キハ30に会いたい　～久留里線とおまけの小湊鉄道2010～

2010/05/03 - 2010/05/03

近頃、気動車（いわゆるディーゼルカー）の車両引退の話をよく聞きます。あ、そうだ。千葉にも引退がささやかれている気動車がいたっけ。会いに行かねば。それが旧国鉄キハ30形なのでした。

エリア 木更津(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: バイク

今回もいきなり現地の写真になります。これはＪＲ久留里線の終点、上総亀山駅です。さびしい駅です。

駅の改札口にも人はおりません。昔はいたのでしょうけど。

これは到着した列車の客が乗車券を入れる箱です。キレイな箱と田舎のわびしさがミスマッチしてます。

そして、そのさびしい駅のホームに「それ」はいました。キハ30形気動車です。国鉄時代から非電化路線で活躍していた車両です。

「キャインキャインキャイン」と、ディーゼルエンジン独特の音を響かせています。なんと美しい音色でしょうか。

キハ30形の最大の特徴はこれ。外吊扉になっているんです。普通は車両の内側の戸袋に扉が収まるのですが、この形式は外にドアを吊った形になっています。

時間となり、キハ30形の列車は出発してしまいました。ここは終点駅なので、線路の終端へ行ってみました。

ここより先には行きようがないことを示す場所。あたりを静寂が支配します。

これだけで帰るのももったいないので、近くを走る小湊鉄道の上総牛久駅へやってきました。

この鉄道は、JR内房線の五井から上総中野までを結ぶローカル非電化私鉄で、間には養老渓谷などの観光地もあります。終点の上総中野では、いすみ鉄道（旧国鉄木原線）と連絡しているので、外房側の大原まで出ることができます。

小湊鉄道の主力は、このキハ200形です。こちらも負けず劣らずローカルな感じ。元気に排気音をあげています。

この風体のため、よくローカルな場面が必要なドラマなどで使われているそうです。

上総牛久の駅前。同じ会社のバスが列車の到着を待ちます。

いつまでもこの風景を残すために、がんばってもらいたいものです。