2013/09/27 - 2013/10/01
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魚屋No1さん
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- フォロワー18人
写真は、トレビの泉へ向かう通りのレストラン前に置いてあった生のボルチーニ茸。
この店ではありませんが、当然食べました。食べたのは、フリータイムなのにローマ観光に一日つきあってくれた添乗員さん(これからは仮名ですが西さんと呼びます)の行きつけらしいレストランです。
でも、その日の最後の一皿でしたので、同行の五人でシェアしました。一つずつしか食べられませんでしたが、味も香りも、椎茸と松茸の中間のような感じで、とても美味しかったことが印象に残っています。
この編の行程は以下のとおりです
4日目 9月27日 ピサの斜塔に登る
サバテイーニでステーキランチ(想定外のおまけ)
フィレンツエ観光、フィレンツエ泊
5日目 9月28日 午前移動、午後ローマ観光 ローマ泊
6日目 9月29日 ローマで自由行動(OPのナポリはパス)ローマ泊
7日目 9月30日 15時まで自由行動 18時:ローマ発 23時:パリ発
8日目 10月1日 18時:成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
PR
-
4日目 9月27日
ピサの斜塔を見に行く際、駐車場から歩き始めた時に出会った電車。
ピサで面白かったのは、有名な観光地なのに、駐車場と斜塔の間が、商店の全く無い住宅地を通っていくことと、斜塔の敷地の外側で商売している露天商がインド系らしい人ばかりだったこと。
露店の方は、店の造りが同じため、此処を仕切っているテキ屋の親分がインド系なのかなと思えました。それにしても、イタリアでインド人から土産を買う気にはならないのに、変な感じでした。 -
手前から、洗礼堂、ドゥオーモ、鐘楼(斜塔)です。
傾いているのは斜塔だけだと思っていましたが、どの建物も全部傾いていました。ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
-
さて、これからは実際に斜塔へ登ります。
これも、このツアーの売りの一つでした。 -
斜塔の傾き具合は、これで判るかも。
-
内部のパイプのズレもすごいものでした。
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階段を上る途中も、足下が不安定で目が回りましたが、本チャンは、最上部に着いてから。本当に気持ち悪かった。
ですが、此処まで来る日本人は少ないとのことで、私を含めたツアーの同行者は、妙な一体感から相当にハイになっていました。 -
何かを掴んでいないと怖くて歩けませんでした。
でも、街の景色は壮観でしたよ。 -
これが最も綺麗で、傾きを感じさせる1枚かな。
綺麗なところでトイレの話は無粋ですが、此処もイタリア名物のトイレ砂漠でした。
そのため、現地ガイドと西さんが薦めた場所は、斜塔の左手の境界を出たところにある喫茶店でした。トイレは1カ所でしたが、人が少なくて確かに空いていました。 -
次の観光地はフィレンツェです。お昼頃到着しました
最初にバスを降りたのは、街の全景を見渡せる有名な絶景スポットのミケランジェロ広場です。この場所は、高台にあるのでアルノ川を挟んで街の全景がよく見えました。
写真は、ドゥオーモ方面です。ミケランジェロ広場 広場・公園
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同じ場所から、ヴェッキオ橋を18倍の最大倍率で撮りました。
ヴェッキオ橋 建造物
-
これも同様に、ドゥオーモです。
それにしても、このカメラは、撮影設定のダイヤルが簡単に動いてしまいます。大事な場所でちゃんと写らない時があって、写真を整理していて情けなくなってきました。ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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昼飯を食べたサバティーニです。
これもちゃんと写っていませんが、店の雰囲気をお知らせするために置いておきます。
昼食は確か25ユーロくらいだったと思います。
たまたまかもしれませんが、席が埋まっていなかったので、予約無しでもOKかと思います。個人旅行だと思われるの日本人が数組居ました。リストランテ サバティーニ イタリアン
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最初に出たサラダ。
ごく素朴なフレンチドレッシングがかかっているだけでしたが、生野菜に餓えていたので、これはうれしかった。
更に、グラスワインかソフトドリンクが無料で付いてきたのには驚きました。 -
これが、売り物のステーキの、ビステッカ・フィオレンティーナです。
肉は固いのですが、味は上々でした。柔らかい日本の牛肉に馴れた人は固いと拒絶反応を示すかもしれませんが、噛めば噛むほど味が出てくる牛肉は初めての経験で大変美味しく頂けました。
デザートは、コーヒーとチョコのジェラート。コーヒーか紅茶も無料で付きます。
何はともあれ、JTBが用意したご飯の中で最高・最良だったことは間違えありません。ごちそうさま! -
ワインが美味しかったので、何人かがお土産にしたいと言い出しました。
西さんが交渉してくれた結果、店に出す値段の20ユーロで売ってくれることになりました。晩ご飯の後まで持ち歩かなければならないとの忠告がありましたが、10人ほどが購入しました。
私は欲張って2本購入。ワイン好きの我が家には非常に良いお土産になったのですが、やはり少々重かったことは否めませんでした。
なお、左側は、イタリア名物の蒸留酒のグラッパ。こちらは、すさまじい飲み口で、話の種にはなりました。 -
昼食後、最初に向かったのはドゥオーモです。
写真に写っている建物は、手前から、洗礼堂、鐘楼、聖堂です。建物は壮大ですが、ミラノと違って狭い場所に肩を寄せあって建っています。
建物が全て内側に傾いているのは、全景が入るように広角で撮っているために、ゆがんで写っていることが理由です。ピサではないので。 -
聖堂の正面です。
ガイドの説明では、色違いの大理石を箱根細工の様に組み合わせた外壁が、ここの見所だそうです。
中にも入りましたが、確かに、凝ったステンドグラスがあるわけではないし、装飾もいたって普通でした。 -
ということで、外壁のモザイクを大写しにしました。
なお、フィレンツェは、何処も人が多く混雑していましたが、何故か全く危なさを感じませんでした。
スリは居るかもしれませんが、今回行ったイタリアの都市の中では最も安全な街だと思います。 -
ドゥオーモの見学後は、ウッフィツィ美術館に行くため、シニョーリア広場に行きました。
塔のある建物がヴェッキオ宮、右の彫刻が入っている屋根だけの建物がランツィのロッジアです。ランツィのロッジアは、なんだか判りません。
ウッフィツィ美術館は、クレーンの辺りです。シニョリーア広場 広場・公園
-
ウッフィツィ美術館は、内部の撮影が原則禁止です。他の旅行記にもありますが、撮影可能な場所は、このヴェッキオ橋とヴェッキオ宮が同時に見える廊下だけです。
さて、この美術館で最も有名な作品は、ボッティチェッリの春(プリマヴェーラ)とヴィーナスの誕生です。
高校の教科書にも載っているほど有名な絵ですが、何かアンバランスな感じがして私はあまり好みませんでした。当然、興味もさほど持っていませんでした。しかし、現物には独特の調和が感じられ、評価を変えることにしました。ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ヴェッキオ宮の屋根の上のライオン像
次は他の作品の感想
ウルビーノ公夫妻の肖像は、ガイドの説明によると、愛する死んだ妻をいつまでも側に置いておくために描かせたもので、女性が白い顔なのは遺体を写生したことの象徴とのこと。あまりよい趣味ではないないというより、異常さを感じて少し気持ち悪くなりました。
レオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知は、若さ故か他の作品ほどの感銘は受けませんでした。 -
この後、お約束の皮革製品屋の見学の後、夕飯までの2時間ほど自由時間になりました。
ローマでご一緒する人達と一緒に、写真のサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局とアーモイタリアーノが紹介している革製品屋の2カ所を廻ってきました。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の品はどれも高いし、何を選んだらよいのか判らないので、お土産は無料の日本語のパンフレットだけにしました。
店内は、さすがに立派でしたので、見るだけでも行く価値があります。 -
魚の骨が描かれている道路標識は何なのでしょうか。
皮革製品屋の方は、皮はよい感じですが、高価でした。そのためかみさんの長財布だけ買ったのですが、金具が固いのと、小銭がこぼれてしまうのとで、早々にお蔵入りです。
それにしても、店で財布=ウォレットの英語が出てこなくて説明に困りました。 -
集合地には予定時間より少し早く着いたので、西さんお薦めのグロムでジェラートを食べました。
夕食は、キノコのパスタと何かの肉料理でした。サバティーニの後なのにかわいそうだと同行者の間で話題になったのですが、晩飯の中では相当に美味しかったことを覚えています。またこの店で、ワインのキャンティとキャンティクラシコの区別を知りました。
泊まりは、シェラトン系列とはいえ、フィレンツェから10数キロ離れた高速道路のインターチェンジの環状道路内に建つホテルでの連泊です。設備はそれなりにと整っていますが、周囲に何もない場所に連日泊まらされるのは寂しいものです。グロム (フィレンツェ店) スイーツ
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5日目 9月28日
本日の午前は、ローマへ向けての移動だけです。
写真は、ローマに到着後、昼食に出たピザ。4種から選べるとのことでしたので、皆でシェアすることにしたのですが、サイゼリアの足下にも及ばないレベルでした。
ところが、前菜に出たナスとパプリカの素焼きにオリーブオイルをかけたものは絶品でした。焼いたパプリカが甘酸っぱいのです。とても美味しいので、今では我が家の定番の野菜料理になっています。この旅行での収穫の一つ。 -
昼飯の後は、ローマ観光の1番手になるバチカン美術館です。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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バチカン美術館の入場待ちの人々。
ツアーだったせいか待ち時間は僅かでしたが、個人で予約無しだと大変だったでしょうね。 -
ゲートを抜けた後の最初の見学場所は中庭です。
ブロンズのオブジェ等、非宗教的な造形物が多くて、バチカンの中では最も楽しめた場所でした。 -
時間調整のためでしょうが、ミケランジェロの最後の審判の説明を義務的に受けねばなりません。
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宗教画と金ピカの装飾の廊下を延々と歩かされます。これは片側が修復中の場所。
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最後の審判があるシスティーナ礼拝堂を見た後だと思います。
すこし開けたところに出ました。
最後の審判も、ニコンの7×35でバッチリ見ましたが、仏教の極楽浄土と地獄を描いた曼荼羅と同様、キリスト教の天国と地獄を描いたものでした。但し、こっちの方は即物的でグロテスクでした。
それにしても、最後の審判の部屋ではおしゃべりの音が大きくなってくると守衛だかが「シー」といって静かにさせることには笑ってしまいましたね。 -
なんとはなく鬱陶しい美術館を出て、サンピエトロ広場にちょこっと顔を出したところです。
右手が、これから向かうサンピエトロ大聖堂です。サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
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大きなミサが明日あるとのことで、数十人単位の信者の集団が大きな列を作って流れています。
あちこちに、聖人に列せられた法王の遺骨がデスマスクと法衣を被されて展示されています。 -
スイス衛兵は、9頭身のハンサム男です。でも、めがねをかけているのは現代ですね、
このど派手な軍服は、全く意味を持たないとよく嘲笑されていますが、現物を見ると、実際以上に大柄に見えることに気がつきました。でかいということは有効な威嚇手段なので、実際はよく考えられた軍服なのでしょうね。 -
サンピエトロ広場から聖堂を見ています。
広場には折りたたみの椅子が沢山並んでいたので、大きな集会があるのは本当なのでしょう。
なお、法王の公式住居は、向かって左の建物の3階だとか。ただし、2013年3月に選出された現在のフランシスコ法王は、権威的なヴァチカンを嫌っているため住んでいないとのこと。
この後は、歴代法王の写真や公式カレンダーが買えるという、バチカンの公式ショップに寄りました。仏教徒には全くありがたさが感じられません。 -
次の観光地はコロッセオです。
バスは、博物館の入り口とはバチカンを挟んだ反対側の丘にある地下駐車場に回送されてます。戻らなくてもよいので歩く距離は短いのですが、地下道は迷路のようでした。
写真は、バスの中から撮ったヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂。この記念堂は、ローマの見通しのよい場所なら何処でも見えるほど目立ちます。今回は寄れなかったのですが、どこからも見えるということは見晴らしが良いことでもあるので、ローマに行く機会があれば必ず行こうと思っています。ヴィットーリオ エマヌエーレ2世記念堂(ヴィットリアーノ) 建造物
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コロッセオです。
翌日しっかり見たので、コメントはその写真で行います。 -
コロッセオの隣にあるフォロ・ロマーノです。
古代の政治の中心地で神殿などの遺跡があるということだったので見学予定には入れていたのですが、翌日のフリーの時も時間が無く入れませんでした。ここも次回の宿題です。 -
このおしゃれなトンネルは、クイニナーレの丘のトンネルです。
トレビの泉に行く際、バスを降りたところです。
なお、コロッセオからトレビの泉までの行程は、チルコマッシモ、ヴィットリオエマヌエール2世記念堂、このトンネルを通過でした。後で地図を追ってみると、結構回り道をしています。
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次はトレヴィの泉です。
駐車場でバスを降り、路地に入った途端、この混雑に出会います。
表紙のボルチーニ茸は此処で撮りました。トレヴィの泉 建造物
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トレヴィの泉は大混雑でした。
この人混みは今回の旅行で初めてのものです。 -
隙間を見つけて後ろ向きにコインを投げている連れ。
この場所は、ツアーの一行が協力して確保した結果、多くの仲間が満足できる記念撮影を行えました。
特に、新婚さんには良い記念になったことでしょう。 -
この人混みの中で外国人に負けることなく最前列を確保した我ら一行のチームワークは立派でしょ。
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現地ガイドが薦めてくれたジェラート屋。
美味しかったですよ。サンドゥイッチもありました。
店の場所は泉に向かって左手の角地です。
観光バスの駐車場へ戻る際の左側の角なので、間違えようがありません。 -
ローマでは、ホテルプリンセスでの2連泊。
ローマの休日から取ったと思えるロマンチックな名前ですが、JTBのグレードではBクラスの大衆ホテルです。当然、ヘップバーンもプリンセスも現れる可能性は全くありません。
写真は、到着時にホテルで配られた交通の案内図。ホテルの位置が地球の歩き方の地図からはみ出した場所にあるので、最寄りの地下鉄のCORNELIAN駅までの徒歩やバスの情報、レストラン、タバッキオの位置が書き込んであるこれは便利でした。
このプリントは、ホテルに常備している様ですので、配給してくれない添乗員は、新米かダメなやつなので、強く要求しましょう。
なお、このホテルは、ツアー御用達のようなので情報を求めている人も多いと思いますが、4トラでは、プリンセスホテルで登録されています。正しい名前は、写真の様にHotel Princessなのに、アルファベットでも、カタカナでも出てこないので要注意です。
なお、敷地内は掃除の手が入っていますが、周囲はゴミと犬のフンが散乱しています。イタリアのママンの掃除は敷地外へ掃き出すことなのかと感じたほどです。イビス スタイルズ ローマ アウレリア ホテル
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6日目 9月29日
写真は、地下鉄とバスの1日乗り放題券(6ユーロ)
6日目と7日目のローマはフリータイムなので、近所のタバッキオで購入しました。タバッキオは、タバコ・新聞・雑誌・お菓子などを売っている小さな売店です。ホテル直近には、上の地図にあるように、ホテルを左に出て道なりに坂を登ると出る広い通りのVia Aurellaの左の向かいにあります。
なお、Via Aurellaは、徒歩での帰り道のキーワードなので必ず覚えておきましょう。
ローマのフリータイムの説明の前に、ホテルと付近の情報です。
ホテル内の環境については、どこかの部屋で放ったオナラの音が筒抜けで私がしたと連れに誤解された、廊下が浸水していた等、あちこちに書き込まれている評価のとおりでした。しかし、そこそこ広いし、清潔さもヨーロッパなら合格レベルなので、私には評判ほど悪くないと感じられました。
また、ネットでは、地下鉄の駅から徒歩で20分かかることを低く評価しています。しかし、夜と昼と2回歩いて帰りましたが、危なさは全く感じませんでした。この安全性は、自由時間の行動に制約を与えないため、むしろ貴重だと考えます。
更に、広いロビーは、再集合の時、非常に便利でした。個人では先ず絶対に選ばないと思いますが、ツアーでなら当たりと考えるべきでしょう。
なお、クーラーのスイッチは、テレビの後ろのコンセント近くにあります。窓に取り付けるタイプの小うるさいものなので、音が気になる方はあきらめずに探しましょう。 -
写真は、フリータイムで最初に行った真実の口
ローマでのフリータイムの2日間は、このツアーを選んだ要素の一つでもあるので、色々調べて計画を立てました。この計画は、ツアーで一緒になった人から一緒に連れて行って欲しいと言われる位に良くできたと自負するものでした。
そんな時、西さんから、OP(青の洞窟等)に行かない者に対し、フリータイムの時に希望者がいれば市内観光に連れて行くとの案内がありました。プロの企画の方が良いに決まっています。私の計画はあっさり捨てました。ちなみに、このミニツアーの参加者は5名でした。
当日は、タバッキオで切符を買った後、再度道路を渡ってバス停に行き246番に乗りました。混んでいたので本来は降り口の後部ドアから乗り込むと居ましたね、赤ん坊におっぱいを含ませたジプシー女と、これをカバーする少年が。絵に描いたような典型的なスリグループなので、下車の時まで双方を睨みつけて威嚇し続けました。そのためもあってか、無事に下車できました。
なお、真実の口には8時半頃到着しました。ガラ空きで、直ぐに写真を撮れました。また、日曜だったので、ミサの見学をしばらくさせてもらいました。賛美歌は久しぶりに聞きましたが、良いものですね。サンタ マリア イン コスメディン教会(真実の口) 寺院・教会
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次の見学地のコロッセオに行くため、地下鉄の駅へ戻る時に歩いたチルコマッシモです。足下は、白い石が敷き詰めてあります。
前日、この脇をバスで通過した時は夢中で写真を撮ったのですが、まさか紀元前に戦車競争をしたという遺跡の中を歩くことができるとは。感激でした。
なお、コロッセオへはフォロロマーノがあるパラティーのの丘を時計回りに巻いていくつもりで歩き始めました。すると、食料品のサンデーマーケットに出会いました。当然飛び込んで色々買い物しました。それぞれの単価は、この旅行中で最も安かったことを覚えています。道筋については、西さんが地元民に聞いたところ、歩くと相当大廻りになるということなので、冒頭のようにチルコマッシモ駅に戻ることにしました。チルコ マッシモ 史跡・遺跡
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言わずと知れたコロッセオです。
この破損理由は、年月の精だと思っていましたが、サン・ピエトロ大聖堂や宮殿の建材にするために、この石を取っていった結果だそうです。それにしても、2千年以上の歴史を持つ遺跡を壊し続けたイタリア人のセンスは理解できません。
なお、遺跡の破壊が中止になったのは18世紀だそうです。
入場券の購入には、やはり30分ほどかかりました。でも、壁の石積みの様子、すすけた天井のアーチが珍しかったので、そんなに長いとは感じませんでした。
コロッセオ 建造物
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とは言っても、ここは血なまぐさい場所でした。
中央部の壁で仕切られている場所は、命をかけて(命がけではありません)戦わせるための奴隷や猛獣を収容していた地下室だそうです。
以下の写真も、たいていのところに出ていますが、私には珍しかったので、記録のために載せます。 -
座席の間の廊下です。
東京ドームや神宮よりも開けて気持ち良くできています。 -
見物用の座席です。
座席は、煉瓦を積み上げて斜面を作った上に、くさび形の大理石を置いています。これは、どの説明書にもない発見でした。 -
立派な石柱がゴロン
コロッセオは、ローマの象徴とも言える遺跡です。同行者は全員、相当にテンションが上がって2時間以上も中をうろつきました。
結果的に、外で待っていてくれた西さんと落ち合った時は昼過ぎになってしまいました。
そのため、隣のフォロロマーノはパスしてスペイン広場へ行き、昼は、次の見学地のスペイン広場近くのカフェで簡単に済ますことにしました。 -
写真は、ローマ観光で絶対に外せないスペイン広場です。
混んでると聞いていたので、トレビの泉の混み具合を覚悟していたのですが、それほどではありませんでした。
また、ミサンガ売り、スリが多いなども、ガイドブックやネット情報にありますが、私は気付きませんでした。むしろ、大勢いたアジア系といってもネパール付近の北部インド人らしき無害そうな物売りの生活力の旺盛さが印象に残っています。スペイン広場 広場・公園
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簡単なお昼と休憩を兼ねて入ったカフェグレコ。
開業は、現存するローマのカフェで最も古いという1760年ですぞ。スペイン広場の正面から始まるブランド街のコンドッティ通りにあります。
なお、これより古いイタリアのカフェは、1720年に開業したヴェネツィアのカッフェ・フローリアンだそうです。
という店なのに、地球の歩き方には、コンドッティ通りの地図には載っていますが、案内はありません。アンティコ カフェ グレコ カフェ
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写真はアイスコーヒー(CAFFE FREDDO)。
店先での立ち飲みは2ユーロ位とのことですが、席に座った我々のは8ユーロでした。
赤い革張り(ちょっと怪しい)のベンチシート、天板が大理石の重いテーブル、壁にはいくつもの油絵、その隙間は店の古い写真やポスター等々で雰囲気があります。しかも、店員は燕尾服ですぞ。 -
昼飯代わりに食べた、モッツァレラチーズとプロシュートを挟んだサンドウィッチ。10ユーロでした。
おいしかったし、店の雰囲気も良かったのですが、この店の極めつけは、飲み食いではなくトイレです。
真っ白な壁や扉に金色の装飾。金具も金色。入り口にはメイド服を着た綺麗な女の人が、シニョレーレ、シニョーラと順番にに呼び入れてくれます。有料だし並びますが、是非行ってみましょう。
それにしても、このカメラは、少し暗かったり、ストロボを炊くと全くダメですね。店の中を撮してはあるのですが、ピンぼけで全くダメでした。コーヒーもパンもぼけています。ショウモない写真で申し訳ありません。 -
この写真は、西さんがカフェグレコの後に案内してくれた、サルディニア産の食料品を扱う専門店のLa Peonia(ペオニア)の可愛い看板です。
店の場所は、カロッツェ通りです。カフェグレコのちょうど裏側です。
店に置いてあったオリーブオイル、ベーコン・ソーセージ、チーズ、乾燥ボルチーニ茸等の保存食品は土産物屋よりかなり安かったので、いくつか購入しました。家で開けたところ、高級品店だといわれたとおりの品質で、もっと買っておけばよかったと後悔したほどです。
おいしそうなデリもあったので、翌日購入しようと思っていましたが、とんだハプニングでダメになりました。ラ・ぺオニア 専門店
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その中でも一押しが、このカラスミです。
カラスミは、極めて高価な珍味です。イタリアは、日本、台湾と並ぶ有名な産地なので、出発前から心覚えにしていました。但し、国産、台湾産ともに食べた経験がありますが、妙に油焼けしたものばかりで、こんな不味いものが何故に世界的な珍味なんだと思っておりました。
ところが、この店の試食品は実に旨く、目から鱗でした。
価格は大きさで違いますが、19ユーロ前後が中心でした。
そのため、お世話になっている人へのお土産用に10個ほど購入しました。 当然ですが大好評で、魚屋の私の株が急上昇したことは言うまでもありません。
なお、カラスミの話から、西さんの旦那が私と同じジャンルの仕事をしているのが判り、彼女はカミングアウト。その後の壊れ具合が面白かったですよ。 -
写真は、この店のもう一つのお洒落な看板。
日本に帰ってからこの店の情報を調べたところ、JTBが簡単に載せているだけでした。
また、この通りには美味しいチョコレート屋もあると教えてもらいました。確かに、それらしい店でしたし、それなりに美味しくもありましたが、同種のチョコレートをブリュッセルやパリで入手した時ほどの感激はありませんでした。
-
昼を食べて、土産を少々買い込んだ後は、ローマの中心部を横断してサンタンジェロ城までのお散歩です。
写真は、パンテオンに向かう途中のピエトラ広場にあったピノキオの専門店。向かいは時計屋さん。陶器の皿を時計に仕立てたもので、結構お洒落でした。価格は確か30ユーロほど。更に少し先には、紙と封蝋の専門店がありました。こっちには日本人の店員が居ました。
なお、カミングアウトした西さんは、時計屋でも、封蝋屋でも、本気買いをしておりました。 -
パンテオンです。
この時からしばらくの間、カメラの設定用のダイアルが動いてオートからずれてしまい、満足な写真が写せていません。
この現象は、この後しばしば続いたので、この年の12月にレッコしました。パンテオン 建造物
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パンテオンの内部。
周囲の壁は、有名人の棺がいくつも収められています。
ちゃんとした写真が撮れなかったので掲載しませんでしたが、ノッペラボーで真っ黒なキリストかマリアらしき像が最奥部にありました。資料が何処にも無いので全く判りません。
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やはり有名な真円の天井ドーム
ぼけた写真など必要ではないでしょうが、私の心覚えで載せます。 -
ナヴォーナ広場に向かう途中にあった水飲み場。
水飲み場は、散歩の途中でいくつも見ました。飲んでいる人もいましたが、周りのゴミだらけを見ると、潔癖な日本人の1人である私は引いてしまいました。
でも多分、この水飲み場も、トレビの泉も、ナヴォーナ広場の噴水も、水源はローマ時代から続く水道のはずです。各地で見る水道橋や水飲み場を見たら、2千年続く歴史を思い起こしましょう。 -
ナヴォーナ広場に到着です。
写真は、サンタ・アニューゼ・イン・アゴーネ教会と、3つある噴水のうち中央の四大河の噴水です。
地球の歩き方によれば、教会を製作したボッロミーミと、四大河の噴水を製作したベルニーニは仲が悪かったそうなので、それぞれの因縁を調べて見ると、面白そうな話が出てきそうな感じがします。ナヴォーナ広場 広場・公園
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これは、中央部の4大河の噴水です。制作は1650年前後です。
4大河とは、ガンジス、ナイル、ドナウ、ラプラタだそうですが、私が習った4大文明に関連する川は、黄河、チグルスユーフラテス川、インダス川、ナイル川なので違和感が若干あります。
天国と地獄では、ラングドンがこの噴水でハサシンにやっと追いついたものの、殺されかけました。四大河の噴水 史跡・遺跡
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南側にあるムーア人の噴水
この噴水は、中心の彫刻がムーア人とイルカの戦い、周囲の4体がトリトンだそうです。地球の歩き方にはベルルー二作とありますが、1575年にジョコモ・デッラポルタがデザインしたイルカとトリトンに、ベルニーニが1653年にムーア人の像を加えたのだそうです。
トリトンは、足が無く、貝殻らしき笛を吹いているので伝説通りではありますが、ムーア人は、水とは全く無縁のサハラ砂漠に住むイスラム教徒だし、イルカは怪魚にしか見えません。違和感大です。ムーア人の噴水 史跡・遺跡
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これは、北側のネプチューンの噴水
こちらの中心の人物像はタコと戦っています。
人魚が押さえつけているのはザリガニだったか。ネプチューンの噴水 史跡・遺跡
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ネプチューンの噴水で天使が魚を押さえつけている部分です。
これらの像は他の噴水と同様17世紀に造られたのかと思っていたのですが、19世紀のものだということがこの旅行記を書いていて知りました。 -
ナボーナ広場の大道芸人。
イタリアの大道芸人は、じっと固まっているスタイルが多いためか、一輪車に乗って芸をする彼には多くの人が集まっていました。 -
テヴェレ川沿いにサンタンジェロ橋経由でサンタンジェロ城へ行くため北上すると、橋の向こうに最高裁判所が見えてきました。
実に立派な建物です。うわさに聞いていたイタリアの官僚主義の姿を垣間見た感じでした。
警官の、かっこよくはあっても、事大主義過ぎる帽子などもその現れだと思っています。 -
ほら、本当に最高裁判所でしょ
-
テヴェレ川沿いの並木道です。非常に綺麗でした。
何度もローマに来ている西さんも、こんなところを歩くのは初めてだと喜んでいました。 -
川沿いに少し歩くと、サンタンジェロ城が見えてきました。
あまりメジャーでないこの城に行く理由は、ハサシンがヴィットリアを監禁した場所で、天国と地獄のクライマックスの序章になるためだからです。サンタンジェロ城 城・宮殿
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サンタンジェロ橋です。
ハサシンを追ったラングドンは、歩行者専用のこの橋の車止めに邪魔されて、車を放棄せざるを得ませんでした。
歩行者専用の橋の上は、露天商が大勢店を広げています。
また、両側の欄干には、ベルニーニの作の天使の象が付いています。これまで見た彼の作品はサンピエトロ広場、ナヴォーナ広場の噴水です。ただし、このレポを書く際に調べていると、スペイン広場の制作者が、地球の歩きかたでは彼の父、ウイキペディアでは彼となっている違いを見つけました。サンタンジェロ橋 建造物
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橋の上からは、サンピエトロ寺院の正面が見えました。
ふと思ってコンパスを見ると、寺院の正面は東に向いていました。広場からの列柱も東に向いて開けています。そうですね、ベツレヘムはヴァチカンの東です。 -
サンタンジェロ城の入場券売り場の付近です。
左側が外側の城壁、右側が城の建物の壁です。
なお、城とはいっても、2世紀に作られたお墓だそうです。
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サンタンジェロ城の屋上です。
ローマが一望できます。
写真が悪くて載せなかったのですが、ヴィットリオエマニュエル2世記念堂もよく見えました。 -
尖塔の上野天使像
この天使の名前はミカエル。フランスのモンサンミッシェルの上にも同じ像が飾られています。
非常に目立つので、旅行前から気になっていたのですが、よく見ると稚拙でガッカリでした。もっとも、モンサンミッシェルよりは数段マシでしたが -
サンピエトロ寺院とは地下通路で結ばれているという都市伝説があるくらいなので、バチカン方面の景色もgoodです。
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晩ご飯を食べるため、サンタンジェロ城の東側を歩きました。
この城の周囲の赤松は綺麗です。また、こいつの松ぼっくりは驚くほど巨大です。 -
西さんのお薦めのレストラン
場所は、最高裁判所の真裏と地下鉄A線Lepanto駅を結ぶ通りのVia.M.A.Colonnaに面し、レパント駅からは、徒歩15分くらいのVia.Vatadierを越えた右側です。 -
店内は、青の洞窟を模しているのか半地下です。
ヨーロッパなので当然、店の前の歩道にもテーブル席があります。 -
最初に出たプロシュートとモッツァレッラチーズの盛り合わせです。
うまいです。ヨーロッパのハム・ソーセージ、特に生ハム、ベーコン、サラミは大好きです。ですが、日本は旅行者の持ち込みを実質的に禁止しています。本来なら、最良のお土産になるはずなのにできないので、せっせと食べました。
それにしても、ヨーロッパの各国は、畜産物の輸入障壁を問題にしないのでしょうか。味音痴のアングロサクソンの食い物などいくら出回っても有り難くありません。 -
写真は、アサリのパスタです。
この前に焼きボルチーニが出たのですが、本日最後の一皿というオチもあって舞い上がってしまい、写真を取り忘れました。これも感動的に美味しかったです。
この後、ニョッキ、ピザ2種が出ました。これらも美味しかったのですが、ハムとボルチーニの印象が強烈すぎて、あまり覚えていません。
食事の後はレパント駅まで歩いて地下鉄に乗りました。コルネリアの駅を降りてから、コンビニでワイン、八百屋でトマトを買って徒歩でホテルに帰り、本日の同行者が私の部屋に集まってローマの最後の晩餐をしました。
買ったばかりのワイン、真実の口近くのサンデーマーケットで買ったプロシュート、私たちが持ち込んだカップ麺、柿ピー、焼酎等を肴に、日付が変わる頃までおしゃべりしました。 -
イタリア最終日。本日の行程は、ローマ発18時、パリ発23時半なので、この日も午後3時までフリーです(何と嬉しいことか)。
本日は、連れと2人で動きます。最初は、食品系のお土産を入手するためテルミニ駅のスーパーを目指しました。構内と地下をうろつきましたが、らしき店が見つかりません。
でも、乗れなかった右側のユーロスター(ETR500)を見ることができたので良しとします。それと、左側の列車の連結器を見て下さい。長くなるので書きませんが、日本には無いタイプなので貴重なコレクションになりました。テルミニ駅 駅
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次に向かったのは、テルミニ駅の向かいにあるディオクレティアヌスの浴場跡です。
映画テルマエ・ロマエの舞台です。この当時はかなり気に入っていた映画なので、平たい顔族の一員として訪ねるつもりでした。
が、残念。月曜は休館です。そういえば、予定では昨日の日曜日に訪ねるつもりでした。ローマの休日を楽しんでしまったのが誤算でした。
写真は、すぐ近くの共和国広場です。共和国広場 広場・公園
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同じく共和国広場で撮したナイアディの泉です。建物の間にヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂が見えます。
ちょっとガッカリなので、記念堂が見える通りを散歩することにしました。すぐ先の三越を通り過ぎて4、5ブロック歩くと、スーパーがありました。入ってみると、納得できる値段の乾燥ボルチーニ、オリーブオイルなどを購入しました。後で地球の歩き方をみるとデスパという名で出ていました。通りの名前は、Via.Nazionaieです。
次は、スペイン広場でのお買い物です。ナイアディの泉 モニュメント・記念碑
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Spagna駅を降りると、何故か人が多いのです。地上に出ると、土砂降りの雨。ところが何とラッキーでしょう。何故か鞄に折りたたみ傘が入っていました。
何十年ぶりかの相合い傘で、カラスミの買い足し、同じ通りにある西さんお薦めのチョコレート屋、娘達への普段使いの財布などを購入した後、出発前から目に付けていたセルモネータ グローブズに行きました。チョコレート屋では、昨日一緒に動いた仲間に会いました。
写真は男用で、確か75ユーだったと思う(というのも今ホームページを見てみると89ユーとになっているので)。セルモネータ グローブズ (ローマ店) 専門店
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これは連れの女性用で、70ユーロくらい。
時間は12時過ぎ。店で雨宿りをしていたのですが、あきらめてホテルに帰ることにしました。 -
コルネリア駅についても雨はやまないため、駅前のマックでお昼を兼ねて雨宿りする。するといきなり、写真のような大きな雹が降ってきました(あまり判らないでしょうが)。
バスがなかなか来ないため、小降りになったところでホテルまで歩きました。ホテルのラウンジで濡れた靴を乾かしながら、集合時間まで待ちました。このラウンジ、大きいソファーが沢山あって、2時間くらいの休憩なら苦になりませんでした。ひょっとすると、ロビーが、このホテルの最良の場所だったかも知れません。
ということで、今回の旅行はここで強制終了。パリ深夜乗り継ぎの便で帰国しました。
なお、シャルルドゴール空港の売店は、高いし品数も少ないのでガッカリ。数時間の乗り継ぎは、暇で暇で困りました。
以上終わり。
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