2013/11/29 - 2013/11/29
219位(同エリア607件中)
櫻さん
前回の小江戸川越めぐり以来、すっかり街歩きの楽しさに目覚めてしまいました。
「またウロウロ歩き回りた〜い」と探した結果、街歩き第二弾に選んだ場所は、数年前より何やら脚光を浴びだした『谷根千』こと、東京下町『谷中・根津・千駄木』エリア。
仕事帰りの友達と上野で夕食の約束をしていた日があったので、その日が休みだった私は、ならば日中『谷根千さんぽ』にゴッゴッゴー!
移り行く季節と古き良き下町の風景を堪能して参りました。
- 旅行の満足度
- 4.0
-
まずは根津エリアからスタート。
こちらは根津駅近くの住宅街の中にある、一見なんの変哲もない階段。
しかし、通称『おばけ階段』と呼ばれています。
昇りと下りで段数が一段異なるから。
手すりの右側を下ったら40段。
左側を昇ったら39段でした。
種明かしは色々なサイトに出ています。
「おばけ階段」でクリック。 -
『おばけ階段』近くの『根津教会』。
大正8年に建てられたもので、国の有形文化財にも指定されています。
木造作りの小さな可愛らしい教会でした。 -
根津と言えば『根津神社』。
江戸城の北側を護る為に配置された神社だそうな。 -
『根津神社』は“つつじ苑”が有名ですが、この季節は紅葉もなかなかです。
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300年以上前に建てられた楼門。
本殿や楼門など、境内にある建物の殆どが東京大空襲すらも免れて現存しているそうです。 -
いいですね〜。
紅葉が青空に映えますね〜。 -
本殿に参拝。
須佐之男命が祀られています。
厄除けにご利益があるそうです。
でも、神社ってやっぱり一度参拝しただけじゃご利益はないらしい。
足繁く通ってようやく、だそうですよ。
世の中そんな都合のイイことなんてないということですね。 -
朱色の総漆塗り、そして所々が金ピカ。
意外に派手な作りでした。 -
本殿西側にある『乙女稲荷神社』にも参拝します。
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鳥居が連なっています。
北側から南側へ抜けると邪気が祓われるとのこと。 -
通過中。
みるみる邪気が祓われていくような気がします。
なにごとも気の持ちようです。
再び穢れ出すのも時間の問題かと思われますが、これで私も無垢な少女に生まれ変わりました。 -
雑誌か何かかな?
晴れ着の撮影をしていました。 -
境内北側にある『駒込稲荷』にも参拝。
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『根津神社』から不忍通りを渡り、藍染大通という道に入ります。
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ちょうどお昼時だし、イイ感じに空腹です。
こちらで食べます。
蕎麦の『鷹匠』。
東京下町で食べる物といえば、やっぱり蕎麦。 -
ランチタイムは12時からでした。
時刻は11時50分。
せっかくだから待ちます。
待ってる間に近所を撮影。
草の生い茂る珍妙な家屋がありました。 -
ちょっとした横道を入るとカフェなどが。
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看板が示す方向にあったお店。
大正6年に建造された和風家屋で、元は質屋さんだったそうです。
今はギャラリー兼カフェらしい。 -
12時になりました。
『鷹匠』に入店します。
料亭の入り口のような小路を進みます。 -
お店の内部。
ご覧のような8人掛けの長テーブルが3卓と、カウンター席が2席。
このあとゾロゾロとお客さんが入店して、あっという間に満席になりました。
大きな通りに面していない隠れ家的なお店ですが、有名店だそうです。
休日だと行列必至でしょう。 -
「深山そば(田舎蕎麦)」を注文。
945円也。
田舎蕎麦なので太麺でちょっと堅め。
かなり歯ごたえがあります。
でも、そば粉の味がしっかり味わえました。
薬味はワサビではなく大根おろしです。
これが意外に合いました。 -
「また食べたい」と思うほど本当に美味しかった。
蕎麦といえば、山形の蕎麦もやっぱり美味しかったなぁ。
来年は山形へ蕎麦食べまくりの旅にでも行こうかなぁ。
さて、街歩き再開です。
分かりづらいですが、道がクネクネうねってます。
通称『へび道』。 -
この道は元々「藍染川」という川が流れていた場所だそうです。
だからクネクネしてるんですね。
道の両脇には民家が立ち並ぶ普通の住宅街ですが、所々にお洒落なレストランや洋服屋さんが数軒ありました。 -
『へび道』を抜けると『さんさき坂』に出ます。
千駄木エリアに突入。 -
この辺りですね。
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『菊見せんべい総本店』
創業明治8年の老舗です。 -
店内の様子。
映画かドラマのセットのような作りがそのまんま残されています。
こちらのお店、当然お煎餅を売っていますが、なんと手作りパンも販売してるとの情報を事前にキャッチ。
個人の方のブログに掲載されていたあんパン・メロンパン・クリームパンなどの写真が、オーソドックスながらも素朴な感じで美味しそうでした。
「ケーキを食べればイイじゃない」と言われたら、そりゃ革命起こしたくなるわなってくらい、パンがなければ生きていけないくらいのパン好きです。
ですので非常に楽しみにして来てみたら、なんと本日分のパンはまだ製造中で、あったのはサンドイッチくらいでした。
ガチョーン。 -
悲しい。
悲しいけれど、お煎餅も食べてみたいので買います。
珍しい四角いカタチをしています。
手前から醤油せんべい・甘せんべい・茶せんべいの3種類14枚入りの物を購入。
830円也。
ネットだと760円て書いてあった。
値上がりしたのね。
ホント、世知辛い世の中だわ。 -
下駄や草履のお店。
粋な江戸っ子達にご愛用されているのかしら? -
『いせ辰』。
創業が江戸末期という、150年近い歴史のある江戸千代紙の老舗です。
店内の撮影はNGでした。
特に欲しい物はないけれど、とりあえず店内を眺めていたらある商品に目が留まりました。 -
もういくつ寝るとお正月がやって来ます。
甥っ子たちにお年玉をあげなければいけません。
ぽち袋を購入しました。
子供の頃って「大人はお金を持っていて当たり前」くらいに思っていたけど、お年玉をあげる立場になった今、決してそんなことはないんだと言う重い現実をひしひしと痛感。 -
『谷中小学校』。
校舎が建築景観賞に輝いたそうです。 -
校舎前にある時計。
時間が干支で示されています。
これなら「草木も眠る丑三つ時」や「亥の刻参り」などが一体何時を指すのか、子供の頃から覚えられそうですね♪ -
この辺りはお寺さんが数多くあります。
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招き猫グッズを扱う『谷中堂』。
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自分の猫の写真を送れば、そっくりの招き猫を作ってくれるそうです。
こちらも店内の撮影NGな雰囲気が漂っていたので外観のみ。 -
粋な自転車屋。
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昭和感丸出しの日用雑貨店。
こういうお店って、商品の入れ替えをしているのか疑問。 -
これより谷中エリア。
小さなお寺さんが連なる細い路地に入りました。
谷中寺町と呼ばれています。
たくさんの絵馬が飾られたお店。
あとで調べたら『絵馬堂』という食べ物屋さんでした。
店内にも絵馬がビッシリ飾られているようです。 -
『すぺーす小倉屋』。
江戸時代から昭和15年まで営業していた『小倉屋』という質屋さんだった建物。
建物自体は大正時代に建設されたものだそうです。 -
土蔵作りの建物内はギャラリーとなっていました。
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土蔵入り口。
重厚な扉です。
国の登録有形文化財に指定されているそうです。 -
骨董やアンティーク商品を扱うお店『初音』。
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こちらは『寺町美術館』。
浮世絵が展示されているようです。
この辺りは民家やお寺さんに紛れて、小さなギャラリーなども数多く点在していました。 -
こんなにたくさんのお寺さんがあります。
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『旧蒲生家』。
昔の長屋を再利用して、服や雑貨を売ったりギャラリーを開いたりする貸し出しスペースにしているそうです。 -
『観音寺』。
赤穂浪士と縁のあるお寺です。
ここで吉良邸討ち入りの談合をしたそうな。 -
12月といえば日本人にはお馴染みの「忠臣蔵」。
今年は誰が大石内蔵助をやるんだろう?と調べたら、民放では特に忠臣蔵絡みは放送しないみたい。
ちなみにCS時代劇専門チャンネルで、1979年放送の萬屋錦之助主演の「忠臣蔵」を放送するようです。
全36話を36時間一挙放送。
寝るヒマもトイレに行くヒマもないですね。 -
『観音寺』脇の『築地塀』。
台東区のまちかど賞を受賞しています。
200年以上前に作られましたが、関東大震災で一部崩壊し、その後修復を重ねて現在に至っています。 -
土と、補強のために埋め込まれた瓦や板のミルフィーユ。
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薬膳カレーの『じねんじょ』。
なんか心魅かれますね。
スパイシーさとヘルシーさがプンプン匂って来ます。 -
『初音小路』。
居酒屋やお煎餅屋さんなどが並ぶ小さな路地。 -
広い通りに出ました。
向かう先に、最近テレビなどで話題の『谷中ぎんざ』があります。 -
『谷中ぎんざ』名物の『夕やけだんだん』。
商店街をブラつきながら、名物などを食べ歩きしたいと思います。
後編に続く。
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