![週末の夜、バンコク郊外に移転した鉄道夜市(タラート・ナット・ロッファイ)の様子を見に行ってきた。<br /><br />鉄道夜市は、もともとチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットの近くにあったタイ国鉄の鉄道機関区跡地で開催されていた週末限定のナイトマーケットだった。しかし、その地が再開発されることになり郊外のシーナカリンへと今年(2013年)6月に移転したのだ。<br /><br />アンティークやビンテージグッズを売る店が多いことからアンティーク夜市とも言われているが、行ってみると、単なる夜市を超えたバンコクの若者が集う最新の夜遊びスポットだった。<br /><br /><br />■鉄道夜市(タラート・ナット・ロッファイ・シーナカリン)<br /><br />住所:ソイ・シーナカリン51(シーコン・スクエア裏手)<br />営業時間:プラザゾーン 火〜日 17時〜24時<br /> 野外ゾーン 水・金〜日 17時〜24時<br /><br />行き方や地図は旅行記の最後に掲載<br /><br />公式サイト(フェイスブック):<br />Https://www.facebook.com/taradrodfi<br /><br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/84/09/650x_10840946.jpg?updated_at=1401667433)
2013/12/07 - 2013/12/07
3638位(同エリア23097件中)
yazzさん
週末の夜、バンコク郊外に移転した鉄道夜市(タラート・ナット・ロッファイ)の様子を見に行ってきた。
鉄道夜市は、もともとチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットの近くにあったタイ国鉄の鉄道機関区跡地で開催されていた週末限定のナイトマーケットだった。しかし、その地が再開発されることになり郊外のシーナカリンへと今年(2013年)6月に移転したのだ。
アンティークやビンテージグッズを売る店が多いことからアンティーク夜市とも言われているが、行ってみると、単なる夜市を超えたバンコクの若者が集う最新の夜遊びスポットだった。
■鉄道夜市(タラート・ナット・ロッファイ・シーナカリン)
住所:ソイ・シーナカリン51(シーコン・スクエア裏手)
営業時間:プラザゾーン 火〜日 17時〜24時
野外ゾーン 水・金〜日 17時〜24時
行き方や地図は旅行記の最後に掲載
公式サイト(フェイスブック):
Https://www.facebook.com/taradrodfi
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
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土曜日の夜10時過ぎ、オンヌットからのソンテウでシーコン・スクエア前に到着。こんな時間なのにシーナカリン通りは大渋滞。かつてソイ4が若者の遊び場だった頃のラッチャダーピセーク通りを彷彿させる。
既にシーコン・スクエアは閉店時間を過ぎており、明かりは消えていた。この裏に鉄道夜市があるはずと北側から行こうとしたのが間違いだった。北側には入口はなかったのだ。 -
しかたがないので、シーコン・スクエアの裏手の駐車場をぐるっと廻って南下。すると、あった〜!鉄道夜市の看板は、シーコン・スクエアの南にあるソイ・シーナカリン51のパクソイ(ソイの入口)に建っていた。
こちらのソイからでないと鉄道夜市には行けないので注意。 -
看板の先にはベンチが並ぶ小さな広場があり、その先には鉄道夜市へと続く長い通路が延びていた。
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通り側に出てみると、ソイに沿ってアンティーク・ショップなどお洒落なお店が並んでおり、ここも鉄道夜市の一部のようだ。
ソイは鉄道夜市へと向かう車で大渋滞。私のように、こんな遅い時間から出かける人は多いみたいだ。 -
インターステート215なんてアメリカの標識を飾ったバイクショップ
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こちらはガレージ風にバイクを飾ってあるバー
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通路の方は、お洒落な小物類や洋服を売っているショップが並んでいるかと思うと、
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タトゥーのお店があったりして、アンティーク専門ってわけではないようだ。
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長い通路を抜けたところにあった文房具を売る露店。カメラを向けていると・・・
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じゃあ綺麗に撮ってとポーズしてくれたフレンドリーな店員さん。
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そして、こちらがメインゲート。駅舎風な屋根にレトロな書体のタイ文字の看板。イラストはもちろん蒸気機関車ね。
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中はオープンエアーのプラザと呼ばれるエリア。アーケードを挟んで左右にショップが並んでいる。
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アートギャラリー風なかばん屋さん。
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こちらは女性ものの洋服屋さん。ワンピースが100バーツと激安価格。
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こちらにもあったよタトゥー屋さん。
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可愛いいちびっこTシャツ屋
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通路の中央にあったカフェというかお茶屋さん
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こちらは正真正銘アンティークショップ。
こんな感じで、この辺はアジアティークとあまり大差ない感じ。 -
で、アーケードを抜けて裏にまわってみると・・・
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本物の貨車がディスプレーされてたりして、かつての鉄道夜市らしくなってきた。
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まず目についたのが、この百年市場を彷彿させるレトロな「Yesterday Café」。
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懐かしのグッズがいっぱい。
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さらに進むと、オープンエアーのカフェがもう一つ。70年代の雑貨ショップをイメージして作ったそうだ。
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その先には廃墟の倉庫街をイメージした建物が。グラフィティーなどのペイントも施されており、リアル感たっぷり。ここにはまだ店舗が入居していなかった。最近、増設された建物なのかな?
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プラザの前のスペースには、改装したレトロな車で乗り付けて、そのまま店舗にしちゃうというスタイルの露店が並ぶ。
こちらは60年代のアメリカをイメージしたレトロなソーダ屋さん。 -
こちらはビートルのバンで紙製ドラム缶を売っている露店。一缶なんと60バーツと激安。120キロの重さに耐えるという。旅行者でなかったら絶対買ってるよ!
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こちら店主のお兄さん。
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珍しいからか、ひっきりなしにお客さんが来てた。
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こちらは日本ではまず見ることがないワーゲンのLT28キャンピングカー(しかも艶消し黒塗装)で家具を売る露店。
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商品よりもゾンビ人形が目立ってた。
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こちらアンティークというよりただの中古の照明器具を売る露店。ワゴンもおんぼろのライトエースで、売ってる商品とグッド・マッチだったりして。こんなのがあるのもフリマのよいところ。
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キャンドル立てを中心としたブラス製品の露店
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仮面ライダー、タイでも人気だからなあ。
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メタリック塗装のアメ車でヒップホップ系Tシャツを売る若者達
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テレビ、カメラはいいんだけど、その前に並んでるショートパンツと靴が以外な組み合わせ。お子さんの?それとも質屋さんの出店?
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こんな風に何でもアリな自由な雰囲気がフリマエリアの魅力。
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そしてプラザとは別に敷地の奥の方にレトロなれんが造りの建物がたくさん建っていた。
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このエリアに注目。建物の雰囲気もレトロ風だが売ってるものもバリバリのアンティークやヴィンテージなのだ。
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スロットマシンから仏像まで何でもあり。
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セイコーの看板が目立つレトロな時計を中心に扱っているお店。
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60年代、70年代のアメリカン・グッズを扱うお店
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これらの建物、見た目は古っぽく出来ているが・・・
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最近建てられたものらしく、まだ店が入居してないところもあちこちに。
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これぞバリバリのレトロ・グッズ店
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レトロなチャリが雰囲気を醸し出している骨董屋。
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中にはこんな、一瞬、中国ですか?って思ってしまうお店が・・・
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近くで見ると、日本グッズ専門店だった。失礼。オーナーいわく、すべて日本へ行って直接仕入れて来たのだとか。でも華人だから飾り付けが中華風なんだなあ・・・
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そして、ここからはもうディスプレーが博物館級。
こちらアンティークな病院グッズを売るお店。受付のマネキンまでヴィンテージ級。 -
う〜ん、ベン・ケーシーの世界だね。
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こちらは、かつてのガソリンスタンドをモチーフとしたお店。
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本物の給油機も展示即売中。
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ここからヴィンテージ・カー大集合。
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レトロ加工したガレージに綺麗に並んでる歴代のシボレー・インパラ・コンバーチブル・コレクション。左から1968年型、1963年型、1959年型。
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1963年型 インパラ コンバーチブル
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レトロな給油機も雰囲気出してるね。
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1959年型 インパラ コンバーチブル
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そして、ここからがたぶんほんとの博物館。店員がおらず、自由に見ることができるようになっていたので・・・さきほどの車のコレクションもかな?
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バイクの王様ハーレーのコレクション
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よく見ると天井にも自転車が吊してある凝った内装
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渋いジュークボックス、スポーティーな自転車、真っ赤なコカコーラの販売機とがよくマッチしている。
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機械工房を感じさせる部屋
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エルビス人形だけ似てないので違和感が・・・
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ブリキの看板コレクション
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ドイツのハインケル航空機が製造したスクーターのロールスロイスこと「ツーリスト」
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多数のレトロ・グッズの展示も素晴らしいが、何もなかった更地にレンガ造りの建物を一から建てて、わざわざレトロ感たっぷりの加工を施してここまで仕上げた、その努力に脱帽。
川崎のゲームセンター「ウェアハウス」の廃墟加工に勝るとも劣らない素晴らしさだ。 -
続いて、夜市の中心部にある露天商エリアへ。
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このエリアは、よくショッピングモールの駐車場でやってる夜市の規模を大きくしたという感じ。
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売っている品も他の夜市と同様でバラエティーに富んでいる。郊外で賃料が安いからなのか値段も都心に比べて安い。
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観光客向けの土産物を売ってる店はなかったが、流行に敏感な若者向けのアクセサリーやグッズが安く買えるので、そういう物をお土産にしてもいいのではないかな。
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夜市といえば食べ物も充実。
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すっかり定着した、たこ焼きや焼きそばなど日本食の屋台も多かった。
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車でやってくる雰囲気の良い食べ物屋台も多い。
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こちらは旧鉄道夜市で創業して人気化、2年足らずで5店舗のチェーン展開に至ったバミー・ジョムパラン。
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業界10年の修行で極めた自家製麺と力を授ける極秘のエキスがポイントで食べればパワー炸裂のバミーは他ではない味わいの極ウマ級!
こちらはバミー・ヘーン。一杯50バーツ也。 -
新天地でキャパもぐっと拡大したが、それでも行列のできる人気ぶりだった。
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美味しい食べ物も鉄道夜市の魅力の一つだが、何と言っても他の夜市と違うのは・・・
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お洒落で雰囲気の良いバーやパブなどお酒が飲める場所があること!
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アメ車の屋根に小さなミラーボールを置いてクラブミュージックをかけている手軽に飲める屋外バー。
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こちらは柱に七色の電球を括り付けて雰囲気造り。
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バンの中はDJブースになっている、こちらのバー。軽快なトランス・サウンドが屋外に響いて心地よい。
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座席はドラム缶を改造したものだがお洒落。
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こちらはロンドンの地下鉄をモチーフとしたバー。
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大きなスピーカーからクラブミュージックが炸裂。
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こちらビートルの車体をバーに改造しちゃった強者のバー。
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この車、かなり目立ってた。
こんな感じで屋外の即席バーも気持ちよさそうで良いのだが・・・ -
場内に本格的なパブが集合したエリアもあるのだ。
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レトロなハコに、軽快なライブバンドの演奏、そして仲間と楽しく飲む。そんなパブが集まれば、そう、かつてのラッチャダー・ソイ4そのもの。
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既に午前様だが、まだ閉店する気配はない。
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ライブ演奏で盛り上がっているパブ。
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そうかあ、今、バンコクの若者はここで夜遊びしていたのか。ラッチャダー・ソイ4が寂れてから、新たな夜遊びスポットができたという話を久しく聞かなかったが、ここは久々のヒットとなりそうだ(既になってるってか?)。
お洒落グッズが揃うプラザ、安くてバラエティーに富んだ品が揃う露店エリア、アンティークのフリーマーケット、レトロ感たっぷりの博物館エリア、有名店も出店している食事エリア、そして仲間と楽しく飲めるバーやパブ。
これら若者に不可欠な要素が集結し、相乗効果を上げている。しかも、敷地が広大なだけに窮屈感がなく、適度なオープンスペースが心地よい。
郊外に移転と聞いた時は、スアンルム・ナイトバザールの二の舞にならないかと案じたが、そんな心配は無用だったようだ。観光客と違って地元の若者は、おもしろいと感じれば、遠くても足を運ぶのだ。
深夜の足だって、ちゃんとロットゥーが出口で待機してくれているので大丈夫。35バーツで戦勝記念塔まで送ってくれるから酔っぱらっても安心だ。
いやあ、久々にワクワクしたよ。RCAやラッチャダー・ソイ4で遊んでいた頃の懐かしい想い出が蘇ってきた。当時の遊び仲間は今どうしているだろうか?久々に連絡してみようかなと妙に感傷にふけながらロットゥーで帰路に就いたのだった。 -
【行き方編】
鉄道夜市はバンコクの東側、中心部より約17キロの位置にある。
公共交通機関を使って行くには、
1.戦勝記念塔からロットゥーに乗る
2.BTSでオンヌット駅まで行って、オンヌット通りからソンテウに乗る
3.BTSでエカマイ駅まで行って、133番の路線バスに乗る
4.MRTでプララーム9駅まで行って、206番の路線バスに乗る
という主に4つの行き方がある。
3と4は、バスに乗っている時間がかなり長くなるので、時間に相当余裕のある人以外はお勧めしない。シーナカリン通りは夜でも通勤時と同じくらい渋滞が醜いということを覚悟しておこう。
1のロットゥーが時間的には35〜45分と一番早いが、時間帯によって本数が少ないとの評判だ。
2のBTSとソンテウの組み合わせが本数的には一番頻繁に来るので安定している。ソンテウに乗れば渋滞が酷くても約1時間でシーコン・スクエアへ到着する。 -
【戦勝記念塔からロットゥーで行く場合】
シーコン・スクエア行きのロットゥーは戦勝記念塔の北東から出ている。168番(ここが始発)のバス停の近くに停車する。
このロットゥーはラーマ9世通りの高架道路(無料)を使ってシーナカリン通りまで行く急行なので早い。
運賃は35バーツ。 -
【BTSオンヌット駅まで出てソンテウに乗る場合】
BTSオンヌット駅から北へ300メートル程歩いて右折し、オンヌット通り(スクンビット77)へ入る、250メートル行くと右手にビッグCエクストラ・オンヌット店がある。その向かい側からシーコン・スクエア行きのソンテウが出ている。
各方面行きのソンテウがここから出発するので、必ずシーコン・スクエア行きかどうか確認すること。案内人のおじさんが「シーコン!」と叫んで客引きしてるので、以外とわかりやすい。
運賃は7バーツ。 -
【鉄道夜市周辺案内図】
・鉄道夜市は、シーコン・スクエアの裏手にある。夜市の入口はシーコン・スクエアの南側にあるソイ・シーナカリン51。ここからしか行けないので北側から行こうとしないように(私は北側から行こうとして失敗した)。
・路線バスで来た場合、シーコン・スクエアの一つ先のバス停で降りるのが一番近い。なお、バス停には537番(戦勝記念塔=バーンプリー公団住宅)が停車する表示があるが、このバスは既に廃止されている。
・帰りのロットゥー乗り場は、通常時間帯はシーコン・スクエアの向かいセブンイレブンの前。深夜は、夜市の入口が乗り場となるのでラク。おじさんが「アヌサワリー(戦勝記念塔のこと)!」と叫んでる。運賃は深夜でも35バーツ。ロットゥーに乗り込む時に現金で支払う。 -
【お助けカードその1】
行きにシーコン・スクエアへ行くか確認する時に使うカード -
【お助けカードその2】
帰りにオンヌット行きのソンテウに乗るとき使うカード -
【お助けカードその3】
帰りにロットゥーに乗るとき使うカード -
【お助けカードその4】
タクシーで行く場合はこのカード
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この旅行記へのコメント (2)
-
- nakamasananiwaさん 2013/12/19 05:21:20
- ~♪
- 感嘆致しましたです!
凄いx2
- yazzさん からの返信 2013/12/20 08:19:57
- RE: ~♪
- nakamasananiwaさん、おはようございます。
ぜひ、鉄道夜市行ってみてください。仲間と一緒に出かけて、いろいろ見た後でライブ聞きながらお酒を飲めば、絶対楽しい夜になりますよ♪
では、今後ともよろしくお願いします。
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