【世界遺産制覇への道！其の044】明・清王朝の皇帝墓群

2013/11/17 - 2013/11/17

●Imperial Tombs of the Ming and Qing Dynasties
●登録区分 文化遺産
●登録基準 (1),(2),(3),(4),(6)
●登録年 2000年
●拡張年 2003年・2004年

北京出張中の休日は、時間を有意義に使わねば！！…てなわけで、昨日に引き続き訪ねたるは「明の十三陵」の一つ『定陵』！！出張先の取引先社員の方に車で連れていってもらいました。

エリア 北京(中国)

まずはチケットセンターへ。

45RMBか。

裏は葉書になってる。

ってか、なにこの広さ。
広すぎるよ(|| ゜Д゜)

辿り着いた定陵門。

ここが定陵の入り口ということか。

門をくぐると稜恩殿跡があった。1585年に建設され、儀式などに使われた場所。二度の破壊に会い、現在は基壇しか残っていない。

定陵の説明板と、中国人旅行者たち。こういうときだけ協調性をもって同じ赤帽子をかぶるんだよな、この人たち。中国人の思考はいまだよく分からないが、これが文化の違いかｗｗ

おっ、明楼がひょっこり顔を見せてる。

ずずいと近付いていこう。

正面の階段には御路石がある。
力強い彫刻。

●Imperial Tombs of the Ming and Qing Dynasties
●登録区分 文化遺産
●登録基準 (1),(2),(3),(4),(6)
●登録年 2000年
●拡張年 2003年・2004年

霊星門をくぐり､､､､

明楼の下へ。

明楼は1587年建設。
定陵のシンボル的な建築物だ。

石造りの階段を上ってみる。

城壁のような石畳の通路をぐるりと回る。

すると、左手から内部へ通じるトンネルを発見。1956年、外壁の一部が崩れたことからこの通路が発見されたという。ここから地下宮殿へ辿り着いたというから、運のよい話だ。

噂の地下宮殿へは、トンネル門からではなく明楼の裏手入り口から入ることができる。

ではでは入ってみよう。

げっ((((；゜Д゜)))
どこまで続いているんだ！？

階段をかなり下っていくと､､､､

おおっ！！

これが地下宮殿か！！

そもそも定陵は、明の13代皇帝「神宗」と2人の皇后の墓。十三陵の中では唯一、偶然の発見を契機に発掘されている。

階段を下りてまず現れたのが左拝殿。賽銭がかなり置かれているけど、そういう場所なの？？

つづいて中殿へ。ここには皇帝“神宗”万暦帝と皇后の玉座が配置されてる。

こんな石の玉座で痛くないのだろうか？

と思ったが、墓に埋葬された調度品だものな。痛くたってなんだってよいのだろう。

そして、中央奥に配置される后殿へ。

ここには、真ん中に皇帝、その両脇に皇后の棺が安置されていたのだそう。

赤い漆塗りの木箱の中に、棺や副葬品が納められていたのだとか。しかし、随分おおざっぱというか、大味だよな､､､､

最後は前殿へ。

壁、分厚くない？

あと、黄金の扉がカッコいい。

菱形のアーチを描くこの入り口は、棺や副葬品が運び込まれたあと、レンガを積み重ねて塞がれていたという。

てことで、地下宮殿を出てきた。

そのまま明楼の上層へ向かう。

赤い壁、オレンジがかった瓦屋根が美しい。

明楼の中央に立つ「心柱」は神聖な柱。どんな意味があるのかは分からんが、この位置にこんな形で存在するということは、かなり重要なものなんだろう。

定陵門から一直線に伸びる参道と、取り囲む山林。よい眺めだな。

じゃあ、城壁の上をちょっと歩いてみよう。

本当に城みたい。

こんな枯れ果てた地でも、春には新芽が息吹くのだろうか？

壁はそこそこ厚い。

ε=ε=┏(・＿・)┛

ε=ε=┏(・＿・)┛

天宮の天門「賢星門」。
これをくぐって出口へ向かう。

出口に行く前にちょっとお遊びｗ

定陵門を出たあとには資料館が。
せっかくだから行ってみた。

十三陵の全貌はこんなふうになってるんだな。

副葬品がいっぱい展示されてる。

王冠かな？

これは豪華で繊細。

この透け感がよいな。

定陵の模型もあった。

資料館には立ち寄って正解だったな。

これにて定陵の訪問は終了。

北京周辺の世界遺産はとりあえず制覇かな。中国はやっぱり、良くも悪くもどこか大味だなぁ〜。