店がたくさんあるので飽きないと思います。食事処は残念ながら一押しはありませんが、ガレットのお店が良さそうでした。
きれいな写真がたくさん掲載された旅行記を拝見するのを楽しみにしています。
楽しいご旅行を。
明日から2週間カリブ海遠征なのに、荷造りをしていないのまどより
- 讃岐おばさんさん からの返信 2014/12/07 07:46:15
- RE: RE: はじめまして!
- のまど様
お返事ありがとうございます。
時計、ぜひ見てみたいです。
カリブ海、楽しみですね。
気をつけて行ってらっしゃいヽ(^。^)ノ
讃岐おばさん
-
- 鼻毛マンさん 2014/04/27 10:00:21
- ジャンヌダルクを知る旅
- のまどさん、こんにちは。
ぼくはこの旅行記を読んで、ジャンヌダルクが17歳の女の子だったことを知ることができました。
そして、祖国を救った英雄だというのに、19歳で魔女にされて、火あぶりにされたことを知りました。
まさにジャンヌダルクを知る旅。
ところで、この旅行記の文章は、いつもとは少し違った感じで書かれてますね。
すごくきれいなお姉さんの感じがたくさん出てました。
またぜひこんな感じでお願いします。
僕は今からゴールデンウイークの旅行の開始。
飛行機が出る羽田に向かっています。
帰ったら旅行記書くから見てくださいね〜。
鼻毛マン
- のまどさん からの返信 2014/04/27 22:23:20
- お気をつけて、行ってらっしゃい
- 鼻毛マンさん、こんにちは。
毎度、ご投票並びにコメントいただき、大変ありがとうございます。
> まさにジャンヌダルクを知る旅。
拙ブログで何かを得ていただけるとはとても嬉しく思います。近隣諸国を旅する時は何かにクローズアップしていこうかと思っています。小生の次回旅行記は甚だマニアックになると思いますが、懲りずにまた来てください。
> ところで、この旅行記の文章は、いつもとは少し違った感じで書かれてますね。
そうですか?近場の旅行なので適当感満載というのが自己評価です。文章を書くと書き手の意志が半分だけ表れ、あとの半分は読み手の自由な解釈に委ねられると思います。
> 僕は今からゴールデンウイークの旅行の開始。
> 飛行機が出る羽田に向かっています。
> 帰ったら旅行記書くから見てくださいね〜。
移動中にコメントいただき、重ねて御礼申し上げます。ヨーロッパにいらっしゃるんですよね。充実した旅行になりますように。旅行記の投稿、楽しみにしています。
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