2012/10/03 - 2012/10/08
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midorimaさん
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仕事が一段落したので、前々から気になっていたウイグル自治区へ。
旅行直前にスマホを壊し、代用スマホで撮影したせいか、すごく画像がぼんやり。
撮影はしてませんが、新疆でも「魚釣島は中国のものである!」的な垂れ幕があって
複雑な気分になったり…。カシュガル、トルファンはウイグル人が多かったですが
ウルムチはかなりの割合で漢民族が住んでいました。
1)北京経由でウルムチ泊
2)ウルムチ観光後に飛行機でカシュガルへ
3)カシュガル観光→寝台車でトルファンへ
4)トルファン観光
5)トルファン観光→ウルムチへ
6)ウルムチから北京経由で成田
個人的にカラコルムハイウェイとカラクリ湖に
行けなかったのが心残り。
このあたりはいつかまた行きたい。
ホータンやハミ、楼蘭あたりも見てみたい。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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-
出発〜北京の写真は撮っていないので、文字だけで。
北京空港でウルムチ行きの飛行機まで時間があったので
いったん北京の街を電車に乗ってふらふらと。
本当は故宮博物館に行きたかったのですが、中国の祝日らしく
大混雑が予想できたので断念。地元の人に交じって
公園でぬるいヨーグルトを食べたり、北京駅を撮影したり、
適当に過ごしましたが、意外と楽しかったです。
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1日目夜にウルムチに到着し宿泊。2日朝から観光へ。
シルクロード観光の一発目は、ウルムチ郊外にある天池。
「中国のスイス」と呼ばれる美しい眺めが自慢の場所。
ただ、カメラの性能と撮影者の腕のせいで微妙ですが。
カザフ族の民族衣装を着て記念撮影できる出店などもありました。 -
天池近くのカザフ族のテントでお昼ご飯。
定番の人参のピラフ。羊の油なのか、意外とこってり。
シシケバブが激ウマでお代わりをする。
ここのカザフの人たちは、モンゴロイドっぽくって
日本人や中国人に似ている。
本来ならチュルク系のコーカソイドのはずだけど、
混血が進んだのかもしれない。 -
カザフ族のテント近くにあった石像。
日本で言う道祖神のようなものかな? -
ウルムチにいったん戻り、飛行機でカシュガルへ。
カシュガルの中華料理屋さんでビール・WUSUで乾杯。
定番の中華料理を淡々と食す。味はふつー、ビールの味は薄め。 -
中華料理屋さんの店内。もともとはイスラム系のなにかの建物?
豚肉を出すし、お酒もあるのでガイドのお姉さんは中座。
ガイドのお姉さんは日本語堪能なウイグル人で美人。
もちろんムスリム(ムスリマ)。なんでもウイグル人が中国の大学に進む場合は
高校卒業後にいったん中国語を2年間学んでからとなるそうだ。
ウイグル語、中国語、日本語ができる才媛で
北京の大学を卒業後、カシュガルに戻ってきてガイドになったそうな。
「北京で暮らす選択肢もあったのでは?」と聞くと
ムスリムに北京での暮らしは合わないし、ウイグルが好きとガイドさん談。 -
カシュガルの宿泊先は其尼瓦克賓館。
歴史のあるホテルらしいですがボロイです。
いろんなところがガタガタ壊れてます(笑)。
擬音で表現するなら「ガタピシ」。虫もこんにちわ!
ホテルなんて寝られれば良い派の私もこわごわ就寝。
余談ですがホテルのお土産屋さんは閉店セール中で
あやしいアンティークやアクセサリーを売っていました。
好奇心に負けてアフガニスタン産のラピスラズリを購入。
値切ってまけてもらう&チェーンも貰う。 -
3日朝からカシュガル観光へ。
写真は「アパク・ホージャ墓(香妃墓)」。
ガイドさんからイスラム式のお祈りの方法を教わる。
この後、新彊最大規模のイスラム寺院「エイティガール寺院」と
バザールを見て回る。写真をなぜ撮らなかったのか謎。 -
エイティガール寺院横にあった貼り紙。
なんて書いてい有るのか不明ですが、
ここは中国じゃないと思います。 -
カシュガルからトルファンまで南疆線の寝台車で。
備え付けのスリッパのロゴが、サッカーのUEFAと
ニトロマイクロフォンアンダーグラウンドのパクリだったので
ニヤニヤしながら記念撮影。バッタもんが中国ぽっくってイイ! -
james blakeの1stアルバムのような感じになってますが、車内で買ったビール。
-
同じく車内で買ったソーセージ。何肉か覚えてませんが
「清真マーク」付きなので、ムスリムも食べられるようになってました。
カップラーメンも買いましたがそれも清真マークがついてました。
北京〜ウルムチの飛行機も機内食はムスリム仕様だったな〜。 -
少し遅延しましたがトルファン駅に無事到着。
トルファン駅前でチップ制のトイレに入る。
いままで生きてきた中で一番汚いトイレ。
チベットのトイレも溝一本とかハードだったけど
それ以上に溝+超汚い臭い目が痛くなるトイレで、
思い出すだけで吐きそう。
汚いトイレの横にチップを管理する家族が住んでるのも驚きだった。
写真は高昌故城。この丸い物体の中で三蔵法師が説法を行ったとのこと。
本当は中に入りたかったけど、先客がいたので断念する。
大人数の漢民族のツアーで話が終わらなかった…。 -
これも「高昌故城」。5〜7世紀の建物がよく残っているもんだ。
ちなみに城の入り口から、遺跡のあるあたりの中心部
(都の中心部?)までは、ロバ車で向かう。
ロバの後ろに屋根がついたリアカー状の荷台を接続。
この荷台に乗っていくのだけど(ただ板の上に座るだけ)、
えらいスピードで悪路をガタゴト走るので振り落とされそうになる。
写真撮っておけばよかった。
ロバ車を操縦したおばちゃんから
日本語の本を買えと言われて、
物珍しいので素直に購入する。
「高昌故城」と「ベゼクリク千仏洞」の
薄い日本語ガイド本で表紙はマットコートで、中はフルカラー。 -
『西遊記』に登場する「火焔山」。他より少し赤い土? 模様?
特に知識もないので、荒涼とした大地をしたり顔で眺める。 -
ついで「蘇公塔」へ。18世紀に建てられた
イスラム建築様式の塔で、ウイグルに現存する塔の中では一番大きい。
煉瓦に施された繊細な模様がとても美しい。ぼけーっと見惚れる。
やっぱりこれ、中国じゃないと思う。 -
「蘇公塔」続き。
-
「蘇公塔」の中。
-
「蘇公塔」奥にあるウイグル人のお墓。
宗教施設の内部やお墓は、その宗教や信徒の方々に失礼な気がして
積極的に撮らないのだが、この時は何故かぱちり。
ガイドの女性によると、性別や地位によって
お墓の形や大きさが違うと言っていたが、詳細を失念。
WEBで調べてもうまいこと情報が見つからないけど、
頭はメッカの方向を向いているとのこと。 -
「蘇公塔」の後(前かも)に石窟群「ベゼクリク千仏洞」にも
行ったのだけど撮影していなかったらしい。
石窟内にはたくさんの仏教壁画があるのだけど損傷が激しかった。
古いというのもあるけど、イスラム教徒による破壊もあったり、
世界各国の探検隊が持ち帰ったりと…。こういう遺跡の保存は
難しい。そのまま壁画を置いても風化するし、
国々で持ち帰ってしまっても散逸してしまう。
東京国立博物館の東洋館の一角に「ベゼクリク千仏洞」から
大谷探検隊などが持ち帰った壁画が陳列されることも。
これを見かけるたびに少し複雑になる。
もちろん、探検隊のおかげで壁画が保存できた側面もあるし、
一概には言えないのだけど。
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話がそれましたが、写真はウイグル名物「ラグ麺」。
ウイグル人のブドウ農家が経営する民家食堂にて。
ラグ麺は、手打ちのつるっとしたうどんより少し硬めの麺に
野菜や羊肉の炒め物を軽く和えたもの。若干トマトベース。
めっちゃ美味しくて、お代りをする。
思わずビールがあるか尋ねるが、民家食堂だし
ムスリムの方なのでもちろん置いてあるわけもなく…。 -
トルファンのホテルのスリッパ。
使い捨てで清潔なのはありがたいけど
安っぽくて私の足(24.5cm)には小さい。
生春巻きみたいだ。 -
5日目は「交河故城」へ。
紀元前2世紀から14世紀ごろまで使われていた都市で
5〜7世紀の高昌国の時代や、その後の唐代に栄えていたとか。 -
「交河故城」は保存状態が良い。
風化しつつある高昌故城より、もっとずっと
ここがオアシス都市であったことや建物の形状が分かる。 -
交河故城の続き。
ここは役所の書庫(書類庫?)だったところ、とガイドさん談。
半地下になっていて、夏でも涼しい工夫がされているとか。 -
交河故城の道。容易に当時の姿をイメージできるからすごい。
この先に、仏教施設がある。 -
交河故城の中でも奥地にある宗教施設。
当時はこのくぼみに仏像があったそうだ。
宗教弾圧に依る破壊に盗難などによって見る影もないが。 -
寺院遠景。このお寺を見ているうちに雨が降り出し、
早足で入口へと戻ることに。 -
交河故城の後は「カレーズ」へ。
トルファンの水はこのカレーズで支えられていて
都市の地下にはカレーズ(灌漑用水)が走る。
山の地下から都市まで水路を設け
土地の高低差を利用して水を枯らさずに街の各地に運ぶ。
この写真はそのカレーズの博物館内で公開されているカレーズの一部。
「水が冷たいんですよ」というガイドさんの言葉を聞き
わくわくしながら身を乗り出して水路に手を入れたら、
ポッケに入ったスマホを落っことすという体たらく。
auショップで借りている代用機なので
帰国後、1万円ペナルティを取られました。地味に痛い。 -
トルファンから一路、ウルムチまで
3時間くらい車をブッ飛ばす(運転手さんが)。
私は落としたスマホをハンカチで拭いて乾かし
仕方なく、泣きながらガラケーの電源を入れる。
途中、風力発電所があってそこを眺めて休憩。手前はヤギ?
ちなみにこれ以降の写真はガラケーで撮ったもの。 -
ヤギ?
代用スマホで撮影した写真より、
ガラケーの方がきれいなのはなぜ?サイバーショットだからか? -
ウルムチの街角に合ったねずみの置物。
ちょっと悪いやつっぽい。 -
おなじくダックの置物。
どこかで見たことのある顔のような気もしますが。
ウルムチ市内をうろうろしてお土産を買ったり地元の店をのぞいたり。
屋台のようなスーパーが多くて活気に溢れてました。
5日の夕食は、回族のお店で、ウイグル名物の
鶏肉とじゃがいものスパイシーな煮込み料理などをいただく。
このあと、宿で寝てから帰国しました。
ウイグルに回族、カザフ族など多くの人々が住むウルムチ。
ただ、ウルムチはトルファンやカシュガルよりも
中国の雰囲気が強い気がしました。
最近は漢民族がウルムチあたりで力を伸ばしているようです。
ウイグルを旅した2012年秋より、
これを書いている2014年春の方が、
ウイグル人を取り巻く状況は難しくなっている気がします。
どんな方法が最良なのか分かりませんが
ウイグルの方々に幸せがくるよう願っています。
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