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平成26年 注目の姫路城。<br /><br />一、姫路城の保存修理が終わり修理施設の解体が始まる<br />一、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映<br /><br />きっと多くの人が訪れることだろう。<br />しかし、今の姫路城はその後の時代のもの。<br />なれば、大河ドラマ「軍師官兵衛」の時代に思いを馳せながら姫路城を歩いてみよう。<br /><br />

大河ドラマ「軍師官兵衛」ゆかりの舞台ー姫路城ー

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2013/12/25 - 2013/12/25

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26

播太郎

播太郎さん

平成26年 注目の姫路城。

一、姫路城の保存修理が終わり修理施設の解体が始まる
一、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映

きっと多くの人が訪れることだろう。
しかし、今の姫路城はその後の時代のもの。
なれば、大河ドラマ「軍師官兵衛」の時代に思いを馳せながら姫路城を歩いてみよう。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5

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  • この日は素晴らしい晴天。<br />この景色は姫路城南側になる「イーグレひめじ」という商業ビルの屋上だ。<br />夏はビアガーデンにもなるこの屋上。<br />姫路城を眺めながらの一杯は最高だ。<br /><br />

    この日は素晴らしい晴天。
    この景色は姫路城南側になる「イーグレひめじ」という商業ビルの屋上だ。
    夏はビアガーデンにもなるこの屋上。
    姫路城を眺めながらの一杯は最高だ。

    姫路城 (姫路公園) 名所・史跡

  • 姫路城への入口、桜門橋を渡り桜門をくぐると三ノ丸広場にでる。<br />なんと壮観な景色だろうか。<br />この公園へは無料で入れる市民憩いの広場。<br />

    姫路城への入口、桜門橋を渡り桜門をくぐると三ノ丸広場にでる。
    なんと壮観な景色だろうか。
    この公園へは無料で入れる市民憩いの広場。

  • この日は新年を前に門松が設置された日。<br />なかなかめでたい。<br /><br />この階段を上がったところが登城口。<br />そこからが有料。<br />その前に官兵衛ゆかりの石垣を見に行こう。<br />

    イチオシ

    地図を見る

    この日は新年を前に門松が設置された日。
    なかなかめでたい。

    この階段を上がったところが登城口。
    そこからが有料。
    その前に官兵衛ゆかりの石垣を見に行こう。

  • 石垣好きにはたまらない。<br />山里曲輪の二段積みのシノギ積み野面石垣。<br /><br />登城口から右手の方に歩いて行くと一段高いところに上がれる。<br />そこにこの石垣がある。<br />これは黒田官兵衛も築城に携わった秀吉築城の姫路城の石垣だという。<br />

    石垣好きにはたまらない。
    山里曲輪の二段積みのシノギ積み野面石垣。

    登城口から右手の方に歩いて行くと一段高いところに上がれる。
    そこにこの石垣がある。
    これは黒田官兵衛も築城に携わった秀吉築城の姫路城の石垣だという。

  • アップにするとこんな感じ。<br /><br />案内板もあり主にこんなことが書かれている。<br />・十六世紀後半天正期の石垣であり秀吉築城と考えられる<br />・秀吉の城は三重の天守をもつ城郭であった<br />・秀吉が官兵衛に当てた書状には築城を命じたことが書かれている<br /><br />秀吉の三層四階の天守は当時では珍しいもの。<br />信長の安土城に影響を受けたのだろうか・・・<br />瀬戸内海を通る船の上からも天守を見ることができたという。<br />当時の西国諸国で最初の天守を持つ城だったに違いない。<br />さぞかし立派だったのだろう。<br />

    アップにするとこんな感じ。

    案内板もあり主にこんなことが書かれている。
    ・十六世紀後半天正期の石垣であり秀吉築城と考えられる
    ・秀吉の城は三重の天守をもつ城郭であった
    ・秀吉が官兵衛に当てた書状には築城を命じたことが書かれている

    秀吉の三層四階の天守は当時では珍しいもの。
    信長の安土城に影響を受けたのだろうか・・・
    瀬戸内海を通る船の上からも天守を見ることができたという。
    当時の西国諸国で最初の天守を持つ城だったに違いない。
    さぞかし立派だったのだろう。

  • さぁ本丸を目指しましょう。<br />この修理の覆いが取れるのは平成24年夏頃。<br />鉄骨越しにはもう少し早い時期にみられだろう。<br />

    さぁ本丸を目指しましょう。
    この修理の覆いが取れるのは平成24年夏頃。
    鉄骨越しにはもう少し早い時期にみられだろう。

  • 菱の門から中へと攻め込みましょう。

    菱の門から中へと攻め込みましょう。

  • 門をくぐると三国堀がある。<br />道は正面・左右と三方に道が分かれ侵入者を惑わす。<br />不用意に攻め込むと城内の守備兵に三方から挟まれ、この堀に突き落とされる仕組みなのだ。<br /><br />姫路城は本丸の建つ姫山と西の丸のある鷺山の上にある。<br />両方の山の谷間にあたるのがこの三国堀。<br />名前の由来は秀吉の時代の後、関ヶ原の合戦の後に城主となり現在の天守を築城した池田輝政が播磨、淡路、備前の三ヵ国から人夫を集めて築いたからという。<br /><br />秀吉の頃は空堀になっていたようだ。

    門をくぐると三国堀がある。
    道は正面・左右と三方に道が分かれ侵入者を惑わす。
    不用意に攻め込むと城内の守備兵に三方から挟まれ、この堀に突き落とされる仕組みなのだ。

    姫路城は本丸の建つ姫山と西の丸のある鷺山の上にある。
    両方の山の谷間にあたるのがこの三国堀。
    名前の由来は秀吉の時代の後、関ヶ原の合戦の後に城主となり現在の天守を築城した池田輝政が播磨、淡路、備前の三ヵ国から人夫を集めて築いたからという。

    秀吉の頃は空堀になっていたようだ。

    姫路城 (姫路公園) 名所・史跡

  • 三国堀を囲む石垣にV字形の継ぎ目があるのがわかりますか?<br />秀吉時代の掘割りの名残とも云われてるのだ。<br />

    三国堀を囲む石垣にV字形の継ぎ目があるのがわかりますか?
    秀吉時代の掘割りの名残とも云われてるのだ。

  • なかなかいい眺めでしょ。

    なかなかいい眺めでしょ。

  • イチオシ

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  • 二ノ丸から見える石垣。<br />ここも秀吉の頃のもという。<br />

    二ノ丸から見える石垣。
    ここも秀吉の頃のもという。

  • 異なる時代の石垣が混在している。

    異なる時代の石垣が混在している。

  • 扇の勾配を見ながら本丸へと進む。

    扇の勾配を見ながら本丸へと進む。

  • 顔にみえますか?

    顔にみえますか?

  • 保存修理用の搬入出口。

    保存修理用の搬入出口。

  • 修理も終わりに近づいてくると、この工事用の建造物さえ愛しく思える。

    修理も終わりに近づいてくると、この工事用の建造物さえ愛しく思える。

  • 保存修理のための覆いも黒く薄汚れてきました。<br />さて、中を少しお見せしましょう。<br />

    保存修理のための覆いも黒く薄汚れてきました。
    さて、中を少しお見せしましょう。

  • 綺麗になった天守の屋根。<br />

    綺麗になった天守の屋根。

  • 日の光りを浴びて輝く白鷺の姿が待ち遠しい。

    日の光りを浴びて輝く白鷺の姿が待ち遠しい。

  • 修理見学施設「天空の白鷺」平成26年1月15日までの風景。<br />次回天守からの風景を眺められるのは、平成27年3月27日以降になる。<br /><br />ここからも秀吉時代の名残がうかがえる。<br />城の外からまっすぐに伸びる道路の先にあるのはJR姫路駅。<br />城下街はこの道のように碁盤の目に街づくりがされている。<br /><br />ただ、下にある広場は少し左を向いているのがわかるだろうか。<br />これが秀吉築城時の縄張りという。<br />遠くこの正面にあたる煙突の左の山、ここに国府山城(妻鹿城)があった。<br />姫路城を秀吉に譲った後、官兵衛はこの城を居城とするのです。<br />

    修理見学施設「天空の白鷺」平成26年1月15日までの風景。
    次回天守からの風景を眺められるのは、平成27年3月27日以降になる。

    ここからも秀吉時代の名残がうかがえる。
    城の外からまっすぐに伸びる道路の先にあるのはJR姫路駅。
    城下街はこの道のように碁盤の目に街づくりがされている。

    ただ、下にある広場は少し左を向いているのがわかるだろうか。
    これが秀吉築城時の縄張りという。
    遠くこの正面にあたる煙突の左の山、ここに国府山城(妻鹿城)があった。
    姫路城を秀吉に譲った後、官兵衛はこの城を居城とするのです。

  • 姫路城は大天守を三つの小天守が取り囲む連立式望楼型の城郭。<br />写真の奥側に建つ小天守は乾小天守という。<br />秀吉の天守の古材を再利用して建てられたと伝わっている。<br />

    イチオシ

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    姫路城は大天守を三つの小天守が取り囲む連立式望楼型の城郭。
    写真の奥側に建つ小天守は乾小天守という。
    秀吉の天守の古材を再利用して建てられたと伝わっている。

  • この乾小天守の石垣には「姥が石」と呼ばれる石があり秀吉が天守を築くとき、石が集まらないことを聞いたおばあさんが石臼を差し出したという逸話が残っている。<br />半分に割られた石が「姥が石」だ。<br />

    この乾小天守の石垣には「姥が石」と呼ばれる石があり秀吉が天守を築くとき、石が集まらないことを聞いたおばあさんが石臼を差し出したという逸話が残っている。
    半分に割られた石が「姥が石」だ。

  • 砂利と赤土粘土などを米のとぎ汁などで固めた壁。<br />これも秀吉時代の壁で「あぶら壁」と呼ばれている。<br />ここは姫路城の特徴である白漆喰ではありません。

    砂利と赤土粘土などを米のとぎ汁などで固めた壁。
    これも秀吉時代の壁で「あぶら壁」と呼ばれている。
    ここは姫路城の特徴である白漆喰ではありません。

  • 最後に十字紋瓦。<br />「にの門」の破風(はふ)上にある。<br />黒田官兵衛がキリシタンであったことから、官兵衛ゆかりの瓦と云われています。<br />ただし、諸説あって謎のままです。<br /><br />個人的には違う見解なんですけど、その話はまたいずれ。<br /><br />大河ドラマ「軍師官兵衛」の時代にまつわる姫路城の話。<br />姫路城に来られた時には是非ご参考に。

    最後に十字紋瓦。
    「にの門」の破風(はふ)上にある。
    黒田官兵衛がキリシタンであったことから、官兵衛ゆかりの瓦と云われています。
    ただし、諸説あって謎のままです。

    個人的には違う見解なんですけど、その話はまたいずれ。

    大河ドラマ「軍師官兵衛」の時代にまつわる姫路城の話。
    姫路城に来られた時には是非ご参考に。

  • そうそう。<br />ひめじの黒田官兵衛 大河ドラマ館が出来ました。<br />期間は、平成26年1月12日〜平成27年1月10日<br />場所は、姫路城の南側「家老屋敷公園」内<br />こちらも楽しみです。

    そうそう。
    ひめじの黒田官兵衛 大河ドラマ館が出来ました。
    期間は、平成26年1月12日〜平成27年1月10日
    場所は、姫路城の南側「家老屋敷公園」内
    こちらも楽しみです。

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