2014冬の金沢

2014/01/31 - 2014/02/02

ANAのマイルが地味に貯まったので、特典航空券で冬の金沢へ。
1日目（金）：夕方に羽田空港発〜小松空港着、夜金沢着。金沢泊
2日目（土）：AMは兼六園と金沢城、PMはオーケストラアンサンブル金沢、夜は兼六園と金沢城のライトアップ。金沢泊
3日目（日）：AMは金沢21世紀美術館、PMは長町武家屋敷跡、夜に小松空港発〜羽田着。

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

★1日目
会社を早めの16時にあがり、羽田空港に着いたのは17:15頃。

なんとなくフラフラしていたら、保安ゲートDの向かい側にあるディスカバリー・ミュージアムで「禅 仙ガイ」展をやっていたので、見学。
仙ガイと云えば出光美術館が作品を多く収蔵しているが、どうも展示されているのは出光のものではなさそう。
係員に聞いたところ「全て永青文庫から借りています」とのこと。
へぇ、細川さんちも仙ガイ持ってるのか。知らなかった。

※仙ガイの「ガイ」は、「涯」から「サンズイ」を取った字。

17時半頃に保安検査を通過。
17:50頃から搭乗開始。
18:10の定刻に飛行機は出発し、

定刻より早く小松空港着。
出口を出てすぐ左手に金沢市内行きのバスが待っていた。
市内までの切符（1100円）を買ってバスに乗り込む。
乗客はさほどおらず、一人で2座席を悠々と使えた。

約1時間バスに揺られ、20時頃に片町のホテル（アパホテル金沢中央）にチェックインしようとしたところ...
ホテル「お客様のお名前では予約が入っていないのですが...？」
私　「え？（某ホテル予約サイトの「予約確認メール」の打ち出しを見せて）ホテルと日付はあってますよね？」
ホテル「そうですね（再度パソコンをいじり）やはり予約がありませんが...」
私　「じゃあ、しょうがないですね。今日は部屋は空いていますか？」
ホテル「あ。既にカードで代金をお支払いいただいているんですね？」
私　「そうだと思います」
ホテル「では、こちらに連絡が届いていないだけだと思いますので、このご予約内容でお部屋をご用意致しますのでお待ち下さい」
私　「お願いします」
ホテル「この（打ち出しの）紙のコピーをとってもよろしいでしょうか？」
私　「どうぞ」
...というようなやりとりがあって、無事部屋に入る。

ホテル近くのバーのようなおでん屋で夕食。
加賀鳶のグラス、おでん5種、なすの煮物で2千円くらい。
美味しく頂いて、ぬくぬく就寝。

★2日目
朝はゆっくり目の8時半起床。
ホテル（アパホテル金沢中央）からすぐ近くのジャーマン・ベーカリーで朝食。
パン2種類とホットゆず茶で700円くらいだったと思う。
ところでこのパン屋、なんで「ジャーマン」ベーカリーなの？特にドイツパンらしきものは見当たらなかったけど？

香林坊の交差点にあった「脚」のアートにちょっと驚いたりして

石川四高記念文化交流館
帽子にマント、学ランで下駄。古き良き学生諸君！って感じ。

国指定天然記念物「堂形のシイノキ」
確かにこれは立派だ。

堂形のシイノキ 自然・景勝地

兼六園と云えば「コトジ燈籠」が有名なので、勝手に大きなモノを想像していたのだが、想像よりもずっと小さくてガッカリ。

兼六園 公園・植物園

雪の気配ゼロなので「雪吊り」の意味が全然分からない状態。
そのかわり、樹木の枝の張り方がしっかり見えて面白い。

この時期は庭の色が全体的にくすんでいるのだが、その中でわずかに色がついていたのがマンサク。

成巽閣は建物そのものも素敵だったけど、お庭も良い感じ。

成巽閣(歴史的建造物) 名所・史跡

その後、金沢城公園へ。

金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡

金沢城の建物復元工事現場を覗けるのは面白かった。

防火水槽のマンホールの蓋。

12時半頃、一旦ホテルに戻る。
兼六園な消火栓マンホールの蓋、発見。

ホテル前のバス停からバスに乗って、金沢駅へ。
駅の隣の石川県立音楽堂コンサートホールで、オーケストラアンサンブル金沢の定期公演を聴く。

石川県立音楽堂 名所・史跡

コンサート終了後の16時半頃、駅の隣のショッピングビルで食事。
遅めの昼食というか早めの夕食というタイミング。

無駄に体力が余っていたので、金沢駅から兼六園まで歩いてみることにした。
写真は確か近江市場の近くの建物だったと思う。

綺麗な手まりを売っている店、あり。

17:45頃、尾山神社の神門のステンドグラスにうっとりする。

尾山神社 寺・神社・教会

18時頃から兼六園のライトアップを楽しむ。
これを無料で見られると言うのは、嬉しいね。

兼六園 公園・植物園

「雪があったら」とは思うし、雪の兼六園が目当てではあった。
でも、降っていたら足元が不安だっただろうし、そこそこ暖かい（18時で8℃）おかげで凍えずに写真も撮れたと思えば、これはこれで良かったのだろう。きっと。

兼六園 公園・植物園

金沢城もライトアップされていた。
うろうろして、20時過ぎにホテル（アパホテル金沢中央）に戻る。

金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡

★３日目
朝は惰眠をむさぼり、10時過ぎにホテルをチェックアウト。
先ずは、金沢21世紀美術館のレストランでブランチ。

金沢21世紀美術館 美術館・博物館

2時間半くらいかけて金沢21世紀美術館を楽しみ、

金沢21世紀美術館 美術館・博物館

13時頃、香林坊交差点から鞍月用水沿いにゆるゆる散策。

長町武家屋敷跡

長町武家屋敷跡 名所・史跡

武家屋敷跡野村家は建物も素敵だけど

武家屋敷跡野村家 名所・史跡

庭も良い感じだった。

途中でちょっとお茶してみたり。

お茶したお店では部屋に雛人形などがずらっと飾ってあって、かなり壮観。

長町武家屋敷跡

長町武家屋敷跡 名所・史跡

燈籠にも「コモ掛け」するのか、面白いなと思ったり。

現役の木造家屋に感心したり。

一番驚いたのが金沢市老舗博物館で見た「花嫁のれん」
曰く、
花嫁が嫁入りの時に「花嫁のれん」を持参し、花婿の家の仏間の入り口に掛ける。一生に一度しか飾ることのない花嫁のれんに家々では、華やかでおめでたい絵柄を染め抜き、娘の幸せを託した。

ちょっと待て！大正から昭和初期の一般中流家庭でコレなの？！
三人姉妹とかだったら娘三人嫁に出したら身代つぶれるんじゃあ？！

ってゆ〜か、こんだけの結納の水引をどこに飾るんだ。
少なくとも現代の東京では、もしこれをやろうとしても、置く場所が無いよね。とほほ。

16時半ころに片町のバス停に戻ってきて、事務所で空港へのバスの時間を確認。
ついでに切符を買っておく。

片町で軽く食事をとり、17時45分頃にホテル（アパホテル金沢中央）に戻って預けていた荷物をピックアップ。

18時片町発の、空港行きバスに乗る。
途中のバス停からもぱらぱら乗客が乗ってきたが、1人2座席占領しても大丈夫な程度には空いていた。

45分程度バスに揺られ、19時前に小松空港着。
飛行機の出発時刻（20時）までは時間が余っているが、どうのしようもないので搭乗ゲート前でぼんやりと搭乗時間を待つ。

19:40頃搭乗開始。
定刻に小松空港を出発して、定刻（20:10）より早い20時頃、羽田空港着。
マイルを使った週末旅行もこれでおしまい。
次は何処に行こうかな？

この旅行記へのコメント （2）

• polodaddyさん 2014/02/23 10:26:23

  寒い時期の金沢の風景久しぶりに懐かしく堪能しました。

  菊花さん、こんにちは！
  
  偶然見つけて金沢の旅行記拝見しました。
  金沢は故郷なのですが、このところ冬場には日本に帰国しないので雪つりを含めた寒い時期の風景を懐かしく拝見しました。
  実家は21世紀美術館から本多町の方に歩いて10分程度のところにあり、また生まれ育ったのは浅ノ川と犀川に挟まれた旧市街という正統派の金沢っ子なので、金沢駅から武蔵が辻、尾山神社、香林坊、四高跡地、兼六園や金沢城、長町、犀川などは子供のころはまさに遊び場でした。
  野村家の数軒隣の武家屋敷は幼馴染の家だったりします。
  アパホテルから本多町に裏道を歩いて抜けていたら、たぶん私の実家の前を通っているかも知れません。
  旅行記に出てくる冬の味覚や日本酒の写真を前に涎を垂らして「う〜ん！」と唸りながら有難く拝見させて頂きました(笑)。
  
  Polodaddy

  菊花さん からの返信 2014/02/24 20:56:17

  RE: 寒い時期の金沢の風景久しぶりに懐かしく堪能しました。

  Polodaddyさん
  書き込み有り難うございます
  私にとっては初めての金沢、目当ては「雪の金沢」だったのですが、
  残念ながら天気が良過ぎてお目当ての景色には巡り会えませんでした。
  そのかわり、ぽかぽか陽気の中を楽しくお散歩することが出来
  週末の小旅行としてはじっくり充実の旅となりました。
  さらっとした旅行記ですが
  金沢っ子の方に「懐かしい！」という気持ちになって頂けたとは嬉しいです。
  ありがとうございます。