2013/12/05 - 2013/12/05
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fuchiさん
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ほとんど発作的に行くことを決めてしまった2013年冬の4泊6日のドイツ旅行、その顛末とビアライゼについて記録を残しておきたく、旅行記をしたためることにした。興味を持っていただければ幸いである。
さて、この旅行の発端は、8月ごろある一冊のビールの本を買った時点に遡る。
その本とは、”ビールを〈読む〉: ドイツの文化史と都市史のはざまで”
メジャーからマイナーまで15のドイツの都市の歴史とビールを紹介した非常に面白い本である。その本の”ケルン”の章に気になる記述があったのである。
”・・ライスドルフ、フリューよりもさらに上質のケルシュがある、その名はミューレン・ケルシュ・・(中略)・・どのケルシュよりも圧倒的においしい・・・”
ミューレン・ケルシュ。それは、2012年のビアライゼで、店の目の前まで行きながら飲めなかったケルシュだ。
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10678551/
あの時もう少しのところで飲み逃したビールが最高級だったなんて! 激しい後悔と興味に揺さぶられながらも、さすがに1杯のビールのためにケルンまで行く気にはなれなかった。その時はそこで諦めて終わったのだが、思わぬところから転機が訪れた。
ある行きつけのビアバーで、ベルリンビアフェスティバル2013の話題が出たのである。ベルリンは首都だけあってグローバル化が進んでおり、ドイツビールの枠にとどまらないクラフトビールが作られていることは知っており、一度行ってみたいとは常々考えていた。
・・そこではっと思いついたのである。”首都ベルリンなら、ドイツ中のビール・・たとえばミューレン・ケルシュも、どこかで扱ってるんじゃないか!?” この一石二鳥のアイデアに夢中になった私は、さっそく調査を開始するとともに、ビアライゼの計画を立て始めたのである。調べてみると、ケルンの近くのボンから首都機能が移転したとき、ケルシュを飲む習慣も公務員と一緒に移ったようで、ベルリンは意外とケルシュを扱う店が多く、2,3件あたりをつけることができた。あとは日程である。
まとまった有給が取れそうなのは12月。では、せっかくなのでニュルンベルクのクリスマスマーケットも計画に入れよう、ベルリン―ニュルンベルク間でライプツィヒも選定。さらに、このところよく飲むプランク醸造所にも再訪したい・・・結局、ミュンヘン空港から空路でベルリン入り、そのあと鉄道でライプツィヒ→ニュルンベルク→ラーバー村→フレイジング と南下する旅を計画した。4泊でこの旅程はかなりの弾丸ツアーである。
もろもろ不安もあったが、新しいビールの出会いに心を躍らせつつ、出発の日を待った。
無事目的を果たしたかどうかは、これからの旅行記で確かめてもらいたい。
写真はミュンヘン空港から移動したベルリン・テーゲル空港の一角である。クリスマスツリーが季節感を醸し出している。
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
12月5日、13:00に成田空港からミュンヘンに向けてフライト。ANAの直行便であるが意外と安く買えたのは、この時期だからだろうか。席は空席が目立つ。隣の席を予約していた人がFAに進められて前に移動したので、2席を占領してリラックスした旅をすることができた。
一つ前の席はFAさんとさし向かいになる非常口前の席。座ってる人は著名人らしくFAさんと話し込んでいて、サインとか頼まれていたが、だれなのか最後までわからなかった。
席にはリクライニングヘッドセットがあって首を保持してくれ、楽に過ごせる。映画を2本(ウルヴァリンSAMURAI,パシフィックリム)続けてみている間、飛行機はユーラシア大陸の内陸部をひたすら飛行。窓から雪に覆われた山脈がよく見えた。どこまでも続く雪と山を見ながら眠りについた。 -
機内食の話題など。飛行機はANAの便なので、のめるビールはアサヒ、キリン、プレミアムモルツしか出ないのが残念。
フライト後1時間くらいして出た食事は。ハンバーグドリアとポテトサラダ。メニューを見ると1150Kcal。味はおいしいけどカロリー高すぎる・・ デザートにハーゲンダッツが出たがほとんどのこしてしまった。
到着2時間前には昼飯代わりにニョッキのクリームソースを食べる(写真)。こちらもちょっとヘビー。 -
現地時間16時ごろ、ミュンヘン空港へアプローチ開始、天気は曇りで気温は3度
雲の上でものすごい夕焼け空を見て感動する。写真には撮ったがとても再現できない。オレンジとピンク色が広がる眺めの中、強烈に光る真っ赤な太陽が主翼から見え隠れする。そのオレンジの雲の中に突っ込むと、周りはまさに薔薇色の世界。
雲が切れると畑と村が下に見えてきた。村の中心の教会の屋根まで確認できるほどくっきり見える。 -
16:30、ミュンヘン空港にランディング。予定より30分早い到着で驚いた。
入国、チェックインはスムーズに完了。スーツケースはベルリン行の便に積み替えてもらうよう、成田でお願いしていたので、2時間ほど時間が空いてしまった。
仕方ないので空港内をうろつく。ミュンヘン空港の第2ターミナルの入口の手前の広場には何本もの大きなツリーがあり、イルミネーションで飾られていた。 -
さすが12月だけあって、ショッピングモールや食事処のいたるところで、飾りたてられたクリスマスツリーが目立つ。
-
17:30 空港内の海鮮バー”SeefoodSylt”で食事をとることにした。
ショーウィンドウに多種多様なシーフード惣菜のお皿が並んでおり、これらの中から6種を選べる 6MIXグルメプレートとゆうのを頼んでる人が多く人気のようだ。しかし22ユーロとちょっと高く感じたので、別のメニューをチェックする。
タイカレーとか、ジャパニーズわさびスープとか、気になる料理が並んでいたが、サラダを注文する。 -
オレンジを全自動で皮をむいて絞る機械がフル稼働で、そのしぼりたてジュースも気になったが、やはりここはビール。この店ではエルディンガー、ヴァルシュタイナー、フィッシャーの3種。
-
エルディンガーヴァイス。
そういえば日本では散々飲んでいるが、ドイツで生を飲むのははじめてだ。香りが大変強く感じられる。甘いがすっきりとしておいしい。
食事は海老入りサラダで、ビネガーかヨーグルトのドレッシングを選ぶことができる。ビネガー味のドレッシングを選んだが、これがかなり甘い。サラダはキャベツ、トマト、焼いたエビ、赤色のなぞの寒天が入っていた。 -
Fischer's Stiftungsbrau Hell
Erdingといえばヴァイスが有名だが、こちらはラガー。ホップの苦みがしっかりでており、甘味はほとんど無くドライ。まあ普通の味?
カウンターで飲んでいるとタイカレーの注文が入ったのが見えた。
カレーは四角いプレートの端っこに、プリン形のごはんが(ドイツにしては)控えめに盛られており、黄緑っぽいルーがかけられていた。
ゆっくり2杯目を楽しんで、会計。コースターをもらうのを忘れてしまったのが残念。 -
SeefoodSyltを出てプロムナードを歩くと、ピザ屋から甘く、香ばしい香りが漂ってくる。香りを振り切りさらに進むと有名店ケーファーの出店。ケーファーではタイ料理をスペシャリテとして出していた。タイ料理プレートなど、はしを使う料理であることが注意書きされている。また、トウガラシマークで辛さレベルを表現してるところなどもポイント。ドイツでもこうした表現するんだなあ。
トイレをすまし、ネットを設定、Ipadでネットサーフィンをしてフライト中のニュースをチェックしていると、そろそろベルリン行の飛行機の時間が近づいてきた。
19:00に飛行機に乗り込み。 -
バスで移動して小さな飛行機に乗ると、ファースト席以外は満席であった。大騒ぎしたり、フライトぎりぎりまで隣の人はPCをいじっていたり、立った人がいる状態で飛行機が動き出すなどして、けっこう乱暴? ルールを守るドイツ人、という印象がちょっと揺らぐ。
19:23 離陸。フレイジングの夜景がすごく良い。
飲み物サービスが来たのでヴァルシュタイナーの小瓶を注文。眠かったのが苦くて目が覚めた。おつまみのスナックはバジル味でこれもおいしい。 -
1時間もせずに、大都市のネオンが見えるようになった。さすがに首都ベルリンの夜景は多彩で綺麗。そして目的のテーゲル空港は、その明るい街並みに大変近いところにあるのである。
20:30 ベルリン テーゲル空港に到着。 -
テーゲル空港は、もともとは東西ドイツ分割時代に、ほぼ陸の孤島だった西ベルリンに物資を輸送するために突貫で作られた空港だ。そのため・・とっても狭い。
本来ならばすでに新造されたブランデルブルク空港にその役目をゆずり、閉鎖されているはずであったが、政治的な要因なのか、移転が2014年まで延び延びになっているようだ。
荷物受け取り場も、日本の地方空港並みに狭いのには驚いた。トイレも便器一つだけなので、結構並ばないと用もたせない状況だった。
5分ほど待つと荷物出始めるが、幸いトラブルもなくスーツケースを回収。 -
空港内の店も、クリスマス風の飾りつけをしているところがいくつかあった。
サンタの人形やお菓子などを売っている様子だ。 -
吹き抜けの二階にはレストラン・カフェ・バーの文字。見切れているが店名はレッドバロンであろうか。この空港、食事処は少ない様子。
小さい空港だし、現代では設備も不十分だと思うけど、歴史ある空港がおそらくもうすぐ閉鎖されてしまうのだと考えると惜しく思える。その前に訪れることができて、よかったのかな。 -
テーゲル空港は環状構造になっている。
この写真は環状の内側。タクシーは内側、バスは外周から発着するように乗り場が配置されているようだ。外にちょっと出ると、かなり強い雨が降っていて寒さに震えた。 -
市内に直行する高速バス・TXLの乗り場につくと、もうバスは待機状態。さっそくのりこみ、先払いの料金を運転手に支払った。ほどなくして出発。
運転は荒っぽく、席が空くまでは立ったままスーツケースを抑えるのに必死であったが、乗客が何人か降りた代わりに座ると、ようやく外をみる余裕ができてきた。
写真は有名なウンターリンデン。道路工事中だが並木にネオンが輝いて、濡れた路面に反射して物悲しくもきれいな風景。 -
街中を通る間、クリスマスマーケットのイルミネーションやクリスマスツリーを見ることを期待していたのだが、雨のせいかコースが悪いのかあまり見えない。教会の前に観覧車が見えたが、照明などはほとんど見えなかった。
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遠目にブランデンブルク門らしき、銅像の乗った門がちらっと見える。さらに進むと、Berliner Weihnacht のイルミネーションも発見。下にはテントがあり、中でなにかやっていそう。
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バスは40分ほど市内を走り、ようやくアレクサンダー広場に到着。名物のテレビ塔がライトアップされて駅の向こうに見えた。もうすぐで目的地のホテルだ。
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広場に面して、デパートと、すでに閉まっているクリスマスマーケットの屋台、そして宿泊予約をしていた、Holiday Inn Berlin - Centre Alexanderplatz。
ホテルへと歩くわずかな距離で、冷たく強力なビル風を浴びせられた。雨はときおり雪になっていたようで、うっすら積もっている。 -
ホテルに入って暖かい空気にほっと一息。ロビーにベルリンのシンボル、クマの置物(人間サイズ)か飾られていた。これはベルリンの他のところでもちょくちょく見かけた。
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チェックインして、ホテルの部屋に到着。きれいな部屋で、なにより湯船があるのがうれしい。
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すでに10時を回っていたが、荷物を置いて外出。ベルリンでの一杯目を求め、小雨の降る中を電車を乗り継ぎ Vagabund Brauerei(Habersaathstr. 15, Berlin)へと移動。最寄駅はUバーンのSeestr.駅。
大通りから路地へとはいったところ、集合住宅っぽい建物の一角にあり、いわゆるブルーパブ系。この店の開店時間は19:00〜26時で、しかも木、金、土の3日だけしか空いていないとゆう、なかなかに行きにくい所だったので先に訪問したのだ。
ドアのところに、棒にくくりつけられた袋がぶら下げられているが、何かの符牒だろうか? -
店内は黒板に今日のビールが書かれており、我々がよく目にするクラフトビールのブルーパブそのもの。自家醸造のだけでなく、ベルリン市内や海外のビールをタップにつないでいる。
今日のビールは4タップで、Hop&Barly,Beer4Wedding(ベルリン)、BraukunstKeller(フランクフルト近郊)、BrewDog(スコットランド)が供されている。残念ながらVagabundのオリジナルビールは切れていたようだ。店内に小さな醸造設備があるので、作っているはずなのだが間が悪かったようだ。
若く背の高い従業員と、ハンチング帽と髭のマスターっぽい人がカウンターの向こうにいて、ともにラフな格好。
カウンターに座ると相席の女性が話しかけてきた。なんでも、福岡にいたことがあるという。話好きのようすでつたない英語で飲んだビールについてに会話を楽しむ。
客もみんな会話好きで店内は大変な喧噪。 -
Beer4Wedding PA 5.2度 0.33l
バンベルグ製のペールエールモルトを使用している、とお品書きに書かれている。
柑橘系の香りが強く、濃い甘味と苦味がインパクトを舌に残す。
インペリアルペールエールかと思うほど濃厚な味だけど実際は5.2度。酸味がある後味があとを引く。うっかりこぼしてビールがかかってしまった手が、すぐにべたべたになるほどエキスが濃い。 -
Hop&Barley Polaris Pils
Hop&Barleyは同じベルリン市内で醸造するブルーパブ。そこでポラリスホップを作って作られたビールだ。
始めに香りを嗅ぐと草のような香り、口に含むとさらっとした、なんか表現しずらい不思議な口当たり、甘いような酸味があるような、アルコールが回るような味。しかし3口目位からははスッキリしていてピルスっぽく感じるようになった。味が変化した後は苦味がくっきりと効いている味。ホップの苦味はかなり強い。
この2杯で今回は〆。
Japan BeerTimesを会計のついでに渡すと結構喜ばれた。あれは英語も併記してあるのでこうしたときのお土産にぴったり。日本のビールについて少し聞かれた他、チャイナのクラフトビールがどうこう・・と言われたtような気がするが聞き取れなかった。 -
ホテルに向かって電車で戻る。Uバーンの終電を捕まえ、フリードリヒシュトラーセ駅からSバーンに乗り換えてアレクサンダー広場駅に帰着した。ホームの壁にもツリー状の電飾。雨はすっかりやんだようだ。
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アレクサンダー駅中にあるビアバー”Alkopole"。遅い時間だがまだ多くの客が店内で楽しんでいた。こちらではラーデベルガーピルスナーを出しているようだ。ウィンドウにはサンタのポスターが貼られており、内容を見るとメンヒスホーフのWeinachtsbier(クリスマスビール)とかかれていたのでこれも出しているものと思われる。さすがにもういい時間なので入店せずホテルに急いだ。
-
ホテルの部屋に戻り、窓からアレクサンダー広場駅とビル町を見下ろす。雨がふたたび降り始めている。明日のベルリン観光に期待と不安を覚えつつ、風呂に入ってベッドで眠りについた。
ビール累計 5種/2.0l
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