2013/09/22 - 2013/09/22
103位(同エリア164件中)
まりも母さん
「彼岸花」は私の好きな花のひとつです。
秋になると、彼岸花群生地の真っ赤に咲いた景色が見たくなります。
でも、死ぬほど混んでるであろう”巾着田“に行く勇気のでない私・・・。
そこで、そんなに混んでないけど、そこそこ彼岸花がきれいに咲いていそうな場所にダンナに連れて行ってもらいます。
今年は、栃木県鹿沼市へ。
花の咲き具合も気になりますが、まだ、行った事が無い場所なので、どんな景色が見られるかな?
1箇所だけだと「スカ」だったときのダメージが大きいので、2箇所は見どころのありそうな鹿沼にしたのです。
今回は、彼岸花も楽しめましたが、思いがけずレトロな建物のある町だったのが
「BINGO!」
なかなか見ごたえのある知られざるレトロな町を歩き、
時間があるので鹿沼の市街地へも行ってみました。
けっこう収穫のあったワンデイトリップ。旅行記は3部に分けて掲載致します。
秋の鹿沼 彼岸花とレトロ探し1 遊の郷彼岸花とレトロ建物
(中粟野の遊の郷彼岸花群生地と口粟野の町並み)
秋の鹿沼 彼岸花とレトロ探し2 常楽寺の彼岸花
(下粕尾の常楽寺の彼岸花と花農場あわの)
秋の鹿沼 彼岸花とレトロ探し3 市街地町歩き
(鹿沼市街地レトロ建物と彫刻屋台)
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
今日はダンナと二人+久々の「まりも母代理」で車で出かけます。
ネットで調べた 鹿沼市の中粟野にある”遊の郷彼岸花群生地”をめざします。
高速道路を少し使って、時間の短縮。
都賀インターで降りて、ここからは一般道を進みます。
あまり土地勘の無い場所なので、ここからはナビ頼りです。 -
目的地は群生地なのですが、とりあえず近くの直売所を目指して進みました。
実際、近づいてくると、群生地はこの直売所のやや手前のようでしたが、
車を停める場所が良く判らないので、直売所まで来てみました。 -
ここから歩いて行ってもいいし、直売所で売られている物も気になりますので、駐車場に停めて、お店を見ます。
最近 大きな農協の直売所や道の駅がありますので、それに比べたら、こじんまりした施設です。
道路の反対側、畑の向こうの方に案山子が並んで、人が見えたので、他にもイベントが行われているようです。 -
唐辛子がきれいに藁で結ばれたものが売られています。
稲穂もついてる。
これは飾り?魔よけ?なんなんだろう。
キッチンにぶら下げて、唐辛子を順番に使ってもいいのかな?
そうしようと思って買おうとしましたが、待てよ・・・下げるのにちょうど良い場所が無いじゃん〜と気が付き断念。 -
彼岸花の苗も売ってます。
彼岸花って、種から育たないと聞いた事があります。
株分けで増えると。
だけど、うちの庭にいつの間にか彼岸花が咲くようになって、今一株あるんですよね。
その場所には植えた事は無く、飛んできた種からだったら判らなくもないんだけど・・・。
お隣のガーデニング好きな奥さんに その話をしたら、
「鉢植えの土の中に株がまざっていたのかも、それが何年もして育ったのかもよ」、と言われました。
そう言われれば、そのあたりに 亡くなったおじいちゃんが10年位前にハンカチの木の苗を植えたけど、育たずに枯れた事があったような・・・。
ここでは、白い彼岸花の苗も売っていました。お隣さんにあるんだな。
この時は500円か〜ちょっと高いなとか思って・・・。
買えばよかった。
まだ、他にも売ってる所あるだろう、と思ったけど、無かったです・・・。 -
群生地はこの直売所より手前に見えたので歩いて行く事にしました。
直売所並びのおうちの塀際にも彼岸花が咲いています。
栃木だからね、大谷石の塀です。
少し歩いたけど、なんだかまだまだ先みたい・・・なので、直売所へ戻って、車で行ってみる事にしました。 -
橋を渡って、少し進むと、対岸に群生地が見えて来ました。
適当に 道路際に駐車している車の横に停めて、
川のへりまで近づいてみると・・・ありゃ〜橋が無い!!
ここからは対岸へ渡れません!
と、いう事は、もっと手前に たしか〜看板があったところからでないと行かれない??
再び移動です。 -
やっぱり「彼岸花群生地入り口」の看板の所から入るのでした・・・。
ただし、駐車場はこんな空き地を利用したものなので、いっぱいだと停められません。
この駐車場は私有地で、彼岸花のシーズン、好意で利用できるようにされているみたいです。
「譲り合いの気持ちでご利用下さい」という立て札がありました。
ちゃんとした駐車場なら”直売所虹の郷”です。こことの距離は800m位らしいです。 -
彼岸花の手入れをする為の募金箱がありました。
入場は特に有料ではないので、
見せて頂くなら、協力したいですね。
どっかで見たことのあるバカ殿風の案山子がいましたよ。
「殿 いれときまっせ〜」 -
群生地は川の脇、片側だけでした。
この橋を渡らないと近くには行かれません。 -
今日はまりも母代理も来ましたよ。
お天気は薄曇だけど、暑くも無く、ちょうどいいです。 -
河川敷へ降りられるようにスロープがありました。
スロープ自体はそんなに新しくは無さそうだけど、痛んだ部分には板が乗せて補修されていました。 -
木立の中に彼岸花が見えてきましたよ。
-
遊歩道が整備されていて、川沿いに歩きます。
このあたりは、シダの中に彼岸花。
シダのまだ緑の色濃い中に赤い花が映えます。 -
彼岸花は株の花が一斉に咲くと言うより、順番に咲く感じです。
ここの花はほぼピークかな。あと数日で一番咲きそろう感じです。 -
不思議な花ですよね。葉っぱは一度枯れて、何も無い状態から花だけが出てくるんですから。
-
なかなか素敵な景色です。
巾着田にはかないませんが、人が少ないのがいいです。
景色の中に人の入らない写真も撮れますし、ゆっくり好きなだけ眺めていられます。
ベンチとか、東屋などは無いですけど。 -
遊歩道を一番先まで進み、帰りは林側の道を通ります。
竹が生えているあたりは、
竹と彼岸花のコラボ写真を撮ろうという人が沢山いました。 -
川の水もきれいです。夏、水遊びがしたくなるような川ですね。
ここの彼岸花は充分楽しめましたので、移動です。
ここに来る時、手前に古そうな建物がみえたので、何だったのか、チェックする事にします。 -
口粟野の交差点あたりです。
煉瓦の古そうな塀と大谷石の蔵がありました。
この中に古い大きなお屋敷が見えたので、何の建物だろう?と思ったのです。
左折して少し進むと車の停められそうな空き地があったので、ちょっと停めてみました。 -
時間は12時半位です。そろそろお昼も食べたい時間です。
この町にはなにか食べ物屋さんがあるかな?とさっきの建物を見に戻る前にちょっと先まで歩いてみました。
あまり賑わいはありませんが、県道15号沿いには古そうな建物がいくつか見えました。
この住宅は、外壁が石目のモルタルなのか、薄い石を張っているのか?
私には良く判らないんだけど、ちょっと変わっているのです。
2階の窓のひさしの受けの意匠が素敵なんです。 -
栃木だから、やっぱり大谷石の石蔵も多いです。
大きな蔵も見えました。 -
その先にお蕎麦屋さんがありました。
そんなに沢山、食べ物屋さんがあるとも思えないので、ここで食べようか?とダンナと話ますが、メニューも何も無く、
「ご昼食限定 そば、天ぷら あんみつ付」の看板だけ・・・。
ダンナがその場でスマホでぐるなびをチェック!
すると、築100年の建物を使った日本料理屋さんだという事が判明。
入ってみるかー。
なるほど、築100年か・・・この入り口の扉は障子紙が貼ってある。
これは、雨が降ったら、紙が破けちゃうんでは?だからひんぱんに張り替えるからきれいなのか、紙は真っ白でとてもきれいでした。 -
中に入ると、意外や普通のおうちの玄関ほどのこじんまりした上がり口で、
上がってすぐの座敷には箪笥や火鉢が・・・。
これは、古民家風のディスプレイか!?
と、すぐに右脇の部屋から女性が出てこられて、案内して下さいました。 -
廊下を通り、奥の方へ。
古い民家を丸々使ったお店のようです。
まるで、親戚の家に遊びに来たみたい・・・。
お花が生けてあったりして、手入れは行き届いているようです。 -
案内された席は2間続きの和室。座卓がふたつとテーブル席がひとつありました。
中央の座卓には先客があり、テーブル席は「リザーブ席」のようでした。
端の座卓に案内され、メニューを見せて頂きます。
やはりお奨めはあんみつ付きの天ぷらとそばのランチセット。1200円です。
予約すれば和食膳も食べられるようですが、フリーの場合は基本的にお蕎麦バリエになるようです。
夜は予約制で日本料理が食べられ、川魚料理などが色々あるみたい。 -
床の間や書院のあるお部屋でした。
丸窓に冨士と松の細工がいいですね。 -
2間のお部屋と母屋の部分は広めの廊下でつながっています。
座敷はテーブルを出せば、もっと大人数の宴会にも対応できるようです。
良く見るとなかなか凝った造りの建物です。
入ってきた母屋よりこちらのお座敷の方が、新しい感じでした。 -
天ぷらそばではなく、まず天ぷらだけが運ばれてきました。
塩が添えられています。
えび、なす、ゴーヤ、かぼちゃ(だったと思う)サクサクでおいしいです。 -
ほどなく、お蕎麦も到着。細めの蕎麦です。
-
デザートはあんみつ。まりも母代理大喜び。
思いがけない古民家料理店でまったり昼食を楽しめました。
このお店、蕎麦屋さんではなくて、日本料理店だったのですが、栃木でも鹿沼市の市街地から離れた所なので、タベログには掲載がありませんでしたよ。
でも、栃ナビのクチコミは好評で、夜の懐石料理(要予約)はかなり評判が良いみたいでした。
食べ終わって、玄関に戻ると、先ほど、ディスプレイスペースかと思った正面の部屋で、お客さんがお食事中!
ここも客席だったのか・・・いや、あまりにも家族の部屋みたいな雰囲気だったので、少々驚き。 -
お腹もいっぱいになったので、この辺りを歩いてみます。
まりも母のレトロ建物アンテナがビンビン来てます!(鬼太郎の妖怪アンテナみたいなもんです)
営業はしていませんが、ここもお店だったんだろうなぁ。
出桁造りに1階のコーナーにあるのはウインドウですよね。
県道15号は鹿沼から足尾へ抜ける道なので、多分、古い道だったと思います。
昔は、きっと栄えた場所だったんでしょう。 -
このタイル張りの建物が、行きに目に留まったお屋敷です。
このタイルの建物はやや洋風です。
シュロも植えられ、ハイカラな建物だった事でしょう。 -
タイル張りの洋館の続きです。
このように蔵のある家も多いです。
蔵は大谷石で、母屋は黒漆喰のものが多いようです。
敷地の角に洋館、となりに和風の二階建て、門があって大谷石の蔵、と、広い敷地にいくつもの建物がありました。
表札に「油屋 福田七右衛門」と書かれています。油屋さんだったのでしょうか・・・。 -
最初に目について、おや?と思ったのはこの景色。
なかなかすてきなレトロな美しい建物の眺めです。 -
口粟野交差点を西方面へ歩きます。
そちらにも大きなお屋敷がありました。 -
低い塀からちょっと覗けて見えた所、雨戸の開いた所に見えるのはガラスのはまった障子張りの引き戸・・・サッシとかガラス戸が無い!
これは、古い建具のまま使っていらっしゃるのでしょうか・・・。
軒が深いと言え、やはり雨が吹き込んだり、隙間風が入るのではないかと思うのですが・・・
粟野の町は、時間の停まった所があるようです。 -
少し先まで歩いて交差点方向へ戻ります。
通りの反対側にも蔵や古い建物の会社などが残っています。 -
こちらも大きな建物でした。
多分会社とか作業場でしょうねぇ。 -
蔵がいくつも並んだ家も見えました。
口粟野交差点辺りには、古い建物がけっこう残っていたのですが、
観光地としての案内などは全くありませんし、特に文化財の建物でもない、
どれも個人の住宅や会社などの建物のようで、詳細がさっぱり判りません。
でも、そうだからこそ、次に来た時には、失われている可能性もあるので、
今日は、町並みを写真に撮って旅行記に記録しておくのです。
10月5日6日の口粟野神社秋季例大祭では、2年に1度 町内にある7台の彫刻屋台が繰り出すのだそうです。
2013年がその年なら次回は2015年?
これもなかな見ごたえがありそうです。
たまたま通りかかって、私的には「発見」だった口粟野の町。
彼岸花の群生地にプラスして、思いがけない収穫になりました。
このあと、もう1箇所、彼岸花がきれいだという場所へ行ってみます。
この続きは、
秋の鹿沼 彼岸花とレトロ探し2常楽寺の彼岸花 へ。
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