2014/01/11 - 2014/01/11
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TMBSさん
20年以上前から、長距離国際線仕様の機材が充当される乗り得フライトとして知られていたANAの大阪(伊丹)〜東京(成田)線のANA2176/2179便(旧ANA76/79便)。
2014年3月末の東京国際(羽田)空港発着国際線の大増便を骨子とするダイヤ改正実施のあおりを受けて、ANA2176/2179便での長距離国際線機材(ボーイングB777-300ER)の運用が消滅することになりました。
ここでは、1月の3連休に大阪(伊丹)発東京(成田)行きのANA2176便で搭乗した国際線仕様ボーイングB777-300ERのプレミアムクラス(国際線ファーストクラス「ANA FIRST SQUARE」の座席を使用)のレポートをお届けしたいと思います。
※自ブログでも同様の内容を公開
【参考】ANA2176便の普通席(ビジネスクラス座席)の搭乗レポート
http://4travel.jp/travelogue/10772692
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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1月11日(土)、朝7時過ぎの大阪国際(伊丹)空港のモノレール駅連絡通路。
翌日に迫った、ANAのボーイングB747-400Dのさよならイベントを盛り上げるため、大判のポスターが掲出されていました。 -
早速7時55分発の東京(成田)行きANA2176便の搭乗手続きに移ります。
一旦チェックインカウンターで普通席株主優待運賃のチケットを発券した後、写真の有人カウンターでアップグレードポイントを用いてプレミアムクラスへのアップグレードをお願いしました。 -
めでたくANA2176便のプレミアムクラスのチケットを入手した後、3連休初日の朝とあり長い行列のできていたプレミアムレーンで手荷物検査を済ませ、制限エリア内に入ります。
少し時間があったので、「ANA LOUNGE」に寄ってみることにしました。 -
これまでに東京国際(羽田)空港と那覇空港の「ANA LOUNGE」を使用したことはありますが、地元大阪国際空港の「ANA LOUNGE」に入室するのは今日が初めてです。
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「ANA LOUNGE」の内部は芋の子を洗うかのように混み合っていましたが、何とか空席を確保しました。
ビールや焼酎、酒蔵の町伊丹ならではの日本酒などアルコール類も多種用意されていましたが、朝7時台からお酒を飲むと身体に過度の負担がかかるものと判断し、大人しくトマトジュースとコーヒーをいただくにとどめておきました。 -
「ANA LOUNGE」の出入口前には、ボーイングB747-400のモデルプレーンとANAにおけるボーイングB747の歩みを綴った年表が展示されていました。
こちらは年表のパネルです。 -
こちらは国際線仕様のボーイングB747-400(1990年デビュー当時)のモデルプレーン。
名機ボーイングB747-400Dの引退とそれに先立って開催される大阪国際空港での惜別イベントを、空港挙げて盛り上げようというANA大阪空港支店の方の熱い想いが伝わってきて感激しました。 -
イチオシ
13番ゲートに駐機する本日の搭乗機・ボーイングB777-300ER(JA784A)。
胴体前方に「Inspiration of Japan」の新ロゴが入っています。 -
13番ゲートに到着すると、すでにプレミアムクラスとマイレージ上級会員の乗客対象の優先搭乗は終わっていたので、一般のお客さんに混じって機内に入ることになりました。
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ボーディングブリッジから撮影した本日の搭乗機。
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ボーディングブリッジにある運命の分かれ道…ですが、今日は言うまでもなく左に進みます。
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L1ドア前にて。あくまで国内線のプレミアムクラスとしての扱いであるとは言うものの、ついに夢にまで見た国際線ファーストクラスに足を踏み入れる時が来ました。
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イチオシ
ANAのボーイングB777-300ER「Inspiration of Japan」仕様機には計8席のファーストクラス(国内線運用ではプレミアムクラスとして使用)が設けられていますが、私の座席は最前列通路側の1番G席でした。
1時間という短い時間ではありますが、最新型ファーストクラス座席「ANA FIRST SQUARE」に座れるなんてもう夢みたいです。 -
「Inspiration of Japan」仕様のボーイングB777-300ERのファーストクラス座席は、通路を挟んで横に1+2+1列の配置になっています。
中央の2席は隣り合わせになっているわけですが、この2席の間には可動式のパーティションが設けられていました。
プライベート性を重視した「ANA FIRST SQUARE」の空間ですが、このパーティションを開けさえすれば、カップルや友人、仕事仲間の2人連れでファーストクラスを利用する際も、気がねなく会話が楽しめそうです。 -
座席の右横には、小さな扉が設けられていました。
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小さな扉を開けると、眼鏡入れが顔を出しました。
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「ANA FIRST SQUARE」の座席にて。
CAさんに記念写真を撮っていただきました。 -
座席の向かって左側にも、扉やボタンがあれこれ用意されていました。
初めて利用するファーストクラスの座席、各部に組み込まれた仕掛けの数々を、一つずつ試しに操作してみることにします。 -
まず、こちらの扉を開けると鏡が顔を出しました。
欧米線のロングフライトの終盤、お化粧直しのために使う人が多そうです。 -
座席リクライニングの操作盤はタッチパネル式でした。
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黒く小さい扉を開けると、USBとiPodの接続端子が顔を出しました。
その下には、汎用型コンセントもあります。 -
モニターサイドと足元の照明の点滅用ボタン
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機内エンターテイメント用のリモコンは、伸縮可能なコードに接続された状態で、座席左側の壁面に格納されていました。
使用する際は、ここから必要に応じて取り出す形になります。 -
実際にリモコンを使用してみた図。
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この半月形の部分は、LED照明の読書灯です。
必要に応じて角度を調整することもできます。 -
大きな扉を開くと、機内エンターテイメント用のヘッドホンの接続端子が顔を出しました。
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座席の向かって左側の壁面にはマガジンラックが設けられており、安全のしおりや機内誌、エチケット袋などが一式入っていました。
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「ANA FIRST SQUARE」の最大の売りの一つが、23インチの大型液晶モニター。
ソチ冬季オリンピックの開幕も近いということで、機内オーディオ番組の「オールナイトニッポンClassics」でトワ・エ・モワの「虹と雪のバラード」を聴くことにしました。 -
ボーイングB777-300ERの安全のしおり(表面)
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ボーイングB777-300ERの安全のしおり(裏面)
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マガジンラックに用意されていた、「ANA FIRST SQUARE」の座席操作説明書。
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説明書の中身。
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この説明書を一通り読めば、初めてファーストクラスに乗られるお客さんも特段不自由なく座席の各部を操作できそうです。
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プレミアムクラスのサービスガイド
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ソフトドリンクと軽食のメニュー。
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アルコール飲料のメニュー。
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各機種ごとのプレミアムクラス座席が紹介されていましたが、国際線仕様のボーイングB777-300ERのプレミアムクラス座席に関する解説は割愛されていました。
おそらく、別添の「ANA FIRST SQUARE」の座席操作説明書があるからそれで事足りるだろうということなのでしょう。 -
機内誌「翼の王国」(国際線版)2014年1月号。
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機内誌「翼の王国」には英語版のページもあり、そちらには「WINGSPAN」なるタイトルが付けられています。
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こちらは機内エンターテイメントのプログラム「ANA SKY CHANNEL」2014年1月号
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イチオシ
ANA2176便は8時1分にドアクローズ。8時20分に大阪国際(伊丹)空港の滑走路32Lから力強いGE90型のエンジン音を全開にし、離陸しました。
離陸直後、やや気流の悪い所を通過しましたが、8時28分にまず座席のリクライニングと電子機器が使用可能となる旨のアナウンスが流れ、やや遅れて8時30分、三重県伊賀市上空で座席ベルト着用サインが消灯しました。
巡航中は23インチのモニターで、機内オーディオ番組を聴きながらナビゲーションマップを見て楽しんでいました。
国内線のANA2176・2179便の個人用テレビで提供されるプログラムは、国内線向けの機内オーディオ番組と映像番組、ナビゲーションマップの3つに限定されています。 -
「Inspiration of Japan」仕様機に搭載されているナビゲーションマップは、解像度の高い最新鋭のものでした。
離陸13分後、愛知県碧南市〜西尾市付近の上空を飛行中に撮影したのがこちらの写真です。この辺りは、ちょうど2004年3月31日まで名鉄三河線のレールバスが走っていた地域でもあります。 -
イチオシ
愛知県西尾市付近を通過後、8時37分にお待ちかねの機内食「Premium GOZEN」がサービスされました。
この日のANA2176便では早朝のフライトとあり、パンとヨーグルト、スープからなる洋朝食のメニューが提供されました。
一口サイズのサンドイッチ3つにフレンチトースト、ヨーグルト。これにオニオンスープが付いています。これぐらいの量ならば、寝起きで食欲の無い人、小食の人でも食べやすいように思いました。 -
こちらが本日のメニューカード。
朝のフライトでプレミアムクラスに搭乗するのは今回が初めて。当然、「Premium GOZEN」の朝食メニューを食べたこともないわけで、どのようなものが提供されるのか興味津々だったわけですが、サンドイッチ、フレンチトースト、ヨーグルト、スープのいずれを取っても外れはありませんでした。特に、温かく優しい味わいの淡路島産玉葱を使ったオニオンコンソメスープは、早朝5時台に起床し、朝食を食べずに家を出てきた私の身体の隅々に染みわたるかのようでした。 -
ドリンクサービスではアルコール類をオーダーすることも一応はできたわけですが、早朝からお酒を飲む気分ではなかったので、シンガポールのTWGティーハウスの茶葉を使用したロイヤルダージリンティーをいただくことにしました。
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ロイヤルダージリンティーと一緒に、お茶受けのチョコレートクッキーもいただきました。
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食後のロイヤルダージリンティーで一服した後、せっかくだからということで、座席をフルフラットの状態にして休むことにしました。
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フルフラットの状態にした座席に寝そべって撮影した写真が、こちらです。
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フルフラット状態にした座席の枕部分。
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最高級の空間で、できればもう少し長く過ごしたいところですが、ここは国内線の大阪(伊丹)〜東京(成田)線。そうは問屋が卸しませんでした。
8時55分、座席をフルフラットの状態にしてからものの3分ほどで座席ベルトサインが点灯。慌ただしく座席を元の状態に戻します。通路側の座席とあり、窓外の景色が見えないため、着陸までの間はナビゲーションマップで搭乗機の航路を観察して楽しんでいました。
9時10分、ANA2176便は成田国際空港の滑走路34Lに着陸。5分ほど地上を走り、第1ターミナルビルの55番スポット(国際線で使用される場合の名称は55番ゲート、国内線で使用される場合の名称はHゲート)に入りました。
降機時に座席の足元部分を撮影。ここまで足元の広い座席に搭乗する機会は、今後そうそうないものと思われます。 -
エコノミークラスの乗客より一足早く、名残惜しげに降機します。JA784A号機、最初で最後のゴージャスなプレミアムクラスの旅をありがとうございました。
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ANA2176便は成田国際空港で、スターアライアンス各社の国際線に接続しています。
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成田国際空港、プレミアムクラスと言えば忘れてはならないのが、成田国際空港第1ターミナルビル1階、到着ロビーにある「ANA ARRIVAL LOUNGE」。
本来は国際線のアライバルラウンジなのですが、成田国際空港発の国内線のプレミアムクラスを利用する人、国内線普通席を利用する上級会員も利用することができます。
ただし、ANA2176便など成田国際空港に到着する国内線を利用した場合は入室できませんので、注意が必要です。
長年にわたり親しまれた大阪(伊丹)〜東京(成田)線のANA2176・2179便でのボーイングB777-300ERによる運用ですが、残念ながら東京国際(羽田)空港発着の国際線増便に伴う運用変更により3月29日限りで見納めとなることが決定しています。
2014年の夏ダイヤ以降、国内線での運用が無くなるANAのボーイングB777-300ERは、代わって3月30日以降東京(羽田)〜ソウル(金浦)間のANA1167・1160便に投入される予定だそうです。国内線と比べると若干敷居は高くなりますが、長距離国際線と比べてリーズナブルな値段でボーイングB777-300ERのファーストクラスやビジネスクラスを体験できるということで、今後私も機会があればトライしてみたいところです。
最後になりましたが、ANAのボーイングB777-300ERへ。大阪(伊丹)〜東京(成田)線で夢のようなひとときを今までありがとうございました。近い将来、国際線で乗れる機会が来るのを楽しみにしています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ムロろ~んさん 2014/05/17 17:42:46
- これは知らなかったです\(◎o◎)/!
- TMBSさん
こんにちは、ムロろ〜んです。
ANAのプレミアムクラスで行かれた成田行きの搭乗記を拝見しました。
1時間ちょっとのフライトでもこのような国際線機材に乗れるのは嬉しいですよね。
しかも座席はF、庶民にはなかなかご縁がありません(-_-;)。
もう4月以降はこのような機材で飛ぶことが無いようですが、ちょっと機会が段々と少なくなるのはいささか淋しい気がします。
ちょっとでも乗れる機会があると良いのになぁと思いますよね(笑)。
機内食も朝食ですし、スープの提供もあるとのこと。ありがたいですよね。
身体が沁み渡るのも分かる気がします。
ムロろ〜ん(-人-)
- TMBSさん からの返信 2014/05/18 23:32:49
- RE: これは知らなかったです\(◎o◎)/!
- ムロろ〜ん様
こんばんは、火曜日はよろしくお願いします。
ANAの成田〜伊丹は現在は国内線機材での運航になってしまいましたが、JALの成田〜伊丹、成田〜中部、羽田〜中部では今もこのようなF付き機材の運航があるようです。
あの日、早朝の機内でいただいたスープの味は格別でした。
TMBS
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