ウィーン、ベートーヴェンの散歩道

2013/06/20 - 2013/06/25

大学生時代にボンからウィーンまで、ベートーヴェンの聖地めぐりをしたのですが、田園交響曲の第2楽章「小川のほとりにて」の構想を練ったと言われる、ハイリゲンシュタットのベートーヴェンの散歩道を訪れたのですが、実に３８年ぶりに再訪することができました。

当時のことはさっぱり記憶にないのですが、今のように樹木が繁っていたり、住宅もそれほど建っているような気もしなかったのですが、どうなんでしょうね？

ベートーヴェンの時代はウィーンの人口は５０万人前後だったらしいので、このハイリゲンシュタットは完全に郊外の村だったと思います。

ベートーヴェンは５０回以上引越しをしたらしいのですが、耳が聞こえないのに偏屈さ、それにピアノの騒音が加わったら、家主から、「出て行ってくれ」、と言われるのも無理はなかったのかもしれません。

そういうわけで、郊外の自然の中にいる時だけが、彼にとっては、ほっとした気分になれる時間だったのでしょう。

もっとも、あのベートーヴェンが、女性と一緒にニコニコしながら散歩している、などという姿を想像することも不可能ですが。

もっと写真を撮ればよかったのですが、あまり時間がなかったので、ほんの５、６枚だけに留まりました。

エリア ウィーン(オーストリア)

ベートーヴェンルーエ（ベートーヴェンの休憩所）への指示板

ベートーヴェンの像