2011 大震災翌日の東京ディズニーリゾート

2011/03/12 - 2011/03/12

今日は2014年3月11日。あの大震災から3年です。まだまだ復興の途上です。

この震災で被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

震災の翌日、横浜で娘の卒業式があり、出かけた旅行記です。

エリア 東京ディズニーリゾート(千葉)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: JALグループ JRローカル 私鉄

3月11日午後。私は翌日の上京の準備中。船に乗っているかのような大きな揺れが。更に大きな揺れが、そして建物のきしむ大きな音・・・

その後テレビから流れる信じられない映像に心が大きく揺さぶられます。

横浜在住の娘と連絡が取れず、夜になってようやく連絡できました。翌日の卒業式は中止だと思っていたら、予定通りとのこと。飛行機も飛んでおり、取り敢えず出かける事になりました。

翌日12日、始発の羽田行き。機内は静まり返っていました。東北上空を飛びながら涙が止まりません。

無事羽田に着いて、横浜へ。横浜から地下鉄で仲町台まで行く予定でしたが、地下鉄が新横浜までの運行。新横浜で降りると、タクシー乗り場は長蛇の列。娘の友人が迎えに来てくれて、何とか15分遅れで卒業式に出席できました。

今思うと、あの翌日に良くたどり着けたものだと不思議な感じがします。

卒業式を終え、新横浜に戻る。駅の中は何もなかったかのよう・・

当初の予定は、卒業式後に舞浜に移動。3日間ＴＤＲの予定でした。
始発の卒業式出席のため、荷物はホテルへ発送済み。帰りの飛行機は3日後です。

12日のＴＤＲは休業。とにかく荷物がないので着替えもなく、取り敢えず舞浜へ向かう事に。京葉線は運休。運行している路線を乗り継ぎ、浦安へ。タクシーでベイ舞浜へ。あちこち液状化の現象が。

ホテルに着きました。人気のまるでないホテル。オープンしていないかのようです。取り敢えずチェックインを済ませました。キーを受け取るようになって、実はお湯が出ません、空調も止まるかもしれませんと告げられます。何故、チェックインの前に言ってくれないの？

荷物が届いているはずと尋ねると、なんと荷物は不着。ホテルの部屋に入り、ただテレビを見る。イクスピアリも駅の中もすべて休業。どうしよう・・・

卒業式以外に撮った唯一3枚の写真。ホテルの部屋からの写真です。こんなディズニーランドは見たくなかった・・・

フロントから電話があり、ＴＤＲは明日から無期休業ですと伝えられる。荷物はないし、もうここにいる意味はないと、チェックアウト。

荷物が不着なので、ベルのスタッフに受け取らずに返送してほしいと頼むと、一度受け取って着払いで送りますとのこと。マニュアル通り？？？

こんな未曾有の災害時に、ほとんどゲストも来ないホテルに臨機応変な対応ができないなんて最低！！

このホテル、東急時代は何度か泊まりました。売却されてから評判が良くない。

荷物は津波に流されたのではないかと思いましたが、運送会社に電話をしてホテルには届けず返送してほしいとお願いしたら、１週間後無事に戻りました。

震災時のディズニーリゾートのキャストの対応はどこも最高の評価、それに比べてホテルの対応はあまりにお粗末。

この様な想定外という状況こそ、企業や個人の本質が露呈するのだと感じます。

ＪＡＬに電話も通じず、また来た道を羽田空港に向かいます。札幌行きの便に空きがあり、帰路に。

この後、原発や電気の問題、電車の運行など日本は混乱状態になります。

こんな災害が再び起こらないように心から祈っております。