2013/10/30 - 2013/10/31
33位(同エリア181件中)
ばねおさん
レンタカーで巡るノルマンデイの旅3日目。
リヴァロのチーズ村をあとに、次の目的地ル・アーヴルへ。
ノルマンディ橋を渡って着いたル・アーヴルのアンドレ・マルロー美術館では、印象派のみならず多くの作品に出会うことができた。
宿泊地エトルタでは、この旅はじめてのホテル宿泊。
眼前には大西洋が広がり、左右にはエトルタの2つの断崖が見渡せる絶景に大満足。
4日目はフェカンまで北上し、壮麗なパレベネディクトを眺め、フェカン海岸に出たあとは一路パリへ。
セーヌにかかる吊り橋タンカルヴィル橋を渡ってA13に入り、10月31日パリに無事帰着。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ノルマンディドライブの道案内人であるナビ・ガーミン嬢のご紹介。
4トラべラーyunさんに倣い、格好良くフロントガラスに取り付けたのはよいが、なぜか落下すること数回。どうやら吸盤とガラスの相性が悪いらしい。
仕方なく、ダッシュボードとガーミン嬢の間に緩衝材を挟み、吸盤に負荷がかからぬようにした。
ガイドとしては優秀で、特にポン・ロワン(ラン アバウト)で誤った方向に進入してもすぐに指摘してくれるのが何よりも助かる。 -
リヴァロを後にして、一路ル・アーヴルめざし北上。
ようやく行く手に名高きノルマンデイ橋が見えてきた。
2日前に、オンフルールのブーダン美術館から全景を眺めたが
通るのはもちろん初めてである。 -
幸いというべきか、道路工事中で片側車線規制となっていたため
前方の車は減速し、のんびり走行となった。
おかげでハンドルを握りながら周囲の景色を眺める余裕もできた。 -
技術的にも、デザイン的にも高く評価されているノルマンディ橋。
車から見上げるとこのような形になる -
そして下り坂
彼方にル・アーヴルの街が見える。 -
やがて、ル・アーヴルに到着。
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第二次大戦中にドイツに占領され、対英攻撃の拠点になったル・アーヴルは、イギリス軍の空爆でヨーロッパ有数の廃墟となったが、戦後あらたな都市設計によって再建され、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。
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港には大型客船が停泊中。
あいにく昼休み時間帯に入ってしまい
観光局も閉鎖中のため
まっすぐアンドレ・マルロー美術館へ向かう。 -
港湾に面して位置するアンドレ・マルロー美術館(略称MuMa)。
印象派の所蔵作品数はオルセー美術館に次ぐ規模である。
建物はガラスを多用し、自然光を採り入れた明るく開放的な空間で、
まさに印象派の作品を展示するにふさわしい造りとなっている。
館内レストランで昼食をとる予定であったが、団体ツアー客が入場したようで
満員御礼で食材切れとなり、今日もまた食いはぐれとなった。 -
やむを得ず、昼食抜きで観覧を始めたが
期待を大きく上回る作品群に驚くやら嬉しいやらで
空腹もすっかり忘れてしまった。
こちらはドガの習作 -
クロード・モネ
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印象派の名前の由来がここにある
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デュフィの作品も10点近くある。
これは「赤いヴァイオリン」
何とも言えぬ魅力がある。 -
デュフィ
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デュフィ
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マチスも
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ボナールも
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モーリス・ドニやボナールとならぶ
ナビ派のひとりヴュイヤールの作品。 -
ブーダン
得意とする空と雲と海 -
ブーダン
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これもブーダン
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あれもブーダン
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こっちもあっちもブーダンだらけ
120点はあるとのこと
オンフルールのブーダン美術館でも堪能したが
ここまで多くの作品に再び会えるとは思っていなかった。
他にもルノアール、アルベール・マルケ、ヴァン・ドンゲン等々見るべき作品は多く、ここで昼食でもはさみながらじっくりと鑑賞する価値がある。 -
ル・アーヴルのマルロー美術館で時間を過ごしたのち、
今夜の宿泊地エトルタへ出発。
エトルタに向かう途上で、思わず足を停めた城館。 -
堂々たる佇まいは、いずれ名のある史跡なのだろうが、あいにくと知識がなく
周囲をみても何の表示もない。
いずれまた勉強する機会があれば... -
17時前、エトルタのホテルに到着。
海に臨んだ高台のホテルは、エトルタのシンボルである二つの断崖の中間地点に位置する絶好のロケーション
期待していたが、期待以上の景観に大いに満足。 -
部屋とバルコニーからは右にアモンの崖、左にアヴァルの崖が望め、正面は大西洋である。
パリではいつもキッチン付ホテルかアパルトマンでの自炊生活のため、たまにホテルを利用するとちょっとリッチな気分になるが、ここでは大リッチな気分となった。 -
こちらはアモンの崖。
-
こちらはアヴァルの崖。
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沖合にはのんびりと船が行く
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ここは翌日に朝食をとったホテルのブッフェである。
海に向かって明るい室内の壁面には近辺を主題にした絵画が飾られ、海も一望できる。
こことは別にさらに眺望のよいパノラマレストランが館内にあり、夕食時には地元の人が次々にやってくるほどの人気店である。 -
季節がら観光客もさほど多く歩いていないエトルタの街。
ホテルのレストランは19時半からのため
ここで遅い昼食にあずかろうと街中を彷徨するが、食物を供せる店は皆無。
観光地だから一軒ぐらいはあるだろう、と高をくくっていたのが大間違い。
皆、厳格に休み時間を守っている。 -
仕方なく、空き腹を抱えながら登ったアモンの崖。
上から眺めたエトルタの家並み
ごくコンパクトな町である。 -
アモンの崖上に建つ礼拝堂
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白鳥号がフランスで最後に目撃された地である記念碑。
白鳥号と名付けた飛行機で初の大西洋横断飛行に挑んだ2人の飛行士ナンジュセールとコリに因んで「ナンジュセールとコリのモニュメント」が正式名らしい。
パリに戻ったあとで偶然にもTVで特集番組をやっていた。
白鳥号の由来に始まり、エトルタで最後に同機を目にした人の話とかイギリスでの目撃談とか、かなり豊富な内容で、おかげで白鳥号の知識が深まったのは良いが実際に行く前に知っておけば、感慨もひとしおだったかもしれない。 -
アモンの崖から眺めたアヴァルの崖と針岩。
-
陽光とともに刻々と変化する様が見飽きない。
多くの作家によって描かれた情景であることがうなずける。 -
こちらはモネが描いた作品。
(2013年12月13日、ナンシー美術館にて) -
夜になると二つの崖はライトアップされ、
石灰質の岩の白さが際立って見える。
こちらのアモンの崖は、かっては「白い輪郭」と名付けられていたそうである。 -
アヴァルの崖もこのように白さが眩しいほど浮き出ている。
どちらも稚拙な写真で申し訳ないが、印象はわかると思う。
これも観光サービスなのだろうが、
何もここまでしなくても、とつい思ってしまう。
大船観音のライトアップを連想してしまった -
翌朝、朝日に映えるアモンの崖。
海岸にはまだ誰もいない。 -
朝食前にホテルからアヴァルの崖に通じる道を辿ってみた。
これが昨夜の照射ライトらしい。
おそらく下からも光を当てているのだろう。 -
この角度からは針岩は見えないが、
近づくにつれ形状がはっきりしてきた。 -
これはジョルジュ・ブラックの描いたアヴァルの崖。
12月に入って、パリのグランパレで開催中のブラック展で出会った作品である。
波の荒々しさが描かれているが、柔らかな色彩によって受ける印象はとても優しく感じられる。 -
崖上近くにはなぜか野営のテントが。
ここでシャッターチャンスを狙うカメラマンたちであるとのこと -
崖上で海岸を見入っている地元の老人。
どうやら毎日の散歩コースらしい。
きっと何十年も飽きることなく見続けている風景なのだろう。
記念のポートレートを撮っていただいた。 -
もともとの予定にはなかったのだが、エトルタをあとにして
やってきたのはフェカン。
エトルタから約16?北である。
パレ・ベネディクティンを見て、かの有名なハーブリキュールの
味見を、と思いついた次第。 -
パレ・ベネディクティンは文字通り宮殿のような壮麗さである。
大革命で閉鎖されていたベネディクト派修道院を19世紀半ばに復元したものであるが、同時に秘酒のレシピも復元し、今日に至っている。 -
およそ修道院のイメージからは縁遠いような豪華な建物群。
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これはおそらく昔の蒸留装置だと見当がつく
どうやら有名なリキュールは見学のあとでないと試飲させてもらえないらしい。
古今東西、坊さんの作るものは旨いと相場は決まっているので、残念ではあるが今回は外観見学のみでパス。 -
パレ・ベネディクティンから道を下り、フェカンの海岸線に出た。
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歩く人もまばらで、打ち寄せる波の音だけである。
白い断崖が遙かエトルタの方にまで続いている。
自宅のある横浜の海はとうに埋め立てられてしまったが、本牧公園辺りには小規模ながらこうした白い断崖が残っていて、昔ペリー艦隊が陸地の目印にしたとのこと。 -
このあたりは第2次大戦中、ドイツ軍が海岸防衛線を敷いたところで、丘の上にはドイツ軍の砲台跡が残っているらしい。
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かってはタラ漁の盛んな港町であったフェカンは
今では観光で多くの観光客を魅了している。
オフシーズンの静かな冬の海も決して悪くはない、と思いつつ
パリへの帰路に就いた。
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