2014/02/20 - 2014/02/21
9位(同エリア29件中)
ひらしまさん
もう20年くらい前、NHKの「生きもの地球紀行」という番組が好きで見てました。そこによく登場したンゴロンゴロ自然保護区やセレンゲティ国立公園で、自然の中で生きる野生動物たちを生で見てみたいという願望がありました。ンゴロンゴロという奇妙な名前だけでもどんなとこか行ってみたくなります。
ただ、タンザニアへ行くにはケニア経由になってすごく遠いとか、サファリカーは悪路を突っ走るので振動が強烈だとかの情報があって、ひよわな我々には無理だろうとあきらめていました。ところが半年ほど前、4トラの旅行記を拝見していてこれはなんとかなるかもしれないと思ったときから、この旅が動き出しました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
往復はカタール航空を利用しました。乗り継ぎのドーハ空港。アジア人、アフリカ人、ヨーロッパ人、国際色豊かです。
お金持ちというイメージのあるカタール航空ですが、シートベルトは勝手に緩むし、前席の体格のいいご婦人が体重を預けるとシートが傾いてくるし、設備にはお金をかけていないようです。乗務員が無言で対応する場面が多かったことにも違和感を覚えました。
それから、離着陸と食事の時間はシートを立てるのが当たり前と思っていましたが、この往復に関してはその意識は共有されていないようでした。それ以外の時間でも、シートを目一杯倒していたら後ろの人がトイレに行くのも大変になるという想像力は、我々エコノミー席愛好者には必要だよね。 -
写真はタンザニアの中心都市ダルエスサラームの空港です。
ドーハからキリマンジャロは、ダルエスサラームを経由するので地球儀上のイメージより時間がかかります。日本を出てから着くまで23時間、飛行機に乗ってる時間だけで20時間は我が家史上最長で、同行のYは疲れ切っていました。
ようやく着いたキリマンジャロ空港は雨でした。雨期は3月からと思っていたのに、これじゃサファリはどうなるんだろうと心配です。
ビザ申請の列に並んだ時に、韓国人グループの男性に日本語で話しかけられました。あまりに上手なので「日本の方ですか」と聞き返したほどですが、韓国で勉強されたそうです。彼らはキリマンジャロ登山だそうで、お互いの旅の成功にエール交換して、それぞれの迎えの車に乗り込みました。
アルーシャへ向かう道で、小雨が降っている中を多くの人が歩いていますが、傘を持っている人がほとんどいないのが印象的でした。タンザニアの人はあまり傘をささないのだそうです。 -
アルーシャはタンザニア北部の中心都市で、キリマンジャロ空港から車で1時間。サファリの起点となる町です。標高が高いため涼しいのが人気で、ダルエスサラームから移住してくる人が増えているそうです。
ここでの宿はキボパレス。部屋も朝食もいいですね。 -
疲れたので夕食は手持ちのものですませます。お風呂につかって生き返った感じがしました。8時半就寝。
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2月21日。このサファリでお世話になる現地旅行社「みんなのサファリ」の斎藤さんとジェレミアさんが車で迎えに来てくれました。
今回の旅はサファリが目的ですが、せっかく初めての国へ行って動物しか見ないのはやはりもったいないと、少し計画を変更してアルーシャの町の見学をお願いしました。
まずはアルーシャの市場から。
車を降りた途端に案内を買って出たきた青年がいて、彼リチャードさんの案内で迷路のような市場を歩きました。案内料5000シリング、約300円。ここは客引きがしつこいのであまりお薦めしないと斎藤さんにいわれていた場所ですが、トラブルなく見られたのは案内人のおかげかもしれません。
市場を見に来る物好きな外国人が多いのに目をつけ、そこに自分の仕事を創り出すというのはなかなかたくましいですね。
食料品を中心に結構広い市場です。 -
ココナッツがごろごろと。
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1個割ってもらいジュースを飲むと、かなりさっぱりした味です。
実の方は宿に着いてからトライしましたが、なかなか固くて削るのに苦労しました。淡泊な中にこくがある、これが生のココナッツか。 -
山積みの干し小魚。ほとんど煮干しに見えますが、このまま食べるそうです。
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魚はビクトリア湖から来るようです。
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料理用バナナ。
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薬草ならぬ薬木。斎藤さんも病気の時に試してみたそうですが、薬効のほどはよく分からなかったそうな。
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こんな大魚も見せてくれました。これがきっとナイルパーチかな?
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香辛料の店でYはクミン、シナモン、ジンジャーを買いました。最初は日本で買った方が安いというほど高かったのですが、交渉でなんとかそれなりの値段になったようです。
米ドルしかもっていない我々に、斎藤さんはそれでは割高になるからとシリングで立て替えて、あとでまとめて精算してくれました。
市場から車で移動し、今度は現代的なスーパーマーケットへ。
南ア資本というその店はきれいで整然と商品が並び、日本のスーパーと変わりません。もちろん値段は先ほどの市場よりかなり高いそうです。Yはここではなぜかエジプト産の即席ラーメンを買って帰りましたが、味はもちろん日本産にかなうはずもありませんでした。 -
次は土産物屋へ。カルチャー・ヘリテイジセンターとかいう名前で、伝統的な題材の彫刻が見応えある美術館が併設されています。いや、美術館に土産物屋が併設なのかな。
値札なし、領収書なしの店ですが、ンゴロンゴロなどのロッジの店よりは安かったようです。もっとも、品物はただ紙に包んだだけなので、キリンの細長い足が折れないように帰国するまで神経を使いました。 -
昼食は、西洋風ではなく地元料理の店に連れて行ってもらいました。
豚肉の皿に例の料理用バナナが乗っかって出てきました。バナナの味は「芋みたい」とY。手前の味噌だれみたいなのはかなり辛いというので、僕は手を出しませんでした。 -
日本でいえばご飯と漬け物みたいな主食の皿。Yはウガリを頼みましたが「何の味もしない」。僕の頼んだ米は結構いけます。飲物含めて4人で千円くらいでした。
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「みんなのサファリ」の斎藤さん(右)とジェレミアさん。
計画段階からきめ細かく相談に乗ってくれ、すばやい対応をしてくれていた斎藤さんとはここでお別れします。こちらの希望を最大限尊重してくれる、信頼できるお仕事でした。ありがとうございました。
さあ、それでは最初のサファリのマニャラ湖に向かって、しゅっぱ〜つ!
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この旅行記へのコメント (2)
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- ももであさん 2014/03/05 18:49:43
- 骨折注意
- ヘミングウェイの世界ですね〜
ぼくも一度だけアルーシャやンゴロンゴロへ行きました。
マサイ族をモチーフにしたマコンデを買いましたが、
細長い足が見事に骨折しました!!
神経を使えばよかったです。
- ひらしまさん からの返信 2014/03/05 23:30:52
- タンザニアは行き帰りに骨が折れます
- ももであさんへ
サファリといっても、僕のはかわいいライオンの赤ちゃんに会いに行っただけで、猛獣狩りじゃないですよ。キリマンジャロも見られなかったし。
でも、野生動物が人間を恐れずに美しく自由に生きている姿を見て、なぜかこちらも幸せな気持ちになりました。
ところで、去年イタリア旅行を計画するについては、ももであさんの旅行記に大変お世話になりました。ありがとうございました。
このタンザニアの旅も含め、4トラの旅行記に触発されることの多いひらしまです。ももであさんの旅はなかなか真似はできませんが、今後ともよろしくお願いします。
ひらしま
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