2014/02/27 - 2014/03/01
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montsaintmichelさん
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2006年4月以来の訪問となります。当時は再建の真っただ中で少しでもお役に立てればとの思いでしたが、現在は年間を通じて多彩な企画が催される魅惑のテーマパークに進化を遂げています。
ハウステンボスは、オランダ語で「森の家」という意味。Huisが「家」、boschが「森」、ten は「の」を示す前置詞。オランダ国ベアトリクス女王陛下の住居となる宮殿「パレス・ハウステンボス」の外観を再現する許可を得たことから命名されました。この許可に感激し、完璧なまでに再現しようとするあまり、宮殿の煉瓦の間の目地の厚みが2mm広いと言うことで全面張替えを即決し、4000万円の損失を出したのは有名な逸話です。こうした拘りが初期投資を膨らませ、後の倒産につながったと見る方も多いそうです。しかし、オランダとの友好に一役も二役も買っているのは事実で、オランダ王室の方々も何度か訪問されているそうです。HTBは、日蘭をつなぐ現代の「出島」と言っても過言ではないでしょう。
今回は、「光の王国」と題するイルミネーション観賞がメインでしたが、パレス・ハウステンボス美術館で開催されているエッシャー展やアトラクションを堪能してまいりました。
<日程>
2月27日:伊丹空港ANA161(9:50)→長崎空港(11:10)
長崎空港<長崎県営バス>(11:20)==JR長崎駅(12:10)
JR長崎駅~グラバー園~大浦天主堂~崇福寺~風頭公園~
若宮稲荷神社~亀山社中~眼鏡橋~JR長崎駅~
稲佐山(夜景観賞)
JR長崎駅(21:12)==JRハウステンボス駅(22:45)
ウォーターマークホテル 連泊
2月28日:ハウステンボス
3月1日 :ハウステンボス==(西肥バス)長崎空港
長崎空港ANA164(13:35)→伊丹空港(14:40)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ JRローカル 徒歩
-
ウォーターマークホテル長崎
連泊でお世話になったフリーゾーンにあるオフィシャルホテルです。
大村湾から昇る朝日を撮影しようと気合を入れて夜明け前に桟橋の先端まで行ったのですが、海側は霧が深くて朝日を拝むことは叶いませんでした。
昨日は長崎市内観光後に稲佐山の夜景観賞を楽しんだため、ホテルのチェックインは23時頃になりました。でも、事前に連絡しておいたので、場内ホテル受付でタクシーが待っていました。ありがたいことに料金はホテル負担でした。ホテル内の標準言語は英語と聞いていたので心配していましたが、日本人スタッフが主体ですので安心してください。 -
海カモメ
桟橋の柵で羽を休める海カモメです。
大村湾の一角にあるため、霧が発生し易い地形のようです。一時的に気温が高くなったことも霧の発生を助長しているかもしれません。 -
ウォーターマークホテル長崎 ロビー
HTBのホテルの中でも穏やかな大村湾のパノラマを一望する絶好のロケーションが魅力なウォーターマークホテル長崎。確か以前訪れた時は、ホテル デンハーグという名前でした。このホテルは、九州「ベスト・オブ・パワースポット」に選ばれています。ホテル前に広がる壮大な景観が風水で大変「財」に良いとされ、金運をもたらすパワースポットとして雑誌にも紹介されました。風水では、「財=水」とされ、視界の180度全てが水になっている地形を「満堂水」と言い、財運アップの吉相とされています。ホテルにあるメインダイニング「エクセルシオール」は、全面ガラス張りのオーシャンビューで、目の前に広がる眺望はパワースポットそのものです。 -
ONE PIECE サウザンド・サニー号
ホテル前のグローブには全長40mの海賊船「サウザンド・サニー号」が霧にむせびながら停泊しています。
船内でのアトラクションやルフィたちと記念撮影を楽しんだり、甲板で潮風を感じながら、夢と冒険の大航海に出られる趣向です。2011年4月に就航。20分かけて大村湾を遊覧します。何と定員250人だそうです。
子供たちに大人気で、2014年3月8日に乗船者数が100万人を超えたようです。 -
ハウステンボス ドムトールン
2月最終日のため、ハウステンボスは10時オープンです。3月1日からは9時オープンになります。開園に合わせたように霧が晴れてきました。サウザンド・サニー号も無事出航できることでしょう。
ホテル側にあるハーバーゲート窓口で1DAYチケットと引き換えます。
すでに当日券を持っている方は、開園前でも園内散策が可能です。
H社WEBの旅行企画は、「2日間入園券付。その内1日はパスポート」となっていたのですが、実際はオフィシャルホテルの宿泊特典で、初日が散策チケット、2日目が格安料金(旅行代金に含まれます)でパスポートになるものでした。そのため、パスポートをもらうには初日の散策チケットが必要になることを知りました。すでに初日に長崎観光を入れた後でしたので、H社と交渉して初日の散策チケットをキャンセルし、2日目を1DAYパスポートに変更していただきました。但し、差額のペイバックはありませんでした。初日に長崎観光を入れる方は少ないと思いますが、まさかこんなからくりになっているとは…。H社も、今後は旅行企画にその旨を記載して誤解を招かないようにしますとおっしゃられていました。ともあれ、円満解決でよかったです。 -
ハウステンボス
通常はウェルカムゲートから入りますので、ここからは時間を巻き戻してウェルカムゲートから順に紹介いたします。
1992年に前身のオランダ村やバイオパークを母体に神近義邦氏が造ったHTBは、12〜20世紀のオランダの街並や建物、自然が売り物でした。細部まで本物に拘った街並は、まるでオランダの街頭に迷い込んだかのような錯覚に陥る程。しかし華やかさの裏に、高度成長期の環境破壊という重い十字架を背負っていました。建造地は、1970年代に風光明媚な入江をなりふり構わず埋め立てた工業団地。ヘドロや岩石を埋めて造成したのですが、工業用水供給の問題で企業誘致できずに20年間放置され、殺伐たる風景が広がっていました。今でこそ日本はPM2.5など隣国の大気汚染に目くじらを立てますが、40年前は公害大国でした。
土壌を入替えて40万本の苗木を植樹し、運河を通して小動物が生息する水辺を再生しました。しかし、これが祟って多額投資と金利が重くのしかかり、2003年に会社更生法申請に至りました。事実上の倒産に直面し、九州の自治体や市民が支援に立ち上がり、驚くなかれこれを契機に入場者数が急増したそうです。そして、野村プリンシパル・ファイナンスが経営母体となり、新生HTBがスタートしました。 -
ハウステンボス レインボーフラワーガーデン
入国ゲートを潜った先に広がるのが、風車エリア。オランダの風物詩となる風車と虹色に染め上げたチューリップ畑が出迎えるこのエリアは、「レインボーフラワーガーデン」と名付けられています。
環境実験都市として生ゴミは堆肥として花壇に使用し、排水はパーク隣の下水処理場で浄水されてトイレで再使用したり、花壇に撒いています。その甲斐あり、大村湾よりも清浄な運河に魚介類が繁殖し、カブトガニも観測されました。コムラサキやアサギマダラなどの珍しい蝶も舞いました。そして誕生から10年を経て、ドムトールン頂上に絶滅危惧種のハヤブサが棲みつきました。食物連鎖の頂点に君臨するハヤブサの生息は、自然環境が蘇生したことの証です。HTBの環境への取組みの結晶と言っても過言ではないでしょう。これからも東洋一の未来都市を目指して環境を求道するテーマパークであって欲しいと願うのですが、昨今のイルミネーションやその音響、花火等が、折角取り戻した生態系を再び壊さないか気を揉む所でもあります。イルミネーション進化の過当競争に巻き込まれず、創始者 神近義邦氏の初心「エコロジーとエコノミーの共存」を貫いて欲しいと願います。営利最優先のテーマパークにはなって欲しくないですね!最近のWEB情報でハヤブサの文字が見られないのが少々気がかりです。 -
ハウステンボス ナイアンローデ城
入国ゲートの先には、オランダ ユトレヒト州ブルーケレンに現存する古城を再現したナイアンローデ城という出城があります。HTB内の多くの建物が18世紀前後に建てられたものを模しているのに、この城だけは13世紀後半の歴史ある建物です。街の入口にある運河と跳ね橋の傍らに建ち、外敵を防ぎ、防御の際にはここを拠点に戦うため要塞のような存在です。
ということで、パレス・ハウステンボスが入口から最も奥まった所に建てられている理由が判りますね!女王の住む宮殿が、外敵に晒され易い入口近くにあるはずがありません。本当に考え抜かれて造られていると感心します。 -
ハウステンボス ナイアンローデ城
外壁には奇妙な白い突起物があります。
日本の城にも見られる「石落とし」の一種で、敵が外壁を上ってきた際、ここから石を落としたり、熱湯を流したりして撃退するための防御設備です。こうして見ると目立ちますが、使わない時には引っ込めて相手に見つからないようになっているそうです。
本当に隅々まで拘って忠実に再現していることが窺われます。 -
ハウステンボス ナイアンローデ城
お城の内部はテディベアキングダムという博物館になっており、1900〜1950年代のアンティークベアから各国メーカーのベアまで、世界中のテディベア約1500体を展示しています。
テディベアファンなら、ここで足が釘付けになること疑いなしです。 -
ハウステンボス
ナイアンローデ城を出た所でもかわいらしいテディベアがお出迎えです。 -
ハウステンボス ナイアンローデ城
運河に架かる橋から振り返って見た雄姿です。
やっぱり順光で撮影するときれいに撮れますね! -
ハウステンボス 運河
運河を挟んで左手にシティゲート デルフト、右手にドムトールンが聳えています。緩やかに流れる運河を進むのはカナルクルーザーです。
そして天空には、1羽の大型鳥類がゆっくりと大きく旋回しているのが見えます。これがドムトールンに棲みついたハヤブサなのでしょうか??? -
ハウステンボス キンデルダイク
早春のHTBというキーワードから連想するイメージは、やっぱりチューリップ。
遠方に見えるホテルは、ホテルオークラJRハウステンボス。このホテルのモデルはアムステルダム中央駅。中央駅は東京駅のモデルともなっています。中央駅は、鉄道の駅であると共に建物の背面に港があったことから、ホテルの東側にある時計台には本物と同様に帆船のための風向計が備えられています。南が「Z」で表されているのはオランダ語表記のためです。
因みに、ホテルオークラの1階右端(ハウステンボス側)にファミリーマートがあります。 -
ハウステンボス キンデルダイク
オランダの南ホラント州ニーウ・レッケルラント基礎自治体内の地区にある風車網は、1997年に「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」として世界遺産に登録されています。
アルブラセルワールト干拓地の排水を行うために、1740年代に19台の風車が建設されたのが始まりです。国土の 1/4 程度が海面よりも低いオランダにおいて、排水システムは最も重要な生活インフラであり、欠かすことができない設備です。 -
ハウステンボス キンデルダイク フラワーロード
天空へ向かって聳え立つ風車やたおやかな流れの運河を見渡せば、まるでオランダの田園風景の中に身を置いているかのような気分に浸れます。 -
ハウステンボス シティゲート デルフト
キンデルダイクを後にして跳ね橋を渡ると、そこにはシティゲート デルフトと呼ばれる特徴的な1対の尖塔が控えます。この施設は実際に城塞都市デルフトにあるシティゲートを模した塔です。本来のシティゲートは外敵から街を守るための施設です。そのため、シティゲートのすぐ外の橋は跳ね橋になっており、侵入者が近づくと橋を揚げてしまいます。シティゲートおよびそれに続く壁には銃を出すための穴も忠実に再現されています。 -
ハウステンボス デルフト
デルフトは、オランダ・フランドル絵画の巨匠レンブラントやフェルメールが住んでいた街です。その中心部に建てられている噴水がマウリッツの泉。恐らく、オランダ八十年(独立)戦争を指導したことで有名なオラニエ公マウリッツに因む命名なのでしょう。東インド会社を通じ、徳川家康とも関わった人物です。もしかすると日光東照宮のオランダ灯篭は彼の意向で家光に送られたものかもしれません。 -
ハウステンボス デルフト マウリッツの泉
この彫像は、ギリシア神話「アモールとプシュケ」をモチーフに、プシュケが怒れる女神アフロディーテ(ヴィーナス)にアモールと一緒になれるようにと果敢にも願い出た、その対面シーンを表現したものです。手前で跪く着衣の少女がプシュケ。最上段がアフロディテ。その周囲は、女神に付き添う妖精(ニンフ)たち。
アモールは、別名キューピッドと呼ばれ、愛と美の女神アフロディテの息子。プシュケは、地上に住む王の娘で絶世の美女。その美しさを妬んだアフロディテは、子孫を残さないように鉛の矢を放てと息子アモールに命じます。しかし彼女の美しさに動揺し、うっかり自分を黄金の矢で傷つけ、自ら恋に落ちてしまいました。人間であったプシュケは、惨めな運命に翻弄され、彼女の元から逃げ出したアモールを探す中、神々から幾多の試練を受けます。しかしアモールが忘れられず、アフロディテに願い出て一緒になることを許してもらう決意をしたのです。
この泉があるニュースタッド地区は、オランダ黄金時代の17世紀にできた新市街地。資源の乏しい小国ながら、奇跡的に世界を舞台にした海上貿易で経済発展を遂げました。貿易で得た富を背景に市民階級が台頭し、芸術や学問、思想、科学の華を咲かせました。愛を貫くために神の前に進み出て、自らの手で運命を変えたプシュケの象徴的なこのシーンは、まさに「市民が主役、人間が主役の時代」を体現したニュースタッドの街に相応しいと言うことで、この広場に据えられたそうです。一説には、強国スペインに物申すオランダの矜持を象徴するとも言われています。因みに、プシュケとは、「人間の心」つまりPshychology(心理学)を意味します。 -
ハウステンボス スリラーシティ
かつてはゴーストタウンのように寂れたエリアでしたが、お化け屋敷系のアトラクションが集結したホラー・ゾーンとして活況を呈しています。
とは言え、朝一番にこのエリアに立ち入る輩は希少なようです。おかげさまで貸切で「ゴースト・ ウェディング」というアトラクションを楽しむことができました。主人との共同作業は、確かウェディングケーキ入刀以来のことでは???
プリンセス「イリス」とカロヨン演奏者「マリオン」は、イリス一族の猛反対で結婚できぬまま悲しい結末を迎えました。「2人のために幾多の試練を超え、結婚式が行われるはずの教会へと向かう」とあるように、結構体力勝負の恐怖と笑いのアトラクションです。 -
ハウステンボス スリラーシティ
昼間は特段風変わりなエリアには見えないのですが、日が暮れると幻想的で妖しげなイルミネーションが瞬きはじめます。
次に向かったアトラクションは、IFXシアターKirara「 闇の王国」(エイリアン爆破:所要時間30〜40分)。
地球に侵入したエイリアンを爆破する為、15名のチームで一致協力し合います。途中、エイリアンに足をつかまれたり、赤外線カメラを見ながら進んだりと非日常的な体験ができます。また、漆黒の闇の中を赤外線カメラなしで進む場所もあり、手探りで一歩ずつ前に進みます。暗闇の怖さを体感できるアトラクションです。隊長の指示に「Yes、Spencer!」の掛け声で勇気を奮い立たせながら進みます。チームワークが良かったせいか、無事30分で任務を終えました。時々、時間内に脱出できない方もおられるとか…。
朝から体力勝負のアトラクションを2本立て続けに満喫した後は、ゆっくり散策を楽しむことにします。 -
ハウステンボス スタッドハウス
HTBの中心、アレキサンダー広場に建つのがスタッドハウス。入口側から見ると教会風ですので「光のチャペル」とも呼ばれ、3階には結婚式用のチャペルもあります。スタッドハウスとは、オランダ語で市庁舎のことで、モデルになった南ホラント州ゴーダ市庁舎は、オランダ式ゴシック建築。本家では、現在も沢山の結婚式が行われています。それに負けじと、ここHTBでも数多くのカップルを送り出しています。
入口付近には、季節を彩る花時計があります。花で象った模様はティアラやクラウンなどで、結婚する2人に相応しいモチーフで祝福しています。スタッドハウスの中には、ギヤマンミュージアムと言うガラス芸術を世界各国から集めた贅を尽くした美術館があります。 -
ハウステンボス ワールドバザール ナインチェ
世界中の子どもを夢中にし続けるミッフィー。デビューから半世紀が経ちますが、愛くるしい姿は小さな心を捉えて放しません。ここにはHTBでしか買えないオリジナルシリーズがあり、いつも人気を博しています。
ミッフィーは1955年6月21日にオランダで誕生しました。生みの親はディック・ブルーナ氏。息子さんがウサギのぬいぐるみと戯れている姿を見て、小さい頃、ウサギを飼っていたことを思い出し、できるだけシンプルにと一羽のウサギを描きました。それがミッフィー。現在も生まれ故郷のユトレヒトで精力的に創作を続けられています。
HTBとミッフィーとの出会いは、旧長崎オランダ村が始まり。オランダの優れたアートを日本に紹介しようと、1980年代にテーマパークの先駆けとしてブームを呼んでいた同園でミッフィーグッズの販売がスタートします。2007年、HTBオープン15周年を記念してアースカラーのミッフィーが登場。すぐに品切れになるほどの反響を呼び、HTBの「ナインチェ」は、世界最大級のミッフィーグッズ専門店として認知されるようになりました。 -
ハウステンボス ドムトールン
タワーの土台は免震構造になっており、積層ゴムの各層間にアスファルト系粘弾性体ダンパーが採用されています。さらに、タワー最上部には清水建設製チューンド・マス・ダンパーが装着され、建物の揺れに同調する振り子を用いて振動エネルギーを吸収し、本体の揺れを減衰させます。五重塔などの中央部に建てた心柱と同じ原理のものです。因みに、東京スカイツリーにも同様の古来から伝わる技術が活かされています。 -
ハウステンボス 佐世保バーガー ビッケンビッケン
日本にハンバーガーが普及したのは1970年代ですが、1950年頃に生まれた佐世保バーガーは、瞬く間に佐世保の町に定着し、今日まで愛され続けてきました。「手作り」、「作り置き禁止」という伝統を守りつつ、現在でも独自の進化を遂げています。
その認定店がHTBにもあります。それがフリーゾーン「ハーバースクエア」にある「ビッケンビッケン」。
肉厚のパティがジューシーで、香ばしいゴマたっぷりのバンズとゴーダチーズの相性が抜群です。マクドに親しんできた当方にとっては、ボリュームもあっと驚くサイズ。ギュッと潰して、ガブッとかぶりつきます。
通常価格は600円ですが、500円で購入できます。
どんな魔法を使ったかと言えば、「アクティビティークーポン」です。事前ネット予約制ですが、500円チケット5枚綴りになっています。このチケットを利用すれば、所定のレストランやショップで割引価格となります。その他のショップでも500円の金権として使えます。認知度が低いようですが、お得ですのでご活用下さい。
詳細は次のHTB公式サイトを参照してください。
http://www.huistenbosch.co.jp/guide/ticket/activity.html -
ハウステンボス 帆船デリーフデ号
1600年、オランダ帆船デリーフデ号が豊後の臼杵に漂着し、ここから日蘭国交が始まりました。日本史の教科書で習った、イギリス人水先案内人ウイリアム・アダムス(三浦按針)が乗っていた船と言った方がピンとくるかもしれません。その後、彼は徳川家康に外交顧問として仕えました。そうした日本との所縁から、スパーケンブルグの海にはオランダの造船所で復元されたデリーフデ号が停泊しています。
因みに、オランダ語「デリーフデ(DE LIEFDE)」とは「愛」の意味です。 -
ハウステンボス オランダ回転燈籠
日光東照宮に奉納されているオランダ回転燈籠のレプリカです。1636年にオランダの東インド会社から日光東照宮へ奉納された、八角形の豪華な燭台です。蝋燭に火を灯すと自ら回転をはじめる優れものです。よく見ると葵の紋が逆さまになっている、逆葵紋燈籠です。しかし、悪意がなかったとの判断で、幕府は受け入れに甘んじたそうです。
本物はこちらを参照してください。
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=26169694 -
ハウステンボス ONE PIECE サウザンド・サニー号
ウォーターマークホテルまで戻ってきました。
大村湾の景色も最高です。 -
ハウステンボス ONE PIECE サウザンド・サニー号
ガオン砲(サニー号のメイン大砲)の発射とともに出航です。
口から大砲が発射される仕組みです。 -
パレス・ハウステンボス
本家「パレス・ハウステンボス」の歴史は、ハーグ市郊外に1645年、オランダ第3代総督フレデリック・ヘンドリックとアメリア妃の夏の離宮として建設されたことに始まります。正式名は「サール・ファン・オランニエ(オレンジの広間)」でしたが、市民は「ハウステンボス」と呼び、その名が定着しました。18世紀後半にはフランス侵攻により家具や装飾品は戦利品として略奪され、売却されています。19世紀前半にはルイ・ナポレオンが住居を構え、宮殿の設計にも影響を与えて沢山の輸入家具が設置されました。第2次世界大戦中にはドイツに占領されるなど、甚大な被害を被っています。全半壊した「パレス・ハウステンボス」は、戦後復元され、再び王室の住居となりました。ベアトリックス女王は、1981年以降ここに家族と共に住まれています。 -
パレス・ハウステンボス
樹木がこんもりと茂った高台に佇む宮殿ですので、周囲の喧騒をよそにゆっくりと時間が流れています。 -
パレス・ハウステンボス
宮殿の裏には、息を呑むようなオランダ造形美を極めたシンメトリックなバロック庭園が広がっています。この後庭は、本家には存在しないもので、「幻の庭園」とも呼ばれます。1733年に始まった宮殿の大改築の際、国王ウイリアム4世の嗜好と財政上の問題から、実現を見ることがなかった庭園なのです。後世に遺された造園家ダニエル・マローによる一枚のスケッチを忠実に再現して蘇らせたもので、お披露目式ではオランダ宮廷関係者も羨望の眼差しで眺めたそうです。日没後は「光の宮殿」として幻想的な魅力を放つ贅を尽した場に衣替えします。 -
パレス・ハウステンボス 薔薇のトンネル
緑のトンネルです。薔薇の咲く頃には、薔薇のトンネルと名を変えるのでしょうね!
イルミネーションショー用の電飾が張り巡らされていることから、夜には「光のトンネル」に変身を遂げることでしょう。 -
パレス・ハウステンボス
中央部にある「壁画の間」は、オランダ政府より、「『オラニエザール』は王室代々のプライベート空間なので再現は認めない」と丁重に断られています。「オラニエザール」は王室の神話や歴史上のエピソードをモチーフに、17世紀オランダの著名画家の筆による42枚の壁画で構成されているそうです。一方、HTBの「壁画の間」は、元オランダ国立博物館館長S・H・レヴィ氏の指導の下、モダンアートの祭典「ベネチアビエンナーレ」でも賞に輝いたロブ・スフォルテ氏が日本のアーティスト40人と共に4年の歳月をかけて完成させた日本最大級の壁画です。スフォルテ氏は、壁画作成中にアムステルダムで爆弾テロに遭って両足を失いましたが、戦争を憎み、平和を願って車椅子に乗りながら筆を握ったそうです。
本家には、「壁画の間」を中心にその周囲に「青の間」、「緑の間」、「日本の間」、「中国の間」、「舞踏室」などが配置されているそうです。日本贔屓であったことが窺えます。 -
パレス・ハウステンボス
「壁画の間」は、写真撮影が禁止されているのが残念です。
壁画のテーマは「反戦と平和」。迫力ある現代アート風壁画です。ドーム全体は、例えれば中空ダルマのような形で、大ドームの上に小ドームが載せられています。小ドームには摩天楼に囲まれた天空を飛び交う天使たち、大ドームには生々しい戦場風景が描かれています。要約すれば、「一見、世界は平和で繁栄しているように見えるが、現実には醜い争いが何処かで行われている」といったところでしょうか。 「壁画の間」に入ってすぐ右手に、地面に横たわる少年が描かれています。大ドームの壁画は、この少年が見たオランダの大航海時代の夢物語で、スペインやイギリスとの戦争を描いています。少年の所から時計回りに見ていくと、ブルーを背景にエッチングでボンヤリと描かれた部分は、少年がまどろみ夢の世界に導入されるシーン。そして、錯綜、解決、終章と続きます。バルコニーには運河が描かれ、「物語は水面下で起こっている」ことを表しています。 ところで、「壁画の間」は床一面のモザイク画も見所です。色ガラスと大理石を使ったモザイク画はとても綺麗です。 -
パレス・ハウステンボス
ドーム頂点に輝く王冠は、本家の宮殿と同形、同サイズの高さ1m70cm、幅90cm。オランダの企業グループより贈呈を受けたもので、150年以上の歴史を誇る銅装飾会社ロンバウト社が手がけた銅製金箔仕上げになっています。 -
パレス・ハウステンボス 大時計
東(右)ウイング端を見上げると17世紀に作られた短針しかない大時計が見えます。何故なら、この時計の役割は、詰め所にいる宮殿衛兵に交代時間を知らせることでした。ですから、このような位置に取り付けられ、大雑把な時間が判れば役割が果たせたのでした。その後の時計には長針も配されるようになりましたが、交代時間が判ればよいとの判断でそのままにされたそうです。 -
パレス・ハウステンボス
パスポートがあれば、300円で入場できます。また、受付でもらうレシートが再入場券になり、レシートを見せれば日没後の「光の宮殿」を鑑賞できます。 2階の美術館では、オランダが生んだ鬼才マウリッツ・コルネリス・エッシャー展が開催されています。(〜2014年4月6日)エッシャーは、ウッドカット、リトグラフ、メゾティントなどの版画製作でよく知られ、ハウステンボスコレクションには、特にトリックアートとも言われるトロンプ・ユイル(騙し絵)の秀作が揃っています。
ニュースタッドエリアにある、3Dシアター「ミステリアス・エッシャー」と合わせて鑑賞されると摩訶不思議な世界が一味違ってきます。
「光の宮殿」開催中は、3階にある18世紀のロッテルダムの紡績商が所有したセカンドハウスのロココ風ティールームを復元した部屋は見られないそうです。 -
ウォーターマークホテル長崎
一旦、ホテルで休憩を取ってからイルミネーション観賞にでかけます。
ホテルの部屋から眺められる景色です。
斜めですが、一応オーシャンビューと言うことになっています。
金運は授かるかしら!? -
ウォーターマークホテル長崎
ONE PIECE サウザンド・サニー号を上から俯瞰する機会はめったにないと思い、記念に一枚撮りました。
1時間休憩し、混雑を避けるために17:00からディナーに繰り出します。
次回は、エピローグの⑥ハウステンボス後編(イルミネーション)をお届けします。
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