初春のレッサーパンダ紀行【１】 福岡市動物園　春来りなば恋遠からじ？ 期待のテッカ君とマリモちゃん同居開始です！！

2014/03/06 - 2014/03/06

ここのところ海外出張が続き２月は後半３週間はほとんど海外でした、２月末に帰国し、３月は国内でゆっくりしたいなと思っていたのですが・・・いきなり第１週から短いですが韓国出張となりました。
今回の移動も前回と同様の伊丹から全日空で一旦福岡に入ってアシアナに乗り継ぐルート、荷物は伊丹からソウル・仁川までスルーで預かってくれるので福岡での乗り継ぎ時間は比較的自由にすごす事ができます。

今回はその福岡での乗り継ぎ時間を利用して１時間だけですが福岡市動物園を訪問しました。
先月に続いての訪問となりましたが、先月には別居だったテッカ君とマリモちゃんの様子が気になっての訪園です。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 博多(福岡)

福岡市動物園へのアクセスは博多中心部からバスで直接動物園か、地下鉄や西鉄で薬院駅、あるいは薬院大通駅まで出てバスかタクシーと言ったところ。
今回は都下鉄で薬院大通駅へ出て、タクシーを捕まえようとした瞬間に動物園行きのバスが来たので乗車しました。

福岡市動物園の入園料は大人４００円です。

今日は時間がないので効率よく回らねば・・・まずはレッサーパンダ舎です。

先月訪園した時の旅行記（→http://4travel.jp/travelogue/10858736）でもご紹介しましたが、ファンのみんなから愛されていた幸（サチ）おばあちゃんが１月１９日に天国旅立ってしまいました。

ですので、現在は福岡市動物園で暮らしているのはテッカ君とマリモちゃんの２匹となります。

テッカ君は埼玉県こども動物自然公園生まれ、マリモちゃんは多摩動物公園生まれ、共に日本のレッサーパンダ界では名門？の家系のご子息、ご息女ですのでこれまた人気の高い２匹なのです。

福岡市動物園には屋外放飼場と屋内展示室が１つずつあり、幸おばあちゃんの存命中は３匹で数時間毎に屋外放飼場、屋内展示室、バックヤード（非公開）をローテしょんさせて展示していましたが、現在は屋外放飼場と屋内展示室で交代させているようです・・・ちなみに今日はマリモちゃんが発情期に入る可能性があるために屋外放飼場と屋内展示室の通行を自由にしていました。

屋外放飼場の木の上で寛ぐテッカ君。

相変わらずの男前っぷり！！
少し寄り目な感じがなんとも言えずハードボイルドな感じを醸し出しています。

”テッカ”とはいかにも変わった名前ですが、お父さんがマグロ君（すでにお星さま）と言う事もあり双子兄妹で”鉄火巻き（テッカ＆マキ）”と名付けられました。
ちなみにマキちゃんはカナダのトロント動物園にお嫁入りしました。

こちら屋内展示室です。
確かに屋外放飼場との扉が開放されていますね。

マリモちゃんは熟睡中でした。

マリモちゃんが起きるのをレッサーパンダ舎で待つのももったいないので昨年秋にオープンした「アジア熱帯の渓谷エリア」へ。

今日は肌寒いのでオランウータンのユキちゃんは布を被って赤外線暖房器の前にいました。

新しくオープンしたアジア熱帯の渓谷エリアは大人気で福岡市動物園の入園者数は２０年ぶりに９０万人を超えるそうですが、その立役者となったのがコツメカワウソのふく太君＆リラちゃん夫妻。

ラブラブなご夫妻ですが・・・、

「わ〜、パパ〜、ママ〜」と昨年８月５日生まれの４匹の子供達がやってくるとてんやわんや（笑）

とにかく騒々しくて活気のあるコツメ舎なのです。

そして、コッツーと共に新エリアの人気を盛り上げたのが、コツメ舎の階上に暮らしているビントロング・・・全国的に人気急上昇中のビントロングですがここ福岡市動物園では１０月１９日に双子の兄妹が誕生！！可愛い姿でお客さんを魅了しています。

実はコツメカワウソ舎とビントロング舎は木で繋がっていて、たまにビントロングがカワウソ舎の岩の上まで降りてきます。
ほらっ、仔ビントが降りてきましたよ。

先月見た時は木から降りなかったビントですが、今日は仔ビントが岩の上まで降りてコツメファミリーを興味深く眺めていました。

岩の下ではコツメパパ？が立ち上がって警戒していました。

今のところコツメさんとビントさんの直接の接触はないようですが、お互いケガとかないよう注意はしてあげて欲しいですね。
ビントロングの戦闘能力は分かりませんが、コツメカワウソの戦闘能力はそこそこ高いと思いますので。

天井に尻尾と足を引っ掛けて空中ダンスをする仔ビントちゃん・・・可愛すぎます。
ビントロングは尻尾を手足の代わりが出来るくらい器用に使えるそうで、これくらいはお茶の子さいさいなようですね。

先月訪園した時に一番心配だったのがマレーグマのサニー君です、現在ではすっかり元気になったとの事でよかったよかった。

屋内展示室に姿が見えなかったので屋外放飼場を見てみると２匹のマレーグマがいました。
奥の小柄な子がマチちゃん、手前の大柄な子がサニー君だと思います。

マチちゃん９歳、サニー君８歳、相性もなかなかいいようでコツメカワウソ、ビントロングに続いてマレーグマもおめでたい話を期待したいですね。

やはり新しい命が誕生すると動物園がわっと華やかになるんですよね・・・熊などの大型哺乳類（まあ、マレーグマは熊の中で一番小型ですが・・・）なら華やかさは”さらに倍！！”ですからね〜、期待せずにはいれません。

そろそろ飛行機の時間が気になりだしましたのでレッサーパンダ舎の様子を見に戻ると相変わらずマリモちゃんは爆睡中でしたがテッカ君も屋内展示室に入ってきていました。

ちょうどキーパーさんが来られたので暫しお話を聞かせて頂きました。

例年だともう発情の時期なのですが今年は遅く、キーパーさんの予測だと今日からマリモちゃんが発情に入ると計算して同居させてみたものの、今のところ発情しているようには見えないとの事でした。
このペアは発情期以外に同居させると大喧嘩をするペアなので同居が慎重に行っているそうですが、今シーズンで３年目のペアリングなのでもし今年上手くいかなかったらペア交代もあり得るのではないかと心配されておりました。

見た感じテッカ君は準備万端な感じです。

寝ているマリモちゃんに飛び掛かり・・・マリモちゃんに怒られちゃいました。

「熟睡してたのにっ」ちょっとお怒りな感じで樹上で毛繕いのマリモちゃん。

関東のファンの方が「あの子は本当に可愛かった」と絶賛してやまないマリモちゃん。
今年でもう６歳、そろそろお母さん姿を見てみたいですね。

そんなマリモちゃんの後ろ姿に熱視線を浴びせるテッカ君。

こんな愛すべき２匹の発情のタイミングがバッチリ合う事を期待しています。