2014/02/24 - 2014/02/27
22位(同エリア79件中)
kobusakuraさん
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バンペーは漁村の町に造られたビーチリゾート。ラヨーン県の町のひとつで、バンコクから車で2時間半と言う距離だ。前から気になっていたのだが、なかなか訪れる機会がなかったのは、周りで「バンペーに行ってきた」と言う人が誰もいなかったからだ。どうしてだろう?
ラヨーン県の中には海沿いの町がいくつかあり、バンペーはその中のひとつ。他の町と違うのは唯一“コサメット(サメット島)”へ向かうボートが出ていることだ。旅行客の多くはこのボートに乗るためにバンペーに“立ち寄る”という。
でも、バンペーにほんの数時間立ち寄るだけなんて勿体ない。今回、ここで3泊してつくづくそう思った。できることなら、あと数日はここでゆっくりしたかった。どうしてそこまでバンペーを気に入ってしまったのか?
いくつか理由がある。
まず、滞在したホテルが良かった。
こじんまりとしたヴィラ風ホテルで、部屋の外にベランダがついている。そのすぐ目の前には細長いプールが横たわり、その向こうに人のいない静かなビーチが広がっている。
プライベートビーチと言うわけでもないのだが人が少ない、いや殆どいない。
ホテルにひとつだけあるレストランは、食事がとても美味しかった。
漁村の小さなビーチリゾートとしてはかなりの高得点の料理を出してくれる。特にディナーはおススメだ。希望すれば料理を部屋まで持ってきてくれる。でも私はレストランのデッキのテーブルが気に入ったので、朝も夜もその席で食べた。食後のカクテルは時々部屋に持ち帰りベランダで楽しんだ。
昼は街の中をゆっくりとドライブして、町の反対側まで行ったりバンペー市場を覗いたりした。いったんホテルに戻るといつもの席でランチをし、午後からはビーチを散歩したり、プールで水浴びしたり、それに飽きたらベランダで読書をしたりして過ごした。部屋でマッサージをお願いしたりもした。ホテル専用のマッサージの女性。とっても上手でした。柔らかくて適度な圧、そしてツボを的確に押さえてくれる。バンペーでこんなに上手な間サージを受けられるとは思わなかった。気持ちよかった。
こんな風にして3泊4日はあっという間に過ぎていった。本当に本当にあっという間だった。最初は漁村のリゾートで3泊なんて長すぎるかな?と思っていたが、そんなこと無かった。きっと“何もない町だから何もせずにゆっくりできた”のだろう。
ホテルが期待以上に良かったことも大きな理由のひとつだ。
同じホテルに偶然知り合いが家族で滞在していた。フランス人の一家だ。彼らにいたっては「ホテルの周りから一歩たりとも外に出なかった」という。すべては部屋とビーチとプールで数日を過ごしたのだと。そして「すごく良かった。本当にリラックスできた」と言っていた。その気持ち、とても良くわかる。
何もせずにゆっくり数日過ごせる方にはおススメです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回滞在したホテル「バリラマイ」。全部で20部屋ほどのこじんまりとした、ヴィラ風ホテル。
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ホテルのロビー。清潔感があってスタッフのサービスも良かったです。
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ホテルの外見。灰色に見えるのは竹?のような木で壁を覆っているから。写真の建物は一階と2階に部屋が分かれています。ベランダがあるのは一階だけなので、こちらのほうがおススメ。
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ホテルの部屋の中。ベッドルームとリビングは数段の階段で高さに違いが付けてあるため分かれているような感覚です。階段があるのでバリアフリーとは言えません。
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ベッドルームから見下ろすリビングルーム。そのむこうがベランダに繋がっており、まっすぐプールやビーチに行けます。
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リビング部分。マッサージをお願いするとこのマットの上でやってもらえます。部屋によってはソファーになります。
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ベランダ。横にあるはしごのようなものは洗濯物を干すためのものです。すごーくシンプルな作りですがこれで充分でした。願わくば背もたれを倒せるタイプの椅子にしてほしかったけど。
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ベランダから眺める景色。左はロビーとレストラン。目の前がプールとビーチ。すべてが近いのに、人が少ないせいでプライベート感もあるから嬉しい。
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ホテルにひとつだけあるレストランスペース。ここで朝食もランチもディナーもカクテルも飲める。エアスルーだけど、屋内と屋外のデッキのテーブルを選べるようになってます。
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毎朝この席で朝食を食べました。朝食のセットはとにかくビッグサイズ。いわゆるアメリカンブレックファーストと、タイ料理が丸々セットで出てきます。おまけに珈琲、ジュースにフルーツまで。食べ切れません。だから最後の朝はタイ料理を断りました。丸々残すのがあまりにも申し訳ないんだもん。
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部屋の目の前にあるプールのデッキチェアー。でも海のほうを向いています。椅子の数は少ないけど、ベランダが近いので問題ありませんでした。
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ランチも一度だけホテルで食べました。ランチタイムのホテルはまた一段と静か。ビーチは無人状態、波の音を聞きながらのんびりダラダラ至福のひと時。ランチの料理は可も無く不可も無く美味しくいただけました。何種類かのフルーツをあわせてミックスしたジュースが美味しかったです。私が選んだのはバナナとマンゴーとライムだったかな?とっても美味でした。
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見ての通り本当に人がいません。地元の人が子供を連れて遊びに来ますがそれもチラホラと言う感じ。でも週末やピークシーズンにはだいぶ忙しくなることでしょう。シーズンオフに行くとこういう感じなんです。
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夕方までのビーチは引き潮で色んな生物が見られます。蟹や貝類はもちろん、小さなお魚まで。そんな小さな命を眺めながらブラブラとビーチを散歩するだけでも心が癒されます。
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鬼の洗濯板?見たいな状態になった砂浜。とっても綺麗な線を描いています。
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野良ワンが多かったです。犬が苦手な人はツライかも。でも、タイ人は犬に優しいのでワンも人にとても懐いていて「遊んでー、お菓子ちょうだいー」という感じでついて来るんです。こういう場所で育ったワンコは海の中を歩くのもお手の物って感じで、ちっとも怖がらずにバシャバシャ遊んでました
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浦島太郎的なおじさん。釣りをしています。ここ以外でも、夜暗くなると遠浅の海の沖に出て、何かを捕まえる人がたくさんいました。何が採れるのかな?このあたりの海は魚介がとっても美味しくて、バンコクの寿司屋でもイカなどを使っているんですよ。
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どこから流れてきたのか、貝がびっしり生息しているビーチサンダル。このあたりのビーチは静かで良いのだけれど、漂流物のごみが多いのが玉に瑕でした。掃除する人はいるんだけど、そのあたりは高級リゾート地と同じにはいかないようです。
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夜になりました。ライトアップも美しく、相変わらず静かなビーチの風景に癒されます。今夜は何を食べようかな…
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バルコニーからレストランを眺めます。人が殆どいない。週末には忙しくなるんだろうけど、ここのホテルはこのぐらいの方がのんびり出きるような気がします。レストランでオーダーだけして「部屋に持ってきて」と頼むこともできます。なんでも自由。臨機応変に対応してくれるのが良かったですね。
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驚いたことに、このホテルは肉料理を頼んでもちゃんと美味しいんです。というのも、タイの漁村で魚介を売りにするレストランだと、肉の品質自体が酷かったり、料理の仕方がまずかったり、あまりの不味さに食べられないことが何度もあったんです。でも、メニューに肉料理も多かったので、ためしに鴨肉のレッドカレーとラーブを頼んだら、どっちもとっても美味しい!特に鴨肉の柔らかさには驚きました。どうやらディナーのシェフはなかなかの腕前のようす。「侮れないなこのホテル」と、改めて思う瞬間でした。
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エビはタイの代名詞。とにかくぷるっぷるで美味しい。ガーリック炒めだったかな。添え物のきゅうりと一緒に食べるとちょうどいいんです。白ワインと一緒に。ちなみにお酒の持ち込み料は100バーツと超お安い。自分の好きなワインを用意してくると良いでしょう。バンペーではワインの種類も多くないのでバンコクで調達するのがベター。
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ビーチをまっすぐ歩くと小高い丘があります。そのふもとにはこんなカワイイ子犬たちがピーピー泣きながらお乳を飲んでいました。でも母犬はちょっと嫌そうな様子。犬が多いのはタイはどこでも一緒です。
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丘の上にあるお堂。何故こんなところにこんなものが??作りはとっても中国風。ものすごく違和感がありました。新しいんだけど、すでに朽ち果てているような、とにかく静かなビーチにはそぐわない建物でした。
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お堂のある辺りは眺めも良く、ちょっとだけマウイ島を思い出しました。岩場の雰囲気がカパルアに似てるんです。このあたりで釣りをする人を夜になると多く見かけました。
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遠くから見るとフラガールだとばかり思っていたのに、近くに来ると鬼のような銅像でした。手を伸ばしているんだけど握ったら海に引きずりこまれそうな雰囲気。何でこんなところにこんなものがあるんだろう??
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「こっちにおいで〜、怖くないよ〜、ほら手を貸してあげるから〜」と言う感じですね。一体誰がどういう目的でこんなものを?これってタイ風?
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だって人魚姫までいるんだもん!他にも色んな銅像が建ってました。ここまで来ると「アミューズメントパークでも造ろうとしてたのか?」と思ってしまいます。でも意図は全くわからず、更に不気味。
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そんな不気味な丘の横では漁業者たちが網の手入れをしてました。私が泊まるホテルのすぐそばです。
リゾートの雰囲気とは一線を画す場所でした。 -
バンペー市場まで見学に。かなり巨大な市場です。もしかしてバンペーの魚介類はバンコクにずいぶん入ってきてるのかもしれません。貧しい漁村のイメージは全く無く、ちょっとリッチな雰囲気がある街でした。
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美味しそうだったのはイカとエビ。あー、次は七輪持ってきて、ビーチで焼きイカしようかなー
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