2014/05/26 - 2014/05/26
1613位(同エリア17046件中)
ベームさん
毎年外国旅行から帰ると、これで最後かな、来年ははたしてどうなるかなと思うのですが、今年も嬉しいことに海外に行くことが出来ました。ドイツが3年続いたので今年はフランスにしました。
初フランスは2006年のダ・ヴィンチ・コードツアーでしたが、それまでにも私にはフランス特にパリは旧知の土地でした。行ったことは無くても街のことはよく知っていました。
なぜかってパリの街を描いた本と映画でです。シムノンの「メグレ警視」もの、ルブランの「ルパン」シリーズ、マルタン・デュ・ガールの「チボー家の人々」など読むたびに主人公の生活する街を想像したものです。
マルセル・カルネの「北ホテル」やルネ・クレールの「巴里の屋根の下」を見てはそれがセットであれ実物であれパリの雰囲気に浸ったものです。モンマルトルはジャン・ルノワールの「フレンチ・カンカン」で知りました。ランジスに移って今は無いレ・アル(中央市場)もデュヴィヴィエの「殺意の瞬間」で知っています。そこにはルイ・ヴィトンやシャネル、アンジェリーナのような華やかな名前は出てきませんがパリの底辺をうごめく庶民が悪であれ善であれ温かく描かれています。人生のすべてが凝縮されています。
それ以来今度で4回目のフランス、パリです。
今回ひょっとして最後のパリになるかもしれないと思い、メグレシリーズの一冊でも持って警視が犯人を追ってしばしば活躍したモンマルトル界隈の路地をしらみつぶしに歩き回ろうかとも考えました。
しかしたまたまパリが初めてという旧友が同行することになり、この計画は来年以降のお楽しみということにしました。その友人はまだ現役のため9日間だけ行動を共にし帰国しました。
パリには前後10泊し、そこを拠点に南西にオルレアンからナントまでロワール川流域、パリから北へイル・ド・フランス、リール、コンピエーヌなどピカルディ地方、東へランス、トロワなどシャンパーニュ地方、南東にディジョン、オータンなどブルゴーニュ地方、最後にナンシー、ストラスブールなどアルザス・ロレーヌ地方を巡り、最後にドイツのフライブルクに立ち寄り帰国しました。随所でジャンヌ・ダルクの活躍した場所を訪ねました。ロワール川流域以北の観光地をを西から東に扇状に相も変らぬ詰め込みの21泊23日の旅でした。
今までの旅行はなんのトラブルにも遭わずそれが自慢でしたが、今回は幾つものハプニングに見舞われました。追々白状します。
写真はレピュブリック広場のマリアンヌの像。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回訪れた町です。番号は訪問順。
パリ以東:ロワール川流域、イル・ド・フランス、ピカルディー地方。 -
パリ以西:シャンパーニュ、ブルゴーニュ、アルザス・ロレーヌ地方。
最後は32番フライブルクで終わっています。そこからフランクフルト空港に行き帰国しました。
それにしても正味22日間で32都市とは。幾つになったら大人の旅が出来るのでしょう。 -
5/26(月)、1日目。
羽田空港へは相鉄線二俣川駅からリムジンバスで。成田空港と違ってとても便利です。友人は長崎から前泊し空港で落ち合いました。
羽田空港発10:25、全日空NH215便。 -
空港内をちょっと見て回る。
-
国内線で何度か羽田空港は利用していますがこんな風景は初めてです。
-
-
人が少ないですね。飛行機も空席が目立ちました。
-
-
荷物は二人とも機内持ち込み。機内持ち込みが厳しくなっていると聞いていたので今まで使っていたバッグで大丈夫かと心配したが問題なかった。
-
乗る飛行機。
B777ー300。
座席が客室乗務員の座る席と向かい合わせだったので離着陸の時などお喋りし、彼女らの勤務実態などを多少知ることが出来ました。 -
シャルル・ド・ゴール空港ターミナル1。
15:45着。12時間ちょっとのフライト。
空港からパリ北駅にはRERで。以前にロワシーバスを利用して2時間ほどかかったことがありました。RERのチケット購入、切符売り場が混んでいたので初めての自動券売機に挑戦。奇跡的にスムーズに買えました。 -
パリ北駅。
ホテルは駅の目の前、イビス・スタイルズ・パリ・ガール・デュ・ノール。
北駅界隈は猥雑な所ですが今回北駅を利用することが多いのでここにしました。 -
ホテルの部屋からはエッフェル塔と
-
サクレ・クール寺院が見えました。
-
荷物をほどき、この時期夜10時近くまで明るいので外に出ます。
パリの第一歩はとりあえず歩いていける近場ということでサン・マルタン運河方面へ。
パリ東駅の前を通ります。 -
東駅。
-
東駅の先にサン・ローラン教会。
-
-
サン・マルタン運河です。
-
-
運河を跨ぐアーチ。
-
セーヌ川に繋がっています。
-
-
閘門が何か所かあり遊覧船が通います。
-
ジュマップ河岸。
いかにもパリらしい響きが良いですね。 -
ウジェーヌ・ダビの小説やマルセル・カルネの映画で有名な北ホテル/オテル・デュ・ノール。
場末の安ホテルと描かれています。 -
もっとも撮影はロケでなくセットだったそうです。
1階はレストラン、ホテルはやっているのかどうか。 -
この地域、今は場末ではなく洒落たブティックの並ぶ人気スポットのようです。
-
-
-
でも緑の多いしっとりした風情は変わらないでほしいものですね。
-
静かな水面と運河に掛かるアーチと両岸の並木、パリの市中とは思えません。
-
-
-
-
運河は途中から暗渠となってバスチーユ広場の南で再び姿を現します。暗渠の上はリシャール・ルノワール通りとなっています。リシャール・ルノワール通りといえばメグレ警視が住んでいたアパルトマンがあるところです。
メグレはここから毎日シテ島、オルフェーブル河岸のパリ警視庁に行くのです。 -
公衆便所。
-
運河が暗渠になる辺りに建つ二つの像。
フレデリック・ルメートル。
1800年代パリで人気を博したコメディアン。マルセル・カルネの映画「天井桟敷の人々」にもシェークスピア役者として登場人物の一人になっている。 -
1830年のグリゼット。
グリゼットとはお針子のことで、その時代貧しい家庭の娘は自活するため親元を離れパリの屋根裏部屋などに住み、婦人用の帽子、衣服、下着などを繕って生活することが多かった。身軽で生活力のたくましいところから学生、ブルジョワなどの火遊び、気軽な遊び相手になるお針子も多かったそうです。
文学作品にもよく登場する。「レ・ミゼラブル」。プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」のミミだったかムゼッタだったかもお針子だったのでは。
この像のお針子は可愛いですね。つい声を掛けたくなるような。 -
レピュブリック(共和国)広場にやってきました。
ナポレオン3世時代オスマン男爵のパリ大改造によりつくられた広場です。 -
広場にはフランスの象徴マリアンヌの像が建っています。
ドラクロワの有名な「民衆を導く自由の女神」に描かれている勇ましい女性もその代表的なものです。 -
フランスの栄光を称えて、1883年パリ市。
-
フランス共和国の標語「自由、平等、友愛」(リベルテ、エガリテ、フラテルニテ)も彫られています。この標語はフランス中の官公庁とか公共機関の建物にフランス国旗と共に大概見かけます。
-
広場に面する建物。
-
後日晴れた日に撮ったもの。
-
マリアンヌの像。
-
-
地下鉄8号線でバスチーユ広場に行きました。
-
1789年フランス革命発端の痕跡は何もありません。
-
ここに陰惨なバスチーユ監獄が有ったなんて想像もつきません。
-
フランス革命ではなく、1830年7月革命記念柱。
この革命でルイ16世の弟で極端な反動政治を進めたシャルル10世に代り「フランス国民の王」ルイ・フィリップの誕生となった。7月王政といわれるこの政体も1848年2月革命で崩壊しナポレオン3世の時代に移っていく。 -
1830年7月27,28,29日。
「栄光の三日間」といい、ブルジョワジーを中心としたパリ市民の反乱によりシャルル10世はオーストリアに亡命する。オーストリアにはナポレオン1世失脚後のウイーン体制、ヨーロッパの反動政治体制を築いた宰相メッテルニヒがいた。 -
-
オペラ・バスチーユ。
1989年ミッテラン大統領の時フランス革命200年を記念して建てられた。以降歌劇はもっぱらここで上演されもとのオペラ座、オペラ・ガルニエはバレエ中心となった。 -
「ラ・ボエーム」、「ラ・トラビアータ」の看板。
-
ちょっと中に入ってみました。
-
-
-
広場の南、アルスナル港。遊覧船がここから出てサン・マルタン運河とセーヌ川を運航しています。
-
パリ初めての食事は広場の隅にある「レオン」でムール貝を食べました。
食べ散らしかした後ですみません。 -
パンをつまみに。
-
食後ヴォージュ広場の方に歩きました。
サン・タントワーヌ通りに建つボーマルシェ像。 -
サント・マリー教会。
-
標識。右:ヴォージュ広場、ヴィクトル・ユゴー館、シュリー館。
-
広場の入り口。
-
ヴォージュ広場。
-
1612年、アンリ4世により造られたパリ最古の広場。
-
広場を囲む建物は元貴族の館。
-
ルイ13世像。
アンリ4世とマリー・ド・メディシスの子。「三銃士」の時代の王。 -
建物の下は回廊になっていて色々なブティック/お店が入っています。
-
-
レストラン、開店準備中。
-
バスチーユの地下鉄の駅には旧バスチーユ監獄の遺構がわずかに残っています。
-
あなたを撮ったのではありません、睨まないで。
ホテルに帰りフランス第1日目は終わりました。 -
ホテルの窓から朝の北駅。
-
ホテルの窓から夜の北駅。
明日は古都トロワへ日帰りで行きます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- コクリコさん 2014/06/29 17:34:46
- ジャンヌ・ダルクゆかりの地
- ベームさん、こんにちは。
ジャンヌ・ダルクゆかりの地への旅されたのですね。
もしかしたら以前私のルーアンやオルレアンの旅行記に投票いただいたような。
いつもありがとうございます。
今回の旅ではランス、ルーアン、オルレアンにいらっしゃるのですね。
楽しみに拝見させていただきますね。
パリと懐かしい映画のコメントも!
『天井桟敷の人々』は30年以上前にリバイバルで観たのですが、最近アマゾンで安く売っていたのでDVDを買って久しぶりに家で観ました。
若い頃見た『天井桟敷の人々』と、知識が増え、パリを知った後に観た今とでは味わいが違いました。
若い頃は全く知らなかったのですね〜パリだけでなく男女の機微も!
メグレ警視シリーズは数年前やはりレンタルでフランスのメグレシリーズのドラマを借りて観ていました。
サン・マルタン運河は映画『アメリ』で!
『北ホテル』もかなり前に借りて観ました。
ベームさんの旅行記のコメントを読んでいたら、
古い映画の舞台をなぞって歩くのは青春の思い出と共にワクワクする旅ができるのでは、と思いました。
- ベームさん からの返信 2014/06/29 22:52:32
- RE: ジャンヌ・ダルクゆかりの地
- コクリコさん、
今晩は。メッセージ有難うございます。
ジャンヌ・ダルクゆかりの地巡りとはちとオーバーなのですが。実は肝心のジャンヌ終焉の地ルーアンには行っていないからです。もう2回行っているのと今回ちょっと方角が違うため省きました。しかしジャンヌ生誕の地、ドンレミ・ラ・ピュセルには苦労して行ってきましたよ。
今回行ったところはフランス通のコクリコさんには殆どご存知の所と思います。ストラスブール、コルマールなどは事前に随分参考にさせて頂きました。これからしばらく続きますが記憶をよみがえらせながら是非ご覧になってください。
フランスの名画がお好きなのですね。私も大好きで、フランス映画のタイトル、俳優の名前を知るためにちょこっとフランス語を齧ったりしました。
今年はどこに行かれるのでしょうか、旅行記を楽しみにしています。
ベーム
>
-
- rinnmamaさん 2014/06/27 22:00:56
- パリ
- ベームさん、こんばんは
ご無沙汰です。
今回はフランスと伺っていましたので、お待ちしておりました。
パリには2回行っていますが、有名な場所しか見学していませんので、
楽しく拝見いたしました。
ヴォージュ広場もいいですね。
北駅も夜景が綺麗・・
次も楽しみです。rinnmama
- ベームさん からの返信 2014/06/28 21:04:07
- RE: パリ
- rinnmamaさん、
こちらこそご無沙汰していました。
早速ご訪問有難うございます。今回のフランス訪問は後の旅行記にも出てきますが色々あり疲れました。もう歳です。
rinnmamaさんはこの春スペインに行っておられたのですね。海外に、国内に、精力的に活動されていて羨ましいです。
旅行記ぼちぼち仕上げていきます。引き続きご覧いただければ幸いです。
ベーム
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
パリ(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
76