晩秋のフランスへ　その２

2013/11/22 - 2013/11/26

昼食を食べお腹が満たされた私たちは、お店から徒歩で国鉄モンパルナス駅へ向かいました。
目的地はシャルトル。パリから電車で1時間ほどで行けるということなので、半日の日程で出かけてきました。

エリア フランス

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ANA

10数分でモンパルナス駅に到着。表示板をみると私たちが乗る予定の電車はすでにホームに停車しているようですが、どれも同じような電車で焦る私たち。切符購入にも人の10倍くらい時間がかかるので焦りは最高潮に！

どうやらこの電車で間違いないらしい。2階建て構造の車内がめ珍しくてキョロキョロ。せっかくなので2階部分の座席に座りました。
ほどなく発車。間に合ってよかった。

途中で停車した小さな駅の駅前。

この辺りは穀倉地帯らしいです。延々と畑が続き、たまに小さな街並みが見えます。ちょっとパリから離れただけでこんな風景になるなんて驚きです。
私が座っていたのは進行方向左側でしたが、シャルトル駅到着間際の車窓から大聖堂の塔が見えました。子供のようにはしゃいでしまい写真撮影を忘れて後悔…。

モンパルナス駅から約1時間でシャルトル駅に到着。

しばらく歩いていると大聖堂の建物が見えてきました。

正面に到着。感激もひとしおです。
このシャルトル大聖堂はユネスコの世界遺産に指定されています。
右側が12世紀建立のロマネスク様式の塔で左側は16世紀ゴシック様式の塔です。

入口の彫刻。
中に入ると思いのほか暗い。そしてステンドグラスから荘厳な光が差し込んできます。シャルトルブルーと言われる深い青色に包まれた空間でした。
ステンドグラスは教会巡りの楽しみのひとつでもあるのですが、ここのステンドグラスは色彩、デザイン共にため息が出るほど美しかったです。撮影禁止のポスターが出ていたのでカメラはバッグに仕舞ったまま、心に焼き付けて外に出ました。

中に入るときは曇っていてグレーだった空が、出てきたときにはすっかり青く晴れ渡っていました。だから内部のステンドグラスも一層美しく見えたのでしょうか。
4日間のフランス滞在中に見た唯一の青空です。

このシャルトル大聖堂はパリのノートルダム大聖堂と同じく、聖母マリアを祀っていて、現在も聖母への巡礼者が絶えないそうです。これは巡礼者のための道しるべ。日本だとお遍路さんみたいなものでしょうか。

大聖堂の北側から建物にそって歩きます。

外側はこんなふうになってるんだね。

天辺にいるのは誰？

大聖堂の裏手。ここからシャルトルの街の散策コースが始まります。

大聖堂は小高い丘の上に建っているので、裏手からシャルトルの街並みが見渡せます。

石段を降りるとシャルトルを流れるウール川に出ます。

歴史を感じさせる木組みの家。

川沿いはちょうどいいお散歩コースです。

綺麗に紅葉した木々。

静かに時間が流れます。

こちらも見事な木組みの家。

内部は螺旋階段になっているのでしょうか？

分かれ道に建つ木組みの家。これら木組みの家は16世紀ころのものもあるそうです。地震や台風が無い国ならではです。

地元の商店街に差し掛かりました。
秋はジビエの季節です。でも丸ごと束ねて店先に吊るすのはちょっと…。

歩き疲れたのでカフェで休憩。寒いので外はガラガラ。
冷えた体をショコラ・ショーで温めました。

そろそろシャルトルともお別れです。駅に向かう途中にクリスマスマーケットが出ていました。

街路樹にはイルミネーションが。あと1時間もすればイルミネーションが映えると思うのですが、その時間まで滞在は無理なので後ろ髪をひかれながら駅へ向かいました。

シャルトル駅ホーム。パリへ戻る人たちが集まり始めています。

ホームの端から大聖堂が見えました。最後にもう一度記念撮影。

シャルトルはパリと違って時間がゆったり流れているような気がしました。次回は４〜９月の大聖堂のライトアップを見たりピカシエットの家へいったり、今日は足早に通り過ぎたところをゆっくり時間をかけて回りたいです。
次回はいつになるやらわかりませんが、再訪を誓ってシャルトルを後にしました。