3歳児と雪の北海道へ！（旭山動物園編）

2014/02/07 - 2014/02/10

第二子を希望していながら、なかなか授からず、モヤモヤしていた私達。
旅行に行きたいけど、「お正月は、どこも高いしね・・・」と悩んでいた秋頃。じゃあ・・・と「行っちゃおうか！」「行っちゃおう！」と、阿吽の呼吸で申し込んでしまった。一生に一度は行ってみたかった札幌雪まつりと旭山動物園、さらに支笏湖の氷濤まつりと温泉にも1泊と欲張っての3泊4日。
特に支笏湖の氷濤まつりは想像以上に美しく、3歳児も楽しめる氷のすべり台やスケートリンクもあり、大満足でした。こんなに幸せでいいのか！？もっと毎日を頑張ろうと決意した旅。

今回は2日めの旭山動物園の記録。

≪主な動き≫

−2日目−
　・08：30　札幌駅発（旭山動物園号）−　10：07　旭川駅着
　・10：30　旭川個人タクシーにて移動
　・11：10　旭山動物園西門に到着
　　（動物園を満喫）
　・15：15　旭山動物園正門から駅までタクシー移動
　・15：45　旭川駅に到着
　・16：04　旭川駅発（旭山動物園号） −17：46　札幌駅着
　・18：20　エスタ10Fの「廻転寿司とっぴ〜北海道エスタ店」で夕食
　・20：00　札幌市時計台の外観だけ見る
　・20：30　ホテルに戻る

☆旭山動物園号（JR北海道）HP：http://www.jrhokkaido.co.jp/travel/asahiyamazoo/index.html
☆旭山動物園HP： http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/
☆ホテルモントレエーデルホフ札幌HP: http://www.hotelmonterey.co.jp/edelhof/

○旭山動物園へは、JR北海道の「日帰りJRでぷらり旅・旭山動物園タクシープラン」を利用し、往復の旭山動物園号と往復タクシーを確保。
8,600円×大人2名（幼児は膝上の利用で無料。動物園への入場料含む。）
　
○ホテルモントレエーデルホフ札幌は、近畿日本ツーリストのオンライン予約で「宿泊カップル・夫婦ふたり旅24時間ステイ　セミダブル・朝食付き」を利用し、（大人2＋幼児1）×2泊で合計52,000円でした。こちらは、基本的に子持ち不可で、お布団・食事がつかない未就園児のいる夫婦までが、予約できるプランです。何部屋あるかは分かりませんが、クリスマス時点でラスト1室をゲットしました！大通り公園まで徒歩5分〜10分くらいの距離で、便利！

≪3歳児を抱える寒がり家族が用意した防寒具≫
・スノボウェア
　→大人は体系が変わらないので1月末のセールでOpのスノボウェアを手に入れ、子供用はネットで購入。青森と北海道出身のママ友からは「そんなの着てる人、いないよ〜」とバカにされましたが、私達にとって持って行ってよかったのベスト1は、何と言ってもスノボウェア！確かに着てる人を見ませんでしたが（子供は別。子供は小学生でもスキーウェアみたいなものを着ていました。幼児はつなぎのウェアがマジョリティでしたが、我が家はトイレのしやすさを考慮して、セパレートタイプに。）、暖かくて4日間手放せませんでした。しかも、チャック付のポケットが多いので、携帯電話、鍵や長財布、ハンドタオル、ティッシュまで入れることができ、ずーっと手ぶらでいられました。両手が開いているというのは、子連れだと大事です。さらに、氷のすべり台やら、雪面に腰を下ろして観覧しなければならないイベントの類など、何も心配いらずに雪にお尻を下ろせて、便利でした。何を恥ずかしがることがあろうか！似合っていて、寒くなければ、なんの問題もなし！寒がりなら、着るべきだ！

・スノーブーツ
　→子供用は、たまたま近所の靴屋さんのセールで売っていたものを購入。
　大人用は、JR札幌駅近くのエスタ8Fに入っているABCマートで店員さんに相談しながら、セール品を購入。2人合わせて1万円未満で済みました。スパイクみたいなものではなく、溝が深く刻まれたタイプの底面で、これは良かったです。1度も滑りませんでした。中もフワフワであったかいですし♪

・耳まで隠せるニット帽と耳あて、手袋

・ヒートテックのような下着（大人用のみ）

・ホッカイロ（子供は低温やけどすると可哀想なので、大人のみ）

・靴下は二重履き→足元から冷えてくるので、これも必須。

エリア 旭川(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

宿泊していたホテルモントレエーデルホフ札幌で朝食ビュッフェをいただいてからお出かけ。
ご飯は、噂の「ゆめぴりか」！それにタラコがあったので、美味しくて美味しくて。ご飯を2杯もおかわりしてしまいました。
この季節にも関わらず、カラフルなミニトマトもあって、子供も大喜び！こちらの朝食は、とっても美味しかったです。当たりだ！！

朝食をのんびり食べ過ぎて、大慌てで札幌駅まで！
雪のせいもあり、8時25分に到着しました。

旭山動物園号は10番ホームからの発車でした。改札で尋ねた女性の駅員さんは、「まだ間に合いますから、気を付けて楽しんでらしくてください！」と声をかけてくださいました。8時半ちょうどに出発したので、けっこう危なかった！！

車窓の眺め。

これぞ雪国！とばかり。いくら見ていても見飽きません。

車窓の眺め。

「北の国から」のテーマが聞こえてきそう・・・。

車窓の眺め。

まだまだ銀世界が続きます。雪国じゃない地域からみると、ホレボレ。

乗ってきた旭山動物園号。
かなりテンションの上がる電車です。
全席指定席なので、予約必須。指定席料も310円〜710円の間で、時期によって変動します。冬なので閑散期かなーなんて油断していましたが、冬期では、12月23日〜2月末日は繁忙期（＋710円）なのだと知りました。雪まつりもあるし、そうですね！繁忙期です！

定刻通り10時7分に到着したけれど、チェブちん（3歳の娘）が「トイレ行く」の「行かない」のと大騒ぎで、トイレの列に並ぶのが遅れ、ちょっと待ったので出発が大幅に遅れてしまいました。

タクシーの運転手さんが「ペンギンのお散歩を見るなら、近いのは西門だよ」と連れて行ってくださいました。
おかげで、なんとか11時〜のペンギン散歩に間に合いました。

ペンギンさんを待っている間に、新しくなったキリンとカバ舎を駆け足で見学。ものすごい人出で、カバさんが全然見えず。そんなわけで、写真もいい位置につけないので撮れず・・・残念。次に行くときには、もっとゆっくり見ようと心に決めました。

ペンギンさんがやってきました。
来るまでは随分と時間がかかったけれど、来てしまうと脚の早いこと早いこと。

あ〜〜〜、来た！来た〜！

ペンギンさんをこんなに近くで見られるなんて大感激！3歳の娘よりも興奮してしまったかも。

なんなんだ、この可愛い動きはー！！！伝わるでしょうか？！この興奮！！

あー、もう行ってしまうのですかー！！

なんと堂々とした姿！

行列の最後の子達が行ってしまう・・・。

あーあ、行っちゃった・・・。

ペンギンさんも行ってしまったので、少し頭を冷やして周りをみよう。。。
旭山動物園にも氷像がいくつもありました。

このカバさんの口の中に頭を突っ込んで写真を撮ろうとして、頭を打ってしまいました。氷の塊で、頭が割れるほど固くて、目から星が飛びました。しかし、氷像が割れなくてよかった・・・。ホッ。ヒヤッとしました。壊してしまったら、お詫びのしようもありません。他の方の真似をしたのですが・・・慣れないことは、しない方がいいです・・・。反省。夫が「何してるの」と白い眼で見ていたのが突き刺さりました。

続いてアザラシ館へ。
11時45分〜、アザラシ君たちのモグモグタイムをしていましたが、私達は、有名なチューブを行ったり来たりするアザラシ君を見るだけで満足しました。

上の方では、モグモグしているのかなあ・・・。

ほほー。この上でモグモグしていたのかー。

続いて「ホッキョクグマ館」へ。
冬でもものすごく混んでいて、陸上の白くまさんの動きをアザラシの視点から観察できる「シールズアイ」には1時間待ちの行列。興味はあるけれど、思ったほどチェブちんが白くまさんに興味を示さず、残念ながら並びませんでした。

4トラの他の皆さんのような上手な写真が撮れないのですが・・・、
楽しそうに水中で遊んでいる姿に感動して、シャッターを切りました。
チェブちんに言わせると、しかし、「ゴン（うちの大型犬。旅行中は実家にお泊りしてお留守番。）と同じだ」だそう。
サイズとか迫力が違うと思うのですが、3歳児には、どちらも大きくて激しく遊ぶ生き物にしか映らない様子・・・。感動させたかった（？）親としては、ちょっと残念。

この毛並！夫や私は感動するのですが・・・、チェブちんは「もういい」とか言い出す始末。

「電車の偽物の白くまさん（旭山動物園号の遊び場車両に乗っている、被り物をしたお姉さんのこと）の方が好き」とか抜かす始末。喜ぶかと思ったけどなー・・・。

真っ白な白くまさんが、こんなに生き生きと動いているのを見るのは初めて！

いいんだー、親たちが勝手に感動するから！チェブちんは、もっと大きくなってからリベンジだね。

こうやって、頭を反らすような動きを何度もして見せていましたが、どんな意味があったのかな・・・。

かっこいい！！

でも・・・天下の旭山動物園に難癖をつけてはいけないと思いますが、もしや・・・白クマくん、ストレス！？同じところをウロウロして、落ち着きのない様子を見ると、少しその疑惑を持ってしまいました。
きちんと見ていないので簡単には言えないし、お客さんんがくることで、動物への飼育も維持できることを考えると、こういうことは言ってはいけないのかもしれませんが、新しいカバ舎も、もしかしたら、カバさんには相当ストレスかも・・・。何せ、全部、下から上からすべてが丸見えだから・・・。きっと、そういう動物目線も計算して設計してくださっていると信じていますが、ちょっとだけ心配してしまった・・・。

「お腹すいたよー」とチェブちんの機嫌が悪くなり始めたので、もうちょっと親たちはホッキョクグマ観察に勤しみたかったけれど、急いでレストランに移動しました。ちょうど時間ということもあり、あざらし館の傍の食堂はものすごい賑わいぶりで、私達は食事の時間もかかるし、座りたいし・・・で、東門の「もぐもぐてらす」まで移動することにしました。

途中で可愛らしい自販機を発見！

モグモグテラスも満席で、少し列ができていましたが、気づけば1時くらいになっていたせいか、ランチの波も少し去ったか・・・15分ほどの待ち時間で済みました。

レストランは夫に並んでもらって、待ち時間にチェブちんをトイレに連れて行きます。トイレの列の流れも悪くはないですが、それなりに待つので、幼児連れのトイレは常に早め早めが大事なんだなあ・・・と、いつも感じます。当の本人は、「まだ大丈夫なのに！」と少しホッペをふくらませていましたが、「何を言っとるか！」という感じです。

メインディッシュを3品（〜5品）選べる「MOGMOGプレート」にしました。
ライス（パンと選べる）、サラダ、味噌汁付きで1300円。
こういう観光施設にしては、リーズナブルだと感じました。余力があればデザートも・・・と思いましたが、チェブちんの残飯処理班にもなっているので、余力はなし・・・（涙）。

こちらは夫が選らんだメインディッシュ。知床鶏のスープカレー、北海道産玉ねぎのフランク、鶏もも肉の唐揚げ。鶏唐揚げの好きな夫としては外せない1品だったらしい。

ほぼ代わり映えしないメニューをチョイスしていますが、こちらは私の選んだ3品。唐揚げに代わり、海老フライでーす！鮭のエスカベッシュも気になったけれど、絶対にチェブちんも好きだろう・・・と思い、母の愛で海老フライ（笑）！実際、3分の2は食べられてしまいました・・・。

北海道に来たら、絶対にスープカレーの美味しいお店に行きたいと昔から思っていましたが（ＯＬ時代に通った、東京・神保町の「オードリー」が好き・・・）、幼児には辛いだろうな・・・と断念。代わりに、ここで味わいました。時間が遅かったせいか少しぬるかったですが、優しいお味で、「観光地だし」となめていたより、ずっと美味しかったです。お野菜が多めなのが嬉しい。玉ねぎフランクは、ちょっと私には甘すぎて、半分くらいの量でちょうどいいくらいかな。

そして、旅行中は食べムラがひどいので、いつもならチェブちん1人前の料理は注文しないのですが、この前の日から「いくらとご飯が食べたい」と言っていたのを尊重して、山の中なのに、いくら丼を頼んでしまいました。夫と私がお腹が空いていたので、チェブちんが残したら、その分をもらおうということで・・・。1500円也。

ところがチェブちんたら、あんなに食べたがっていたいくら丼を、あまり食べませんでした。かろうじて、コーンスープをだいぶ飲んで、海老フライを食べて、ご飯を少々食べた程度。
夫が「思っていたよりお腹がよくなったね」とか戦力外をアピールし始め、結局、ほとんど私が食べてしまいました。チェブちんが残したので、「あまりおいしくないのかなー」と心配しましたが、問題なく美味しく感じました。
それより、別に注文したオレンジジュースが多すぎる気がして半分ほど、没収。

東門方面からの景色。ステキ！！

そうそういい忘れていましたが、モグモグテラスは園外に当たるので、レストランへ向かう途中で、手の甲に再入園スタンプを押してもらいます。

園の外に当たるからなのか、こちらのレストランでは、閉館後に団体パーティーを開いたりもできるのだとか。いいなー。

レストランの隣には、巨大な動物のぬいぐるみと家族写真などを日付入りで撮影していただける写真スポットがあったり、オフィシャルグッズのお店があったり、と充実しています。オフィシャルグッズが多すぎて、選びきれず！！

のんびりしていたら、2時なんてとっくに回っていたので、大慌てで正門に戻りつつ見学します。

たんちょうの優美な姿を横目に！

エゾシカの氷像が美しかったです！かなりの力作！！

ふっと視線をずらすと、雪の森。

あっ、もうお月様が。

あっ、シンリンオオカミ！

ステキなお顔をしていて、もろタイプです！のびをする様子は、我が家の犬とそんなに変わらない感じ。

シンリンオオカミの隣には「エゾシカの森」。

「何故にオオカミの隣に、シカ？」と夫と驚いたワケですが・・・、だって、エゾシカからしてみたら、いつも狙われている視線を感じそうですし。
けれど、この配置には、どうやら旭山動物園のスタッフさんの強い「共生」のメッセージが込められているようだと知りました。

シンリンオオカミは、おそらく北米のオオカミだろうと思われますが、その昔、日本にもオオカミはいて、スタッフさんの記事によると、100年少し前まで旭川にもエゾオオカミもいたらしいのですが、家畜被害を抑えるために奨励金を出して駆除され、今やそのオオカミは絶滅。一方、絶滅を恐れて禁猟されていたエゾシカは、1985年辺りから、自然な数を大きく超え、農地や森を荒らす厄介者になってしまったらしいのです。なんて哀しい話しでしょう。

以前、どちらかの動物園か水族館で「人間」という展示の場所があえて作ってあって、「道具を使ったり、作ったりできるホモサピエンス。けれど、時に他の動物に著しい被害を与える危険な動物でもある」というような趣旨の説明書きがあって、ものすごくショックを受けたことがあります。
私の友人だった人の中には何人か「動物を飼う人って、すごいエゴの塊だと思う。動物園とかも超嫌い！」とハッキリと主張する方々がいて、言っていることは分かるし、ドキッとするし、なんとも言えない気持ちにもなるけれど・・・、そして、さきほど上のホッキョクグマで触れた「ストレス？」にも関わるけれど、人間は、往々として意図せずに生態系に悪影響を与えてしまうけれど、じゃあペットがいたり、家畜がいたり、動物園や水族館があったりすことは必ずしも悪いことではないと考えてしまうのです。上手く言えませんが、この気まずさ、罪悪感・・・そういった感情は、学んで初めて手に入れられるものではないでしょうか・・・。「超嫌い！」と言っていたのを聞いて物別れしたわけではないけれど、とても俗な私とは合わず、友情はすぐに途絶えてしまいました・・・。ちょっと苦い思いが交錯したりしました。

君が噂のエゾシカ君だね！なんと立派な角！
でも、この角、毎年生え変わるらしく、そろそろ生え変わりの時期らしいのです。片方だけの角のシカがいたりして、ちょっと不思議。

ちなみに、このシカに狙いを定めて写真を撮らせていただこうと思ったのですが、いくら待っても私の時には、お尻ばかり見せてくれるので、夫にカメラをタッチ。チェブちんとオオカミさんとシカさんを観に、ぐるぐると回りました。

ん？何もいないぞー？

おっ、おお！見て！シロフクロウだわ！

ハリー・ポッターの曲が頭に流れる。シロフクロウさんは、北極圏のフクロウで、なんと日中に狩りをするんですって！

と、こちらでは、夫の大好きなレッサーパンダが頭上を走っています！

カ・カワイイッ！！！！

そして、ご覧ください！！
私が旭山動物園に来て、最も感動した動物。ホッキョクギツネ！！

私、この動物を初めて見ました！しかも、白い冬毛！！とにかく綺麗なんです！！
午前中の旭山動物園号の席に書いてあった説明文で、夫が教えてくれたので印象深いのですが、「マイナス70度で震え始め、マイナス80度まで耐えることができる」そうなのです！なんと！！想像もできない寒さですが、とにかく初めて知り、ずーっと見つめていたくなりました。

しかし、ここまで走るように歩いて（走ったら、雪で転びそう・・・）、もう3時を過ぎています。約束の正門まで、あと少し！

あざらしの氷像を見つけて、焦りつつ、執念のパシャッ！

あっ、ちなみに、旭山動物園号を予約した際にまだＨＰに出ていなかった気がするのですが、旭川の雪まつり期間中（たぶん札幌雪まつりと同時期だと思います）は、「雪あかりの動物園」として夜の7時半（入園は7時まで）までオープンしていました！帰りの電車の変更をしようかと気づいてから悩みましたが、3歳のチビスケさんもいるので、夕方までが限界だろうと踏んで、今回は夜の動物園を諦めました。「雪あかりの動物園」は今回で2回めだった様子。来年からもあるのでしょうか。夜までいられると、もっとのんびりと楽しめそうですね！

冬の旭山動物園・・・、3歳児と一緒で初めての訪れとしては、随分と楽しめたのではないでしょうか。もっと、ゆっくり見たかった。夏もいいでしょうが、私はホッキョクギツネに会いに、またペンギンさんの歩く姿を見に、また冬に訪れたいです！次は、娘は何歳かなあ・・・。

動物園からの帰宅ラッシュで道路が渋滞するといけない、とタクシーの運転手さんとは正門で3時15分に待ち合わせていました。

途中、「大雪山って、一つの山じゃないんですよー」とか「旭川で一番高い山は、『旭岳』ですよ」とか教えていただいたり、穏やかで、そんなに口数は多くはありませんでしたが、親切でした。

チェブちん、タクシーの中で眠りに落ちました。が、あっという間に駅に到着。3時45分頃。まだ少し余裕があります。

帰りはゆとりを持って旭山動物園号を撮影します。

見るだけでワクワクするようなデザイン！秀逸です〜♪

で、電車に乗った辺りでチェブちんが目を覚まし、しばしお茶などを飲んでいると・・・、ちょっとした事件発生。
何やら大声で泣きながら車両を歩いてくる2歳〜3歳前半くらいの男の子がいます。チェブちんより少し小さいかな・・・という感じ。後ろから前まで泣きながら歩いてくるのに、周りに保護者らしき姿も見えず、「もしや迷子？」
次の車両に、泣きながら向かおうとしている模様。車両の繋ぎめで挟まれてもいけないし、いてもたってもいられず、「ママはどこ？パパは？」と聞いても、号泣しているだけで分かりません。やってきた方向は遊び場のある車両だったので、そこではぐれたのか・・・と、「探しに行く？」と訊くと、力強く頷きます。どうやら言葉は分かっているようでホッ。「ママさん、いませんか〜？」と、結局、チェブちんも「行く！」と言うので、夫と3人で泣きじゃくる僕を連れて、遊びの車両まで。そこで「○○！」とその男の子の名前を呼ぶ、小学生になったかどうかくらいのお姉ちゃんがいました。その子に「ママはどこかな？」と聞いても首をかしげるばかりで、困ってしまいました。ちょうど、乗車証明書を配り終わった様子のスタッフのお姉さんと、白くまの被り物を着たお姉さんが入ってきて、困っている私に、どなたかのパパさんが「スタッフに預けたらいいですよ！」と声をかけてくれ、ハッとしました。連れ回してもいけないですし、名案！と、そこへ、どうやら、男の子のお母さんらしき人が現れ、スタッフのお姉さんから無事にお母さんの元へ。男の子が安心して泣いて甘える姿を見て、安堵するやら、なんやら。
そのまま、札幌が近づくまで「遊ぶー」というチェブちんを夫が見てくれることになり、私は席で荷物の番。
何事もなくてよかったなー、と思うと同時に何やら疲労感が。私は、こういう特別なお出かけの時、夫が手を貸してくれるので楽をさせてもらっているけれど、もしそうでなかったら・・・と思うと複雑な気持ちに。どうしても、トイレとか、他の子のお世話とか、自分の子供から目を離さなくてはならない時もあると思うのですが、そんな時、周りの人々やスタッフの人とか、気楽に「すみませんが、子どもを見てください！」と言えない環境なのかな、と。過保護はいけないと思うけれど、電車の車両の繋ぎめとか、ドアとか、そもそも誘拐とか・・・子供が幼ければ幼いほど、危険はいっぱいだし、「ちょっとだけお願いします！」と言える雰囲気があるといいな・・・なんて考えたり。ま、私はけっこう声が大きいので、スタッフや周囲に散々アピールできちゃうけど、ね。子連れって、なんだか嫌われている気がして、何だか肩身が狭い気がするのは、どうしてなんでしょ？

札幌に到着！！
あまり考えていなかったので、ガイドブックにも載っていた回転寿司にでも行こうと、エスタの「とっぴ〜」に入りましたが・・・、料金もカッパ寿司並みにお安いので文句は言いませんが・・・、観光客の行く所ではない・・・気がします。でも、とにかく安くお寿司を食べ、帰路に着きました。

でも、なんだか夕飯で不完全燃焼だったせいか、もうちょっと観光したい気もして、ホテルからほど近い札幌時計台まで。

もうとっくに閉館している時間でしたが、ライトアップされていて、いい感じ。

人物と「上手く撮れないなー」なんてやっていると、地元の方か、とてもいい感じのミドルエイジのご夫婦が（なんだか洋風の空気で、本当にいい感じ！）、「撮ってあげますよー」と、家族写真を撮ってくださいました。ものすごく嬉しい気持ちになって、ホテルに戻りました。

ホテルからの夜景。

そして、この夜も、下のセイコーマートで買ってきたサッポロクラシックで乾杯！お部屋は狭かったですが・・・、なんだか一つのベッドに身を寄せ合う感じが楽しかったです。

相当疲れていたのかチェブちんは、この日は大浴場に行きたいとは言わず、急いで歯磨きをして、ベッドに転がるなり、あっという間に眠りの世界に。

この寝顔は、段々酔ってきた私達が、グースカ眠るチェブちんを見て、愛しくてたまらず、撮ってしまった写真。今日も、愉快な1日を過ごせたかなー？

チェブちん、深夜に夢を見たのか大爆笑を寝たまましていて、ビックリした私達でした。さあ、次は、支笏湖編に続きます！