再訪したい街Ｎo.１@ウブド ＜海外女一人旅第２弾＞

2013/03/18 - 2013/03/28

　１０泊もしたウブドは今でも一番好きな街で、大好きな宿がある場所です。クタから避難してきた当初は意気消沈してて、「クタより涼しくて客引きがしつこくないなぁ」程度にしか感じていなかったのですが、その後居心地が良くなって沈没してしまいました。祭日を体験してみたかったのもありますが、何より出会えた人達が素晴らしすぎて離れたくなかったのが理由です。立ち去るときにこっそり泣いてしまう程。もちろん東南アジアらしいトラブルも起こりうるので完全にのんびりできる訳ではありませんが、私はひたすら寺院を見て回り、食べまくり、眠ってばかりいました。１ヶ月半の旅が終わって４kgも太ったのはたぶんこのときが原因だったんだなと思います。私はどんどん新しい街を見て行きたいタイプですが、それでもまた絶対に再訪したい地です。次は自分でバイクを運転してまわりたいです。

3/18　13:00 クタからウブド着
〜　　　市内観光
3/21
3/22　バトゥール山サンライズトレッキングツアー参加
　　　　市内観光
3/23　スマラプラ、ブサキ寺院、バンリ観光ツアー参加
3/24　ブドゥグル観光
〜　　　市内観光
3/25
3/26　タンパシリン、タバナン観光
3/27　ガルンガン祭り
3/28　9:00 クタへ
　　　16:00 スラバヤ・ジュアンダ空港へ

エリア バリ島(インドネシア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 自転車 徒歩 バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

＜宿＞
"KABERA Bungalow"
・トリプル(ダブル+シングル)１泊約９００円
・wi-fiあり(部屋内では弱い)
・ファンつき
・ホットシャワー・トイレ・バスタブ・洗面所つき
・朝食つき(ジャッフル、トースト、クレープのうちから１つとフルーツ)
・洗濯物干し場あり
・ベランダつき

クタで出会った日本の方に勧められました。１つのバンガローを一人で使えて贅沢な気持ちになれました。家族経営で、みんな温かくて子供たちも懐っこくてかわいかったです。時々お昼をごちそうになったり、お寺に連れて行ってくれたりもして本当にお世話になりました。絶対また泊まりに行きます。

天井にヤモリがいてベッドがよく糞だらけになったり、ゴキブリが出たり(ちゃんと駆除しました)、ライステラスが隣なだけあっていろいろとありましたが大好きな宿です。

朝食のジャッフル。

私が滞在中にもらわれてきた子犬の兄弟。「日本語で黒と茶は何て言うの？」と聞かれ、”クロ”、”チャチャ”と命名してくれました。

＜移動手段＞
クタからミニバスで到着。

市内の移動→レンタサイクル、現地人のバイク、ツアーカー
長距離移動(バトゥール山、ブサキ寺院、スマラプラ、バンリ)→ツアーカー
　　　　　　　(ブドゥグル、タンパシリン)→レンタバイク
　　　　　　　(タバナン)→現地人の車
　　　　　　　(クタ)→ミニバス

レンタバイクはトレッキングツアーで仲良くなったアメリカ人女性と同じ宿のカナダ人男性と２回ドライブしました。私は運転できないのでカナダ人の後部座席に乗せてもらいました。１日１台５００円程度です。現地人とは宿のオーナーさん方のことです。

＜おすすめプラン＞
第１３位、ウブド市場で値切りまくる
腕を引っ張ってくるほど客引きがしつこいですが、かわいいバリ雑貨がたくさん売られています。私は２０００円くらい値切れたりしたので、頑張ればお目当ての物が安く買えます。

少し奥へ入るとゴミ山が。

第１２位、クヘン寺院
バンリという町にあります。ツアーで訪れました。入り口が豪華で中には巨木があり、見応えのある寺院でしたが、観光客はほとんどいなかったです。

中国陶器が埋め込まれている珍しい寺院。

道中にはちょっと笑ってしまうおかしなモニュメントがところどころに。

第１１位、タナロット寺院の夕日
祭日の前日でベモ(ミニバス)も出ないし交通手段がなくて困っていたら、宿のオーナーさんが連れて行ってくれました。観光客が多くて良い写真を撮るのに必死になってしまいましたが、有名になるだけある素晴らしい景色でした。

寺院のある岩山のふもとが洞窟になっていて、たくさんの人が参拝していました。

第１０位、レンタサイクリング
ウブド王宮の近くで自転車を借りて、ARMAミュージアム→ゴア・ガジャ→考古学博物館→クボ・エダン寺院→プナタラン・サシ寺院→ペジェン市場とまわりました。『地球の歩き方』に載っている場所中心にまわりましたが、ARMAとゴア・ガジャだけで十分かなと思います。

ARMAはドリンクサービスがあります。

ゴア・ガジャの象の洞窟。

帰り道は素朴な村々の風景が見られます。ただ車しか通らないような急斜面の道もあって転んでしまったりする程ハードでした。

第９位、ブラタン湖
カナダ人とアメリカ人とバイクで行きました。高地にあるため天気が変わりやすく残念ながら晴れませんでしたが、バイクの旅を楽しめました。本当は晴れだったら湖でボートに乗りたかったです。ちなみにこの寺院はウルン・ダヌ・ブラタン寺院といってインドネシアルピアのお札にも描かれています。

近くのチャンディクニンの市場。イチゴなど様々なフルーツが買えます。

第８位、ブランコ美術館
館内は写真が撮れなかったのですが、描かれているのはバリで額縁や館内は豪華絢爛なヨーロッパ風といった感じで２つの文化が上手く組み合わさっていました。クラシック音楽が流れていて、しかも私一人しかいなくて贅沢な気持ちになれました。ドリンクサービスがあります。

第７位、バリマッサージを受ける
トレッキングから帰ってきた後、アメリカ人女性に誘われてカナダ人男性も一緒にマッサージを受けに行きました。この日に彼ら２人と仲良くなってその後も毎日のように一緒に行動することになったのです。私は９００円のフェイスマッサージを受けました。

第６位、テガラランの棚田
こちらもカナダ人とアメリカ人とバイクで行きました。スラウェシ島とはまた一味違う棚田で、緑がぎっしりと詰まっている感じで綺麗でした。

棚田が目の前の特等席。私達は３人だったので別の席に座りましたが、もちろん何かオーダーしないと席に着けません。観光地価格のドリンクを飲みました。

第５位、バトゥール山サンライズトレッキング
宿で手配してもらってツアーに参加しました。同じ宿のカナダ人も参加したので少し割り引きしてもらえました。当日は朝の２時に待ち合わせだったのにガイドが宿に１時間遅れて来たので、急いで登るはめになりました。ちゃんと朝日は見れましたが。でもそもそも私も寝坊してしまっていて遅れてきたガイドに起こしてもらいました。カナダ人はガイドどころか私も待ち合わせに来ないから、冷や冷やしたそうです。

活火山ですし危険のおそれもあるのでガイドがいないと登れないようです。火山の風景は少し異星に来たようでした。

第４位、お祭りでバリ文化を体験
この日、２０１３年３月２７日はガルンガンという祭日でした。バリは滞在中に祭日に当たる可能性が高確率な場所なので、滞在を延ばしてでもお祭りを体験してみたかったのです。実際には街中で子供たちが獅子舞みたいなことをやっているくらいで、特に変わったことはありませんでした。お店が閉まってしまったり、交通手段が限られてしまったりしたのは不便でした。

ガルンガンの前日、ペンショールという竹の飾りを一生懸命作っています。１週間以上前から宿の前で男の子たちが祭りの準備をしていて、しっかり伝統文化が受け継がれていてすごいなと思いました。お年寄りだけではなく若者もとても信仰深くて毎日神様にお供え物をしていたりなど、１日の中で信仰のために使う時間が大きく占められているのは私達先進国の人間からしたら考えられないことだと思います。

祭日には現地の方はみんな正装するのでそこも見所だと思います。私も服を貸してもらって近所の寺院のお参りに付き合わせてもらいました。

夜に宿のオーナーさんがバイクで連れてきてくれました。熱心にお祈りしている姿に圧倒されました。

第３位、タンパシリンで・・・

"沐浴"
いつものメンバー、カナダ人とアメリカ人とバイクでグヌン・カウィ・スバトゥ寺院に行った時です。私とアメリカ人女性で沐浴らしき場所に入ってお祈りのポーズまでして写真を撮ったのですが、そこはただのマンディ(公衆浴場)だったらしいです。男女別に分かれていて、現地の女の子が体を洗っていたりして少しおかしいなとは感じていたのですが。正式な沐浴場は別な場所にあったらしいです。

第２位、バリダンス鑑賞
値段はそこそこしますがかなりの頻度で見に行っていました。ガムラン音楽も好きですし、華やかな衣装や踊りが素敵です。
これはガルンガンの日に無料で観られたニューハーフのレゴンダンスです。

リッタ・デウィというグループのダンス。前一列しか席が埋まらないほど観客が少なくて、真近で観られたのでラッキーでした。リッタ・デウィさんは国際的に有名な方らしくダンスも素晴らしかったのですが、ウブド王宮のように分かりやすい場所で行われていないので観客が少ないようです。入場料は７５０円。

第１位、ブサキ寺院
バリのMother Templeだけあって素晴らしかったです。背後には山がそびえて神聖な雰囲気を存分に味わえました。それに高地にあるので風が気持ちよかったです。１日ツアーで行ったのですが、とにかく見学１時間では足りなかったです。ヒンドゥー教３大神シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマーをそれぞれ祀った寺院もあるのですが、見切れなかったです。こちらも趣のある寺院でした。

＜ちょっとがっかりスポット＞
第２位、タマン・アユン寺院
「バリ州の文化的景観」として登録されている世界遺産のうちの１つがこの寺院。ただ観光客に人気のわりには特に他の寺院と比べて目立つようなところはありませんでした。

第１位、グヌン・ルバ寺院
ウブド発祥地に建てられたといわれている寺院なのですが改築中でした。完成したら見に行きたいです。

＜食事＞
ミーゴレン
お世話になった"fair future foundation"というクリニックのスイス人のお医者さんが経営している、クリニックの上の階のレストランへお礼に食べに行きました。

ツリーハウスのような雰囲気が素敵でした。ケチャダンスが行われるダラム・タマン・カジャ寺院と同じ通りにあります。

ミーバッソ
肉団子が入った麺。ブラタン湖へ行く途中のお店で食べました。このお店は本当に英語が通じなくて大変でした。肉や魚などにこだわりがある方はインドネシア語で名称を覚えて行った方がいいと思います。私は特に気にしないですが、一緒にいたカナダ人が魚アレルギーだったので、”イカン”(=魚)を覚えててよかったです。ちなみに豚は”バビ”、牛は”サピ”、鶏は”アヤム”、山羊は”カンビン”です。

アヤム・ベトゥトゥ
鶏肉の煮込み。辛めの味つけですがやっぱりバリのご飯はおいしいです。『地球の歩き方』に載っていた、アヤム・ベトゥトゥ専門店"Warung Ibu Sanur"がウブド市場から移店して宿のすぐ近くになっていました。

サテ・カンビン
山羊肉のサテは珍しいなと思って、『地球の歩き方』に載っていた"Warung Madura"まで行きました。肉が入ったスープもセットで４００円くらいでかなり満足でした。

サテ・リリッ
つくね状にしたバリのサテ。お昼に宿で作ってくれました。

宿のみんなでサテ作りをしているところです。

バビグリン
バリ料理の子豚の丸焼き。見た目はあまりおいしそうに見えないですが、パリパリの皮や柔らかい肉がとてもおいしいです。

ペジェン市場で。観光客は全くいなくて地元の人達が食べに来ていました。

バビグリン
こちらは『地球の歩き方』に載っている有名店"Ibu Oka"で食べたものです。人気なだけあってとてもおいしかったです。

ウブド王宮近くの本店の方は満員で２号店みたいなところに案内されました。豚のデザインが施されていました。

ガドガド
ピーナツソースがかかった野菜サラダ。宿に最寄りのワルン２軒のうちの１軒、"Warung Pulu Sari"で食べました。

チャプチャイ
中華風野菜炒め。宿に最寄りのワルン２軒のうちのもう１軒、"Warung ARIMAS"で食べました。こちらのワルンの方がお客さんが多かったのですが、料理が出てくるのがとても遅くてもう片方のワルンばかりに行っていました。

ラワール・サユール
ココナツフレークなどを入れたバリの野菜サラダ。

アボカドジュース
まろやかでおいしくてハマりました。サッカー場近くの"WARUNG AYUK"で。

ブブール・アヤム
鶏肉が入ったおかゆです。安かったし普通は朝食に食べるそうなので仕様がないですが、とても小さくてびっくりしました。

『地球の歩き方』で紹介されていた"Biah Biah"で。雰囲気のあるレストランでカナダ人もかなり満足してくれました。

ブブール・インジン
黒米のおかゆ。好き嫌いが分かれる味だと思います。私はあまり好きではないです。やっぱり暑いバリでは冷たいデザートの方がいいです。

エス・チェンドル
インドネシア版かき氷。フルーツやパン、ゼリーなどにコンデンスミルクをかけたものです。ウブド滞在中に６回は食べましたが、ダラム・タマン・カジャ寺院の近くで食べたものが一番おいしかったです。

ジェラート
ウブド内に数店舗あり『地球の歩き方』にも載っている、"Gelato Secrets"というジェラート屋によく通っていました。南国ならではの味も楽しめるのでおすすめです。私は特にピスタチオが好きです。２スクープで約２５０円。暑いのでジェラート屋はよくありますが、どこも値段は同じくらいです。

(左上から)
オンデ・オンデ…ごま団子
クエ・ラピス…日本のういろうと似ています
クレポン…ヤシ砂糖をまぶした団子でバリのお菓子
ダダール・グルン…バリのクレープ
ジャックフルーツ
バンタル…ちまきのような餅菓子
スマラプラの市場で安かったので試しにたくさん購入しました。ジャックフルーツ以外はおいしかったです。

コピ
ツアーなどに参加すれば必ずと言っていいほどコーヒー農場に行きます。何種類ものコーヒーを試飲できて何だかんだ楽しめます。わたしはココナツコーヒーが好きでした。

＜お土産＞
ガムランボールネックレス
２５００円から５００円に値引きました。シルバー製で重みがあり音も鳴ってかわいいです。ウブド市場で購入。

コースター
家族用に。カラフルで艶感が好きです。こちらもウブド市場で１５００円くらい値引きました。値引きのコツとしては、まず言われた値段を１ケタ少なく勘違いしたりすることです。インドネシアルピアはケタが大きいので。あとはひたすら電卓で無言のやりとり。もともと値札というものはなく、交渉によってお互いが納得のいく値段を決めるという考えがバリらしいので、人によって価値観は違うので値段も人によって違うのは当然です。そう考えると、「だまされた」とか思わなくてすむので気が楽です。

ストール
こちらは寺院などに入るときに必要なサロン用にしていました。色が鮮やかすぎて普段はなかなか使えないです。これもウブド市場で購入。

＜トラブル＞
「謎のブツブツ」
ウブドに着いた日に自分のバンガロー前のベンチで休んでいたら、腕に赤いブツブツができていました。周りは「bed bugじゃないか」と言ってきましたが、それはまだ部屋に入る前でその後特に悪化しませんでした。だから部屋に問題があるわけではなく、隣のライステラスから来た何かに刺されてアレルギー反応が起きたのではないかということになりました。宿のスタッフが薬をくれたり、自分でも薬を買ってみたりしたのですが、全く治りませんでした。そうして５日ほど経った後、心配してくれたカナダ人が"fair future foundation"というNGOがやっている無料のクリニックに連れて行ってくれました。スイス人のお医者さんも原因が分からないようでしたが、アレルギー用の塗り薬と飲み薬をくれました。そしたらすぐに赤みが引いてきて２日ほどで治りました。本当に病院のありがたさを実感しました。受診は無料ですが、寄付として５００円ほど募金しました。