新緑あふるるブダペストをぶらぶら・・ふらふら・・・　☆その２３☆王宮の丘をそぞろ歩き・・・☆

2013/05/03 - 2013/05/03

マーチャーシュ教会の不思議な雰囲気を堪能した後、王宮の丘の旧市街をそぞろ歩くことに・・・。

１９９１年にブダペストを訪れた際、王宮の丘の美しい街並みが強く印象に残り、今回、２２年ぶりにブダペストへ行くにあたって、ぜひブダの旧市街をゆっくりそぞろ歩きしたいと思っていたのでとても楽しみである。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

まもなく１５時になるところ・・・。

マーチャーシュ教会から出て、三位一体広場。

今回何度この漁夫の砦を目にしたことだろう。

三位一体広場 広場・公園

ペスト終焉を記念して建てられた三位一体の像。

三位一体広場から王宮 Budavari palota の方へ伸びる大通りTarnok u. を歩きます。

大通りから横にはいる路地がいい感じなんですね。

通り沿いにある「金の鷲薬局博物館」。

１６８８年に開業した薬局。現在は博物館となっています。ここは見たいと思っていたので入ります。

金の鷲薬局博物館 博物館・美術館・ギャラリー

１６８８年当時からの看板なのかしら？

中は、ルネッサンス期やバロック期を中心に、中世〜１８世紀頃の薬局に関する資料が展示されています。

ここは１５世紀に建てられ、最初は、薬のラボラトリーとして使われていました。

中世にここは、オスマン・トルコに１５０年間占領されました。そして、１８世紀から第一次世界大戦まで、金の鷲薬局として使われました。

このカウンターは、おそらく金の鷲薬局当時のものなんでしょうね。

ここで調合し販売していたのでしょうか・・・。

品名が明記された引出し・・・当時は特に可愛いデザインとも思っていなかったかもしれませんが、今見ると可愛いですよね。

こちらも、物品ごとに分けて収納していたであろう小さなチェストみたいなもの。

昔は、壁一面にこんな柄が描かれていたのでしょうか。

ここはいかにもラボラトリーって感じですね。

看板みたいな・・・屋内の装飾。

金の鷲薬局博物館、なかなか面白かったです。

さて、再びそぞろ歩きをします。

Tarnok u. を進みます。こちらも横道。横道にも、レストランやカフェがあります。

三位一体広場から王宮へ向かう通り沿いには、お土産屋さんや飲食店などが軒を連ねます。

横道の路地。

子供服は、お人形のお洋服みたいでかわいいなぁ。

イースターエッグは気になる〜〜！

本物の卵のものは思っていたより高いんですよねぇ・・・。

ハンガリーらしい刺繍のクロスも定番。

いつもなら入って買っていたかもしれない大好きな食器。

この時は、そういう乗りではなかったようです（連れ合いはホッとしたかも・・・）・・・あまり覚えていません。

郵便局。今日は営業していますね。

郵便局の向かい側に、お土産屋さんのマーケットのようなものがあるので、ちょっと覗いてみようかな。

同じような店舗がいっぱい・・！

わ〜キレイ〜〜！

上から、刺繍のテーブルクロスなどが、暖簾のように垂れ下がっています。

パプリカも名物ですので、あちこちで見かけます。

ハチミツもね〜。

すごい手が込んでいそう・・・。

キレイなのはわかるのですが、実際には着れないだろうなぁ。

お土産用の、布製のコースター。

ミシン刺繍で値段も手ごろなので、配り用のお土産にはちょうどいいかもね〜。

チェコでもよく見かけたマトリーショカも、よく見かけます。

クリスマスオーナメントも。

お土産用の、民族衣装を着たお人形もよく見かけますが・・・可愛いですかねぇ・・・？

Korona Kavehaz というカフェです。郵便局のお隣の建物、ディース広場 Disz ter. に面しています。

わが家は入りませんでしたが、明るく開放的で、入りやすそうなカフェです。賑やかで、あまり落ち着いた感じとは言えませんが・・・。

１６時をまわりました。

ちょっとカフェで休憩したいです。

入ってみたいカフェがあるので、三位一体広場の方向へ引き返します。

良く覚えていませんが、おそらくTarnok u. と並行する１本裏の Uri u.を通ったような・・・。

横道の向こうの建物の壁には、彫り込んだライン模様が描かれていて面白いです。

ライオン？

２つの建物をつなぐアーチの下をくぐる路地はとても趣きがあります。

入ってみたかったカフェ、ルスヴルム Ruszwurm。

１８２７年創業の老舗ケーキ店。

わが家がお店に到着した１６：２０頃、お店は超・満・員\(◎o◎)／！三位一体広場からすぐのところにあるし、有名なので、観光客でいっぱい。

この写真は、わが家が去る前に、ちょうど客がひいていたので撮ったものです（タイミングによってこんなにも違うのかとビックリ！）。

ルスヴルム カフェ

入口を入ってすぐ、レジやケーキ棚の前の通路のようなところにあったテーブルはちょうど空いていたので、そこでもいいか・・・と座りました。

ちょうど人が出入りする場所なので、落ち着かないっていえば落ち着かない場所なんですが・・・。当分空きそうもないのを待つのも面倒だし・・・。

ケーキ棚の横の出入口から入った、小さなお部屋がカフェなんですが、こんな感じで今は超混雑しています。

すごくアンティークな戸棚に、ケーキやお菓子が陳列されています。

店員さんのユニフォームもカッコイイです。

連れ合いは、チョコレートケーキ系。

私はシュークリーム。

わが家が座っている場所のすぐ横に、ギフト用のクッキーなどの入った戸棚があり・・・

お客さんに頼まれると、こうして店員さんが、ガラス扉を開けて商品を取り出す方式のようです。

Ruszwurm
http://www.ruszwurm.hu/

混んでいないタイミングに当たればよいのですが、混雑していることが多そうですね〜。夕方遅めならいいのかな・・・。

３０分ほどカフェで休んで・・・まだ明るいし、ブラつき再開です。

三位一体広場 広場・公園

三位一体広場のマーチャーシュ教会のところに戻りました。

王宮の丘の旧市街は、さほど広くないので、昨日から大体の通りは歩いたかな・・・。

１８時は、まだまだ明るいので、もうひと歩き。王宮に行く気はなかったけど、時間が余っちゃったから、ちょっとブラついてこようかな。

再び Tarnok u.を王宮の方へ・・・。

ディース広場。

王宮が見えてきました。

アイアンワークの柵が美しい豪壮な門をくぐって・・・

左側の階段を降りていくと、王宮の正面側・・・ドナウ川から見える王宮の前に出ます。

そういえば、正面側って、１９９１年にも今回も行ったことないです。

わが家は、階段を降りず、そのまままっすぐ奥へ進みます。

このブダの丘に初めて王宮を建てたのは、１３世紀半ば、ハンガリー王ベーラ４世です。

その後、城は歴代の王によって増改築を繰り返され、大きくなっていきました。

１５世紀、マーチューシャ王が二度目の妻としてナポリの王妃をもらい、イタリアから多くの職人や文人を招き、王宮を華やかなタイルや石彫で飾りました。たびたび舞踏会や豪華な食事会が催され、ルネサンス文化が花開きました。

しかし、マーチューシャ王の死後まもなく、ハンガリーはオスマン・トルコに占領され、王宮は兵舎や馬小屋になってしまいます。その後の戦争で破壊され、改築され・・・と繰り返し、今の建物は、戦後の１９５０年代に修復されたものです。

現代まで引き継がれてきた王宮の建物ですが、ハンガリー王朝があったのはオスマン・トルコ征服前までなので、今の王宮には、王の謁見の間や食堂などの王宮らしいものはありません。国立美術館、ブダペスト歴史博物館などが入って、市民や観光客に公開されています。

アーチをくぐると・・・

荘厳な建物が、広場を取り囲むように建っています。

美術館や博物館はもう閉館していますので、観光客も少なめ。

ブダ城 (ブダ王宮) 城・宮殿

ひととおり眺めたので、また市街へ戻ることにします。

王宮の丘の上の旧市街の東側はドナウ川で、西側には城壁が見えます。城壁の向こうは斜面になっていて、丘の下へ向かう道路が通っています。

おじさん、メニューをじっくり眺めています。

１９時過ぎました。

だいぶ夕方っぽい光の加減になってきました。

ジョルナイ・タイルが夕日に輝いて、色濃くなって美しいです。

三位一体広場 広場・公園

漁夫の砦で、日暮れを眺めましょうか・・・。

陽に当たると、白い石灰石が輝いてみえます。

国会議事堂。

ドナウ川の北の方。

マルギット橋とマルギット島。

ギザギザの装飾が不思議な建物。

ドナウ川の南の方。

エルジェーベト橋が見えます。

くさり橋。こうして昼間に遠くから見ると、そんなにどうってことない橋のように見えますけどね〜。

遊覧船が通っていきます。

ちょっと位置を移動します。

夕焼け色に染まってきました。

ヒルトンのガラスに映ったマーチャーシュ教会も夕日に染まっています。

１９時半になります。

お部屋に戻ります。

今日はあまりお腹が空いていないので、部屋で食べようと、先ほど歩いていた時に、早めにサンドイッチを買っておきました。

部屋に戻りました。部屋からの風景を眺めながら、夕食でも食べようか・・・。

Hilton Budapest ホテル

ブダ側が西なので、ペストの街に夕日が当たり、オレンジ色に染まってゆきます。

夕食をいただきま〜す！

２０：２０過ぎに、やっと日が暮れてきました。

あっという間に・・・濃紺の帳がおりてきます。

三位一体広場と、くさり橋。

早いもので、明日が最終日になってしまいました。

王宮の丘の旧市街はだいたい周ったと思うので、明日は、もし時間があったら・・・とプランしていたセンテンドレ Szentendre に行こうと思います。

☆その２４☆に続きます。

この旅行記へのコメント （10）

• fuzzさん 2014/04/10 08:20:26

  見惚れる.。o○.。o○ブタペスト.。o○.。o○

  こあひるさん
  
  おはようございます(*^▽^*)
  
  いつもながら、素敵な旅行記ですが
  
  特にお写真が「見惚れます」
  
  どのショットも完璧ですねぇ(´▽｀*)
  
  額に入れて部屋中に飾りたい位です!(^^)!
  
  撮る人によって、同じものでも違いますが
  
  今回はそれを強く感じさせて頂きました。
  
  いつもお勉強させて頂いています。
  
  でも、私はなかなか進歩しません。(>_<)
  
  fuzz

  こあひるさん からの返信 2014/04/13 12:03:46

  RE: 見惚れる.。o○.。o○ブタペスト.。o○.。o○

  fuzzさん、こんにちは。
  
  褒めすぎですよ〜〜(*^_^*)！！
  
  成田空港をゆっくり探索したことってないんですが、こうして旅行記で拝見させて頂くと、色々楽しめるんですねぇ。
  
  わざわざ行くには（取手からも）ちょっと遠いので遊びにいくって気軽な場所ではないですが、へ〜ぇ、こんなところがあったんだ〜と改めて知りました。
  
  こあひる

• Risaさん 2014/04/09 12:41:06

  投票有難うございました。

  こあひるさん　こんにちは！
  旅行記へ投票頂き、有難うございました。
  
  こあひるさんの旅行記を拝見させて頂きました。
  どれも素敵な写真ばかりなのですが
  特に、表紙になっている写真が凄くいいですね！！！
  

  こあひるさん からの返信 2014/04/11 20:09:08

  RE: 投票有難うございました。

  yukakoさん、こんばんは。
  
  こちらこそ訪問＆投票ありがとうございました。
  
  これからもどうぞよろしくお願いしますね！！
  
  こあひる

• utamiumiuさん 2014/04/07 14:05:39

  素敵なブダペスト☆

  毎回素敵な写真と、気の利いた文章で楽しませていただいています。
  ブダペストの街をとても丁寧にみてらっしゃいますね〜
  私ももう一回行きたいなと写真を見て思いました。
  
  そうそう、ブルーのテーブルクロスと同じ柄のベストをあちらで購入し、夏になると重宝して着用していますよ〜。
  白いワンピースやデニムのワンピの上に着るといいポイントになり華やかな感じになります。

  こあひるさん からの返信 2014/04/10 09:05:10

  RE: 素敵なブダペスト☆

  utamiumiuさん、おはようございま〜す！
  
  注意力があまりない私は、写真枚数は多いので丁寧に見ているように思えるかもしれませんが、実は、撮ることに夢中になりすぎて、そこばっかり見てしまいがちで、大事なものをよく見落としてしまいます。
  
  民族衣装のようなものや、テーブルクロスのような柄のものって、日本人には着こなすのがなかなか難しいと思いますが、utamiumiuさんなら、着こなしちゃいそうですね〜（←勝手なutamiumiuさんのイメージ）。
  
  こあひる
  

• ukigumoさん 2014/04/07 12:27:32

  はじめまして♪

  こあひるさん
  
  はじめまして。
  
  このたびはイギリスの旅行記にご投票ありがとうございました。
  ブダペストは前から行きたいと思っているのですが、なかなか行けないでいる場所です。
  夕暮れ時のブダペストの街並みがとても素敵ですね！
  カフェも行きたくなるような感じの味わいがあります。
  またブダペストに行くことになったら是非、拝見させて頂きますね。
  
  それでは。
  
  ukigumo
  

  こあひるさん からの返信 2014/04/10 08:57:54

  RE: はじめまして♪

  ukigumoさん、おはようございます。
  
  初めまして。
  
  イギリスが一番好きと言いながら・・・ここ十数年ご無沙汰してしまっているので、４トラでイギリスの旅行記を見るたびに、あ〜！行きたいなぁ・・・と懐かしんでします。
  
  ブダペストは、押しつけがましい派手さや豪華さはあまりないけれど、何気にお洒落で大人っぽくて、また緑が多く、その良さが徐々にじ〜んと感じられるようなところでした。
  
  これからもどうぞよろしくお願いしますね。
  
  こあひる

• aoitomoさん 2014/04/04 15:58:46

  金の鷲薬局博物館が面白そう〜

  こあひるさん
  
  『大通りから横にはいる路地』の写真。すごくいいです。
  カップルと看板のシルエットがよいアクセントになってます。
  この写真にも一票投じたいぐらい。
  
  『金の鷲薬局博物館』
  現在の薬局の原型な感じですね。
  昔の精密そうなはかりが凄い。
  ここも実際に行って覗いてみたいところです。
  
  『三位一体広場から王宮へ向かう通り沿い』
  たくさんのお土産屋さんがフォトジェニック。
  お土産屋さんが少ないのかと思ってましたが結構あるんですね。
  入りやすそうなお土産屋さんやカフェは助かります。
  
  日が長い季節に見晴らしのいいホテルはホテルに戻ってからも夕景撮影ができるからいいですね。
  一方で夕景夜景撮影するまでベストなポイントで待ってられないというのもありますが・・(私はいつもそのパターンです。)
  撮影してたらタ食を摂るのを忘れそうです。(笑)
  
  aoitomo

  こあひるさん からの返信 2014/04/05 11:26:57

  RE: 金の鷲薬局博物館が面白そう〜

  aoitomoさん、こんにちは！
  
  > 『金の鷲薬局博物館』
  > 現在の薬局の原型な感じですね。
  > 昔の精密そうなはかりが凄い。
  > ここも実際に行って覗いてみたいところです。
  
  あまり美術館や博物館には入らないわが家ですが（連れ合いが見えないので…）、たまに入ってみると、意外と見どころがあって、じっくり見てしまうようなところもありますね〜。この博物館は、英語の説明文もあり、けっこう面白かったです。
  
  > 『三位一体広場から王宮へ向かう通り沿い』
  > たくさんのお土産屋さんがフォトジェニック。
  > お土産屋さんが少ないのかと思ってましたが結構あるんですね。
  > 入りやすそうなお土産屋さんやカフェは助かります。
  
  三位一体広場から王宮に向かっている大通りには、おみやげ屋さんがたくさん並んでいます。ただ夕方になると、おみやげ屋さんは閉店してしまうし、観光客も宿泊客以外は去ってしまうので、やや閑散とした雰囲気になります。ぽつんぽつんとある飲食店のところだけは賑やかなんですけど・・・。
  
  > 日が長い季節に見晴らしのいいホテルはホテルに戻ってからも夕景撮影ができるからいいですね。
  > 一方で夕景夜景撮影するまでベストなポイントで待ってられないというのもありますが・・(私はいつもそのパターンです。)
  > 撮影してたらタ食を摂るのを忘れそうです。(笑)
  
  ガラス越しになるので、いつもはホテルからの眺めはあまり優先しないのですが、ブダペストではやっぱりドナウ川が見えるお部屋がいいかも・・・ですね。
  
  私も撮影することが優先となり、ちょうど夕暮れ時に夕食が被るようなケース（旅館などの夕食）だと、夕食いらない！って思ってしまいます（←わがまま・・・）。
  
  こあひる