2014/01/23 - 2014/01/23
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ぺでぃまるさん
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ある午前中のみの仕事の日のことでした。朝から快晴で崩れることはないよう。午後の予定も決めていなかったが、昼ごはんを社で食べてから家に直帰でなく行ったのは美濃町(←美濃って言うと旧美濃国全体で紛らわしいので、重伝建に登録されている美濃町で表記します)!
うだつの上がらないアラフォーが思いつきで訪ねる、うだつの上がるコメの難しいむかし町旅行記をどうぞ~
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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高速で彦根ICから1時間程度で美濃ICに到着。思いつきで来る積極性を他の場所にも活かしたく思いながらも、いきなり雰囲気のある建物のお出迎えで散策のテンションが上がりますな(^^)
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美濃町は昔は上有知(こうずち)といって、飛騨高山城主・金森長近が関ヶ原合戦で東軍に属して郡上八幡城などを攻めた功により、美濃国武儀郡などに二万石の加増を得ました。
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金森長近は飛騨高山は養子の金森可重に譲り、自身は上有知に別家として上有知藩を興しました。金森長近によって築かれたこの地区は東西にのびる2筋の街路と、南北4筋の横町からなっていて、目の字通りと呼ばれています。
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金森長近にとって上有知は、越前大野・飛騨古川・飛騨高山に次ぐ四番目の城下町です。全て山間に位置することから、今なおむかし町の雰囲気がどの町も残っていますね。
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1608(慶長13)年に金森長近が没すると上有知藩は二男の金森長光が継ぎましたが、その3年後にわずか六歳にて没して無嗣改易となり、上有知藩はわずか二代で廃藩となってしまいました。その後の上有知は天領や尾張藩領となりました。
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上有知周辺は和紙の原料である良質の楮(こうぞ)が多く取れ、中世から美濃和紙は生まれました。上有知は美濃和紙の産地及び集積地として、廃藩の後は上有知は商家町となっていきました。
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美濃市の有名人と言えば野口五郎。でもワタクシはものまねデフォした彼しか知らないのです(^^)
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城下町から商家町に生まれ変わった上有知は、立派な町並みが残っています。これも都会から離れた故に残っているのでしょうが、かなり立派な町並みです。
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明治維新の規制緩和のためか製紙業は急増し、町制をひいていた上有知町は美濃和紙の生産地という事で美濃町に町名変更しました。その後に周辺の町村と合併し、現在の美濃市となっています。
広域地名ってホント備前市・越前市・伊予市・豊前市といい、場所がピンとこない… -
この町を特徴づけるのは、この卯建(うだつ)です。本来は梁の上に立てる小さい柱のことを言っていましたが、切妻屋根の隣家との間についた小さい防火壁で1階屋根と2階屋根の間に張り出すように設けられているものも呼ぶようになりました。
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当初は隣家からの火事を防ぐための防火壁として造られましたが、江戸時代中期頃になると装飾的な意味に重きが置かれるようになりました。自己の財力を誇示するための手段として、商家の屋根上には競って立派なうだつが上げられるようになりました。
ココは台地であることから水害に強いものの、火災には弱いこともうだつが造られて一因になっているようです。 -
うだつは裕福な家しか造ることができないことから、いっこうに地位や生活が向上しないことを、“うだつがあがらない”と表現されます。
うだつ、あがらんなぁ… -
美濃市では“うだつがあがる”商家が19棟も残っており、これだけ集中して見られるのは美濃市だけです。他に有名なのは徳島の脇町で、ここも重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されています。
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平日昼のためか、歩く人もほぼいなくて雰囲気ありますね。想像以上に立派なむかし町、最近の中ではかなりのヒットです(^▽^)v
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旧今井家は昔は和紙問屋、現在は美濃史料館として公開されています。江戸時代中期に建てられた最大規模の商家で、間口12間(約22m)・奥行8間(約14.5m)・建坪96坪(316.8?)と立派なものです。最も古いうだつ軒飾りの形式です。大きな特徴は、他家は左右1枚ずつの破風瓦が左右に2枚で構成されていることです。
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美濃和紙の金魚か寒風に吹かれて揺らめく。
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道幅が広いため通りが真っ暗になっていないのが、他のむかし町と比較して素晴らしい。その影になっている部分も、うだつが道にシルエットを写し出して他のむかし町にない良さがあります。
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構図を縦に。先に見える車がなかったらパーフェクトのむかし町。
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美濃町の町並み。
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美濃町の町並み。
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美濃町の町並み。
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創業明治43年の日進堂書店には和紙財布・名刺入れ・手漉便箋・手漉葉書などの和紙小物を扱っています。
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美濃町の町並み。
屋根の上に祀られているのは、屋根神または屋根神様。火伏せの神である秋葉神社を祀っているとのことで、うだつと併せて火事っていうものが恐れられていたんでしょうね。 -
美濃町の町並み。
黄漆喰から見える見越しの松。 -
美濃町の町並み。
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和紙のあかりを通して生活を豊かにするくつろぐ空間を”がコンセプトの、あかり館・彩の美濃和紙の提灯の優しい明かり。この隣の“手造らんたんや”は写真は撮れなかったが、昔から伝わる木型の枠を使用した手作りならではの提灯がいっぱいあって、その工程も丁寧に教えてもらいました。
我が家は人間化したとはいえ、かいじゅう要素のある息子もいるしとスルー。 -
美濃町の町並み。
昔を大事にしている町の方々の思いが町並みから伝わります。 -
ひらりひらりとまいあそぶように〜♪
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美濃町の町並み。
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美濃町の町並み。
山田家住宅は江戸時代に建てられた町医者の家を改修したギャラリーで、和紙ちぎり絵・和紙手芸を展示しています。 -
美濃町の町並み。
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美濃町の町並み。
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日中に見る美濃紙のオブジェは、なんか寂しげ…
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美濃町の町並み。
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せっかくなので、旧今井家住宅の立派な商家を内側からも楽しもうと入館しました。
住所:美濃市泉町1883
電話番号:0575-33-0021
休館日:12月〜2月の火・祝日の翌日、12月29日〜1月3日
営業時間:9:00〜16:30(10月〜3月の冬季は〜16:00)
入館料:大人300円・中学生以下無料 -
和紙の柔らかさと温かみを感じられるディスプレイがお出迎え。
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商いに使われていた帳場には、年季の入った帳机・帳箪笥などが備えられています。ちょんまげ姿の番頭さんが今にも出てきそう。
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立派な家の畳に座って、夏に風鈴の音を聞きながら麦茶飲みてえって思いを馳せてみた(´∀`)
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日本の音100選に選定されている水琴窟のある立派な中庭。
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中庭の奥に土蔵が数棟あって、一つは史料館になっています。
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入った土蔵の中は、美濃紙で作られた優しい灯りで照らされていました。
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うだつも間近に見ることができますが、これだけだと全くピンとこないですねえ(´・ω・`)
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平田家住宅(東)・古川家住宅(右)のこんな感じでうだつで富を競い合う風景を見て美濃町をあとにしました。
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帰る前に長良川畔の上有知湊に寄ってみました。江戸時代から明治時代末年までの物資の流通・交通の中心として繁栄し、住吉型川湊灯台は全国的にも珍しい建造物で、江戸時代末期に建てられたものと推定されています。
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長良川に沈みゆく太陽を見て、うだつの上がる父親になるべく決心してお家に帰った一日でした(`・ω・´)
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この旅行記へのコメント (6)
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- らるたんさん 2014/03/03 19:44:48
- こんにちは
- ぺでぃまるさん、こんにちは。
真っ青な空に、美しい町並み・・・。
ゆったりした時間と空間を感じます。
いつまでも残してほしい日本の風景ですね。
ぺでぃまるさんの解説も大変お勉強になりました。
- ぺでぃまるさん からの返信 2014/03/08 18:51:05
- RE: こんにちは
- らるたんさん、こんばんは。
返信遅くなりました。
このたびは冬に訪れたのですが、暑い夏に蝉の声を聞きながらも似合うなって思いながら町歩きをしていました。
発展から取り残されているけど、それを逆手に取ったような日本らしさ。
こんな場所に住んでいないけど懐かしいのは、日本人のDNAでしょうか。
春の訪れが待ち遠しいです。
ぺでぃまる
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- ころっつさん 2014/03/02 22:21:14
- 美濃町♪
- ぺでぃまるさん、こんばんは〜。
美濃町の旅記が掲載されましたね。
10年以上も前に一度私も行ったことがあるのですが、あんまり記憶に残っていないので、いつかリベンジしようと思っている場所です。
さわやかな青空が広がっており、人があまりいないのがいいですね。←観光地としては困るのかもしれませんが…。
ご指摘のとおり、卯建のまちなみと言えば、徳島の脇町が有名ですが、美濃町もなかなか…脇町にも匹敵する素晴らしい卯建のまちなみが残っているのですね。製紙業でぼろ儲けしたのでしょうね…当時は。
東海地方の香ばしいまちなみは、未開の地が多いので、ぺでぃまるさんの旅記で学習して、いずれ訪れる機会を…と狙っています。
ころっつ
- ぺでぃまるさん からの返信 2014/03/07 00:00:37
- RE: 美濃町♪
- ころっつさん、こんばんは〜
返信遅くなりました。
> 10年以上も前に一度私も行ったことがあるのですが、あんまり記憶に残っていないので、いつかリベンジしようと思っている場所です。
思った以上に立派な町並み、そして一軒一軒がうだつのためか素晴らしかったですね。
郡上八幡や飛騨高山より好きかも。
> さわやかな青空が広がっており、人があまりいないのがいいですね。←観光地としては困るのかもしれませんが…。
まあ平日だからと言っておきましょう(^^)
完璧風景にクルマあと1台だったけど、まあ贅沢ですよね。
> ご指摘のとおり、卯建のまちなみと言えば、徳島の脇町が有名ですが、美濃町もなかなか…脇町にも匹敵する素晴らしい卯建のまちなみが残っているのですね。製紙業でぼろ儲けしたのでしょうね…当時は。
脇町は藍産業とオンリーワンの産業って大事ですよね。
今やどちらもかなりさびれてますけど、それ故残っているのでしょうね。
> 東海地方の香ばしいまちなみは、未開の地が多いので、ぺでぃまるさんの旅記で学習して、いずれ訪れる機会を…と狙っています。
私は中国・四国・九州を攻めたいんですけど、出張もないしな〜
川越・伊賀上野・富田林旅行記はいつになることやら…
ぺでぃまる
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- るなさん 2014/03/02 10:45:11
- うだつ....そうだったのか。
- こんにちは、ぺでぃまるさん。
うだつが上がらないってのはそういうところから来ていたのか〜
初めて知りました^^;
それにしてもお宅によって、その豪華さで競っていたのですね。あれだけを見てるとよくわからないけど、凛とした姿で家屋に華やかさを添えていると確かに立派です。
ホントは先月、飛騨高山へ行く予定だったんです。
でも、近年稀にみる大雪に見舞われた列島、高速は通行止めになっちゃうしで行けなかったの。
旅館も交通網のマヒで致し方ないと思ったのでしょう。キャンセル料は取られませんでした。
ぺでぃまるさんが撮られるような昔町を見たかったのになぁ。残念。
しょうがないからぺでぃまるさんの旅行記で我慢します(苦笑)
また素敵な昔町風景を見せて下さいねぇ〜♪
るな
- ぺでぃまるさん からの返信 2014/03/02 12:28:49
- RE: うだつ....そうだったのか。
- るなさん、こんにちは。
いつまで経ってもうだつの上がらないアラフォーです( ̄〜 ̄;A
今はわが子と戦隊ものごっこで遊んだ後のまったりPC中です。
> うだつが上がらないってのはそういうところから来ていたのか〜
> 初めて知りました^^;
確かにうだつって何?って聞かれたら、普通わからないですよね。
私はこういうトコが好きだから知っているわけで。
> それにしてもお宅によって、その豪華さで競っていたのですね。あれだけを見てるとよくわからないけど、凛とした姿で家屋に華やかさを添えていると確かに立派です。
ただの平入りの日本家屋にアクセントをつけていて、またそれがいい意味で目立たないレベルだからだすかね。
美濃町はうだつがあるだけで、他のむかし町と差をつけることのできますよね。
予想以上にいいトコでしたが、せっかくだし本当はそばでウナギ食べたかったんですよ。
すぐ帰ったのは思いつきだから夕食のTELをしていなかったのが真相です…
> ホントは先月、飛騨高山へ行く予定だったんです。
> でも、近年稀にみる大雪に見舞われた列島、高速は通行止めになっちゃうしで行けなかったの。
> 旅館も交通網のマヒで致し方ないと思ったのでしょう。キャンセル料は取られませんでした。
> ぺでぃまるさんが撮られるような昔町を見たかったのになぁ。残念。
> しょうがないからぺでぃまるさんの旅行記で我慢します(苦笑)
> また素敵な昔町風景を見せて下さいねぇ〜♪
1回目の大雪の時、東京で交通の混乱に遭遇しましたよ。
あ、るなさん旅行記参考に川越に大雪前に行ってこれました。行き方教えてくださいまして、ありがとうございます。
私の旅行記では珍しく?めっちゃ曇天(T_T)
青天の時にリベンジしたくなりました。けっこういい距離感で良い町並みが残ってますね〜
飛騨高山は残念でしたが、もしかしてプラス白川郷も予定組んでたんでしょうね。
飛騨高山も雰囲気ありますが、あの状態では行けても帰ってこれるかとか不安でしょうしね。
キャンセル料はさすがにあの状況じゃ普通取らんでしょ。
年度末、お忙しいとは思いますがお身体ご自愛くださいませ♪
ぺでぃまる
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