オジン・ディエンビエンフーへ

2014/03/02 - 2014/03/15

教科書で習ったディエンビエンフーの戦い
1954年３月14日A-１の丘でフランス軍がベトミンに投降する

　当時世界が信じられなかったフランスの敗戦から60年の記念の年
その激しい戦いの歴史を振り返り残された戦跡を見たくて訪れました

航空運賃

関空〜ハノイ〜ディエンビエンフー〜ハノイ〜ドンホイ＝
フエ＝ホイアン＝ダナン〜ハノイ〜関空　　
ベトナム航空周遊運賃　　JYE71,000

現地ホテル代　　60,000円
現地行動費　　　50,000円

エリア ディエンビエンフー(ベトナム)

何時もの様に関空から出発です
今回はデイフライトのVN330便
関空発10：30約４時間程度のフライトです

チャックイン後まず無事のフライトを祈って
ビールを

ハノイ便は乗客が少ない為横６席だけの小さなエアバス機
当日は満席でした

昼食を採ってワインで一杯やっている間に
ハノイ到着です

ハノイ空港（ノイバイ）は拡充工事の真っ最中ですが
未だ国際線は古いターミナルです

7年振りのハノイは雨季でもないのに小雨がシトシト
日本の梅雨の様な天気でした

今回滞在したのはホアンキエム湖近くの
小さなブティックホテル（ハノイ・シティー・パレス）

鉛筆の様に狭いビルに挟まれた可愛いホテルです
デラックスルームをAGODAで手配
一泊税込7,000円

入口を入ったレセプションと小さなロビー

チェックインしたダブルの部屋
清潔でエアコン・ミニバー。セーフティーボックスもあり
オジンには申し分ないです

バスルームもこんな感じ

パソコン（有料）もあり
アメニティーも充実していました

荷物を置いて早速雨の市街へ出かけます
ハンボン通は狭い道にバイクが溢れます

ベトナムらしい景色の中
ホアンキエム湖を目指します
15分位歩いて・・・

懐かしいホアンキエム湖が見えて来ました
雨に煙っています

玉山祠の橋もぼんやり見えます

7年振りに祠の亀を見に
ここで早速勘違いの失敗

入場料10,000ドン（50円）なのに

500,000（2,500円）ドンを払いお釣りを
100,000ドン4枚（2,000円）のみ受け取り
後で気がついても後の祭り
　
450円騙し取られました

ベトナムでは通貨単位の勘違いに注意しなくちゃ
反省！！

気を取り直して亀さんに再会

祭壇にもお参り

境内では地元の人達が中国将棋を

湖の亀の棟も小雨に煙って殆ど見えません

祠を後に湖の遊歩道へ

シクロの運転手も雨で観光客が少なく
手持ち無沙汰

お腹が空いたのでTV番組等で良く紹介されている
シティービュー・カフェのある湖北端のビルへ

私の目的は勿論ビール
このビルの２階にはベトナムで一番美味しい
生ビールが飲めるレジェント・レストランへ（２F）

これこれ！
レジェントビールの生
少し高いですが味は抜群お勧めです

因みに500MLのグラスで50,000ドン（250円）

これも個人的にはベトナムいちの味と思う
揚げ春巻きをおつまみに三杯も飲んでしまいました

愛想の良いスタッフも居てご機嫌

２階ですが雨のハノイの夜景を楽しみます

テラス席以外にも室内席もあります

夕闇も深まり旧市街の明かりも雨に映えます

色の変わるビルのライトアップを楽しみながら
ハノイの夜は更けていきます

翌朝ホテル内の小さなレストランです
小奇麗でブティックホテルのセンスの良さが・・・

朝からしっかりエネルギーを補充しました
今日は11時のフライトでディエンビエンフーへ向かいます

ホテルの可愛こちゃんの見送りを受け
空港へ

ノイバイ空港は拡張工事中
国内線の一部は新ターミナルへ移行されています7

今日も雨の中６０席の小さな飛行機で
ディエンビエンフーを目指します

機内はこんな感じ
外国人は私だけ

約１時間余りのフライト
天気は良さそう

緑の平原が見えてきました

そしてディエンビエンフーの街並みが眼下に
もうすぐ到着です

到着した小さな空港
ターミナルビルは真新しいです

空港内は狭くターンテーブルは一つだけ

昔ながらの手作業で荷物が出てきます

空港で帰りのフライトのリコンファームをした
ベトナム航空のスタッフのお嬢さんがTAXIの
見送りをしてくれました

日本人が珍しかったのかもネ

滞在したヒムラムリゾート
一応はリゾートホテルです

部屋はバンガロー
広い敷地の中に点在しています

フロントは離れた所にあります

部屋はログハウス風で一泊5,000円

ホテルのスタッフは殆ど英語が理解できませんが
愛想は良く外国人は珍しいらしく一生懸命でした

私の泊まった部屋は２０３号室
高床式の建物で一階はありません

昼食を採った食堂は平日の為客は皆無
がら〜んとしていました

オジンは取り敢えずビールで午後からの
観光に備えます

当初は自転車で回る計画でしたが
街中迄６KM近く有り坂道が多そうなので

TAXIで市内中心部迄行き徒歩で観光する事に

市内迄TAXIで10分
40,000ドン（200円）

勝利の丘を目指します

500段の階段が目の前に
アンコールワットと同じく下からは
像が見えません

階段横にはディエンビエンフーの戦いのレリーフが

階段途中から勝利のモニュメントが見えてきます

頂上にある勝利のモニュメント
かなり大きいものです

丘から見るディエンビエンフーの街並み
彼方は田園地帯で
廻りが盆地である事が分かります

彼方の山からベトミンは攻撃をしてきました
あの山々に兵器を持ち込めるとはフランス軍は
夢にも思っていなかったとの事

今は平和な盆地を囲む山々

丘を降りて街並みを歩きながら
フランス軍最後の戦いの戦場となった
Aー１の丘を目指します

花屋さんを通り

路上散髪屋さんを冷やかしながら

銀行で両替しながら・・・

歩いて30分位
A−１の丘に到着です

今見るとこじんまりした高さ2〜30Mの小さな丘
当時のフランス軍の戦車が置かれていました

フランス軍の犠牲者の墓が遠望されます

彼方此方に当時の塹壕が残されていました

戦いの夢の後・・・
あれから60年

ベトナム勝利の記念碑も・・・

丘の途中の爆撃跡では勝利60年を記念する
テレビ番組の収録で当時戦った軍人のインタビューを
していました
退役軍人は80歳を超えているそうです

すぐ近くにある戦争博物館
小さな建物ですがすぐ横に大きな博物館の
新設工事がされていました

ホーチミンさんに敬意を表してパチリ

さらに歩いて20分位
フランス軍最後の指揮官ドン・カストリーの司令部跡を
訪れました

かまぼこ状の当時の司令部が残されています

当時の塹壕に思いを馳せながら

地下には司令部がそのまま残されています

そこから僅かの所にフランス軍が架けたムオンタイン橋が

橋は当時のまま残されていました

橋を渡るとチュタム市場
近くの村から持てるだけの農産物を
売りに来るローカル色豊かな路上市場です

ディエンビエンフーには他にも戦車や
砲台がいたる所にのこされていて当時の
戦の記念となっていました

平和な今二度と悲劇が繰り返されない様
祈りながらホテルへ帰りました

帰ったホテルでは平和な今が
リゾート内を歩く幼子

青春を語らう少女達

リゾートの湖で魚を釣るおじさん

部屋の前庭を掃除するおばさん

そのおばさんの掃除機
自然の木の枝を利用しています

さ〜すが！

このホテルは自然豊かで自家製の野菜を
栽培していました
レストランで供されるそうです

仕事を終えた少女達も敷地内の住居へ帰ります

夕刻部屋を後に夕食へ向かいます
近くに食堂が無い為敷地内のレストランへ

又々誰も居ないレストラン
焼きそばと焼き飯で夕食です

オジンは又々ビールを痛飲です
一本レストランでも100円のハノイビール
ビール好きには天国です

そして朝のレストラン
客は相変わらず私一人
テレビを見ながら・・・

インスタントラーメンの朝食です

午後のフライトのため
TAXIを利用して60値前フランス軍の空爆で
444人のターイ族の女性や子供達が犠牲になった
捕虜収容所跡を訪ねました

1954年4月5日
その日は青空が広がっていたといいます

爆弾のモニュメントがその悲劇を伝えます

亡き我が子を抱える母親の像
静かな緑の中に・・・
オジンはこういうのに弱いんです
思わず涙が・・・

事実を後世に残すプレートが刻まれ

近くには犠牲になったターイ族の村が・・・

気を取り直して街の市場を目指します

市場の入口ではパイナップルを売る人達が

ベトナム北部は香辛料の一大産地
色んな種類が売られています

野菜類は山間の為豊富

大きな淡水魚も
ブチ切りにして売られています

捌かれる前の鳥達も

庶民の台所になっているんでしょうか
調理もされていました

夕日が沈み始める頃
空港へ向かいます

ディエンビエンフー空港の正面
一日2往復のみの静かな空港です

一つだけのチェックインカウンター

ロビーも人影がありません

それでも空港には立派なプレートが

夕刻迫る中折り返しのハノイからのベトナム航空が
到着です

定刻どうりハノイへ向け出発

無事ハノイの国内線に到着です

ハノイの新しい国内線到着ターミナル
とにかく広くて大きいです

再びハノイは雨

宿泊するシティーパレスへ帰ります

旅は未だまだ続いて行きます